小さい秋・三条の湯&サヲラ峠(遠かった雲取山、プチ道迷い)

nabezoa
その他1人 - GPS
- 27:34
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,072m
- 下り
- 1,004m
コースタイム
9:55 お祭山荘でトイレ
10:05 お祭バス停出発〜後山林道へ
12:00 橋にて昼食(30分)
14:00 三条の湯到着
10/7
7:30 三条の湯出発
9:00 御岳沢通過
10:50 サヲラ峠着(昼食30分)
13:25 丹波バス停着
| 天候 | 10/6(土)くもり 10/7(日)雨のち曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7:44 新宿駅発ホリデー快速おくたま号 9:25 奥多摩駅着 9:30 西東京バス丹波行きバス奥多摩駅発 9:55 お祭バス停着 10/7 14:15 丹波バス停発 15:10 奥多摩駅着 15:26 ホリデー快速おくたま号〜青梅で乗換 16:09 河辺駅着 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
お祭バス停〜後山林道 林道歩きなので、道は平坦で歩きやすい。 落石注意の看板がいっぱいあって、確かに落ちてきそうで怖い。 休憩も落石の危険がなさそうなところで。 後山林道〜三条の湯 山道に入ってすぐのところで、のり面?整備の作業中。 三条の湯までは登り坂ですが、キャンプ場が見えてきたらすぐ着く。 三条の湯〜サヲラ峠 だらだらとした緩やかな登り道。 途中、御岳沢を過ぎたあたりで、道が川の中に消えてみえる箇所がある。 地図を頼りに道なき道(にみえる道)を行くと、木の裏側に看板があった。 片側が落ち込んだ道が多いが、道幅はきちんとあり、気をつければ怖くない。 熊が出るかもしれないエリアなので、熊鈴鳴らす。 サヲラ峠 中川神社の祠と道標があるのみ。 座りやすいように配置された倒木があるが、ベンチなどなし。 眺望なし。 ドコモの電波が一瞬だけ入る。 サヲラ峠〜丹波バス停 片側が落ち込んだ道が多く、道幅も狭い。緊張の連続。 ダムっぽいところから丹波バス停まで意外に遠い。 |
写真
感想
雲取山へ行くつもりだったのに、行けなかった記録です(´゜'ω゜`)ショボーン
学生時代の友人と「あわよくば」雲取山へ登りたいけど、メインは三条の湯!
という計画を実行へ移すにはうってつけの連休初日。
二日目は「もしかしたら」雲取山に行くかもしれないので、
できるだけ体力を温存するために、一日目はバス停から林道にて三条の湯へアクセス。
奥多摩駅からほぼ満員だったバスは、おおかたのひとが鴨沢バス停で降り、
お祭バス停で降りたのは、我々二人の他には3人くらいのみ。
バス停を降りて見渡すも、鴨沢のようなトイレはない。
早速地図を見るもトイレマークなし...。
お祭山荘への坂道を登り、トイレを聞くとチップ制で借りられるとのこと。よかった。
山荘のかたに、林道ではクマは出ないよ、と言われたので、熊鈴はつけずに出発。
林道なので、急な勾配もなく、道も広くて歩きやすく、迷いようもない。
ヘタレなわれわれにはありがたい道。
しかし3時間歩いて、すれ違ったのは二人のみという寂しさ(工事の方除く)。
あまりにも人に会わないし、携帯の電波も林道に入って早々になくなったので、
急に世界から切り離された感じがして心細くなる。
休憩ポイントもとくになく、つねに「落石注意!」の看板にさらされているので、
緊張しつつも歩きつづける。
途中、ここなら落石はないんじゃない?あっても避けられるんじゃない?
という橋を見つけたので、その欄干に腰掛けて昼ごはん。
今日は軽量化のため、バーナーを持参していないのだが、早速をそれを後悔する。
温かい飲み物飲みたい...。
しかしそれでも山小屋1泊の装備なのに、なぜか10kg。
昼ごはんを食べ終え、またえんえんと林道を歩き続けると、やっと山道の入口についた。
工事の方が入ってるぽい?
