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Yamareco

記録ID: 237734
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山(御殿場口⇒砂走館⇒剣ヶ峰⇒宝永山⇒御殿場口)

2012年10月20日(土) 〜 2012年10月21日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.7km
登り
2,422m
下り
2,414m

コースタイム

10月20日(土)
[新五合目]06:17-08:13[中継小屋]08:28-10:40[旧五合目小屋]11:08-13:32[七合目]13:49-14:19[砂走館]

10月21日(日)
[砂走館]06:23-06:56[赤岩八合館]-07:17[見晴館跡地]07:37-08:52[御殿場口頂上]-09:26[剣ヶ峰]09:37-10:44[御殿場口頂上]11:03-11:33[見晴館跡地]-11:41[赤岩八合館]-11:55[砂走館]12:41-13:02[下り六合]-13:10[宝永山馬ノ背]-13:16[宝永山]-13:27[宝永山馬ノ背]-14:00[中継小屋]-14:07[次郎坊]-14:39[新五合目]
天候 二日共に快晴
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御殿場口駐車場は無料です。
11月中旬までは使用可能で、それ以降は冬季閉鎖となります。
コース状況/
危険箇所等
赤岩八合館(3295m)を越えた辺りから雪が現れましたがアイゼンは必要ありませんでした。
お鉢巡りの時に念のためチェーンスパイクを装着しました。
登山口は秋ですが上は完全に冬山ですので装備はしっかりしましょう。
予約できる山小屋
御殿場口新六合目・半蔵坊
御殿場口七合四勺・わらじ館
頂上富士館
10/20 05:56 駐車場
2012年10月20日 05:56撮影 by  D-LUX 3, LEICA
3
10/20 5:56
10/20 05:56 駐車場
06:14 御殿場口 新五合目(1440m)
2012年10月20日 06:14撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 6:14
06:14 御殿場口 新五合目(1440m)
06:39 宝永山(2693m)と富士山(3776m)
2012年10月20日 06:39撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 6:39
06:39 宝永山(2693m)と富士山(3776m)
06:46 秋色の二子山
2012年10月20日 06:46撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 6:46
06:46 秋色の二子山
07:15 この分だと下界から富士山は見えないですね
2012年10月20日 07:15撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 7:15
07:15 この分だと下界から富士山は見えないですね
08:13 二合八勺 中継小屋(2089m)
2012年10月20日 08:13撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 8:13
08:13 二合八勺 中継小屋(2089m)
08:42 やはり雪をかぶっている富士山は良いですね
2012年10月20日 08:42撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 8:42
08:42 やはり雪をかぶっている富士山は良いですね
10:40 新六合目 旧五合目小屋(2590m)
2012年10月20日 10:40撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 10:40
10:40 新六合目 旧五合目小屋(2590m)
11:57 宝永山(2693m)
2012年10月20日 11:57撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 11:57
11:57 宝永山(2693m)
13:32 七合目 日の出館(3040m)
2012年10月20日 13:32撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 13:32
13:32 七合目 日の出館(3040m)
14:22 七合五勺 砂走館(3090m)
本当は頂上でテントを張る予定でしたが此処で力尽きる・・・無念
2012年10月20日 14:22撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 14:22
14:22 七合五勺 砂走館(3090m)
本当は頂上でテントを張る予定でしたが此処で力尽きる・・・無念
14:30 宝永火口の上から覗いてみる
怖かったのでもうやらない
2012年10月20日 14:30撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 14:30
14:30 宝永火口の上から覗いてみる
怖かったのでもうやらない
14:44 ハングリー?
登山で食べると旨さ1.5倍
2012年10月20日 14:44撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 14:44
14:44 ハングリー?
登山で食べると旨さ1.5倍
15:30 寝床の準備完了
横になった途端に寝てしまい夕暮れの写真を撮り損ねる
2012年10月20日 15:30撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/20 15:30
15:30 寝床の準備完了
横になった途端に寝てしまい夕暮れの写真を撮り損ねる
10/21 05:34 夜明け
2012年10月21日 05:34撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 5:34
10/21 05:34 夜明け
05:47
2012年10月21日 05:47撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 5:47
05:47
05:53 日の出
2012年10月21日 05:53撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 5:53
05:53 日の出
05:53
2012年10月21日 05:53撮影 by  D-LUX 3, LEICA
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05:53
05:55
2012年10月21日 05:55撮影 by  D-LUX 3, LEICA
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06:00 スパーク
2012年10月21日 06:00撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 6:00
06:00 スパーク
06:00
2012年10月21日 06:00撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 6:00
06:00
06:04 赤富士
2012年10月21日 06:04撮影 by  D-LUX 3, LEICA
2
10/21 6:04
06:04 赤富士
06:23 二日目スタート
2012年10月21日 06:23撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 6:23
06:23 二日目スタート
06:56 七合九勺 赤岩八合館(3295m)
2012年10月21日 06:56撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 6:56
06:56 七合九勺 赤岩八合館(3295m)
07:09 雪が現れる
2012年10月21日 07:09撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 7:09
07:09 雪が現れる
07:20 八合目 長田尾根記念碑(3404m)
2012年10月21日 07:20撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 7:20
07:20 八合目 長田尾根記念碑(3404m)
07:26 朝日
2012年10月21日 07:26撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 7:26
07:26 朝日
07:37 大弛沢
2012年10月21日 07:37撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 7:37
07:37 大弛沢
08:33 大弛沢の大岩
2012年10月21日 08:33撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 8:33
08:33 大弛沢の大岩
08:42 頂上まであと少し
2012年10月21日 08:42撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 8:42
08:42 頂上まであと少し
08:52 御殿場口頂上
2012年10月21日 08:52撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 8:52
08:52 御殿場口頂上
08:53 頂上からの風景
2012年10月21日 08:53撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 8:53
08:53 頂上からの風景
08:58 剣ヶ峰
2012年10月21日 08:58撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 8:58
08:58 剣ヶ峰
08:53 火口
2012年10月21日 08:58撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 8:58
08:53 火口
09:01 浅間大社奥宮
テントが二張りありました
2012年10月21日 09:01撮影 by  D-LUX 3, LEICA
1
10/21 9:01
09:01 浅間大社奥宮
テントが二張りありました
09:04 富士宮口の方々
2012年10月21日 09:04撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 9:04
09:04 富士宮口の方々
09:11 剣ヶ峰
