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Yamareco

記録ID: 250855
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雪山ハイキング
丹沢

神奈川県最高峰 雪化粧の蛭ヶ岳

2012年12月06日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.0km
登り
1,250m
下り
1,250m

コースタイム

07:45 駐車場発
08:55 主脈縦走路合流
09:00 黍殻避難小屋探索
09:45 姫次
10:15 地蔵平
11:25 蛭ヶ岳頂上着

12:20 蛭ヶ岳頂上発
13:10 地蔵平
13:35 姫次
14:05 主脈縦走路分岐から釜立沢林道へ
14:40 駐車場着
天候 雨のち晴れ強風
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道413号線から釜立沢林道
林道ゲート手前に4台駐車可
コース状況/
危険箇所等
道の状況 危険箇所は特にありません。
     ぬかるみ多い
道志みち旧道のここを左折
道志みち旧道のここを左折
道なりに走りここを左折
道なりに走りここを左折
自販機のすぐ先に道標あり
自販機のすぐ先に道標あり
右の工事中の道路へ進み、しばらく走るとゲートの手前に駐車場があります。
右の工事中の道路へ進み、しばらく走るとゲートの手前に駐車場があります。
雨がやむのを待っていたので遅い出発になりました。
雨がやむのを待っていたので遅い出発になりました。
林道をしばらく歩きます。
林道をしばらく歩きます。
林道終点から登山道に入ります。
林道終点から登山道に入ります。
こんな冬枯れの道が続きます。
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こんな冬枯れの道が続きます。
晴れてきました。下弦の月が出ています。
晴れてきました。下弦の月が出ています。
前線が通過しているせいか、とても強い風が吹いています。
前線が通過しているせいか、とても強い風が吹いています。
黍殻山が見えてきました。


