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Yamareco

記録ID: 198903
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

夏の鳳凰三山

2010年07月18日(日) 〜 2010年07月19日(月)
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hiratsuka その他1人
GPS
32:00
距離
11.7km
登り
1,778m
下り
419m
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口、いざ出発!
2010年07月18日 05:59撮影 by  DSC-T70, SONY
7/18 5:59
登山口、いざ出発!
夜叉神峠(後方は白峰三山)
2010年07月18日 07:31撮影 by  DSC-T70, SONY
7/18 7:31
夜叉神峠(後方は白峰三山)
延々と続く樹林帯
2010年07月18日 06:24撮影 by  DSC-T70, SONY
7/18 6:24
延々と続く樹林帯
初日の中間地点
2010年07月18日 10:32撮影 by  DSC-T70, SONY
7/18 10:32
初日の中間地点
こんな明るいところも
2010年07月18日 10:33撮影 by  DSC-T70, SONY
7/18 10:33
こんな明るいところも
南御室小屋
2010年07月18日 11:40撮影 by  DSC-T70, SONY
7/18 11:40
南御室小屋
水場、チョー冷たい!!
2010年07月18日 17:41撮影 by  DSC-T70, SONY
7/18 17:41
水場、チョー冷たい!!
我が家のテント
2010年07月18日 12:31撮影 by  DSC-T70, SONY
7/18 12:31
我が家のテント
夕方になるにつれて増えてきました。
2010年07月18日 15:04撮影 by  DSC-T70, SONY
7/18 15:04
夕方になるにつれて増えてきました。
朝日が昇る
2010年07月19日 04:51撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 4:51
朝日が昇る
森林限界を抜けると...
2010年07月19日 05:02撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 5:02
森林限界を抜けると...
白い世界が広がる
2010年07月19日 05:04撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 5:04
白い世界が広がる
カブト岩?
2010年07月19日 05:04撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 5:04
カブト岩?
もちろん富士山も。
2010年07月19日 05:05撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 5:05
もちろん富士山も。
朝焼けの雲海
2010年07月19日 05:10撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 5:10
朝焼けの雲海
観音岳へむかう稜線
2010年07月19日 05:45撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 5:45
観音岳へむかう稜線
白ザレの斜面を歩きます。
2010年07月19日 06:02撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 6:02
白ザレの斜面を歩きます。
振り返ると薬師岳
2010年07月19日 06:11撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 6:11
振り返ると薬師岳
観音岳山頂
2010年07月19日 06:15撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 6:15
観音岳山頂
八ヶ岳、天狗岳の双耳峰も見えます。
2010年07月19日 05:47撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 5:47
八ヶ岳、天狗岳の双耳峰も見えます。
甲斐駒ケ岳の雄姿
2010年07月19日 07:46撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 7:46
甲斐駒ケ岳の雄姿
北岳
2010年07月19日 06:31撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 6:31
北岳
地蔵岳と甲斐駒ケ岳(後方)
2010年07月19日 06:35撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 6:35
地蔵岳と甲斐駒ケ岳(後方)
地蔵岳へむかって急降下
2010年07月19日 06:44撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 6:44
地蔵岳へむかって急降下
地蔵岳へのしんどい登り返し
2010年07月19日 07:05撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 7:05
地蔵岳へのしんどい登り返し
ようやく到着
2010年07月19日 07:39撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 7:39
ようやく到着
地蔵岳
2010年07月19日 08:08撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 8:08
地蔵岳
地蔵岳には沢山のお地蔵様(後方は甲斐駒)
2010年07月19日 07:40撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 7:40
地蔵岳には沢山のお地蔵様(後方は甲斐駒)
こんなところにも。。。
2010年07月19日 07:45撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 7:45
こんなところにも。。。
ひたすら長かった帰り道
2010年07月19日 09:44撮影 by  DSC-T70, SONY
7/19 9:44
ひたすら長かった帰り道
撮影機器:

感想

7/18,19の2日間、南アルプスの鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)を
歩いてきました。
梅雨明け直後の快晴の空のもと素晴らしい景観を堪能出来ました。

■南御室小屋まで
薄暗い樹林帯の中の急登をひたすら歩き続ける。
登山道だけだと丹沢となんら変わらない景色たが
ときおり木々の間から白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)が
見える度にここが南アルプスである事を確認する。

それにしてもザックが重い。。。
家を出るときに計ったら私が15キロ、rikutoが7キロ。
テント泊にしては軽い方なのだろうが重装備に慣れていないカラダにはしんどい。
こんなところでバテていては先が思いやられる。
何度もザックをしょいなおし、肩にかかる重さを分散しながら歩く。

