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Yamareco

記録ID: 255003
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

霊仙 (榑ヶ畑から山上台地に△2つ)

2012年12月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:16
距離
9.2km
登り
931m
下り
932m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

榑ヶ畑登山口P 8:01−9:22 お猿岩 9:23−9:48 西峰 −9:54 霊仙(三角点) 9:58
−10:08 南霊仙(最高点) 10:10−10:18 経塚山 10:40−10:55 霊仙(三角点)
10:56−11:10 大洞谷源頭 −11:21 お猿岩 11:50−13:08 榑ヶ畑登山口P
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
榑ヶ畑登山口P:約10台(林道脇スペース)
JR醒ヶ井駅より約7km
榑ヶ畑林道は、登山口までは舗装してあるが、落石が多いので注意。
榑ヶ畑林道は、積雪があると通行不能になる場合があるので注意。
コース状況/
危険箇所等
榑ヶ畑登山口〜お猿岩は一般登山道で、積雪は0。
お猿岩下の道は、霜柱が融けた後は糊状の泥濘になるので注意。

山上台地は、以前降った雪が、帯状やマダラ状に残っている。
ガスると、方向感覚が失われ、迷いやすいので注意。
地図、コンパス、GPSは必携。
読図に不安があれば、地形を熟知した人に随行するのが望ましい。
遭難の多い山なので、入山する際は、天気予報、雪の状態等をよくチェックすること。
【白くない】
醒ヶ井駅で伊吹山に挨拶。雪が少ないなあ。
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【白くない】
醒ヶ井駅で伊吹山に挨拶。雪が少ないなあ。
【榑ヶ畑登山口】
登山口には、車が2台。ガラガラだ。積雪は0。
【榑ヶ畑登山口】
登山口には、車が2台。ガラガラだ。積雪は0。
【レントゲン写真?】
ステンドグラス風紅葉の木も、葉が落ちてスッカスカ。
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【レントゲン写真?】
ステンドグラス風紅葉の木も、葉が落ちてスッカスカ。
【勲章みたい】
道端にはツチグリがいっぱい。
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【勲章みたい】
道端にはツチグリがいっぱい。
【凍った道】
アスファルト状で快適。でも、帰りは、融けてドロドロだな。
【凍った道】
アスファルト状で快適。でも、帰りは、融けてドロドロだな。
【ここから真っ直ぐ】
お猿岩から山頂目指して、真っ直ぐに直登だ。
【ここから真っ直ぐ】
お猿岩から山頂目指して、真っ直ぐに直登だ。
【琵琶湖と長浜】
ちょっと霞んでいる。遠くは見えない。
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【琵琶湖と長浜】
ちょっと霞んでいる。遠くは見えない。
【ここが西峰】
早春にはフクジュソウがいっぱいの別天地。
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【ここが西峰】
早春にはフクジュソウがいっぱいの別天地。
【伊吹が丸見え】
台形の伊吹山が麓から全部見える。
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【伊吹が丸見え】
台形の伊吹山が麓から全部見える。
【凍ってるみたい】
お虎ヶ池がよく分かる。小さなお目々が眠そう。
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【凍ってるみたい】
お虎ヶ池がよく分かる。小さなお目々が眠そう。
【目の前にドリーネが】
霊仙三角点峰との間には、巨大な穴がポッカリと…。
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【目の前にドリーネが】
霊仙三角点峰との間には、巨大な穴がポッカリと…。
【直登は速い】
すんなり三角点峰に到着。
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【直登は速い】
すんなり三角点峰に到着。
【あれが最高点】
次の目標は最高点だ。ここからあそこまで直進だ。
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【あれが最高点】
次の目標は最高点だ。ここからあそこまで直進だ。
【伊吹に雲が】
雪の向こうの伊吹には、早くも雲がかかった。
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【伊吹に雲が】
雪の向こうの伊吹には、早くも雲がかかった。
【西南尾根と南霊岳】
雪は堅雪。雪を繋げば、快適に歩けそう。
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【西南尾根と南霊岳】
雪は堅雪。雪を繋げば、快適に歩けそう。
【御池岳】
いつの間にか黒い雲が出てきた。
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【御池岳】
いつの間にか黒い雲が出てきた。
【遠望はきかない】
