岡山県真庭市 星山東登山口〜星山〜扇山 山頂にアサギマダラ

Machapuchare
その他1人 - GPS
- 04:20
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 697m
- 下り
- 679m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 4:19
歩行距離8.5km、歩行時間4時間、歩行数17,000歩、消費カロリー2,030Kcal
| 天候 | 雲量の多い晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なお、東登山口のすぐ北(ネムノキ越しに三坂山<写真06>撮影地点)に通行止め看板が左右2つあり、通り抜けできませんとの表示があります。その間(自動車も通れる幅)を通るとすぐに東登山口、舗装道路をさらに西に進むと、西登山口があります。おそらく、前回(2019年05月26日)と同様、西登山口方面は路肩崩壊のおそれがあるため自動車は通行不可能、歩行者は可能な状態なのでしょう。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが、全体的には濡れていると滑りやすい黒土です。苔むした小石がゴロゴロした箇所は傾斜が緩いので、気を付ければ大丈夫です。水がちょろちょろ流れている箇所はまたげます。 また、今回は行きませんでしたが、扇山<写真38>より東は日陰が少なく夏場は熱中症のおそれがあります。 |
| その他周辺情報 | 星山登山者駐車場から自動車で30分程のところに、真庭あぐりガーデンがあります。ランチビュッフェが楽しめる「Natural Buffet うさ八」<写真48〜50>や、地元の野菜や果物などの販売店、ウサギやカピバラ<写真51〜53>を見てほっこりできるスペースがあります。 |
写真
SugaSugaのパン
惣菜系も菓子パンも充実しています。「明太子と北海道杵つき餅のタルティーヌ」、「かぼちゃとボロニヤソーセージのタルティーヌ」、「水菜とれんこんと鶏肉の柚子胡椒タルティーヌ」、「塩ネギチキンコッペ」、そして出来立ての「レーズンロール」、「オレンジピールメロンパン」と、山行前にたくさんのカロリーを摂取しました(^^♪
ノギランは「ラン」と名がつくがユリ科の植物です。ショウジョウバカマよりも葉が細く、葉の芽だしが筒状にならない点で区別できます。7月から8月にかけ、淡く赤褐色を帯びるクリーム色の花を咲かせます。もう花は終わり、実ができかけていました。
3年前の6月18日に登った時は、ミヤマヨメナ&バイカツツジが咲いていました。傾斜がきつい所がありますが、印象深い山でした。ネムノキの動画も撮りました。左右にある通行止めの看板の間を通るとすぐに東登山口で、丸太と土の階段状の道が始まります。
一番大きいのはカサの直径20cm程ありました。よく似たコナカブリテングタケは6cm程にしかなりません。全体を覆う灰色の綿ぼこり状物質は、触れれば簡単に脱落し手に付着するそうですが、テングタケの仲間は有毒が多いので、おすすめしません。
標高901mの前山頂上です。ピーク標はありませんが、この岩場が最高点です。展望は効きません。ここまでずっとついてきたアカウシアブ<写真40>とウシアブも一緒に休憩しました(-_-;)刺されなくてよかったです。
ブランコヤドリバエ♀
ブランコヤドリバエのメスがクロテンケンモンスズメの幼虫に卵を産み付けようとしていました(*_*;クロテンケンモンスズメは山地性のスズメガの一種です。動画を撮り始めたときにはもう麻酔が効いてきていたらしく、もがくばかりで逃げられないようでした。
コバギボウシに似ていますが、花はより白っぽく、花の付け根の苞は花と同じような色になることが多いです。また、開花時には苞は茎に対して垂直に開きます。葉は15cm前後とコバギボウシほどの大きさしかありませんでした。この辺りから増えてきました。今回、もっとも多く見られた花です。
集まる虫たち
星山頂上にはヨツバヒヨドリの花畑がありました。葉は通常4枚セットですが、3枚や6枚で輪生しているように見える株も多く、サワヒヨドリよりも幅広なことから判断しました。案の定、アサギマダラのオスとナミハナアブのオスがいました(*^^*)
道端に咲く花だと思っていたら、星山頂上にも咲いて言いました。この1株だけで、ヨツバヒヨドリに埋もれかけていました。白花と赤花がありますが、これは淡いピンク色でとてもきれいでした。
扇山<写真38>に向かう登山道は、ほとんど木の間道で、途中から杉林の中の歩きやすい細道になりました。なぜか道の脇に小さな水たまりがあり、ナミアメンボがいました。針のような形の口を獲物に突き刺して体汁を吸います。捕まえるとカメムシと同様の悲劇に見舞われます(+_+)
標高943.3mの頂上三角点が設置されているはずでしたが、笹ヤブの中なのか発見はできませんでした。この少し西だったようです。頂上というよりは通過点のようで周辺は登山道の幅しかなく、展望は効きませんが、少し東に進んだところから五輪山などの展望<写真42>を楽しむことができます。
本日の山行中、ずっとついてきました(*_*;複眼が離れているので血を吸うメスのほうです。虫よけスプレーの効果か、刺してくることはなかったのですが、立ち止まるとザックに止まったり、杉林に入ると突然離れたり、結局最後まで道連れでした(´・ω・`)
