記録ID: 1794931
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山滑走
妙高・戸隠・雨飾
黒姫山・御巣鷹山(小黒姫)周回
2019年04月13日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,260m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 11:36
6回にもわたるシール着脱。クトーも部分的に使用しており、撮影と同様に換装に掛かる時間が長くなっています。
御巣鷹山からの下りはもう少し西寄りに滑降するなど改善の余地があるかもしれません。
峰ノ大池西側から外輪山への登り返しはトレースが収束するようで、意外に明瞭そのものでした。
御巣鷹山からの下りはもう少し西寄りに滑降するなど改善の余地があるかもしれません。
峰ノ大池西側から外輪山への登り返しはトレースが収束するようで、意外に明瞭そのものでした。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
七ツ池シュートは急斜面ですが、雪質は最高に良かったので最も気持ち良く滑れました。 七ツ池や御巣鷹山(小黒姫)周辺はトレース、シュプールがあったり無かったりでしたが、 天候さえ良ければ見通しは効きますし複雑な地形ではないので読図しやすいと思います。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
今冬4度目となる大橋林道入口へ。満天の星空で今回の天候は完璧なれど冷え込みは強かったです。
4:16 大橋林道入口(1,130m)出発
林道入口からしっかりと新雪が乗っていました。ここ数日でまた雪が積もったようです。
4:58 佐渡山・黒姫山分岐(1,270m)※当写真
今日はここから黒姫方面へ向かいます。
4:16 大橋林道入口(1,130m)出発
林道入口からしっかりと新雪が乗っていました。ここ数日でまた雪が積もったようです。
4:58 佐渡山・黒姫山分岐(1,270m)※当写真
今日はここから黒姫方面へ向かいます。
黒姫山山頂までの最後の登りが見えてきました!
ここから一旦はコルとなってる峰ノ大池分岐まで下ります。
シール滑走がやはりぎこちなくてまだ練習が必要です。
8:15 峰ノ大池分岐(1,970m)到着
ここでクトーを今度こそ外れないようしっかりと装着。
山頂までの登りに備えます。
ここから一旦はコルとなってる峰ノ大池分岐まで下ります。
シール滑走がやはりぎこちなくてまだ練習が必要です。
8:15 峰ノ大池分岐(1,970m)到着
ここでクトーを今度こそ外れないようしっかりと装着。
山頂までの登りに備えます。
8:28 峰ノ大池分岐(1,970m)出発
山頂まではやや急登。直登するトレースとシュプールを辿っていきます。
やはりクトーが効いて今回は調子良く登れました。時々足元を見てクトーが付いているか確認しました。
ボルトを増し締めすると大丈夫なようです。
山頂まではやや急登。直登するトレースとシュプールを辿っていきます。
やはりクトーが効いて今回は調子良く登れました。時々足元を見てクトーが付いているか確認しました。
ボルトを増し締めすると大丈夫なようです。
回り込んできた黒姫の外輪山。高妻、乙妻。遥か彼方には北アルプス。
今日は槍・穂高まで見えていて最高です!
山頂直下は滑落注意のトラバース。
クトーの刃をしっかりと雪に食い込ませ、横向きの段差はカニ歩きでクリア。
今日は槍・穂高まで見えていて最高です!
山頂直下は滑落注意のトラバース。
クトーの刃をしっかりと雪に食い込ませ、横向きの段差はカニ歩きでクリア。
8:49 黒姫山山頂(2,053m)到着!
3月は屋根だけ出ていた祠がすっかり埋まり、更に狭い山頂となっていました。
斑尾、野尻湖を眼下に眺める絶景!ただただ最高です!
なお北信五岳は斑尾、戸隠が未登頂です。そのうちに行ってみます。
3月は屋根だけ出ていた祠がすっかり埋まり、更に狭い山頂となっていました。
斑尾、野尻湖を眼下に眺める絶景!ただただ最高です!
なお北信五岳は斑尾、戸隠が未登頂です。そのうちに行ってみます。
長野市街から見上げる飯縄も格好良いですが、北側から眺めても違った趣です!
そして大橋林道入口から歩いてきた道のりを見下ろして達成感に浸りました。
大橋林道入口からの林道歩きが長いので距離的にはけっこう遠く見えます。
そして大橋林道入口から歩いてきた道のりを見下ろして達成感に浸りました。
大橋林道入口からの林道歩きが長いので距離的にはけっこう遠く見えます。
あおいとひなたにもザックの底から出てきてもらって?再びの黒姫山頂を満喫してもらいます。
二人の地元の飯能の桜を観に行きたいのですが、山スキーで忙しくてなかなか。
登山スタイルの幅が広がれば、選択肢も増えるので折り合いを付けるのが大変です。
二人の地元の飯能の桜を観に行きたいのですが、山スキーで忙しくてなかなか。
登山スタイルの幅が広がれば、選択肢も増えるので折り合いを付けるのが大変です。
今日はここが終点ではないので、あまりゆっくりしていられません。
このあと、いよいよ前から気になっていた御巣鷹山へ向かいます!
