霊仙 (榑ヶ畑から山上台地に△2つ)


- GPS
- 05:16
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 931m
- 下り
- 932m
コースタイム
−10:08 南霊仙(最高点) 10:10−10:18 経塚山 10:40−10:55 霊仙(三角点)
10:56−11:10 大洞谷源頭 −11:21 お猿岩 11:50−13:08 榑ヶ畑登山口P
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
JR醒ヶ井駅より約7km 榑ヶ畑林道は、登山口までは舗装してあるが、落石が多いので注意。 榑ヶ畑林道は、積雪があると通行不能になる場合があるので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
榑ヶ畑登山口〜お猿岩は一般登山道で、積雪は0。 お猿岩下の道は、霜柱が融けた後は糊状の泥濘になるので注意。 山上台地は、以前降った雪が、帯状やマダラ状に残っている。 ガスると、方向感覚が失われ、迷いやすいので注意。 地図、コンパス、GPSは必携。 読図に不安があれば、地形を熟知した人に随行するのが望ましい。 遭難の多い山なので、入山する際は、天気予報、雪の状態等をよくチェックすること。 |
写真
感想
先日降った雪も、近辺の山ではほとんど消えてしまったようだ。
でも、毎日観ている霊仙には、まだ少し残っているようだった。
折角雪の上を歩くのだからと、霊仙ならではの計画を立ててみた。
地図を見ていて、気付いたことがあった。
お猿岩から西峰、三角点峰、最高点が、ほぼ一直線に並んでいるではないか。
そう思って、4つの点を直線で結んでみた。
更に、山頂から谷に下りお猿岩に戻れば三角形も描けそうだ。
ついでに、最高点と経塚山手前のコル、三角点峰で、もう一つ三角形が出来る。
これで、逆さWの完成だ。
こうして計画が決まった。
朝、6時半の出発時の気温は3℃。
関ヶ原に入ると、気温表示は0℃となった。
いつものように醒ヶ井駅で朝食を取りトイレをすます。
林道の凍結に注意しながら榑ヶ畑の登山口に到着。
車は2台あった。
1台は、まだ着いたばかりの男女3人グループで、準備中だった。
もう1台は、既に出発したようだった。
3人グループが先行し、その後を少し遅れて出発する。
カナヤを過ぎた所で、休んでいた3人を追い抜く。
気温が低いせいで、ほとんど汗をかかず、順調に進む。
見晴台を過ぎると、凍った道になる。
登りはいいが、帰りが思いやられる。
難なくお猿岩に着いた。
天気はまずまずだが、全体が薄く曇っている。
いよいよミッション開始だ。
お猿岩に立ち、西峰方向に照準を合わせる。
ここから、真っ直ぐ直登だ。
斜面は、藪はなく、歩きにくくはない。
所々に雪が残っている。
堅雪なので、その上を歩くのは非常に快適だ。
真直登に拘らなければ、雪を拾って歩きたいくらいだ。
西峰には、あっけなく着いた。
正面に三角点峰が見える。
左に伊吹山、右には西南尾根だ。
左下に凍ったお虎ヶ池も見えた。
三角点峰に向かおうとすると、目の前に大きなドリーネが現れた。
やむを得ず、右側の縁をギリギリで通過する。
今回の直行登行で一番障害となったのは、この無数にある大小のドリーネだった。
雪の上を歩けるようになると、三角点峰にもすぐ到着した。
この頃から、上空には雲が多くなってきた。
伊吹山の山頂には、既に雲がかかっている。
経塚山の方に目をやると、一人の登山者が山頂に到達しようとしていた。
あのもう1台の車の人かと思われる。
ここから最高点までは、ほとんど障害になるようなものはなかった。
最高点には、直線の最短距離を感じながら到達した。
南に見える御池岳の方には、いつのまにか黒い雲が出てきた。
西南尾根の方を見ると、南霊岳にかけて、かなり雪が残っていた。
今日なら、あの雪の上を縦横無尽に歩き回れるのにと、今回の計画をちょっぴり後悔した。
経塚山までも、歩きやすい雪の着いた尾根だった。
あっという間に着いてしまうのが拍子抜けだった。
ここで、風を避け東側斜面でおやつ休憩をする。
さっきの人が、三角点峰から最高点に向かっていくのが見えた。
三角点峰には、鞍部まで少し戻り、そこから直登行する。
小谷を渡り、急斜面をトラバースするが、ここも快適に進む。
稜線に上がると、三角点峰は雪の道の向こうにあった。
二度目の山頂に着くと、経塚山で会った男性とすれ違った。
これから最高点に行くという。
後から登山口に到着した人のようだ。
山頂から谷までは、北に真っ直ぐ下ればいい。
雪も着いていて、ここも快適に下る。
ただ、木を避けたり、気を許すと、すぐ蛇行してしまう。
目標に向かって真っ直ぐに進むというのは、なかなか難しいものだ。
谷に下りたら、お猿岩まで谷を真っ直ぐ行けばいい。
とはいっても、谷は微妙にまがり、その間に小さなドリーネがいっぱいだ。
ドリーネを交わしながら、極力直行するようにして、お猿岩に到着。
こうして今回のミッションは、無事終了した。
お猿岩からの下りは、案の定、泥道となっていた。
靴に付着した巨大な泥の塊と、滑りやすい道には閉口した。
それも、見晴台までだ。
それからは、誰にも会うことなく、静かすぎる道を下った。
登山口には、車が2台増えていただけだった。
今回は、天気のいい日曜にしては、ちょっと寂しさを感じる霊仙だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する