星山〜櫃ヶ山(ひつがせん)山域で最高峰(標高980m)の山です。登れる範囲にありましたが、この先は日陰がほとんどないので、夏場は熱中症のおそれがあります。午後から雷雨の予報も出ていたので、ここでUターンしました。
蒜山三座シルエット
大山(だいせん)は見えませんでしたが、岡山県(真庭市)最北部の蒜山(ひるぜん)三座は墨絵のように映っていました。ヒョウモンチョウの仲間を撮ろうとしていると、連れがズボンにしがみついているウシアブ軍団を撮ってくれとわめいていました。結局、どちらにも逃げられ、「アブチョウ撮らず」でした(-_-;)
&コオニヤンマ
星山山域は赤トンボの仲間は見られず、サナエトンボ科のコオニヤンマがいました。ちなみにオニヤンマ<写真21>はオニヤンマ科です。コオニやんがいるとアサマダちゃん<写真31,33,47>が寄ってこないんですけど(´・ω・`)動画を撮っていると、ずっとモグモグしていました。まさか・・・
文字通りフキやクズなどの葉を食べます。彼らの仲間はほとんどの種類が翅が短く飛ぶことができません。地域差が大きく、まだ完全に分類されておらず、なかなかややこしいバッタです。体長3.5cm程だったので、ミヤマフキバッタと呼ばれる系統だろうと思います。
&オオマルハナバチ
セイヨウオオマルハナバチとは違い、腹部の先端の毛は黄色です。オオバギボウシの花<写真29>が咲いている間はオオマルハナバチにとっては天国です。動画も撮りました。
アサギマダラ♂
コオニヤンマ<写真44>を避けてここまで下りてきたのでしょうか。よほど星山が気に入っているのでしょう。8月いっぱいは岡山県北にいてくださいね(*^^*)この南に石が埋まって少し急な所がありましたが、距離は短いので下りが苦手な連れも大丈夫でした。
メニュー
真庭あぐりガーデン内にあるレストランです。入り口はここですが、休憩所と勘違いされたのか、デッキ側から入ってしまう方もおられました。以前はついていたデザートがなくなり、メインディッシュの量が増えたようです。それでも、ガッツリ食べたい方は物足りないでしょう。ホットドリンクのマシンは、相変わらずカップから熱湯があふれてしまうことがあります。
ビュッフェ
納豆麹ソース豆腐、酵素玄米、クミンピラフ、桑の葉うどんの巻物、ルバーブジャムなど変わった料理や、マーボー大根、胡瓜のわさび和え、茄子の煮びたしなど真庭の旬の野菜を使った料理がたくさんあります。前菜食べすぎ(*_*;
メインディッシュ
奥が三元豚のトマトソース、手前が蒜山ジャージー牛のローストビーフです。フランスチックな盛り付けが食欲をそそりました(*^^*)肉の味がしっかりしておいしかったです。なぜか肉の下にほんのり酸味のあるライスが隠れていました。
ウサギ
キャベツは92%が水分です。多くのウサギは、野菜の中でもキャベツを好んで食べるので、暑い日の水分補給を兼ねているのでしょう。中央に目の周辺を怪我しているウサギがいましたが、元気そうでほっとしました。動画も撮りました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
|
|---|
感想
“8月でも登山者がいた星山(*'ω'*)”
出発点は「勝山美しい森(キャンプ場)」前の登山者駐車場です。キャンプ場は残念ながら閉鎖になりましたが、駐車場は利用可能で我々の他に自動車が4台も停まっていました。
さらに程なく1組の方が来られ、結局、駐車場から星山間で4組8人、星山から扇山間で1組2人とすれ違いました。岡山県の山で我々が選んだコースで2桁の登山者に出会うのは数年ぶりです(´・ω・`)ササユリの花が咲く6,7月を避けたのと、暑い8月の山行だったので、人に会うこともないだろうと高をくくっていましたが、“安近短”すなわち、安心して、近場の山で、短時間で登れる山として、どの時期も登山者がそれなりに来るのでしょう。もっとも、4時間余りの山行で、出会った人が10人というのは多くの方にとっては、少なく感じるとは思いますが・・・(+_+)
東登山口のすぐ北に通行止め看板が左右2つあり、通り抜けできませんとの表示があります。その間(自動車も通れる幅)を通るとすぐに東登山口、舗装道路をさらに西に進むと、西登山口があります。おそらく、前回(2019年05月26日)と同様、西登山口方面は路肩崩壊のおそれがあるため自動車は通行不可能、歩行者は可能な状態なのでしょう。
2019年5月26日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1867889.html
西登山道ならば、人に会うことはまずないと思いますが、水が流れている箇所があるため、大雨後や雷雨のおそれがあるときは避けたほうがいいでしょう。
“晴天でも雲量が多いと遠くの景色が墨絵(´・ω・`)”
日本の天気の晴れは雲量で決まります。雲量は0から10までの11段階に分けられています。雲量が0〜1なら「快晴」、雲量が2〜8は「晴れ」、雲量が9〜10は「曇り」です。
この日は「晴れ」でしたが、雲の量が多く、遠方が見えませんでした。真庭市の最北部の蒜山(ひるぜん)三座は辛うじて見えましたが、その奥にある大山(だいせん)までの展望が効きませんでした。遠くの山はうっすらと幻影のように映り、まるで墨絵を見ているようでした。
しかし、星山頂上を過ぎて、扇山に向かう途中で、五輪山までの尾根や振り返って星山までの尾根がはっきり見えるなど、近場の山の展望を楽しむことはできました。
午後から雷雨のおそれがありましたが、結局、雷雨はなく、予定通り扇山までピストンできました。
“まだ岡山県北の星山に滞在していた渡り蝶アサギマダラ!(^^)!”