最高点から経塚山を見る。伊吹はもう雲の中だ。
【遠望はきかない】
最高点から経塚山を見る。伊吹はもう雲の中だ。
【三角点峰を見る】
今来た道を振り返る。北斜面は結構白いようだ。
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【三角点峰を見る】
今来た道を振り返る。北斜面は結構白いようだ。
【堅雪上は快適】
ほぼ真っ直ぐな尾根を直進する。堅雪の上は楽ちんだ。
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【堅雪上は快適】
ほぼ真っ直ぐな尾根を直進する。堅雪の上は楽ちんだ。
【経塚山に寄り道】
予定になかったが、経塚山に寄り道する。風裏でおやつしよう。
【経塚山に寄り道】
予定になかったが、経塚山に寄り道する。風裏でおやつしよう。
【ガスってきた】
三角点峰にガスがかかる。おいおい、早過ぎだよ。
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【ガスってきた】
三角点峰にガスがかかる。おいおい、早過ぎだよ。
【ポツンと淋しげ】
ルートからはずれているので、小屋はいつも見るだけだ。
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【ポツンと淋しげ】
ルートからはずれているので、小屋はいつも見るだけだ。
【稜線に一人】
最高点に向かう人影が見える。さっき三角点峰にいた人だ。
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【稜線に一人】
最高点に向かう人影が見える。さっき三角点峰にいた人だ。
【陽が差してきた】
経塚山下の休憩場所から見た最高点と手前の雪の斜面。
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【陽が差してきた】
経塚山下の休憩場所から見た最高点と手前の雪の斜面。
【やっと青空】
ガスの切れ間から、待望の青空がのぞく。
【やっと青空】
ガスの切れ間から、待望の青空がのぞく。
【三角点峰と西峰】
右に西峰が見える。北斜面の雪が美味しそうだ。
【三角点峰と西峰】
右に西峰が見える。北斜面の雪が美味しそうだ。
【右肩狙いで】
三角点峰はこの峰のやや右側だ。左の雪の斜面が、こっちへどうぞと誘いかけてくる。
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【右肩狙いで】
三角点峰はこの峰のやや右側だ。左の雪の斜面が、こっちへどうぞと誘いかけてくる。
【う〜ん、いい感触】
雪面をトラバース気味に登る。キックステップが小気味いい。
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【う〜ん、いい感触】
雪面をトラバース気味に登る。キックステップが小気味いい。
【雪庇の縁をかすめて】
雪の上を、三角点峰の山頂に向かって真っ直ぐ進む。
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【雪庇の縁をかすめて】
雪の上を、三角点峰の山頂に向かって真っ直ぐ進む。
【二度目の三角点峰】
経塚山で会った男性が最高点に向かっていった。
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【二度目の三角点峰】
経塚山で会った男性が最高点に向かっていった。
【ここを直下降】
下の谷へ真っ直ぐ下りる。もっと雪があればシリセードできるのになあ。
【ここを直下降】
下の谷へ真っ直ぐ下りる。もっと雪があればシリセードできるのになあ。
【ドリーネだらけ】
谷を、お猿岩に向かって進む。ドリーネを縫うようにして。
【ドリーネだらけ】
谷を、お猿岩に向かって進む。ドリーネを縫うようにして。
【庭園風】
お猿岩下の池は凍っていて、なかなかの風情だ。
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【庭園風】
お猿岩下の池は凍っていて、なかなかの風情だ。
【お猿岩ってこれ?】
お猿岩でやっと猿似の岩を見つけた。
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【お猿岩ってこれ?】
お猿岩でやっと猿似の岩を見つけた。
【今度はトリプル】
カップを三重にしてみた。+断熱フタだが、効果の程は…?
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【今度はトリプル】
カップを三重にしてみた。+断熱フタだが、効果の程は…?
【霊仙名物】
帰りはベタベタのグチャグチャ。足が重くて、泥のワカンを着けてるようだ。
【霊仙名物】
帰りはベタベタのグチャグチャ。足が重くて、泥のワカンを着けてるようだ。
【通路脇の石垣】
狭い通路を歩いていると、タイムスリップし、どこからともなく子供達の遊ぶ声が聞こえてきそうだ。
【通路脇の石垣】
狭い通路を歩いていると、タイムスリップし、どこからともなく子供達の遊ぶ声が聞こえてきそうだ。
【棚状の石垣】
榑ヶ畑の廃村は、落合や今畑などと違い、残っているのは石垣のみ。
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【棚状の石垣】
榑ヶ畑の廃村は、落合や今畑などと違い、残っているのは石垣のみ。
【2台増えただけ】
今日は、全部で5台だったようだ。
【2台増えただけ】
今日は、全部で5台だったようだ。
【効率良すぎたかな】
直線で歩いたためか、思ったより少ない。
【効率良すぎたかな】
直線で歩いたためか、思ったより少ない。