と思いながら進んでいくと、のり面を整備する工事の方が数人いらした。
そこを過ぎて、しばらく登るとほどなく林間に人工物が見えた!
バス停を出発して4時間、ようやく本日の目的地・三条の湯到着。
早速受付を済ませると、われわれ女二人のみの部屋を割り当てていただく。
到着が早かったから?他に女性ソロ・女性のみのグループがいなかったから?
まずはお風呂をいただく。
到着が女性一番乗りだったので、一番風呂!
熱すぎて足しか浸かれなかったけど、つるつるのいいお湯!(・∀・)
汗を流してさっぱりして、いい気分。そもそも林道歩きだから疲れてないし。
お風呂を出るとやることもなくなったので、テント場を見に行ったりしてみるものの
すぐに探検も終了。
あとはぼーっと部屋の前のベンチで、空が暗くなるのを眺めたり、
どんどんひとがやってきて受付していくのを眺めたり。
日が落ちると意外と寒く(気温は15℃くらいだった)、
「さすがに使わないよなあ」と迷いながら持ってきたインナーダウンが役に立った。
お腹が空きすぎて、行動食に手を伸ばす寸前に「ご飯ですよー」の声がかかる。
食堂にいくと、いつのまにか宿泊者がいっぱいになっていた。
20人ちょっとくらい?
ご飯はうわさに聞いていた通りの美味しさで、一瞬で食べ終わる。
ご主人が仕留めたという鹿のローストと、近くで取れたという野生のまいたけの天ぷらも。
ご飯を食べ終わったら、即就寝。19時過ぎくらい。
5時起きなら、10時間寝れるな!ウッシシ!
というのは取らぬたぬきの皮算用というもので、真夜中の大雨で目が覚める。
夢うつつながらも、この雨じゃ明日の雲取山行きは無理かも、と思う。
5時前から隣室の方々が活動を始めた様子が聞こえ始めるも、
5時15分にしかけた自分の携帯がなりだすまで、布団でうだうだ。
起きてからも、ぼーっとしていたら、朝ごはんですよーと声がかかる。
朝ごはんは昨夜より人数が少ない。
確かに昨夜、お弁当を受け取っていたひとが何人かいたので、そのかたたちはすでに出発済みなのか。
朝ごはんもおいしくいただき(生卵はアレルギーのためごめんなさい)、お弁当を受け取る。
他の方の話を聞くとはなしに聞いていると、やはり全員雲取山へ行くようだった。
私たちは、まだこの時点で雨が止んでいなかったことで、やっぱり(予定通り)雲取山へは行かないことに決定。
天気予報では、9時頃には雨は止むとのことだったけど、
自分たちの体力レベルとスキルレベルを考えると、雨の中3時間登って、
4-5時間下るのは、やってできなくはないだろうけど、バッファがなさすぎる、と判断した。
山小屋の方にお話を聞いて、サオラ峠に出て、そこから時間と体力があれば、丹波天平を目指すことにする。
雨が止むのを待っていたけど、止む気配がないので7時半にレインウェアを着て山小屋を出発。
サヲラ峠の方は熊出るよ、とのことなので、熊鈴装着オン!
「だらだらとした登りが続く」と聞いていた通りに、だらだらと登る。
ただ息が切れるほどではないので助かる。
雨は降ったりやんだりしながら、なかなかちゃんと止む気配がない。
9時くらいに雨がようやくやんだので、「天気予報通り!」と思う。
途中、昨夜の雨でなのか?登山道を木が激しく塞いでいるところがあって、
通り抜けるのに苦労した。
御岳沢を過ぎたくらいのところで、突然道がなくなり、困惑する。
地図をみても外れた形跡はないし、GPSでも位置は間違ってないのに、道がない。
一度道標のあるところまで引き返して、他に道がなかったかよく確認しながら歩いてみたけど、
やっぱり同じ場所にたどり着く。
地図をガン見して、この方向に道が続いているはずだ、という方に道無き道を進んでみると、
それまで陰になっていた木の幹に道標がくくりつけられてた!