MTBさん(勝手に命名)は凄い
2012年10月21日 09:11撮影 by  D-LUX 3, LEICA
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10/21 9:11
09:11 剣ヶ峰
MTBさん(勝手に命名)は凄い
09:15 剣ヶ峰アップ
2012年10月21日 09:15撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 9:15
09:15 剣ヶ峰アップ
09:17 馬ノ背
MTBさん(勝手に命名)は人気者
2012年10月21日 09:17撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 9:17
09:17 馬ノ背
MTBさん(勝手に命名)は人気者
09:26 日本最高標高地点
2012年10月21日 09:26撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 9:26
09:26 日本最高標高地点
09:27 火口も雪で良い感じ
2012年10月21日 09:27撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 9:27
09:27 火口も雪で良い感じ
09:37 お鉢巡りへ
2012年10月21日 09:37撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 9:37
09:37 お鉢巡りへ
09:43 剣ヶ峰
2012年10月21日 09:43撮影 by  D-LUX 3, LEICA
1
10/21 9:43
09:43 剣ヶ峰
09:47 年内に南アルプスに行けるかな?
2012年10月21日 09:47撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 9:47
09:47 年内に南アルプスに行けるかな?
09:53 ここの吹上げは凄かった・・・
2012年10月21日 09:53撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 9:53
09:53 ここの吹上げは凄かった・・・
09:56 白山岳に人が居ますね
2012年10月21日 09:56撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 9:56
09:56 白山岳に人が居ますね
10:12 須走口頂上
2012年10月21日 10:12撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 10:12
10:12 須走口頂上
10:13 久須志神社
2012年10月21日 10:13撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 10:13
10:13 久須志神社
10:14 シーズン中は大混雑の此処も静かです
2012年10月21日 10:14撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 10:14
10:14 シーズン中は大混雑の此処も静かです
10:18 須走口の方々
2012年10月21日 10:18撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 10:18
10:18 須走口の方々
10:29 空と剣ヶ峰と火口
2012年10月21日 10:29撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 10:29
10:29 空と剣ヶ峰と火口
10:39 御殿場口の駐車場まで見えます
2012年10月21日 10:39撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 10:39
10:39 御殿場口の駐車場まで見えます
10:43 此処からの景色が好きです
2012年10月21日 10:43撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 10:43
10:43 此処からの景色が好きです
10:44 お鉢巡り終了
2012年10月21日 10:44撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 10:44
10:44 お鉢巡り終了
10:52 スマイルズ フォー オール!
ふっくらお揚げ2枚入りです
2012年10月21日 10:52撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 10:52
10:52 スマイルズ フォー オール!
ふっくらお揚げ2枚入りです
11:03 下山開始
2012年10月21日 11:03撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 11:03
11:03 下山開始
11:33 八合目 長田尾根記念碑(3404m)
2012年10月21日 11:33撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 11:33
11:33 八合目 長田尾根記念碑(3404m)
11:41 七合九勺 赤岩八合館(3295m)
2012年10月21日 11:41撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 11:41
11:41 七合九勺 赤岩八合館(3295m)
11:55 七合五勺 砂走館(3090m)
2012年10月21日 11:55撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 11:55
11:55 七合五勺 砂走館(3090m)
12:41 片付け終了
2012年10月21日 12:41撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 12:41
12:41 片付け終了
12:47 下山再開
2012年10月21日 12:47撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 12:47
12:47 下山再開
13:02 下り六合(2768m)
2012年10月21日 13:02撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:02
13:02 下り六合(2768m)
13:03 宝永山へ
2012年10月21日 13:03撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:03
13:03 宝永山へ
13:06 大好きな宝永火口
手前にお昼寝中の親子
2012年10月21日 13:06撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:06
13:06 大好きな宝永火口
手前にお昼寝中の親子
13:10 宝永山馬ノ背
2012年10月21日 13:10撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:10
13:10 宝永山馬ノ背
13:15 駐車場はまだ遠い・・・
2012年10月21日 13:15撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:15
13:15 駐車場はまだ遠い・・・
13:18 いつ見ても宝永火口には圧倒されます。
「日本人なら一度は宝永山から見るべき!」と勝手に思っています
2012年10月21日 13:18撮影 by  D-LUX 3, LEICA
1
10/21 13:18
13:18 いつ見ても宝永火口には圧倒されます。
「日本人なら一度は宝永山から見るべき!」と勝手に思っています
13:20 宝永山には海外からの団体さん。
「天気が良くてラッキーあるよ!!」
2012年10月21日 13:20撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:20
13:20 宝永山には海外からの団体さん。
「天気が良くてラッキーあるよ!!」
13:35 大砂走りから
2012年10月21日 13:35撮影 by  D-LUX 3, LEICA
1
10/21 13:35
13:35 大砂走りから
13:39 良い被写体なので、付かず離れず中継小屋までストーカー開始
2012年10月21日 13:39撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:39
13:39 良い被写体なので、付かず離れず中継小屋までストーカー開始
13:41 ストーカー中。素晴らしい景色です
2012年10月21日 13:41撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:41
13:41 ストーカー中。素晴らしい景色です
13:50 ストーカー中。中継小屋が見えてきた
2012年10月21日 13:50撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:50
13:50 ストーカー中。中継小屋が見えてきた
13:52 前日よりも雪が解けている
2012年10月21日 13:52撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 13:52
13:52 前日よりも雪が解けている
14:00 二合八勺 中継小屋(2089m)
2012年10月21日 14:00撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 14:00
14:00 二合八勺 中継小屋(2089m)
14:07 二合五勺 次郎坊(1925m)
2012年10月21日 14:07撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 14:07
14:07 二合五勺 次郎坊(1925m)
14:18 ススキと富士1
2012年10月21日 14:18撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 14:18
14:18 ススキと富士1
14:18 ススキと富士2
2012年10月21日 14:18撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 14:18
14:18 ススキと富士2
14:39 御殿場口 新五合目(1440m)
お疲れ様でした。
2012年10月21日 14:39撮影 by  D-LUX 3, LEICA
10/21 14:39
14:39 御殿場口 新五合目(1440m)
お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

