藤原岳 (天狗岩と展望丘へ山荘から一直線で)


- GPS
- 07:59
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,214m
- 下り
- 1,208m
コースタイム
(ルート図で、下りのGPS軌跡の一部に乱れあり)
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口:数センチの積雪 四合目:積雪約5cm 八合目:積雪約50cm 山上台地:積雪60cm以上 下山時は、五合目付近、四合目〜登山口は雪解け道 |
写真
感想
鈴鹿に雪が積もったので、藤原岳に行った。
朝、関ヶ原付近には、ほとんど雪が無かった。
三重県に入ると、ようやく道路にも雪が出てきた。
今回の雪は、琵琶湖から南の方に向かって降ったようだ。
大貝戸の駐車場は、うっすら白くなっていた。
今月の4日より少ないが、八合目から上はどうだろうか。
車も、満車かと心配してきたが、まだ空きが目立っていた。
登山口から雪があるというのは、気持ちがいい。
登山者は少なく、前後に誰もいない。
八合目までは、汗をかかない位のゆっくりペースで登る。
今日の予定は、天狗岩と展望丘だ。
折角のフカフカ雪だから、小屋から一直線に往復してみよう。
八合目までは青空だった。
小屋に着くと、西の方が雲に覆われてきて、青空が無くなってしまった。
下から30人の団体が登ってくるとの情報が入る。
それではと、急いで小屋の中に入って昼食をとることにする。
団体は、思ったより早く到着した。
食べ終わらないうちに、小屋はギュウギュウ詰めになった。
これはかなわんと、食べ終わるとすぐに外に出た。
外でも食べている人がいた。
ここで天狗岩に行く準備をする。
ラッセル覚悟の完全武装だ。
小屋の裏から、天狗岩に狙いを定め、踏み跡のない雪原に踏み出す。
初めから視界約10mの吹雪だ。
途中、ヤブや急斜面で時間を食う。
深雪に足をとられ、腰までズッポリはまったりもする。
雪が締まっていないので、全行程、ほとんど膝までのラッセルだ。
思ったよりもアップダウンが少なかったのが、せめてもの救いだった。
復路は、下りになるのと、トレースを辿ったことで、小屋まで順調に戻ることができた。
次は、展望丘だ。
小屋から山頂が見えるので、楽勝に思われた。
一旦下って、そこから急登になる。
雪が崩れ、一歩進んで半歩下がる状態が続く。
斜面に取り付くと山頂が見えなくなり、ラインから逸れ気味になる。
眺めがいいので、ついつい後を振り返り、休んでしまう。
どこからともなく話し声が聞こえてくる。
近くに誰かいるのだろうか。
小屋の方をみると、人影が見えた。
もうそろそろ、下山のタイムリミットだ。
早く山頂に行って、すぐ下ろう。
山頂からは、真っ白な竜ヶ岳が一際目を引いた。
雪は、鈴鹿の南部の方まで降ったようだ。
御池岳には、いつものごとくガスがかかっていた。
下りは、小屋めがけて一直線だ。
小屋に着くと、中には誰もいなかった。
15時30分に出発することにして、少し腹ごしらえをする。
ワカンは、八合目まで着けて下ることにした。
下りのトレースは、何十人もの足で踏み固められ、舗装道路状態だった。
これならツボ足の方が楽だった。
わざとトレースを外しながら下った。
八合目でワカンを外す。
それからは、軽くなった足で、雪の舗装道路を、飛ぶようにして駆け下りた。
大貝戸の休憩所には、4人グループが帰り支度をしていた。
他には、もう誰もいなかった。
やっぱり雪の藤原岳は面白い。
今回も、目一杯遊んでしまった。
国道近くで、駅も近い。
小屋があり、安心感がある。
手軽だが、充分満足できる山、それが藤原岳だ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する