9:26 黒姫山山頂出発
山頂から少しだけ西側へ戻り、北側の樹林帯へ慎重に下りていきます。
やや北東側へ下ったところが七ツ池シュートのスタート地点でした。
このあと、いよいよ前から気になっていた御巣鷹山へ向かいます!
9:26 黒姫山山頂出発
山頂から少しだけ西側へ戻り、北側の樹林帯へ慎重に下りていきます。
やや北東側へ下ったところが七ツ池シュートのスタート地点でした。
9:47 七ツ池シュートを滑降開始(2,010m)
新雪に覆われてしかも全くシュプールが付いていないという理想的な光景が広がっていました!
急斜面なので比較的落差を小さくゆっくりと滑り降りました。
北向き斜面なので乾いた軽い雪。最高の気持ち良さ!
新雪に覆われてしかも全くシュプールが付いていないという理想的な光景が広がっていました!
急斜面なので比較的落差を小さくゆっくりと滑り降りました。
北向き斜面なので乾いた軽い雪。最高の気持ち良さ!
9:57 七ツ池(1,810m)まで下りきる
あっという間に七ツ池まで滑り切りました。
撮影時間を含めて10分ですが、実際に滑っていたのはごく一瞬。
ただただ快感としか言いようがありませんでした。これは病みつきになります。
あっという間に七ツ池まで滑り切りました。
撮影時間を含めて10分ですが、実際に滑っていたのはごく一瞬。
ただただ快感としか言いようがありませんでした。これは病みつきになります。
一度、無雪期にも訪れたことのある七ツ池。
笹原が広がる牧歌的な風景ですが冬は純白の雪原に。
自分が進んだところが道になるというのが、無雪期にはありえない感覚で新鮮です。
七ツ池の東側を回り込むようにして御巣鷹山へ向かいます。
行けるところまでは漕いでいき、樹林帯の手前で再びシールを付けました。
笹原が広がる牧歌的な風景ですが冬は純白の雪原に。
自分が進んだところが道になるというのが、無雪期にはありえない感覚で新鮮です。
七ツ池の東側を回り込むようにして御巣鷹山へ向かいます。
行けるところまでは漕いでいき、樹林帯の手前で再びシールを付けました。
11:28 御巣鷹山(小黒姫)山頂部に乗り上げる
ようやく御巣鷹山山頂部に東端から到達しました!
一目で見渡せない広大な山頂部。途中で合流したトレースは時計回りで山頂に向かうよう。
反時計回りにはトレースが無いけど一応進んでみましたが、最高地点手前で雪の壁が出来ていました。
ようやく御巣鷹山山頂部に東端から到達しました!
一目で見渡せない広大な山頂部。途中で合流したトレースは時計回りで山頂に向かうよう。
反時計回りにはトレースが無いけど一応進んでみましたが、最高地点手前で雪の壁が出来ていました。
11:47 御巣鷹山・小黒姫山頂(2,046m)到着!
先行のトレースはここで終わっていました。
山名標等は一切無いので周辺を歩き回って確かめましたが、ここが最高地点として差し支えないでしょう。
写真ではうまく伝わらないですが火口にあたる中央部が凹んでいて、今立っている場所は西側火口外縁にあたります。
想像していたよりも火山らしい痕跡が積雪していてもしっかりと感じられます。
できれば無雪期にしっかりと地形を確かめたいところですが、御巣鷹山は登山道が無いので藪漕ぎ必至。
外輪山の山頂よりは低いのですが標高差はたった7m!
こんなに立派な山頂部なのに惜しいです。
先行のトレースはここで終わっていました。
山名標等は一切無いので周辺を歩き回って確かめましたが、ここが最高地点として差し支えないでしょう。
写真ではうまく伝わらないですが火口にあたる中央部が凹んでいて、今立っている場所は西側火口外縁にあたります。
想像していたよりも火山らしい痕跡が積雪していてもしっかりと感じられます。
できれば無雪期にしっかりと地形を確かめたいところですが、御巣鷹山は登山道が無いので藪漕ぎ必至。
外輪山の山頂よりは低いのですが標高差はたった7m!
こんなに立派な山頂部なのに惜しいです。
全方位とはいきませんが御巣鷹山も展望あり!