砂走館にテントを張り夕暮れまで横になっていようとシュラフに入り、頂上にたどり着けなかった事への落胆を感じていると疲労からウトウトもなく眠ってしまう。
目を覚ました時には18時過ぎ、外は真っ暗。
夕暮れの写真を撮り損ねる。
スマフォ(docomo)で最新の天気やいつも見ているサイトなどをチェックしていると、風の音で到着時より明らかに風が強くなっている事に気付く。
暖かいシュラフから出るのは非常に難儀な事だがテントが吹き飛ばされても困るので渋々着替え外へと出てみる。
風が強い。
砂走館で一番風の影響を受けにくいであろう場所にテントを張ったのだが、外は想像以上でこの風では星の撮影も、この寒さではオリオン座流星群の前夜祭も無理だな、と考えながらペグをしっかり打ち直し大きな岩をペグにのせて補強は終了、テント内に逃げ込み、しばらくはスマフォをいじっていたが寝てしまう。
次に目覚めたのは21時過ぎ、フライシートのバタツキ音が連続的になっていて、風の勢いが増している事が解る。
そんなに腹が減っている訳でもないが夕食の準備を始め、ウイダーinゼリー、魚肉ソーセージ、一口サラミ、デザートにどら焼きを食べ終了、シュラフにくるまり外の様子に耳を傾けていると、ふと新田次郎の小説「蒼氷」の一説を思い出していた。
富士山の神は女性で綺麗な女性が登ると嫉妬して天候を荒らすという話、ならイケメンが登ればご機嫌で天候は荒れず、ブサメンが登れば機嫌が悪くなり天候は荒れるはず・・・。
「荒れてるなぁ」
寝る事にするも中々寝付けず、シュラフの中で目をつむっていると段々とトイレに行きたくなり、いつもの無駄な思考が始まります。
如何にテントから出ずに綺麗に小便をするか。
毎回同じような物(ペットボトル等)を用いて、ああでもないこうでもないと考えますが、大体30分後位には諦めて着替えだします。
外に出ると風の強さで体感温度が非常に低いのが解るほど、体が直ぐに反応しだして震えが止まりません。
此処は生き物がいる場所ではない、でも夜景は綺麗で御殿場、裾野の灯りがキラキラしています。