実は2年前の6月10日に星山を訪問した際に頂上近くの尾根でアサギマダラを発見しました。その場所を縄張りとしていたのか、そこから離れようとしませんでした。
2018年6月10日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1494578.html
この日はすでに8月に入っていましたが、星山の頂上にはアサギマダラの大好物のヒヨドリバナの仲間が咲いているので、日本唯一の渡りをする蝶としては珍しく長期間同じ山域に留まっていたのでしょうか?運がよければ8月いっぱいまで見られるかもしれません。
“地上の最高気温35℃は1,000m級の山でも暑い(*_*;”
山の気温は地上(海抜0m)から100m上がるごとに0.6℃下がるといわれます。今回のコースの出発点は標高610m、最高点は星山頂上の1,030mです。したがって、気温は地上より3.6〜6℃低いはずです。ところが、地上の気温が35℃だと気温が下がっても30℃ぐらいの高温です。
幸い日陰が多く、時折吹く風が体感温度を下げてくれましたが、脱水症状を起こさないように特にナトリウム補給のため、1時間おきぐらいにスポーツドリンクを飲み続けました。帽子は日陰に入った時には脱ぐなど、頭に熱がこもらないように注意しました。熱中症はなんとか防止できたようです。
なお、扇山から東は木陰がほとんどないので、夏場はきついと思います。
“エネルギーと水分の摂取量と消費量が笑撃(+_+)”
今回は地上の最高気温が35℃超という高温での山行だったこともあり、山行前の朝食は「焼きたてパン工房 SugaSuga」で惣菜系や高カロリーのパン<写真01>を購入し食べました。サービスのアイスティーをはじめ、山行前に水分も十分摂りました。
ルート上は直射日光が遮られている所が多かったので、想定していたほどの暑苦しさは感じなかったのですが、およそ4時間余りにもおよぶ山行中、汗が引くことはありませんでした。山行前後も含めると3リットル以上水分補給をしました(*_*;
山行後の食事は同じ真庭(まにわ)市の「真庭あぐりガーデン」内にある「Natural Buffet うさ八」<写真48〜50>でとることにしました。「真庭の食を楽しむ」をテーマに、素材本来の味を生かした自然な味付けで、蒜山(ひるぜん)ジャージー牛など地元の旬の素材を提供しています。ラストオーダーの14時に近かったので空いていました。メインディッシュの肉類も地元産を使用し、ビュッフェ&ドリンクバー付きにしてはリーズナブルな価格でした。
特にシソの食前酢にチアシードを入れて飲むアイデアは画期的でした。ちなみに、チアシードは人が生きていくための栄養素が全て入っていると言われており、奇跡の食材とも称されています。また、ダイエット効果抜群とアメリカで大ブレークした食材でもあります。我が家では、道の駅奥津温泉で購入した「スーパーフードトッピング1号」(チアシード、えごま、アマニのミックス)を麦飯にふりかけて食べています。今年訪問したら、なぜかなくなっていましたが(-_-;)
チアシードは食前酢に入れて1時間ほど置くとゼリー状になるようですが、待ちきれずに、入れて5分後に食前ドリンクとして飲んでしまいました(*_*;そもそもビュッフェに食欲減退効果のあるチアシードはどうなのでしょう(+_+)とにかく、他店にはない貴重なものを飲食することができてよかったです。お腹いっぱい食べた後の効果も確かめるべく、食事の終盤にも飲んでしまいました(*'ω'*)ちなみに、体重増加は通常より0.5kg抑えられました(^^♪
ここ「うさ八」は、お洒落な空間でヘルシーな創作料理を多種類味わって食べたい方には受けがいいようで、女性グループが絶賛しておられました。
食後はウサギの群れとカピバラ<写真51〜53>を見て癒しのひとときを過ごしました。
心身ともに満ち足りた一日でした(*^^*)











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