この時期丹沢あたりだと気温も高く登山者泣かせだろうけど、
ここは南アルプス、吹く風は涼しく、汗はすぐに乾いていく。
高度計はすでに1500Mを越えている。

長い長い登りに飽きた頃にようやく杖立峠に到着。
初老の夫婦が休んでいる。
聞くと昨日青木鉱泉から登り薬師ケ岳小屋に泊まったとの事。
今朝は雲海に登る朝日を拝めたと嬉しそうに話をしてくれた。

さっきまでバテ気味だったrikutoはこのあたりからスイッチが入り
私のかなり先を歩いている。
私もスピードアップしたいところだがどんどん離されていく。
途中、苺平(いちごだいら)で追いつくが私が到着すると逃げるように?先を急ぐ。
危険なところでは一緒に歩く必要もあるが樹林帯の中で登山道も
しっかりしているのであまり神経質にならずに自由に歩かせた。
(私が追いつけなかった言い訳かも?)
とは言ってもはじめて歩くルートなので道誤りは心配。
下山してくる人に子供とすれ違ったか確認する。
みんな一様に
「元気だねぇ!」
と答えてくれるので安心しながら後を追う。
11時40分南御室小屋にようやく到着。
結局、杖立峠から南御室小屋までrikutoに追いつく事は出来なかった。
朝6時に登山口を出発して5時間半の行程。バテバテだ。

■テント泊
南御室小屋は山あいの平地に立てられた小屋である。
向かって左手にテント場、右手に水場、トイレ。
小屋の正面にはテーブルがいくつか。
水場の水は冷たく甲斐駒の仙水小屋脇の冷水を思い起こさせる。
テント場は広く数十張りは余裕で張れるだろう。水はけもよさそうだ。
早速テントを張りお湯を沸かして昼食の用意をする。

ここは展望がないが、1時間半ほど歩いた先の薬師岳小屋からは雲海の夕焼けを見れるかもしれない。
行くかあきらめるか迷ったが結局、明日の長歩きに備えてテント場を離れずに
疲れを取ることに専念する。

ガラガラだったテント場は時間が経つにつれて色とりどりのテントで埋め尽くされる。
夕食までやることがないのでテントの中でrikutoとUNOに興じる。
うちの夕食は、アルファ米にインスタントカレーをかけただけの簡単なもの。
子供と2人ウマイウマイと言いながら食べていると
どこからか何とも言えないいいニオイが。。。
見ると隣のテントの夫婦が肉を焼いて食べているではないか!
それを見ながら多少重くても今度は肉を持ってこようと固く心に
決めたのであった。(笑)

■稜線へ
翌朝、3時起床。
まだ夜は明けていないが、あちこちのテントからはガサゴソする音が
聞こえている。みんな夜明けとともに出発する準備をしているのだ。

rikutoを起こしてパンとココアで朝食を済ませる。
白々と明けはじめた朝もやの中を薬師岳に向けて出発する。
ザックには昨夜のうちに雨具や飲料水、行動食など最低限のものを詰め込んである。
地蔵岳まで4時間、遅くても8時までに着きたいため装備も極力軽くする。
rikutoは空身、私が背負うザックの重さも昨日の非ではない。

薬師岳へ向かう途中で夜が明ける。
木々の間から見える雲海、その向こうに朝日が昇ってきてオレンジ色に
私達を照らし出す。
昨日から続いてきた樹林帯が様相を変え始めて森林限界が近い事を教えてくれる。
突然、樹林帯が途切れて巨大な花崗岩が連なる一帯に足を踏み入れる。
いよいよ地蔵岳までの稜線のはじまりである。



■夜叉神峠小屋
「お父さん、着いたよ〜!」
木立の奥からrikutoの声がする。
地蔵岳を出発して約8時間の長い長い帰り道、
ようやく夜叉神峠小屋までたどり着いたようだ。
ここから駐車場までは1時間もかからない。
ようやく一息つくことが出来る。

小屋の前のベンチには老人がひとり座ってrikutoと話をしている。
聞くと今夜は夜叉神小屋、明日は薬師岳小屋に泊まって
青木鉱泉へ下山するという。
私など足元に及ばないくらい多くの山を歩いてきているのだろう
けれどもそんな事を自慢するまでもなくここまでヘトヘト、ボロボロ?になって
歩いてきた私達を気遣ってくれている。
子どもに話しかける言葉ややさしいまなざしからおそらく教職かそれに近い
仕事をされていた方なのだろうと想像する。

私も70歳になった時にまたこの山に来ようと思う。
昔、子供と歩いたこの山道をどんな思いで登るのだろう。

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