鷲ヶ峰・和田山・三峰山 (霧ヶ峰・美ヶ原 中央分水嶺トレイルの区間CとD)


- GPS
- 04:49
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 740m
- 下り
- 732m
コースタイム
鷲ヶ峰 11:55−12:05
和田峠 12:50
和田峠(古峠) 13:05−13:15
和田山(北峰) 13:35−13:40
三峰山 14:20−15:20
扉山荘前バス停 16:10
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上諏訪駅 10:30−(アルピコ交通バス)−11:17 八島湿原バス停 (帰り) 扉山荘前バス停 16:53−(アルピコ交通バス)−18:10 松本バスターミナル |
コース状況/ 危険箇所等 |
先週に続いて、今週の行き先も「霧ヶ峰・美ヶ原 中央分水嶺トレイル」です。 前回は区間Bでしたが、今回は区間C「八島湿原・鷲ヶ峰〜和田峠古峠」と区間D「和田峠古峠〜扉峠」を繋げて、霧ヶ峰の少し先から、美ヶ原の少し手前までを歩いてきました。 なお私は歩いていませんが、ほかに区間Aと区間Eがあって、それぞれが同トレイルの両端となっていますが、この2つの区間は実際には中央分水嶺ではありません。 ●八島ヶ原湿原 → 鷲ヶ峰 → 現・和田峠 八島ヶ原湿原から鷲ヶ峰までは、展望の良い穏やかな道で、問題となる箇所は全くありません。 ただし鷲ヶ峰の先は、しばらく急降下となります。しかも滑りやすい岩混じりの道や、ガレ場の連続で、足運びには神経を遣います。 ゆっくり下れば問題ないと思いますが、まだ先が長いのであまり悠長に構える気になれず、グングン下ってしまったところ、序盤にして早くも膝が笑いかける始末でした。 無事に最初の鞍部まで下りてくれば、以降は普通に歩ける道に変わります。 ●現・和田峠 → 和田峠古峠 トレイルは、現・和田峠にあるドライブイン「農の駅」の前に出ますが、この周囲にはハイカー向けの案内は一切見当たりませんでした。 ここからは、南西方向のスキー場の斜面を直登して和田山の南峰(1657m)へ向かうのが、中央分水嶺トレイルの正しい進路です。 このほか、少し北側を並行するように旧中山道が通っているので、今回はそちらを歩いて和田峠古峠へ向かおうと思っていました。 しかし、きちんと旧中山道の登り口へ向かえば問題なかったと思うのですが、登り始めを少しショートカットしようと、スキー場建物脇の作業道を登り始めたのが間違い。 その作業道は旧中山道に合流しないまま、和田峠古峠まで登り詰めてしまい、結局旧中山道をほとんど歩かずに終わってしまいました。 ●和田峠古峠 → 和田山 → 三峰山 和田峠古峠から和田山までは、開けた場所もありますが、概ね樹林の中を進む感じです。 登山道は和田山の東側を僅かに巻いていたので、山頂の三角点を確認するためには、ほんの数メートルですが、笹の中を漕いで進む必要がありました。 和田山を過ぎれば、あとは三峰山までずっと、展望が良くて気分爽快な草原の道が続きます。 ●三峰山 → 扉峠 最初は草原の中の下りですが、間もなく樹林の中に入ると、あとはずっと樹林帯が続きます。 道の傾斜は概ね穏やかで、良く整備もされており、歩きやすい道でした。 ただし、ビーナスラインが近付いてからは細かなアップダウンを繰り返すようになり、最後は登り基調となりますので、余力を残して下ることが必要です。 また、扉峠の少し手前でビーナスラインに降ろされてしまうので、その後は歩道のない車道を少し歩かされます。 扉山荘前のバス停は、扉峠の交差点でビーナスラインを外れ、松本方面に右折して少し進んだところにありました。 なお、この区間も中央分水嶺トレイルの一部ですが、実際には中央分水嶺ではありません。 中央分水嶺をトレースする場合には、三峰山から西へと向きを変えて、鉢伏山を目指すことになります。 |
写真
感想
最初に登った鷲ヶ峰は、八島ヶ原湿原から30〜40分しかかからず、山に登ったという実感も湧かないうちに着いてしまいました。
でも、どこに行っても人の多い霧ヶ峰一帯にありながら、比較的静けさが保たれているようで印象が良かったです。
展望も申し分なく、静かに山を楽しみたい人には向いていると思います。
そして最後に登った三峰山は、爽快な草原の尾根を登り詰めた開放的なピークで、360度の大展望も見事でした。
ほかに登山者のいない頂上で、素晴らしい景色を静かに心ゆくまで満喫できたのですが、もっと人気があっても良い山だと思います。
それに、気分良く過ごせたのは頂上だけではありません。展望の良い草原の尾根が、頂上のはるか手前から始まっていて、そこを歩いている間ずっと最高の気分でした。
なので三峰山に登るのであれば、ぜひ和田峠側から登ることをお薦めします。
ところで、和田峠と三峰山の間では、ほとんど登山者を見掛けませんでした。
あまり紹介されていない山で、アクセスもやや不便ですし、なにより「山と高原地図」の収録範囲外だったりするので、静かなのは予想していましたが、結局登山者2人・ランナー2人と会っただけです。
# 行動時間が遅かったので、午前中だともう少し人がいたのかもしれません。
# そもそもこの程度の標高の山は、今が旬ではないと思うのですが、扉峠を通るバスが7〜8月しか運行されていないので、私としてはこの時期に来るしかなかったのでした。気分が良かったことを前面に出して書いていますが、暑さも相当厳しいモノだったことを、最後に添えておきます。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2012_07_09/mt2012_07_09.html#20120804
写真主体のブログ版 (使用写真はヤマレコと同一です)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2012-08-04
コメント
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いつもながら・・・選択する山とコースに感服しています
三峰山は本当に雰囲気の良いお山ですね
草原は好きなので行ってみたいです
体調はバッチリみたいですから、そろそろ燕ではないですか
おはようございますにしても、早い時間ですね
三峰山は、景色は最高でしたよ。あとは、もっと過ごしやすい季節にバスがあれば、さらに申し分なかったのですが・・・
2e2さんは、次は木曽駒だったのですね。あそこはさすがに景色が格別ですから、三峰山なんかよりもはるかにスケールの大きい絶景を楽しんで来られたことと思います。レコ楽しみにしていますね。
私も、今の調子が維持できれば、9月頃に燕に行かれるかもしれません。
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