記録ID: 1745307
全員に公開
山滑走
志賀・草津・四阿山・浅間
四阿山/あずまや高原ホテルより
2019年03月02日(土) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 934m
- 下り
- 918m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口直近の駐車場はホテルの宿泊客用?らしいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
四阿山は裾野、尾根が広いので道迷い注意。 また山頂は意外に狭いので転滑落注意。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 自分は利用していませんが、あずまや高原ホテルでは日帰り入浴可能なようです。 |
写真
5:28 あずまや高原ホテル前・登山口(1,450m)
予想外の小雪舞う中、回復予報を信じて出発します。
登山口から雪が付いてるので、最初からスキーを履けます。
麓の樹林帯は夏道の形状も分かるしトレースも明瞭で、ナイトハイクも問題ありません。
でも歩き始めてしばらくするとすぐに明るくなってきました。日の出が早くなりましたね!
予想外の小雪舞う中、回復予報を信じて出発します。
登山口から雪が付いてるので、最初からスキーを履けます。
麓の樹林帯は夏道の形状も分かるしトレースも明瞭で、ナイトハイクも問題ありません。
でも歩き始めてしばらくするとすぐに明るくなってきました。日の出が早くなりましたね!
6:15 牧草地に出る(1,580m)
樹林帯を抜けると、見渡す限りの広大な牧草地に出てきました!
ところが目指す四阿山には北から絶えず雲が掛かってきています…。
遮るもののないこの牧草地でもけっこう風が冷たく、雪面はかなり締まってました。
トレースは牧柵に沿うものと、樹林帯から道なりに直進するものの2方向に分かれます。
結論から言うとどちらを選んでも後ほど合流しますが、直進するほうは一部で雪が切れているところがあります。
この時は直進するほうを選びました。
それと牧柵を越える時はズボンを鉄条網に引っ掛けないように注意。
樹林帯を抜けると、見渡す限りの広大な牧草地に出てきました!
ところが目指す四阿山には北から絶えず雲が掛かってきています…。
遮るもののないこの牧草地でもけっこう風が冷たく、雪面はかなり締まってました。
トレースは牧柵に沿うものと、樹林帯から道なりに直進するものの2方向に分かれます。
結論から言うとどちらを選んでも後ほど合流しますが、直進するほうは一部で雪が切れているところがあります。
この時は直進するほうを選びました。
それと牧柵を越える時はズボンを鉄条網に引っ掛けないように注意。
6:55 牧草地終わり(1,740m)
ようやく牧草地を登り終えそうな頃に日が昇ってきました。
ここでトレースは再び二手に分かれるのですが、この先で少し迷走してしまいました。
樹林帯を避けて右寄りへカーブするもの、そして道なりに樹林帯へ入っていくほうのどちらへ進むか?
一旦は方向感覚どおりに道なりへ進み始めたのですが、少し登ったところでトレースは拡散。
方針変更してもう一方のトレースへショートカットして合流しようとして行き過ぎてしまいました。
これは違うと感じて少し戻ると、行き過ぎたトレースをすぐに発見しました。
これがGPS軌跡が不可思議なループを描いた経緯です。
ようやく牧草地を登り終えそうな頃に日が昇ってきました。
ここでトレースは再び二手に分かれるのですが、この先で少し迷走してしまいました。
樹林帯を避けて右寄りへカーブするもの、そして道なりに樹林帯へ入っていくほうのどちらへ進むか?
