富士山(富士宮口往復)

masaya_35
その他1人 - GPS
- 14:17
- 距離
- 37.3km
- 登り
- 2,374m
- 下り
- 2,384m
コースタイム
| 天候 | 晴れ後曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
復路:新五合目富士宮口-水ヶ塚駐車場(富士急バス利用) |
| 予約できる山小屋 |
|
感想
本年最初の富士山登山。
今の時期、山小屋はすごく混んでいるらしい。山小屋泊を避けて日帰りするなら富士宮口かな?と思い計画。
夜中から出発するため、前日の準備や、登山口へ行くための交通方法の確認など、普段慣れないことなのでかなり面倒くさかった。
水ヶ塚駐車場からのシャトルバスは朝6時から30分毎に出発するらしい。繁忙期は6時に臨時便含めて合計10台程度出発し、1台に約50名だから合計約500人が朝一斉に出発するわけで、当然登山道は混雑する。タクシーで日の出前に出発するのが得策だとタクシーの運転手は力説していた。
またタクシー片道約5000円(深夜割増含む)だけど、タクシーの運ちゃんに乗合をお願いすると「脇のベンチに座っとき」と言われ、他のお客さんが来ると「集まったから出発するよ〜」と教えてくれる。4人で乗合、自分らは2人だったので、合計2500円で済んだ。
朝3時30分頃に新5合目に到着。まずトイレに行って登山開始。ひんやりした空気が気持ちいい。下界は生憎の曇り空で、御殿場の町は雲に覆われている。真っ暗な空に星と一際黒い影になった富士山のシルエットが浮かんでる。真黒な富士山に所々白い雪が見え、今まさに登山中の人のヘッドライトが連なって見える。自分たちだけじゃないんだな。
今回は友人も一緒だが全く登山経験がない。途中でリタイアされても困るので、携帯食や水、雨具は自分が持った。これまでにない重量感。単独登山は自由気ままなので荷物も自分が困らない程度でいつも軽かった。今回は何キロぐらいあっただろう?一番重かった気がする。
友人は新7合目までは順調だった。「このまま行けば良いの?楽勝楽勝」と余裕ぶっこいてた。しかし次は8合目と思ってたはずが実は「元祖7合目」に着いた時、友人は騙された感と疲れがどっと出たという。30分歩いては10分休憩というスローペース。9合目に至っては次10合目だと思ってたのに9.5合目が間にあり、10合目目前でもう帰りたいと言い出した。人を励ますのはなんと難しいことか。喧嘩にならぬよう機嫌をとりつつ、10合目を目指す。
道に危険な個所はまったくなく、人の渋滞も所々で、ずっと立ち止まるような個所はなかった。富士宮ルートは去年登った須走ルートと違って黒い石ばかりの荒涼とした場所ではなくて、ゴロゴロと大きな岩ばかりだ。ただ高度が上がるペースが早いせいか空気の薄さや軽い頭痛を感じることはあったし、目を閉じればグルグル眩暈がする感覚もあった。これが高山病かな?と初体験だった。
無事10合目に着き、友人は頂上おめでとう!と興奮していた。そして「頂上剣ヶ峰→こっち」の看板を見せると、騙された感もピークに。去年の自分を見ているようだ。
富士山測候所の横にあった展望台は封鎖されていた。曇っていたので遠くの山々は見えなかったけど、富士山頂上の「下界と違う異質な場所」にはやっぱり楽しくてワクワクさせられる。子どもの心になれる場所だと改めて思った。
下山も富士宮ルートからにした。6合目の山小屋のベンチで座っていると、関西方面から来た林間学校らしき中学生たちがやってきた。「楽勝楽勝〜」とはしゃいでいた生徒たちが山小屋の角を曲がると、目の前にそびえたつ富士山が急に視界に入ったのか大きさに圧倒されていた。頑張って良い思い出作れよ〜と思った。
水ヶ塚公園から富士山を眺めると、すっぽりと雲に覆われていた。今夜も誰か登るんだろうな。
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