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Yamareco

記録ID: 2174709
全員に公開
沢登り
谷川・武尊

宝川ナルミズ沢〜朝日岳

2002年08月03日(土) 〜 2002年08月04日(日)
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
17.1km
登り
1,283m
下り
1,267m

コースタイム

1日目
山行
4:00
休憩
0:30
合計
4:30
9:00
50
スタート地点
9:50
10:00
60
11:00
11:20
130
徒渉点
2日目
山行
5:50
休憩
0:50
合計
6:40
6:00
120
9:00
9:30
150
朝日岳
12:00
0:00
40
12:40
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2002年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
楽しみました。この沢は。
楽しみました。この沢は。
快適なナメ
明るい沢です。
ダイナミック
泳いだ。
はしゃぎました。
はしゃぎました。
高いところまできたか。
高いところまできたか。
ナナカマド
こんなウキウキする沢見たことない。
こんなウキウキする沢見たことない。
かなり上流まできました。
かなり上流まできました。
水量はだんだん少なくなる。
1
水量はだんだん少なくなる。
やがて水流がなくなる。
やがて水流がなくなる。
快適な草原
ニッコウキスゲ
源流部はとても気持ちのいい草原
源流部はとても気持ちのいい草原
クルマユリ
朝日岳山頂
高山を楽しみます。
高山を楽しみます。
残念ながら下山。
残念ながら下山。
無事降りました。
無事降りました。

感想

 関西には傾斜の緩やかな沢はきわめて少ないが、関東は比較的多い。その一つにナルミズ沢があげられる。下部は川幅が広く、木々が沢を覆い隠すことはなく、上部は草原の中を流れているため、全体を通してとても明るい沢である。
 関越道水上ICで降りて、下道を約30分、宝川沿いに林道終点のゲート手前まで進む。本来の林道終点は更に先であるが、一部崩壊しているためそこで終点となった。ゲート付近は砂防工事中であるため、数台駐車のスペースしかないが、手前100mに10台程度のスペースがある。その一角に車を止めて登り出す。ゲートから本来の林道終点までは40分程度かかった。林道とは言うものの、かなり荒れており、4WDでなければ入れそうにない。また、終点にはほとんど駐車スペースがない状態である。
 長い林道歩きの後、登山道に入って1時間後に渡渉点に出た。渡渉点までのアプローチの登山道は数カ所の沢を横切っているので、水はそこから得られる。ここから沢に入る。最初は川幅が広く巨岩帯が続くが、やがて緑に囲まれた緩やかな瀬になる。ウツボキ沢出合を過ぎるとすぐに最初のゴルジュ帯となる。入口の釜を左側からへつり、2m程度泳いで滝に取り付いた。水中に足の置き場が無いので腕により強引に這い上がる。その次の6m滝は左側壁面を慎重に斜上した。その後大石沢出合までは釜と小滝の連続である。傾斜は緩く快適に進む。途中に1枚岩の滝があり、その美しさに感激する。来て良かった。大石沢出合には大釜を持つ2筋の小滝があり、泳ぐには最適である。休憩するのがもったいないぐらいに、沢を歩きたかったので先に進む。出合より上流も相変わらず小滝、ナメが続く。小規模な滝を持つゴルジュを過ぎると、釜を持つ8m滝が現れる。ここで大休止とし釜に飛び込む。うーん、最高! 8m滝は釜を右からへつり、右側の壁を登る。急な滝だがホールドがしっかりしているので慎重に登れば恐くない。その後、右岸にテントサイトを見て滝を二つばかり越えると二俣に着いた。この辺りより上部は草原が広がり、高山植物が多く見られる。右側上部に絶好のテントサイトを見つけたので、本日の幕営地とする。テント設営後、他パーティーが続々と登ってくる。二俣には2パーティーが泊まったようだ。うち6人程度のパーティーは僕のテントサイト付近から藪に入り、沢から離れた平原の中で過ごしたようである。夕食までは、二俣左岸の一枚岩の上でくつろいだり、左俣を少し登って布引尾根の眺望を楽しんだりと、ゆったりとした時間を過ごした。夕食後は沢の夜を演出すべく焚き火を起こしてまどろむ。
 4日4時過ぎ起床。霧雨、遠くの雷鳴が聞こえてくる。しかし時折晴れ間も見えるのでやがて晴れると予想し出発する。右俣は上の方までナメが続いている様子が伺える。傾斜があるのでゆっくりと、しかし快適にナメの登りを楽しむ。両岸は高山植物が生える草原である。こんな景色の沢は初めてかも知れない。左岸にテント適地を見るとすぐに10m滝の下に出た。7,8人のパーティーが見守る中、1人滝に取り付く。釜の左側を周り、滝の左側を登る。急な滝ではあるが、ホールドがしっかりしてるので簡単に越えられる。なおも続くナメを登る。やがて水流が無くなり一面草原となる。ここで遡行終了。ここは水が取れないが、この上ないテント適地である。終了点からやや左手側の稜線を目指して進む。ササの露で靴の中がびしょびしょである。稜線上も笹道である。高いところで腰までササが生い茂っている。1800m弱付近の小ピークにて3人組のおじさんに道を尋ねられる。この方々とは下山路が同じなので、後々何度も出会う。話を聞くと、うち1人が僕のおじさんの同級生とのことである。日本は狭いとつくづく思う。JPまではササの悪路が続くがJPからは清水峠からの登山道と合流し、整備された道となる。また、JPを過ぎた辺りからガスが晴れて青空が広がってきた。行く手に山上の池群や朝日岳が視界にはいる。山頂付近は草原が広がる高原状地形であり、ニッコウキスゲなどの湿性の高山植物が見られた。花を見ながら、山頂へ続く緩やかな木道を歩く。山頂からは、南に続く尾根沿いの山々(笠ヶ岳、白毛門)がまず目に入る。南西側に谷川岳があるはずだがよく見えない。記念撮影、他の登山者との情報交換の後、山頂を後にする。宝川への下山路は悪路である。ウツボギ沢出合までは、道がササに隠れて見にくい箇所や、傾斜の急な岩場で足の置き場のない箇所、ぬかるんだ泥道、木の根が障害になる箇所が多かった。快適な沢にしてこの悪路、玉に瑕である。下山後は、河原に降りてパンツ一丁で泳ぐ。沢の快適さをやや回復した。
駐車場手前数百mの河原に長いナメ発見!
沢にはハエや蚊などは少ない。また、魚影もなかった。
駐車場付近の河原にはアブがいた。しかし、しばらく泳いでいるといなくなった。
宝川温泉は日帰り入浴OKである。でも今回は入らなかった。

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