黍殻山が見えてきました。


急坂が終わり道が平坦になってきます。
主脈縦走路はもうすぐです。
急坂が終わり道が平坦になってきます。
主脈縦走路はもうすぐです。
合流地点
姫次、蛭ヶ岳は右方向ですが、今日は黍殻避難小屋に寄道するので左へ進みます。
合流地点
姫次、蛭ヶ岳は右方向ですが、今日は黍殻避難小屋に寄道するので左へ進みます。
黍殻避難小屋
避難小屋の前の草原
避難小屋の前の草原
草原の樹木
犬塚勉の描いた樹木はこの木ではと思い、ここに寄ってみたけど全然違います。
黍殻山の美しい場所とはどこなのだろう!
草原の樹木
犬塚勉の描いた樹木はこの木ではと思い、ここに寄ってみたけど全然違います。
黍殻山の美しい場所とはどこなのだろう!
冬枯れののカラマツ林
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冬枯れののカラマツ林
登山道脇の林
姫次の近くになると雪が出てきました。
姫次の近くになると雪が出てきました。
姫次に到着しました。
姫次に到着しました。
とても強い風が吹き荒れています。
蛭ヶ岳、檜洞丸方面は雲がすごいスピードで流れていて、山の上部は全く見えません。
とても強い風が吹き荒れています。
蛭ヶ岳、檜洞丸方面は雲がすごいスピードで流れていて、山の上部は全く見えません。
ところが暫くすると、雲が吹き散って蛭ヶ岳の頂上が瞬間見えます。山に呼ばれているような気分になってしまい、すぐに蛭ヶ岳に向かいます。
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ところが暫くすると、雲が吹き散って蛭ヶ岳の頂上が瞬間見えます。山に呼ばれているような気分になってしまい、すぐに蛭ヶ岳に向かいます。
袖平山方面の尾根
袖平山方面の尾根
犬塚勉が描いたような模様のブナの木
犬塚勉が描いたような模様のブナの木
地蔵平付近の登山道
地蔵平付近の登山道
ブナの大木
ここが最初に予定していた破線ルートの合流地点のようです。
「広河原、神ノ川ヒュッテ」と読めます。
今日はこのルートを登らなかったのは正解のようです。おそらく落葉と雪でルートはかなり解りにくいはず、そのうえに強風です。
ここが最初に予定していた破線ルートの合流地点のようです。
「広河原、神ノ川ヒュッテ」と読めます。
今日はこのルートを登らなかったのは正解のようです。おそらく落葉と雪でルートはかなり解りにくいはず、そのうえに強風です。
ここが姫次から蛭ヶ岳の中間地点になります。
次第に上空にがすが出て、風もますます強くなってきました。
早く晴れて欲しいです!
ここが姫次から蛭ヶ岳の中間地点になります。
次第に上空にがすが出て、風もますます強くなってきました。
早く晴れて欲しいです!
シカさんのヌタ場
シカさんのヌタ場
山頂方面
ガスってます。
山頂方面
ガスってます。
谷から吹き上げる風がすごい!
飛ばされそう!
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谷から吹き上げる風がすごい!
飛ばされそう!
山頂方向は少し晴間が出る。
山頂方向は少し晴間が出る。
広河原方向
橋と河原が見えます。
広河原方向
橋と河原が見えます。
枝に雪がつき樹氷になっています。
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枝に雪がつき樹氷になっています。
馬酔木に雪がついてなかなかです。
馬酔木に雪がついてなかなかです。
頂上まであと0.4キロ
頂上まであと0.4キロ
頂上付近の木は雪をまとい綺麗です。
頂上付近の木は雪をまとい綺麗です。
頂上にあと200m!
風が強く、ガスがぬけない。早く晴れてくれ!
頂上にあと200m!
風が強く、ガスがぬけない。早く晴れてくれ!
やっと着きました!
やっと着きました!
ひさびさの神奈川県最高峰!
しかし、風が強く展望もないのですぐに帰ろうと思っています。
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ひさびさの神奈川県最高峰!
しかし、風が強く展望もないのですぐに帰ろうと思っています。
こんな景色でガッカリです。
こんな景色でガッカリです。
ところが前線が通過したのか、アッという間に晴間が広がってきました。
樹木に白い花が咲いているように見えます。
とても綺麗です!
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ところが前線が通過したのか、アッという間に晴間が広がってきました。
樹木に白い花が咲いているように見えます。
とても綺麗です!
純白のオブジェ
青空にとてもよく映えます。
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純白のオブジェ
青空にとてもよく映えます。
エビのしっぽ。
風が強かった証です。エビのしっぽはロープにもたくさん付いていました。
エビのしっぽ。
風が強かった証です。エビのしっぽはロープにもたくさん付いていました。
海が見えてきました。
真鶴半島、初島、熱海方面
伊豆大島ももう少し晴れれば見えますが今日はかすかに見える程度で写真には写りません。
残念!
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海が見えてきました。
真鶴半島、初島、熱海方面
伊豆大島ももう少し晴れれば見えますが今日はかすかに見える程度で写真には写りません。
残念!
きれい!
帰らなくてよかった!
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帰らなくてよかった!
晴間はさらに広がり丹沢方面も見えてきます。
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晴間はさらに広がり丹沢方面も見えてきます。
宮ヶ瀬湖と相模原方面
私の家から蛭ヶ岳が見えるのでこの写真の中に自宅も写っているはずですが。
宮ヶ瀬湖と相模原方面
私の家から蛭ヶ岳が見えるのでこの写真の中に自宅も写っているはずですが。
青空のグラデーションが綺麗です。
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青空のグラデーションが綺麗です。
樹氷と青空
木に白い花が満開に咲いているようです!
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木に白い花が満開に咲いているようです!
樹氷と青空
あまりに綺麗なので次々にシャッターを押してしまいます。
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樹氷と青空
あまりに綺麗なので次々にシャッターを押してしまいます。
とうとう富士山まで見えて来ました。
檜洞丸とツーショット
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とうとう富士山まで見えて来ました。
檜洞丸とツーショット
またまた富士山です!
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またまた富士山です!
そろそろ帰ります。
頂上に着いたときは風が強く、ガスで展望もきかないのですぐ帰ろうと思いましたが、急に晴間が広がり素晴らしい光景が目の前に出現したことで、結局1時間近くも頂上で写真を撮っていました。
まだ帰りたくない気分です。思わず振り返ってシャッターを切りました。

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そろそろ帰ります。
頂上に着いたときは風が強く、ガスで展望もきかないのですぐ帰ろうと思いましたが、急に晴間が広がり素晴らしい光景が目の前に出現したことで、結局1時間近くも頂上で写真を撮っていました。
まだ帰りたくない気分です。思わず振り返ってシャッターを切りました。

富士山と樹氷
広河原と仏谷
このあたりの沢には釣りによく来ました。
懐かしいです。
イワナさんは今も元気にしてるかな。
広河原と仏谷
このあたりの沢には釣りによく来ました。
懐かしいです。
イワナさんは今も元気にしてるかな。
帰路の樹氷
樹氷と笹原
これもなかなかきれいです!
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樹氷と笹原
これもなかなかきれいです!
富士山と檜洞丸と樹氷
富士山と檜洞丸と樹氷
山頂付近の樹氷
山頂付近の樹氷
帰路の樹林
姫次まであと半分の地点まで帰ってきました。
姫次まであと半分の地点まで帰ってきました。
帰路から蛭ヶ岳を望む
帰路から蛭ヶ岳を望む
姫次方面
ここからの登り返しがキツク感じます。
姫次方面
ここからの登り返しがキツク感じます。
姫次からの蛭ヶ岳
日が射してきたので姫次の雪は解けています。
姫次からの蛭ヶ岳
日が射してきたので姫次の雪は解けています。
姫次からの富士山
やはり霊峰富士山は美しい!
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姫次からの富士山
やはり霊峰富士山は美しい!
姫次からの帰路
帰路から横浜方面が見えます。
ランドマークタワーも見えます。
帰路から横浜方面が見えます。
ランドマークタワーも見えます。
帰路から横浜方面
帰路から横浜方面
分岐に到着
あとはここを下るだけ。
気を付けて下りよう!
分岐に到着
あとはここを下るだけ。
気を付けて下りよう!
ゲート到着です!
綺麗な風景を見ることができて今日は本当に良かった!
ゲート到着です!
綺麗な風景を見ることができて今日は本当に良かった!
無事に帰ってきました。
運転に気を付けて帰ろう!
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無事に帰ってきました。
運転に気を付けて帰ろう!