一旦は方向感覚どおりに道なりへ進み始めたのですが、少し登ったところでトレースは拡散。
方針変更してもう一方のトレースへショートカットして合流しようとして行き過ぎてしまいました。
これは違うと感じて少し戻ると、行き過ぎたトレースをすぐに発見しました。
これがGPS軌跡が不可思議なループを描いた経緯です。
7:34 里宮付近(1,850m)
山と高原地図のとおり、中四阿への分岐からすぐに里宮です。
トレースのすぐそばに小さな祠がありますが、地形図によると里宮は右手の小高い丘の上にあるようです。
もちろん自分は寄り道をせず、真っ直ぐに四阿山へ向かいます。
山と高原地図のとおり、中四阿への分岐からすぐに里宮です。
トレースのすぐそばに小さな祠がありますが、地形図によると里宮は右手の小高い丘の上にあるようです。
もちろん自分は寄り道をせず、真っ直ぐに四阿山へ向かいます。
8:13 8合目(2,100m)
ようやく木々が疎らになってきた頃、8合目と書かれた岩を通過。
ここを登る時に気を抜いてたわけではないですが、スキーがずるっと後ろに滑りました。
しっかりスキーに荷重して圧を掛けないとシールが雪を噛んでくれない。この辺りの理屈はゲレンデ用のスキーと同じだなと感じました。ちなみに自分はスキー学校でいくら教えてもらっても、一定以上(SAJ1級より上)のレベルには上達しませんでした。
ようやく木々が疎らになってきた頃、8合目と書かれた岩を通過。
ここを登る時に気を抜いてたわけではないですが、スキーがずるっと後ろに滑りました。
しっかりスキーに荷重して圧を掛けないとシールが雪を噛んでくれない。この辺りの理屈はゲレンデ用のスキーと同じだなと感じました。ちなみに自分はスキー学校でいくら教えてもらっても、一定以上(SAJ1級より上)のレベルには上達しませんでした。
8合目からは菅平のゲレンデ群を見通せましたが、先週に比べるとなんだかモヤってます。
3月に入ったばかりだけどもう春が来たみたいです。
昨年2月下旬に雪山登山を始めましたが、3月に入ってもどこともしっかり積雪があって、
クリアな眺望だったことを思い出すとやはり今年は暖冬なようです。
3月に入ったばかりだけどもう春が来たみたいです。
昨年2月下旬に雪山登山を始めましたが、3月に入ってもどこともしっかり積雪があって、
クリアな眺望だったことを思い出すとやはり今年は暖冬なようです。
雲は次第に少なくなって青空が目立ってきました。どうやら天候は回復とみて間違いないようです。良かった!
この先で一旦夏道のルートを外したようで、急斜面に突き当たりました。
キックターンを繰り返して、どうにかジグザグに登り切りましたが、かなりの脚力を使いました。
登り切ったところは蓼科山頂のように岩が散在する台地で、雪は薄っすらでスキーは使えません。
でも幸いなことに近くに指導標を発見し、ツボ足で歩いて夏道のルートに再合流しました。
この先で一旦夏道のルートを外したようで、急斜面に突き当たりました。
キックターンを繰り返して、どうにかジグザグに登り切りましたが、かなりの脚力を使いました。
登り切ったところは蓼科山頂のように岩が散在する台地で、雪は薄っすらでスキーは使えません。
でも幸いなことに近くに指導標を発見し、ツボ足で歩いて夏道のルートに再合流しました。
再びスキーを履いてしばらく登っていくと、四阿山山頂がようやく見えてきました!
この辺りは登りでもルートを外しやすかったです。広い尾根なので下りでは更に注意が必要。帰りには中四阿のほうへ下らないように滑らなくてはいけません。
この辺りは登りでもルートを外しやすかったです。広い尾根なので下りでは更に注意が必要。帰りには中四阿のほうへ下らないように滑らなくてはいけません。
9:21 根子岳分岐(2,280m)
見覚えある根子岳分岐の指導標が見えました。ここまで来ると四阿山山頂まであと少し!
今日は根子岳へ向かう新しいトレースがありましたが、冬場は周回する登山者は少ないようでトレース無しの場合も。
見覚えある根子岳分岐の指導標が見えました。ここまで来ると四阿山山頂まであと少し!
今日は根子岳へ向かう新しいトレースがありましたが、冬場は周回する登山者は少ないようでトレース無しの場合も。
四阿山山頂直下の急登に挑みます!
