別山 （チブリ尾根から南龍へ）
石川県
岐阜県
whitewater
体力度について
- GPS
- 10:12
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,910m
- 下り
- 1,488m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 曇り時々晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
帰りは、別当出合−市ノ瀬間、シャトルバス利用（400円） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山道は、問題なし。 水は、市ノ瀬、南龍、甚之助避難小屋、中飯場、別当出合に水道あり。 トイレは、市ノ瀬、チブリ避難小屋、南龍ヶ馬場、甚之助避難小屋、中飯場、別当出合にあり。 |
写真
拍手猿壁登山口はまだ真っ暗。ここで一人で食べているところは想像したくない。
最後の百名山を争ったという荒島岳と能郷白山。左端には伊吹山もはっきり見えている。
建て替えられたばかりだと思っていたら、チブリの小屋も風格が出てきたね。
小屋の中を見回すとすごくきれいだ。トイレも清潔。これで水があれば言うことないね。
斜面が急に見えるけど、道はジグザグで、見た目より登りやすい。
やっと綺麗なゴゼンタチバナが出てきた。こっち向いて、はいチーズ。
先週登った赤兎と大長だ。空気が澄んでてよく見える。
尾根の真ん中にポツンと。赤い屋根が何ともいえない。
小屋の前がハゲてるから分かるけど、茶色の屋根は渋すぎる。
今日は、名物のガスがほとんどなく、スッキリした白山だ。四塚、七倉もはっきり見える。
左に甲斐駒、右に中央アルプスだ。その奥に南アルプスも。
別山からの白山の勇姿、初めてだ。いつもガスっていて見えなかったからね。
白山を見ながらの稜線漫歩。勿体ないからゆっくり行こう。
このナナカマドはいい色だった。このまま赤くなってくれればいいな。
この辺は独特の雰囲気がある。山頂から下りてくると一休みしたい所だ。
展望コース、トンビ岩コース、エコーライン、別山縦走と白山南部の登山中継基地だ。テント泊ならここしかない。
ナナカマドの実が赤い。でも、実があまり目につかなかったなあ。
だんだん赤くなる南龍に負けじと頑張っているのはカライトソウ。
歩いてきた道を目で辿ってみる。ただ眺めるのとは全く違うね。
南龍分岐から見るいつもの別山。今日は珍しく一日雲がかからなかったね。
甚之助小屋の屋根の向こうに黒ボコ岩が。砂防新道はあそこに続いてる。
感想
市ノ瀬を出発しようと準備をしていると、5時の始発のバスが坂を上がっていった。
どのくらいの人が乗っていたかは分からなかったが、駐車台数からみてかなり少なかったのではと思われた。
日の出の時間が遅くなってきたので、始発のバスが出発する時は、まだ真っ暗だ。
バスの出発に合わせて、こちらも出発する。
今日は、チブリ尾根からの別山だ。
先週、雨で流れた計画のリトライである。
数年前の同時期に、このチブリ尾根から別山をピストンしている。
その時は、御舎利の登りでオシャリバテし、休み休み登っていった記憶がある。
下ってきて、市ノ瀬に着いた時には、既に暗くなっていた。
その頃と比べると、もう体重も脚力もかなり違っているはずである。
違いをどのくらい体感できるかということも、今回の楽しみの一つだった。
チブリ小屋までは、順調に辿り着いた。
小屋の中で休んでいると、程なくして人の気配がした。
ここまで誰にも会わなかったので、少しホッとした。
入ってきたのは、トレランの男性だった。
市ノ瀬を6時に出たという。
これを聞いて、いままで順調だと思っていたタイムはそれほどでもないことを思い知らされた。
でも、前回よりはかなりいいペースのはずだと自分に言い聞かせた。
その後も、次々と3人到着した。
小屋を出発した時、案の定、全員に追い越されてしまった。
問題の御舎利の登りは、遠望の利くいい天気の中、気持ちよく登れた。
周囲の山々を眺めながら登っていくうち、いつの間にか御舎利に着いてしまった。
結局、先行された人たちにそれほど遅れることなく、別山の山頂に立つことが出来た。
今回の褒美はすごかった。
秋の澄んだ空気の中、今までにない大展望を思う存分味わうことが出来た。
それにも増して、白山がやっと見られたことが無性にうれしかった。
別山に登った時は、いつも天気が悪く、ガスってばかりだった。
そのため、今まで別山から白山を見たことは一度もなかった。
それが、今回いきなり雲一つ無い白山である。
山頂の草むらに寝っ転びながら、目の前の白山をしばらくじっと見ていた。
この時食べた胡桃ゆべしの味は格別だった。
下山は、ほとんどの人がチブリ尾根を下って行った。
しかし、この展望を目の前にしてのピストンは、あまりに惜しい。
白山が呼んでいるのだからと、迷わず南龍へ縦走することにした。
右手に北アルプスを見て、ずっと正面の白山と対面しながら歩けるこのコースは、まさにゴールデンコースだった。
これほど贅沢なコースは、滅多に味わえるものではない。
一歩一歩踏みしめ、かみしめるようにして、味わいながら歩く。
今日は時間がたっぷりある。
ここまで、計画より2時間も早いペースで来ている。
「もっとゆっくりでいいよ」と自分に言い聞かせながら歩く。
それでも、もう油坂の頭に着いてしまった。
油坂を下り、水場で休憩していると、トレランの単独男性が南龍の方からやってきた。
「釈迦新道からですか？」と尋ねると、「そうです。」と当然のごとく答えた。
市ノ瀬出発が7時だという。
きっちり大汝峰と御前峰の山頂を踏んで来てのタイムである。
すごく速いペースだ。
釈迦新道〜白山〜別山〜チブリ尾根、或いは逆の周回コースは、トレランの最近の流行コースのようである。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
別山の最新記録
御舎利山の最新記録
油坂ノ頭の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する