感想

最近の山歩きは他県の山にばかり出かけているので、今回は久しぶりに地元の山、丹沢に行こうと考えていました。

地元でありながら丹沢には10年以上も行っていないので、行くのであれば丹沢山塊の最高峰、蛭ヶ岳が良いだろうと思っていました。丹沢や塔ノ岳よりも静かで落ち着いているような気もするので。

登るルートは神ノ川林道−広河原−地蔵平−蛭ヶ岳−地蔵平−姫次−袖平−神ノ川林道に戻る周回コースに決めます。
広河原−地蔵平間は未経験なのも新鮮な気分になれます。

気になるのは、前線通過によって朝方荒天になるとの予報でした。
朝起きてみると、道は濡れていますが晴れ間が見え雨は降っていません。天気予報の前線はすでに通過したと判断して出発します。

ところが、走るうちに次第にに雲が多くなり雨も降りだしてきました。
こうなると、予定のルートは水量が少なければ石の上を歩いて対岸へ行くことできますが、増水すれば渡渉になってしまう。冬に靴を脱いで沢の中をを歩くのはツライことです。
『年寄りの冷や水』いう諺は文字通り、まさに私のこの行為のためにあるような気がしてきます。

そこで、急遽予定を変更して釜立沢林道から登ることにします。
国道を左折し、ゲートの手前の駐車場に車を止め、雨の止むのを待って登ることにします。

コンビニおにぎりで朝食を済ませると雨は止んだので歩き始めます。
遅い出発になりました。
登山道を登り始めると下山してくる人がいたので、話をすると姫次は雪だったので降りてきたとのこと。
風は強いが、すでに晴れ間がでているので登れるところまでは行ってみようとさらに歩きます。

暫く登ると主脈縦走路に出ます。
蛭ヶ岳は右方向ですが、100メートルほど左へ行ったところにある黍殻避難小屋広場に立ち寄ります。
理由は、3年程前の日曜美術館という番組で犬塚勉という画家の特集をしていた中でこの黍殻山に綺麗な場所があるということを放送していたので、もしかするとこの場所かなと思い、来ることがあったら立ち寄ってみようと思っていたからです。
しかし、この場所ではありませんでした。
また、機会があったら探してみようと思います。
この画家については、岳人の9月号にも特集があったそうです。読んでみたいものです!

さらに進むと八丁坂ノ頭あたりから雪が少し出てきますが、歩くのに支障はありません。
姫次に着くと風は強いが、もうすでに晴れていて雪は降っていません。蛭ヶ岳、檜洞丸の頂上付近はすごいスピードで雲が流れています。あちらはまだ雪が降っているのかもしれません。
一瞬、雲が切れて蛭ヶ岳が姿を現します。晴れる前兆とみてすぐ蛭ヶ岳に向かいます。
途中で今日の予定コースの合流点が見つかりますが、この時期、落葉も雪もあり今日は谷から強風が吹き上げています。ここを登らなかったのは正解でした。

蛭ヶ岳が近くなってくると一気にガスってきます。また、雪は降ってませんが風が強くて吹飛ばされそうな場所もあります。

この状況なので、山頂の眺望への期待感はすでにゼロになっています。
せっかくここまで来たので頂上に着いたら蛭ヶ岳山荘の写真でも撮ってすぐに帰ろうと思い始めました。

 
そして、頂上へ着き数枚写真を撮って帰ろうとした時、あっという間に晴れ間が広がり始めました。
数分前とはまったくの別世界です!
木も草もロープまでもが雪化粧をしています。
まず、近くの山が現れ、次から次へと見えてきます。
海も見えて来ます。真鶴、初島もよく見えて来ました。
樹氷の白と空の青さの素晴らしいコントラスト!本当に奇麗です!
最後に富士山も見えて本当に素晴らしい光景です。

先程までの強風とガス、雪がこの風景を作り上げ、今の晴天がこの素晴らしい光景を私にプレゼントしてくれています。
儚い、壊れやすい光景だからこそ美しく感じるのでしょう。
山頂には私のほかに、千葉から来られた若いご夫妻がいてやはり感激していました。

今日は本当に幸運でした。
もし、あと10分早く頂上に到着していたら、きっとすぐに帰ってしまって姫次で青空の蛭ヶ岳を振り返って悔しがっていたことでしょう!

今回、地元再発見の山歩きになりました。
蛭ヶ岳の山の神様に感謝です!

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