ここの急斜面でスキーアイゼンを使うことを想定していましたが、ジグザグの登山道をどうにかシールだけで登れました。
あとで山頂で出会った山スキーの方が自分のと同型のスキーアイゼンを使われていて、本当に楽に直登出来たそう。
今度急斜面を登る時は、面倒くさがらずに積極的に使ってみます。
ここの急斜面でスキーアイゼンを使うことを想定していましたが、ジグザグの登山道をどうにかシールだけで登れました。
あとで山頂で出会った山スキーの方が自分のと同型のスキーアイゼンを使われていて、本当に楽に直登出来たそう。
今度急斜面を登る時は、面倒くさがらずに積極的に使ってみます。
四阿山山頂(2,354m)最高地点
祠の横を通って今回も最高地点に立っておきます。
なんとも言えない高度感と絶景に囲まれる至福のひと時!
それにしても四阿山は裾野がやたら広いけど、山頂は意外に狭いです。
祠の横を通って今回も最高地点に立っておきます。
なんとも言えない高度感と絶景に囲まれる至福のひと時!
それにしても四阿山は裾野がやたら広いけど、山頂は意外に狭いです。
先週に登ったばかりの根子岳が一段低くに、その向こうには北アルプスの山々が浮島のように見えています。
北信の山々は雲に隠れ気味で分かりづらかったです。
この日は黒姫へ行くことを考えてましたが、新潟県寄りの山は天候回復が遅れるとみて計画変更しました。
北信の山々は雲に隠れ気味で分かりづらかったです。
この日は黒姫へ行くことを考えてましたが、新潟県寄りの山は天候回復が遅れるとみて計画変更しました。
遥か南方には霞みながらも富士山が見えました。
浅間や八ヶ岳も少し雪が増えたようです。
山スキーのシールを剥がしたり、写真撮影しながら関西から来られた方々とお話ししているうちに、
あっという間に1時間30分ほど滞在していました。楽しい時間は過ぎるのが早いです。
でも下りはスキーなので、通常の登山より山頂でゆっくり出来るのが利点だなと気付きました。
浅間や八ヶ岳も少し雪が増えたようです。
山スキーのシールを剥がしたり、写真撮影しながら関西から来られた方々とお話ししているうちに、
あっという間に1時間30分ほど滞在していました。楽しい時間は過ぎるのが早いです。
でも下りはスキーなので、通常の登山より山頂でゆっくり出来るのが利点だなと気付きました。
整備の行き届いたスキー場を滑るのとは全く違う楽しさがあります!
とにかくターン弧の大きさを変えることと、必要な時に確実な停止さえ出来れば大丈夫。
基礎スキーのように技術的にダメ出しを食らうことがなく、山スキーはとにかく好きなように滑ればいいので自由人の自分に合ってます♪
とにかくターン弧の大きさを変えることと、必要な時に確実な停止さえ出来れば大丈夫。
基礎スキーのように技術的にダメ出しを食らうことがなく、山スキーはとにかく好きなように滑ればいいので自由人の自分に合ってます♪
13:31 (1,730m)
しばらく滑り続けたらすぐに牧場に出てきました。
ここからは登りの時とは違って牧柵に沿うように滑っていきました。
途中で土が出てることもなく、有刺鉄線に遮られることなく、
爽快にターン弧の大きさを変えるなどしながら滑り降りることができました♪
しばらく滑り続けたらすぐに牧場に出てきました。
ここからは登りの時とは違って牧柵に沿うように滑っていきました。
途中で土が出てることもなく、有刺鉄線に遮られることなく、
爽快にターン弧の大きさを変えるなどしながら滑り降りることができました♪
14:00 あずまや高原ホテル前・登山口(1,450m)
ほぼノンストップであっという間に登山口まで下りてきました。
山スキーの機動力に圧倒され、そして感動した下りでした!
