開聞岳(東西南北、変化を感じる山)

- GPS
- 07:30
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 954m
- 下り
- 948m
コースタイム
6:45 開聞駅-7:05 1合目-7:15 2合目-8:10 5合目 8:30-10:00 開聞岳山頂
・下山
10:50 開聞岳山頂-11:55 5合目 12:05-12:30 2.5合目-13:25 開聞山麓自然公園入口-14:15 西大山駅
| 天候 | 曇り時々晴れ 山頂、風は強い |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
鉄道でのアクセスはこれを逃すと午前中での到着は出来なくなります。 鹿児島中央駅〜開聞駅 往復 2,500円 今回、乗り鉄も目的の一つだったので、指宿レール&バスきっぷ 3,000円を使用(鹿児島中央〜西大山区間) 西大山から開聞は別途、片道200円が必要です。 帰りに指宿から鹿児島中央駅まで特急「指宿のたまて箱」を利用。特急料金(全席指定)900円なのでお得です。 特急は往復利用も可能なので、指宿への旅も楽しめます。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト情報…2.5合目の開聞山麓自然公園入口にありました。 ・トイレ情報…開聞駅、かいもん山麓ふれあい公園にある位です。帰りの農道の途中にもありました。 ・水場情報…ありません。 ・山道情報…全域に渡り危険個所なし。しかし、7合目から先の岩場は少し歩き難いかと。落とし穴のような穴も幾つかありました。侮れません。 ロープ場2か所、梯子1か所。 |
写真
感想
前置き
昨年の11月、バイクで宮崎に渡り鹿児島から北上するツーリングをした。
生憎の天気で残念ながら楽しく走ることが出来なかった。しかし、「それなら観光列車を見て回ろう!」と言う事に予定を変え、当時はそれなりに楽しめた。
これがきっかけで、今回、観光列車の旅をしようと計画した。
そのルートには指宿へ向かう計画が入り、「あっ開聞行けるかも」と言うことで今回実現することができた。
山話し
前日の金曜には鹿児島入りしていたが、天気予報はどんどん雨の予報に変わっていった。しかし、翌朝、雨は上がっていた。そして、始発に乗り込む。
なんでそんなに早いの?なんて思われると思いますが、始発で出発しないとなんと午前中に開聞駅には到着出来ない。指宿の次の駅、山川駅を過ぎると列車の本数がグッと減るんです。
始発に乗り込むが、この時期、外は真っ暗。開聞駅に到着した頃にやっと開聞岳の山容がうっすら見えた。
まず、キャンプ場目指して歩きはじめる。列車で来た方向へ少し戻り、踏切を渡る。すると、上りの坂道が始まる。
どうやら、もう登山は始まっているようだ。程なく、1合目の案内板が見えた。
そして、その先の交差点を右に向かうとキャンプ場のある駐車場に行けるようだが、我々は真っ直ぐ道を進む。
途中、早咲きの桜を見ながら楽しんでいると、写真でも良く目にする2合目に到着した。
ここで靴の紐を絞め直し、おにぎり一つ頬張り出発。
今日は友人であるMAXとの久々の山行だ。会話をしながら楽しく歩いた。
雨は上がったようだか、曇り空。少し湿気もある中、なんと気温は10℃を超えている。暑いが、傾斜はきつくないので滝のような汗は流れない。
うっそうとした森は続く。時折、陽も差すようになり、気持ちも高ぶってきた。やっぱり晴れてくれるのは嬉しい。
しかし、それも長続きはしない。見晴らしのいい5合目までゆっくり歩いて小休止。展望が開けた場所だ!
と!ここで、MAXが列車の汽笛を耳にした。確かに聞こえる。しかし、その姿を探すのは容易ではない。
なんせ、畑の中を1両編成の白い車体が走っているのだから。でも、ずっと目を凝らして列車を見つけ出した時は、お互い嬉しかった。
ぎりぎり参考程度で写真に収めた。
また、黙々と歩き始める。その後、列車の汽笛を会話に混ぜながら歩いた。我々、完全に子供だ!
7合目を過ぎると山道が一変。大きな岩の道へと変わり、眺望が開けた。海に連なる裾野が眼下に見える。方位によっては風も強くなる。
東西南北、変化を感じる山道だ。残念ながら、屋久島は見えない。そんな眺望のきく道は長く続かずまた森の中。
2ヶ所のロープ場に小刻み過ぎる階段を登り、残り52mの標識が目に入る。
そして、登頂。とても楽だった。
山頂までですれ違ったのは同じ始発で来ていた単独の男性だけだった。なので山頂は我々だけ。
風が西から強く吹き付け、雲の中だったり切れ間からは池田湖や枕崎方面も見えた。岩の一番上に乗れば360度見渡せる。
岩が風を遮る所で食事して、写真撮影。すると、福岡からの4兄妹の方々が到着。写真を撮ってあげました。
帰りの電車の時間があるので、さて、下山です。下山は一気です。
中間である5合目で、小休止。すると、また「フォン!」と言う汽笛の音が…
とても本数の少ない指宿枕崎線。行きも帰りも同じタイミングで、ある意味貴重だ。そして、今回は比較的簡単に見つけ出す事が出来た。望遠レンズが欲しい。
ついでに、JR最南端の西大山駅も見つけた。
そして、次は2.5合目を目指し、そこから九州自然歩道で南下する。
すると直ぐ、オープンなゲートがあり登山ポストを発見。ここは車で2.5合目近くまで来れる登山口の一つのようだ。しかし、間違いなく有料だろうけど。
有料施設の自然道は入園料が350円必要だったが、時間を考えると、「まぁいいか。」西大山駅までは短縮できる。
そんな自然公園内を歩いていると、看板にトカラ馬…
たまたま、友人からのメールで知らされていたので見れたらいいなと思っていた。ゲート近くに行くと、なんとそのトカラ馬はいた。トカラ列島が原産の野生馬らしい。
人なつっこくすぐに寄ってきた。鼻の上を撫でたりして、動物との触れ合い。たまには、こう言うのもいいなぁ。
さぁー時間が無くなってきた。農道をひたすら歩き、そして踏切の音が鳴る中ぎりぎり滑り込みセーフで駅に到着。
帰りは、指宿から「指宿のたまて箱」という特急に乗って観光列車を楽しみながら鹿児島中央のホテルへ向かう。
鹿児島中央駅ではついつい電車の写真を1時間位撮ってしまった。九州新幹線も初。
そして、繁華街の天文館で黒豚を食しビールに焼酎飲んで、最後はしめで白熊。長い一日が終わった。
全てが最高に楽しかった一日でした。
そして、明日は鉄道縦断の旅だ!









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