記録ID: 244669
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雪山ハイキング
谷川・武尊
谷川岳目指して西黒尾根から・・・
2012年11月12日(月) [日帰り]


- GPS
- 05:34
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,210m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
7:00分駐車場で仮眠から準備〜 7:30分登山指導センターで登山届提出〜 7:40分西黒尾根登山道入口〜 7:55分鉄塔の広場〜 9:30分第一のクサリ場〜 9:40分ラクダの背〜 9:45分西黒尾根ガレ沢の頭〜 10:50分ザンゲ岩手前で撤退を決断〜 11:30分雪路脱出〜 13:00再度鉄塔の広場〜 13:20下山
天候 | 小雨・濃霧時々曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
メジャーな山なので不自由はないです。西黒尾根は日本三大急登だが、2時間程の森林の中を登り続けると視界が開け、最高の景色が堪能できるのが人気の由縁です。 落葉した落ち葉が雨で滑りやすくなり注意が必要。寒さは感じなく快適な気温。登山開始時8℃。森林限界を越えたら強風を受け、数日前の降雪の痕跡が散見。ガレ沢の頭を過ぎて本格的な岩場を迎え、積雪も20から30センチとなる。三点支持を要するがホールドしたい岩は雪で見えない。キックステップが使える程の着雪はないのでルートファイティングに慎重になり時間を費やす。しかも柔らかい雪面はアイゼンも効きにくく、簡単に踏み抜いてしまう。最悪は左右の奈落の底え滑落する。冬季単独登山は天候と技術の確実な見極めと充分な装備で臨むべき。下りでのルート選択では今後はロープが必要かも。 |
写真
感想
雪山の感触と今後の課題を捜しに行きました。
先日の降雪で山頂、尾根は30〜40センチの積雪は確認済み。山行当日に冬型の気圧配置でもない限り決行を予定してました。
登山道の状況、雪の状況は予想の範疇でした。
しかしキックステップの効かない雪面、簡単に踏み抜く雪面に想像以上に難しいルートファイティングを必要とされた。トレースと呼べるようなものはないに等しく、相当苦戦を強いられたようすが感じられた。また尾根は結構な強風があり、ガスも濃く、時折ホワイトアウト状態に・・・平日とはいえども登山中に人と出会うことがなく不安を増幅。あと少しでザンゲ岩でしたが以上な理由で撤退を決断しました。もちろん葛藤しました。ロープウエー下山を考えれば登った方が良いだろう?下りで西黒尾根は危険!とか・・・ただ、自分の一歩一歩に不安を感じ始めたのは事実!自分にウソをついて登れるほど自然は優しくない!自宅で留守番している妻の気持ち留守番に至った経緯(八ケ岳レポ参照)を考えると下山!! 進むも地獄、戻るも地獄・・・これは避けなければならない。。。妻に電話で撤退報告をして慎重に下山開始。ラクダの背を越えて森林帯に入り立ったままオニギリで昼食してメールや電話の確認(やはり余裕が生まれたようだ)鼻歌交じりで警戒に下山再開、すると単独登山者が来るではないか!!情報提供と撤退を報告して彼にはエールを送りました^^
でも大きな経験値を収穫できた山行と思います。残雪期にめざして里山で降雪時に山歩きしたいですね^^
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コメント
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2日前に、同じく西黒尾根を登りましたが、私とほぼ同じ状況に、共感させて頂きました。
自分の場合はなんとか登りきりましたが、あの状況では下る方が地獄だな、と思いました^^;
無事に撤退出来たのも、sanngopapaさんの技術と経験の賜物でしょう。
お疲れ様でした。
残念ながら、今回はお互い眺望に恵まれませんでしたが、次回は期待したいものですね。
来年の春、天候が安定した頃にまた西黒尾根を登るつもりでおりますが、もしお会いする事がありましたら、宜しくお願い致します
Luskeさん。コメントありがとうございました。半年前の谷川岳登山は晴天に恵まれました。。。あわよくばって予定を立てましたがあいにくの天気でした。Luskeさんのレポを拝見させてもらい。共感するとともに、単独
山行のはずが、一緒に登ったかのような気がして楽しくなりました^^私も春になったら再チャレンジです。
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