あまりの楽しさに時の経つのを忘れ、下山予定時刻を2時間ほど過ぎていました。
案の定、心配した母からの着信が入っていて、慌てて下山メールを発信。
行動時間は長めに想定するのがベターと痛感しました。
ほぼノンストップであっという間に登山口まで下りてきました。
山スキーの機動力に圧倒され、そして感動した下りでした!
あまりの楽しさに時の経つのを忘れ、下山予定時刻を2時間ほど過ぎていました。
案の定、心配した母からの着信が入っていて、慌てて下山メールを発信。
行動時間は長めに想定するのがベターと痛感しました。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
スキーアイゼン
ブーツ
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
チェーンスパイク
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
早朝は小雪が舞っていましたが、終わってみれば絶好の登山日和。
四阿山自体は3度目ですが、初めてのルートを山スキーで登ることができて、
本当に充実感に満ちた山行となりました!
自分にとって山スキーとの出会いは、新たな世界が広がったといっても過言ではありません。
2年前に辞めた基礎スキーの経験も活かせるし、雪山登山の多様性も生まれました。
なにぶんにも山スキーは高いので随分悩みましたが、勇気を出して購入して良かったです。
雪山登山を始めた昨冬に続いて、今冬も自分にとって大きな変革の冬となりました。
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ルーンさん こんにちわ。
根子岳の隣に位置するようですね。
山スキーを 検索してみました。
かかとが外れて 90度まで踵が上がる、
登るときは シールを張る。
しーるとは アザラシのことらしいですね。
靴は スキー靴そのものですね。
これで 山を登るのは大変そうですが
足が重だるくなりませんか?
下りでは、
トレランより 爽快感がたかまるでしょうね。
どのお写真も素敵です。空が青い―。
長野、群馬は こちらに比べて 空気がきれいなようですね。下りでの写真撮影は カメラ回収に大変だったでしょう。沢山のお写真を、ありがとうございます。
スキーに比べて山スキーの方が
爽快感UP! のようですね。
整備された ゲレンデではないリスクが あるとは思いますが、気を付けられて、楽しんでくださいませ。
ありがとございました。
こんばんは、mayasanpoさん。
今回もご覧いただきまして、ありがとうございます!
根子岳と四阿山は長野・群馬県境にある隣り合わせの山で、夏なら周回もお薦め出来ます。
山スキーは特にビンディングの造りがゲレンデ用のと全く違うので、最初は相当に戸惑いました。
特に雪山関連はそうかもしれませんが、道具の扱いから慣れないといけないですね。
シールはアザラシのことだったんですね!?これは知りませんでした。
山スキー道具をまとめて購入した時、少しでも節約しようとシールのカットはお店に頼まず、
自分で切ったんです。おかげで片方ちょっとずれて切ってしまったりとかしました。
でも使うには支障なくて良かったです。
スキーやブーツも4、5年前の型落ち品ですが、ニューモデルを揃えるより相当に安く済みました。
自分の経験上、新しいモデルのスキーを履いたら、より上手く滑れるというわけでもないんです。
スキーブーツはこれまで使ってたゲレンデ用のに比べると、本当に驚きの軽さですよ!
歩行モードの時は足首を動かしやすくできるので、普通に歩くのとあまり感覚は変わりません。
スキーもやはり軽く造られていますね。自分の場合はこれまでのゲレンデ用の重さが普通だったので、余計に軽く感じるかもしれません。
空気の透明度はやはり標高の高さからきているのでしょうか。
下界に比べて風が強いのも影響しているのかも。
ご想像のとおり、下りのスキーでのカメラ回収は大変ですが、
シャッターが下りるタイミングがあえば快心の思いを味わえます。(^^;
おっしゃるとおり、山スキーはスキー場に比べるとリスクが大きいです。
今冬も山スキーの事故はかなりの件数が発生しています。他人事ではもちろんありません。
天気はもちろん積雪状況も把握して慎重に臨みたく思います。
ありがとうございました!
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