この間15分くらい、まじで遭難するかと思った...。
このまま道が見つからなければ、またあの折れた木をなんとか超えて、三条の湯に戻るしかない、と覚悟もしていたので、前に進めてよかった。
山岳遭難の記録を読むのが趣味なので、道迷いの場合はとにかく確実な場所まで一度戻る!
という鉄則を守り、冷静に行動できてよかった。
そのせいで足元を慎重に進めたせいで、峠まで2時間で着くよ、と言われていたところを3時間で峠に到着。
道迷いしかけたり、雨の中だったりしたせいで、わりと疲労困憊なので、
サヲラ峠に着いてうれしくなる。峠のあたりは開けた場所で、日が差し始めると木漏れ日が美しい。
ここでソロの方と、4人パーティの方に会う。(本日すれ違ったのはこの2組のみ)
どちらに聞いてもこれから飛竜山を目指す、とのことで、健脚がうらやましい。
ベンチはとくになかったので、木の幹に座って昼ごはんを食す。
酢飯がおいしく、すぐに完食。
さて、ここで体力があれば丹波天平方向に降りよう、と話していたものの、
わりとすでに疲れているので、丹波バス停へ降りることにする。
すれ違った方に聞くと、道は急ですよ、と言われていたので覚悟はしていたけど、
想像以上の急坂に半泣きになりながら下る。そしてやはり一回すっ転ぶ。
しかし同行の友人は全然滑らないので、やはり私の靴が滑りやすい疑惑が強まる。
少しでも足を滑らせたら、30mくらい一気に滑落しそうな斜面にびくびくしながら下る。
同行の友人は「ここ、ほんとに道なの!?」と少々キレ気味。
ようやく下りが終わって熊避けフェンスを超えたら、20mくらい藪こぎで凹む。
ヤブキライ...ムシキライ...ハチコワイ...。
丹波バス停徒歩10分の標識に従い、降りていくとバス停があった。
服装:
1日目行動中(気温24-25℃):半袖Tシャツ、速乾タイツ、半パン
1日目山小屋(気温15-16℃):長袖Tシャツ、インナーダウン、薄手アウター、ウールタイツ、ドライタイツ(タイツ重ね履き)、半パン
2日目行動中(雨/気温20℃):半袖Tシャツ、長袖シャツ、プルオーバー型レインウェア(上)、ドライタイツ、半パン、レインスカート、スパッツ
2日目行動中(雨上がり/22℃):上記から長袖シャツ、レインウェア(上)を脱ぐ
2日目帰りバス(23-24℃):半袖Tシャツの上に薄手アウター
水分:
1日目:持参1.5リットル、途中500mlペットボトル購入→夜までに1.5リットル消費(半袖でも暑かったので)
2日目:持参1.5リットル→下山までに1リットル消費(レインウェアを着てる間に暑くて消費。そのあとはあまり飲まない)
反省点:
・滑らない靴を買う
・荷物は重かったが、使わなかったものはほとんどなかった(医薬品のみ未使用)ので、こまごまとした常備品の軽量化が必要か。
・レインハットほしい
・山小屋で過ごす服(兼寝間着、兼着替え)があるといいね。
・山に入ってから全然携帯の電波が入らなかったので、家族に行動計画をちゃんと伝えておくべきだった(いつもは山からメールしてた)
・ネットメール見れないので、ラジオとかあるといいね(天気予報とかわかるし)。
良かった点:
・インナーダウンあったかい。下界が暑くても持っていくべし。
・インナーシーツ気持ちよかった。
※GPSの記録は、10/7は朝からログを取り忘れ、途中からのものです。
※帰りは河辺駅で下り、梅の湯に行きました。広くてきれいでいいお湯でした。
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