轟音で目が覚めます。
時間は0時12分。
風速は多分15m/s以上になってしまい、砂走館にぶつかる風が色々な音を発しプレッシャーをかけてき、フライシートは布団叩きを持った剣道家に面打ちを繰り返し打ち込まれているような状態で、まれにテントが浮くような感覚に襲われます。
恐怖で動けません。
このテントは中に人間が寝ているから無事なだけで、今出ていったら確実に吹き飛ばされてしまうかも、早い段階でペグの打ち直しと補強をしておいて正解だった。
2009年の12月に御殿場口で起きた事故、2名で寝ていたテントが風で吹き飛ばされ二人共亡くなってしまうという残念な事故を思い出し「此処で吹き飛ばされたら、下は宝永火口だから助からない。」と腹を括り「マイカ(テントの名前)よ。踏ん張ってくれ。」と祈る事しか出来なかった。
耳が休まる時がない。
ウトウトすると轟音やテントを叩かれる音で目を覚まされ寝ることも出来ずにいると、誰も居ない砂走館の中から無線の音で人が話している声が聞こえてきます。
幻聴です。
轟音、叩き音、幻聴の中で1時間以上は起きていたと思うのですが、スマフォのアラーム音で目覚めた時にはまだ暗い午前4時、風は強いままのようで等々気持ちが折れ、この風で登っても危険なので明るくなったら下山しようと心に決め不貞寝をしたのですが、次に目覚め時には状況が一変。
自然に目覚めた5時半前、テントの中でも夜明けが近いと感じられる雰囲気の中、風が弱まっている事に気付き、テントから顔を出してみると東の空が色づき世界はシーンとしている。
日の出の写真を撮るため慌てて着替えだします。

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技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 富士・御坂 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5
ハイキング 富士・御坂 [日帰り]
富士山御殿場日帰りピストン
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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