鳳凰ドンドコ沢

zel
その他1人 - GPS
- 07:05
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,641m
- 下り
- 1,641m
コースタイム
-11:40賽の河原(オベリスク断念)-12:00鳳凰小屋-13:30南精進の滝展望台-14:35青木鉱泉
| 天候 | 曇り〜晴れ〜曇り〜豪雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
青木鉱泉直後に「あってる??」って思わせる超人工的なザレ坂を登るけど、あってました。 基本的にはきれいな道です。3箇所ほど、山斜面をトラバースするような登山道で崩れ気味なところがあった。 最難所は南精進の滝展望台からメインルートに戻るまでの道。コース唯一のロープあり。 登山道ではないが(そして間違いなく台風の影響でしょうが)、青木鉱泉から20号に出るまでの林道、一部土砂崩れてました。 |
写真
感想
山に登る。他の山が見える。またその山に惹かれる。
先週甲斐駒から一瞬見えた尖塔に心惹かれて、来月の友人との山行の下見に行くという姉に双葉SAで合流し、急遽鳳凰に向かった。
着々と台風が近づいてくるこの日。
6:30登山開始の予定で、登山道が分かりやすい御座石から登ろうと小武川林道に向かうも、なんと「台風のため通行止め」。
え。
諦めきれず、20号まで戻り、青木鉱泉側から御座石を目指すも、こちらも「台風のため・・・」とゲートが閉められている。
押したら開くんじゃないかと姉が実力行使に出るも、しっかり閉ざされていました。
仕方なく青木鉱泉に向かい、急遽ドンドコ沢から登ることに。
「私は登山道の下見だから、鳳凰小屋までしか行かないから」と断言する姉。
荷物も最小限にするべく、カメラも一つ、レンズも一つにし、1時間のタイムロスの果てに、7:30登山開始。
「台風来る前に下山するよ!」がこの日の合言葉に。
それでも登山中はかなり好天に恵まれ、終始聞こえてくる沢の水音と、台風の影響でもある風が密な森のなかで心地よく涼をもたらしてくれた。
そんな涼しさの後押しもあって、かなりのスピードで進んでいく姉。
「南精進の滝・・・」「登りに専念!パス!」「鳳凰の滝だって」「パス!」
いい加減登りに疲れたところでやっと白糸の滝の撮影成功。
「白糸」の名前からは想像つかないほどの水量とスケールの立派な滝です。
そして続く「五色の滝」。こちらも落差の大きい美しい滝でした。
この辺りから山肌の紅葉が所々見られ、望遠レンズを置いてきたことが悔やまれる。
ルート説明にあったほど「上り下り」は多くなかったが、まぁたしかに長い登りという印象。
そして沢道だけに、きれいな沢を渡り返しながら歩くことはできるが、あまり展望はない。
ただ、山道から少し下ってひらけた所からは正面に目指す地蔵のオベリスクが見え、小屋までの最後30分を頑張るモチベーションになる。
雲行きが徐々に怪しくなる中、鳳凰小屋に着いたのが11時。
小屋で予約を取るという姉と別れ、自分はとりあえずオベリスクを目指してみる。
先週遠くに眺めたあの尖塔が、今こんなに近くにあるという不思議な感覚。
樹林帯を抜け、ザレた白い坂道を登っていく。
オベリスクが近づくにつれ、風が強くなる。高度の問題か、台風だからか。。
賽の河原は既に砂嵐状態、風速おそらく20〜30m=倒されそうになる=ヤバイだろこれ。ということで、オベリスクは諦めて下山。
樹林帯との境界で様子を見に来た姉と合流し、下山開始。
この時時間が12時。山小屋のラジオでは東海各地の台風被害が報道されていた。
「丁寧に、かつ、巻きで行こう」と、カメラをザックにしまいこむ姉。
行きに見た五色の滝、白糸の滝はそのままスルー、鳳凰の滝もやっぱりスルーし、
南精進の滝だけとりあえず観光。見る価値アリでした。その直後のプチ難路もまた、久々のアスレチック気分で楽しい。
が、その頃から天候が急変、雨が降り出し、樹林帯を出て大きな堰の辺りで豪雨に。
「あと30分もしないで温泉だし!」と、ザックだけレインカバーかけて歩き続け、14:35登山口着。
青木鉱泉さんで温泉に入り、ホクホク気分でそれぞれ帰路につきました。
振り返ると、小屋まで登り3時間半、下り2時間半の、台風に追われたなんとも余裕のないドンドコ沢ピストン鳳凰登山(しかもオベリスク未踏)。
次回は、ゆっくり来て三山をのんびり歩きたい。











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