記録ID: 2207877
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾
飯縄山/戸隠スキー場より
2020年01月26日(日) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 864m
- 下り
- 845m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 8:28
ゲレンデの登りは久しぶりのシール登行、瑪瑙山山頂へ直登する瑪瑙コースへ
入り損ねたことでの遠回り、ということで想定より長い2時間近くの所要時間に。
そして飯縄山への登りでは深い軟雪に苦戦し、最低コルからまた2時間近くも掛かり…。
本当に予想を越えるタフな山行となりました。
入り損ねたことでの遠回り、ということで想定より長い2時間近くの所要時間に。
そして飯縄山への登りでは深い軟雪に苦戦し、最低コルからまた2時間近くも掛かり…。
本当に予想を越えるタフな山行となりました。
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
瑪瑙山までは営業開始前のゲレンデをシール登行しました。 ※クトーは使用していません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
瑪瑙山までは戸隠スキー場のコースを登りました。(パトロールに届出の上) 営業時間中はスキーヤーとの衝突の恐れがあるので危険です。 瑪瑙山から飯縄山までは一本道の稜線ながら、 積雪期はトレース無しの可能性も低くはないと思います。 飯縄山西山腹は柔らかい新雪でステップを作りにくく苦戦しました。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
6:33 戸隠スキー場(1,310m)出発
自宅から1時間も掛からないのに、シーズン中にここへ来るのは3年ぶり。
前に来た時はまだ山スキーヤーではなくて基礎スキーヤーでした。
戸隠スキー場を登って飯縄へ行く人はあまり居ないと思うので、
念のために届け出てから出発。
※降雪直後は朝に圧雪作業している場合もあるので要注意。
自宅から1時間も掛からないのに、シーズン中にここへ来るのは3年ぶり。
前に来た時はまだ山スキーヤーではなくて基礎スキーヤーでした。
戸隠スキー場を登って飯縄へ行く人はあまり居ないと思うので、
念のために届け出てから出発。
※降雪直後は朝に圧雪作業している場合もあるので要注意。
瑪瑙山へ直結している瑪瑙コースを登るつもりが、一つ手前の尾根にあたるしゃくなげコースを登ってしまいました。
途中で南側に瑪瑙コースの尾根が見えて間違ってたことに気付きました。3年ぶりでゲレンデの接続の記憶が不確かでした。
しゃくなげコースは中級向きで、久しぶりのシール登行には充分の登り応えでした。
途中で南側に瑪瑙コースの尾根が見えて間違ってたことに気付きました。3年ぶりでゲレンデの接続の記憶が不確かでした。
しゃくなげコースは中級向きで、久しぶりのシール登行には充分の登り応えでした。
7:44 1,632mピーク
しゃくなげコースを登ってしまい、瑪瑙山の北隣のミニピークに到達。
なんと瑪瑙山まで遠回りする羽目になってしまいましたが、これも体力づくりの一環と割り切ります。
これまた久しぶりのシール滑走で1,600mコルまで下りて、今度こそ瑪瑙山へ向けて登っていきます。
しゃくなげコースを登ってしまい、瑪瑙山の北隣のミニピークに到達。
なんと瑪瑙山まで遠回りする羽目になってしまいましたが、これも体力づくりの一環と割り切ります。
これまた久しぶりのシール滑走で1,600mコルまで下りて、今度こそ瑪瑙山へ向けて登っていきます。
遠回りしたけど、瑪瑙山までやっとあと少しのところまで来ました。この頃にはリフト営業開始間近の案内や、この日に開催されていた神奈川・千葉技術選のアナウンスが始まっていました。自分は技選に出るレベルには遠く及ばなかったので、参加したことはありません。それはともかく、営業開始前にスキー場から脱出できる目途が立ってホッとしました。
8:18 瑪瑙山山頂(1,748m)
戸隠スキー場の最上部にあたる瑪瑙山山頂に到着。
ここで初めて見えてくる飯縄山には天使のハシゴ!
いよいよシールを剥がしてスキー場の外へ。
飯縄へ向かう夏道(もちろん雪に覆われてるので目視はできません)に沿うように、シュプールが付いていたのでなぞります。
戸隠スキー場の最上部にあたる瑪瑙山山頂に到着。
ここで初めて見えてくる飯縄山には天使のハシゴ!
いよいよシールを剥がしてスキー場の外へ。
飯縄へ向かう夏道(もちろん雪に覆われてるので目視はできません)に沿うように、シュプールが付いていたのでなぞります。
ノンストップという訳にはいかなさそうですが、コルまではどうにか滑れそう。
雪質は比較的固く締まっていました。トレースはないものの、瑪瑙山東斜面では雪の深さは大したことありませんでした。
夏道は埋まり切っておらず、部分的には横滑りで下りました。
コルまで下り切ったところでスキーを外しました。
飯縄までシートラで登ります。
雪質は比較的固く締まっていました。トレースはないものの、瑪瑙山東斜面では雪の深さは大したことありませんでした。
夏道は埋まり切っておらず、部分的には横滑りで下りました。
コルまで下り切ったところでスキーを外しました。
飯縄までシートラで登ります。
9:20 1,639mコルでシートラに切換えて出発
コルで飯縄から来られた登山者と出会いましたが、その方が付けたスノーシューのトレースが本当に有難いものでした!
先日の南八ツ(編笠・権現・西岳)の反省から、今回は持ってきていたワカンをアイゼンと併用して装着しました。
でもコルより東側では想像より雪が深くて、スノーシューの必要性を感じました。
スノーシューは安い買い物ではないしいつでも使うものではないし、加えて消費税も重税。
できれば導入せずに済ませたい装備です。
この頃より空模様ははっきり回復してきました!