感想

先日降った雪も、近辺の山ではほとんど消えてしまったようだ。
でも、毎日観ている霊仙には、まだ少し残っているようだった。
折角雪の上を歩くのだからと、霊仙ならではの計画を立ててみた。

地図を見ていて、気付いたことがあった。
お猿岩から西峰、三角点峰、最高点が、ほぼ一直線に並んでいるではないか。
そう思って、4つの点を直線で結んでみた。
更に、山頂から谷に下りお猿岩に戻れば三角形も描けそうだ。
ついでに、最高点と経塚山手前のコル、三角点峰で、もう一つ三角形が出来る。
これで、逆さWの完成だ。
こうして計画が決まった。

朝、6時半の出発時の気温は3℃。
関ヶ原に入ると、気温表示は0℃となった。
いつものように醒ヶ井駅で朝食を取りトイレをすます。
林道の凍結に注意しながら榑ヶ畑の登山口に到着。
車は2台あった。
1台は、まだ着いたばかりの男女3人グループで、準備中だった。
もう1台は、既に出発したようだった。

3人グループが先行し、その後を少し遅れて出発する。
カナヤを過ぎた所で、休んでいた3人を追い抜く。
気温が低いせいで、ほとんど汗をかかず、順調に進む。
見晴台を過ぎると、凍った道になる。
登りはいいが、帰りが思いやられる。
難なくお猿岩に着いた。
天気はまずまずだが、全体が薄く曇っている。

いよいよミッション開始だ。
お猿岩に立ち、西峰方向に照準を合わせる。
ここから、真っ直ぐ直登だ。
斜面は、藪はなく、歩きにくくはない。
所々に雪が残っている。
堅雪なので、その上を歩くのは非常に快適だ。
真直登に拘らなければ、雪を拾って歩きたいくらいだ。

西峰には、あっけなく着いた。
正面に三角点峰が見える。
左に伊吹山、右には西南尾根だ。
左下に凍ったお虎ヶ池も見えた。
三角点峰に向かおうとすると、目の前に大きなドリーネが現れた。
やむを得ず、右側の縁をギリギリで通過する。
今回の直行登行で一番障害となったのは、この無数にある大小のドリーネだった。

雪の上を歩けるようになると、三角点峰にもすぐ到着した。
この頃から、上空には雲が多くなってきた。
伊吹山の山頂には、既に雲がかかっている。
経塚山の方に目をやると、一人の登山者が山頂に到達しようとしていた。
あのもう1台の車の人かと思われる。

ここから最高点までは、ほとんど障害になるようなものはなかった。
最高点には、直線の最短距離を感じながら到達した。
南に見える御池岳の方には、いつのまにか黒い雲が出てきた。
西南尾根の方を見ると、南霊岳にかけて、かなり雪が残っていた。
今日なら、あの雪の上を縦横無尽に歩き回れるのにと、今回の計画をちょっぴり後悔した。

経塚山までも、歩きやすい雪の着いた尾根だった。
あっという間に着いてしまうのが拍子抜けだった。
ここで、風を避け東側斜面でおやつ休憩をする。
さっきの人が、三角点峰から最高点に向かっていくのが見えた。

三角点峰には、鞍部まで少し戻り、そこから直登行する。
小谷を渡り、急斜面をトラバースするが、ここも快適に進む。
稜線に上がると、三角点峰は雪の道の向こうにあった。
二度目の山頂に着くと、経塚山で会った男性とすれ違った。
これから最高点に行くという。
後から登山口に到着した人のようだ。

山頂から谷までは、北に真っ直ぐ下ればいい。
雪も着いていて、ここも快適に下る。
ただ、木を避けたり、気を許すと、すぐ蛇行してしまう。
目標に向かって真っ直ぐに進むというのは、なかなか難しいものだ。

谷に下りたら、お猿岩まで谷を真っ直ぐ行けばいい。
とはいっても、谷は微妙にまがり、その間に小さなドリーネがいっぱいだ。
ドリーネを交わしながら、極力直行するようにして、お猿岩に到着。
こうして今回のミッションは、無事終了した。

お猿岩からの下りは、案の定、泥道となっていた。
靴に付着した巨大な泥の塊と、滑りやすい道には閉口した。
それも、見晴台までだ。
それからは、誰にも会うことなく、静かすぎる道を下った。
登山口には、車が2台増えていただけだった。
今回は、天気のいい日曜にしては、ちょっと寂しさを感じる霊仙だった。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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