赤点につき補修の山行 〜大文字山〜


- GPS
- 06:00
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 443m
- 下り
- 443m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
感想
一昨日の情けない山行で終わるわけにはいかないと、またまた大文字山にお邪魔します。
手に持っていた地形図を何の役にも立てられずに盲目滅法歩いた山を、今日は自分の予定通りのコースを山頂まで辿ること。
もう一つ、迷いながらピークを通った「経塚山」の位置を確定させること。
これだけを課題にして歩くことにします。
前回とは大違いの快晴の空の下、気温は夜中にぐんぐん下がりましたが雨の日とは違う顔を見せてもらえる期待をしながら歩きだします。
手袋をしないとかじかむような冷たい空気ですが、足がどんどん前に進むのは今日の山歩き自体に目的があるせいでしょうか。
気分の張りが違うのは必ずしも天気のせいばかりではないようです。
前回毘沙門堂ではもみじの落ち葉で赤く染まった石段を撮りました。
今日は何か事件かと思うほどの人だかりで皆さんが石段にカメラを向けています。
ここはこんなに人気のスポットだったのかといまさら驚いて見ていました。
あまりにもみじがきれいに落ちているので誰も石段を上がれないのにはちょっと笑ってしまいました。(失礼!)
あそこに最初に足跡をつけるのは度胸がいるだろうと思います。
前回何の気なしにゲートを抜けて林道を歩いていましたが、家でよくよく見るとゲートの位置も登るルートも違っていそうです。
試しにゲートをやり過ごしてそのまま進むとしばらく先にまたゲートが現れました!
そしてその先には等高線通りの尾根があり、取り付きも見つかりました。
何のことはない、前回はスタート地点を間違えていたんです。
半日苦労した原因はスタートにあったということです・・・
今回は同様の間違いを起こさぬよう、地形図のルート上の小ピークごとに赤点を打って、そこに至るたびに地形を確認する作業を重ねることにします。
(ちなみに稜線に上がる高低差220mの登りで小ピークは7度出てきます。)
さすがにこの作業をしながら歩く限りは現在位置を読み違えることはなく、稜線歩きまで順調に進んでいます。
ただ実際の道の細かい曲がり方までを地形図に表せているわけではなく、途中で厳密に確定できなかった場合は前のポイントまで引き返して辿り直すことを徹底してみました。
この作業の目的は、等高線から実際の地形をイメージすること。
特に山頂部や尾根の分岐などの入り組んだ地形を等高線からイメージすることでルーファイの技術にもつながれば、レベルアップできると思うんです。
一応山頂までは自分の目論見通り到着して一安心です。
意外なほど人の多い山頂のスペースでした。
広くはない山頂のスペースが見る見る埋まっていきます。
大文字の火床では間違いなく行列だろうとここで折り返すことにします。
火気使用が禁止だったような気がしておにぎりを用意してきましたが、ベンチに座ってのコーヒーは欠かせないと家からお湯をボトルに用意してきました。
かろうじて熱いエスプレッソを飲んでのんびりしたところで下山開始です。
下りには違うルートを通ってみようと横道に入って歩き出しますが、これは南ではなく西に向かう道のようで引き返します。
小さい分岐はいたるところにあって、下手に踏み込むとヤバそうかな・・・
その踏み跡を歩いて出てきた男性と会話になって、持っていた地図を見せてもらってびっくりです!
地形図に、網の目のように赤い線が引かれています!
この地図をコピーしてくれた人が実際歩いたGPSの記録だそうです。
結局はバリルートを通るよりも一般的な谷ルートを下ることにししました。
訓練のつもりがまた別のことに気を取られてます。
一昨日は雨に濡れた山や紅葉の雰囲気を楽しんだ一日でしたが、今目の前には秋の陽を浴びて輝く木の葉があり、風に揺れる木々を抜ける木漏れ日があります。
今日のこの時間を楽しむ「いいもの」がいくらでもあるのに気を張り詰めて歩く気がしなくて・・・
午後になっても次々にすれ違う登山者たちと挨拶を交わしながら鼻歌でも歌って散歩するような下山になってしまいました(恥)
さっきの男性の地図から「経塚山」の位置は判ったので最低限の目的は果たした今日の補習山行でしたが、対照的な天気の両方を楽しめたことはついていました♪
今日歩いたことで一昨日の情けなかった山行にも価値が出てきた気がします。
自分の判断力や技術を伸ばすことは常に考えて実践する必要はあります。
やりたいことが少し増えている以上、それができる自分を創らないと無資格者のままですね。
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