晴天の下で飯縄を目指せるとなって、テンション上がりました。
コルで飯縄から来られた登山者と出会いましたが、その方が付けたスノーシューのトレースが本当に有難いものでした!
先日の南八ツ(編笠・権現・西岳)の反省から、今回は持ってきていたワカンをアイゼンと併用して装着しました。
でもコルより東側では想像より雪が深くて、スノーシューの必要性を感じました。
スノーシューは安い買い物ではないしいつでも使うものではないし、加えて消費税も重税。
できれば導入せずに済ませたい装備です。
この頃より空模様ははっきり回復してきました!
晴天の下で飯縄を目指せるとなって、テンション上がりました。
11:31 飯縄山と霊仙寺山の稜線に乗る(1,900m)
瑪瑙山を出発してから3時間近く!
やっとの思いで飯縄近くまで登り詰めました。見知ったところなのにこの達成感。そして疲労感…。
ちなみに山と高原地図では瑪瑙山→飯縄山は55分となっています。(夏道)
積雪期は雪の状態でCTは大きく変わることを改めて実感しました。
瑪瑙山を出発してから3時間近く!
やっとの思いで飯縄近くまで登り詰めました。見知ったところなのにこの達成感。そして疲労感…。
ちなみに山と高原地図では瑪瑙山→飯縄山は55分となっています。(夏道)
積雪期は雪の状態でCTは大きく変わることを改めて実感しました。
11:36 飯縄山山頂(1,917.3m)到着!!
戸隠スキー場を出発してから5時間…。南登山道なら半分程度の所要時間で済むでしょう。今回は想像以上の難路。
馴染み深い山なのに、なんだか深山に登ったかのような不思議な感じでした。
帰りはだいぶ早いはずなので、とりあえずしばらくはゆっくりできそう。
戸隠スキー場を出発してから5時間…。南登山道なら半分程度の所要時間で済むでしょう。今回は想像以上の難路。
馴染み深い山なのに、なんだか深山に登ったかのような不思議な感じでした。
帰りはだいぶ早いはずなので、とりあえずしばらくはゆっくりできそう。
長年続けてた基礎スキーヤーを引退して、通年営業の山ヤになる一つのきっかけとなった戸隠連峰の絶景。
自分の過去の経緯はともかく、戸隠は良いスキー場です。
白馬エリアのような華やかさはありませんが、落ち着いて練習できる雰囲気と環境が揃っています。
自分の過去の経緯はともかく、戸隠は良いスキー場です。
白馬エリアのような華やかさはありませんが、落ち着いて練習できる雰囲気と環境が揃っています。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
スキーアイゼン
ブーツ
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
いろいろ大変でしたが、メジャーなルートでは得られない貴重な経験ができました。
1月末時点では雪不足のため近隣の山で安全に滑走できるところは限られており、
整備されているスキー場の斜面を活用させてもらった格好です。
初めて戸隠スキー場を訪れた時から、積雪期に瑪瑙山から飯縄山へ登ってみたいと
暖めていた行程をようやく実現できました。
北信五岳の山々で滑りそのものを楽しむには、更なる降雪を期待したいところです。
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コメント
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おはようございます。
昨日、一昨日は雪がぱらつく寒さでした。
やつと滑れるスキー場が兵庫ではあるようです。
飯綱山はたしか
母上様も登られたのでは、、?
近くて良い山ですね
雪があるとまた風情が違い
格別ですね。
冬にスキーをするトレーニング
で山を始められたと
記憶します
すっかり冬も山屋さん、(^o^)
おかげで絶景を目にできます。
ありがとうございます。
尾根を一つ間違われたとか
珍しいですね
広ーいゲレンデではありがちです
雪があるとありグレードアップですね
一度は比良にいきたいので
来週狙ってますが、、、、美しい景色をありがとうございました
山スキーに変わる
原点の山とか
それだけ魅力ある景色ですねー
ありがとうございました
こんにちは、mayasanpoさん。
ご記憶のとおり、飯縄山は長野に引っ越して間もなく母と一緒に登りました。
あれ以来、初めての雪山登山の山でもあり、10回近くは季節を問わずに登っています。
雪はいろんな意味で大変ですが、雪山は他の季節では味わえない魅力にあふれています!
戸隠にスキーに行った折に、戸隠連峰をはじめ周囲の山々を眺め、
上達しないスキーに延々時間を潰してるより、冬も登山に取り組むべきではないかという思いが強くなりました。
結果的に長野に来たことで、ゲレンデのスキーを辞めることになりました。
今やスキー場は周囲にたくさんあるので、なんとも皮肉な結果です。
山を始めたきっかけは、ニュージーランドに渡航して現地で出会った“トランピング(登山)”です。
それからも長年、冬はスキーを頑張って共存してきた格好ですが、もう上達を望めなくなったことで、
スキーを続ける意味は失われ、それと同時に雪山に登りたい思いが反比例して強くなったのです。
でもスキーの経験は全て山スキーに転用出来てるので本当に結果オーライ。
雪山と山スキーのおかげで、今までより遥かに冬が楽しい季節となりました。
スキーで戸隠を訪れてたことで、上から滑る記憶はあっても、下から登ったのは今回が初めて。
尾根を一つ間違えるのは登山であってはならないことですが、過去の滑走の記憶を頼りに登ってしまいました。
おっしゃるとおり、戸隠スキー場は下部は本当に広いです。
やっとこさの寒波で広い地域で積雪が増え、比良も狙い目ですね!
来週は暖かくなるようですが、山の雪はすぐには消えないのではないでしょうか。
ぜひmayasanpoさんも雪山の比良をお楽しみくださいね!
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