最高地点から少し西へ移動すると、高妻・戸隠方面の景観を得られます。
ここから見ると先週登った佐渡山が本当に低いです。
それ以外にも妙高も木々越しに見えますし、眺望無しの山頂ではありませんでした。
最高地点から少し西へ移動すると、高妻・戸隠方面の景観を得られます。
ここから見ると先週登った佐渡山が本当に低いです。
それ以外にも妙高も木々越しに見えますし、眺望無しの山頂ではありませんでした。
下りは南斜面ということでやはり雪質は格段に重くなっています。
概ね登ってきた東側の尾根を下り、途中から峰ノ大池方面へトラバースしていきました。
七ツ池シュートは急斜面でも最高の雪質で滑りやすかったから良かったですが、
単独なので基本的には安全最優先で出来るだけ緩い斜面を選びます。
概ね登ってきた東側の尾根を下り、途中から峰ノ大池方面へトラバースしていきました。
七ツ池シュートは急斜面でも最高の雪質で滑りやすかったから良かったですが、
単独なので基本的には安全最優先で出来るだけ緩い斜面を選びます。
13:02 峰ノ大池(1,820m)
無雪期にまだ通ったことがなく、木々の様子から峰ノ大池の岸辺と思われる辺りを通過。雪は重くなってますが、クロスカントリースキーの要領で漕いでいきます。
峰ノ大池を進んでいる途中で先行のトレースに合流しました。
峰ノ大池を回り込んで西端まで来てから、再びシールを装着して樹林帯へと入っていきます。
無雪期にまだ通ったことがなく、木々の様子から峰ノ大池の岸辺と思われる辺りを通過。雪は重くなってますが、クロスカントリースキーの要領で漕いでいきます。
峰ノ大池を進んでいる途中で先行のトレースに合流しました。
峰ノ大池を回り込んで西端まで来てから、再びシールを装着して樹林帯へと入っていきます。
13:41 1,850mコル
外輪山の山裾に沿う樹林帯をしばらく進むと、木々が疎らになりました。
ここが外輪山への登り返し地点の目標としていた1,850mコル。
トレースも登り返しに掛かることを確信して、そのまま進みます。
外輪山の山裾に沿う樹林帯をしばらく進むと、木々が疎らになりました。
ここが外輪山への登り返し地点の目標としていた1,850mコル。
トレースも登り返しに掛かることを確信して、そのまま進みます。
15:34 新道登山口(1,280m)
撮影や休憩も含めて1時間で新道を下り切りました。
ここまで来るとあとは林道を下るだけ。
15:41 新道登山口出発
日が傾いてきて雪温が下がったのか、林道では予想以上にスキーが走りました!
もう林道入口までノンストップでいきます。
撮影や休憩も含めて1時間で新道を下り切りました。
ここまで来るとあとは林道を下るだけ。
15:41 新道登山口出発
日が傾いてきて雪温が下がったのか、林道では予想以上にスキーが走りました!
もう林道入口までノンストップでいきます。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
スキーアイゼン
ブーツ
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ラジオ
鈴
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
無雪期に黒姫に初登頂した時から御巣鷹山(小黒姫)のことが気になっていました。
でも登山道が無いので、無雪期には視界を阻む背丈以上の笹薮が進入を阻んでます。
今冬に山スキーを始めたことで、御巣鷹山登頂が急浮上した格好です。
新雪に覆われた七ツ池シュートの急斜面を滑ったのは本当に至福の一時でしたし、
深い雪でも山スキーの浮力は抜群。換装作業で一時的にツボ足になると強く実感します。
山スキーのおかげで山行計画の幅が更に広がったのは間違いないですが、自分の登山スタイルは基本的に単独行。
今後とも、天候+積雪状況を見極めて、勝てる戦しかしないローリスクの山行に徹していきます。
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コメント
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おはようございます。
大昔に 妙高杉の沢と 赤倉にスキーに行ったことがありました。
東に 黒姫山が位置するのですね、
大昔にも 見えていたかもしれませんね。
11月に入ると バスツアー会社が 信州スキーツアープランを
作成し 梅田でOLに配っていると言う時代でした。
黒姫山の外輪山に おすたかやまが 位置するようですね。
ほんとに 昔は火山だったのねという 様相ですね。
山頂からたるみに、むかって滑られ爽快だったかなと 想像します。
登りはきつかったでしょう。
滑る時間は登りの半分でしょうか、
爽快感が お土産かしら。
山スキーに Love into ですね。(^^)
山歩きより楽しそうです。
冬の楽しみアイテムが増えられ ましたね。
こちらは 桜も 葉桜となり 最後の美を提供してくれてます。
そちらはこれからかな?
外人さんをお見かけすると これからは 北上しないとと
思いますよ。ありがとうございました。
こんばんは、mayasanpoさん。
さっそくご覧いただきまして、ありがとうございました!
自分も赤倉へスキーに行ったことがありますが、おっしゃるとおりで妙高の隣に黒姫もよく見えるんです。
自分はマイカー利用ですが、よく信州までスキーに行ってました。
でもスキーを辞める直前の頃は、山に登りたいという気持ちのほうが強くなっていきました。
今まで約20年もの間、スキーを頑張ってきたからこそいきなり山スキーを使えてるので
スキーはやってて良かったなと思いますよ。
登山とスキーの融合、なぜもっと早く気付かなかったのかと思いますが、
山スキーに適した山が多い長野に居るからこそ思い切り出来ることですよね。
黒姫山山頂が外輪山の一角にあたります。
御巣鷹山は7m低いですが、火山の構成上では本体にあたる山です。
御巣鷹山は本当に中央部分がへっこんでまして、火口があるんだなとすぐに分かる地形でした。
御巣鷹山は浅間山でいえば立入禁止の最高点(釜山)にあたります。
本体部分が最高地点のほうがしっくりくるんですが、こればかりは仕方がないですよね。
長野では今、桜は満開です。ゆっくり花見する時がありませんが、
山帰りの時などに出来ればいいなと思います。
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