泉ヶ岳(水神コース〜袖泉) 大雪直後のラッセル祭


- GPS
- 06:12
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 759m
- 下り
- 810m
コースタイム
天候 | 曇、雪、ときどき晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
「泉ヶ岳少年自然の家バス停16:05発」の仙台市営バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
泉ヶ岳ゲレンデ客用のお店、食事は15:45ラストオーダーです。 |
写真
感想
泉ヶ岳に行って来ました。
今年一番の寒波が去った日曜日。前日の土曜日の晩は、「明日何処に行こうか?」とちょっと迷います。山形との県境方面は吹雪らしいので却下。かつ、人気のない山に行って新雪がこんもり積もってずっとラッセルというのもシンドイ。となると、トレースが期待できるのは泉ヶ岳。普段使用する泉中央駅からの始発バスではなく、第二便に遅らせて、かつ「水神コース」なら誰かがラッセルを頑張っているハズ、という戦略を立てて悦に入って寝ました。
翌朝、泉ヶ岳に着いてみると、案の定、駐車場の登山者側には15台以上が確認されて「シメシメ」と思います。「これなら20人くらいは入っているな」とニヤリとする私。水神コースの登山口に到着してワカンを装着するあたりで男性1名と遭遇。栗駒の山スキーなどの話を伺いながら、「結構雪が深いので先頭はまだ山頂に届いてないでしょうねぇ」「ラッセル好きな人って大抵いるから、そういう人に任せればイイよね♪」などと会話しながら、男性に先に行ってもらいます。
水神コースを歩き始めるとかなり積雪があったことが分かります。気温はそれほど下がっていないものの、まだ天候も安定せず、雪がチラホラ。それでもトレースはしっかりしているので、安心しながらサクサク進みました。途中で先程の男性をパスし、歩くこと約30分、前方に4人のパーティが見えてきました。どうやら先頭のようです。深い雪にそうとう難儀されている模様。少なくとも、私よりはご年配。
「想定外(ヽ゜ω゜)ノ」
こうなったら一肌脱ぐしかアリマセン。義侠心が急に芽ばえ「若いモンがやらんでどうする。今日のラッセル好きな人は、このオイラ!!」と自己暗示を掛け、気がついたら約1時間先頭でラッセルしていました(爆) 大岩手前の積雪の多い難所で悪戦苦闘していると、先程の男性が再度合流し、ようやく先頭交代して頂きましたが、いやー、張り切ってラッセルするものじゃないですね。やり方が悪いのか、下山する頃に股関節がジワジワ痛み出します。ただ、心臓と肺が比較的強いので、下りよりも登りのラッセルのほうが自分には向いているようです。水さえ飲めて身体の発熱を外に逃がしてやれれば、没頭してしまいます。
泉ヶ岳の山頂直下でさらにもう1名男性が合流し、3人ラッセル体制で登頂することができました。4番手で上がってきた女性から、ラッセルのご褒美としてカントリーマームを頂き、報われた感に満たされます。しばらくすると続々と登頂者が現れ、最初に先頭だった4人パーティの皆様も上がってきました。聞くところによると8時半スタートだったそうで、約1時間半も交代でラッセルしていらっしゃったようです。ありがとうございました。私の知る限りでは、水神コース以外から登頂された方はいなかったように思います。
その後、北泉方面にも行き、山スキーの男性に会い、山スキーのトレースも発見しました。三叉路付近で出会った、北泉の東尾根から登ってきたという男性に聞いたところ、今から北泉をやるのは厳しいようなので、三叉路で休憩してから降りることにします。ここで泉ヶ岳からの男性1名(+お犬様)とさらに合流して、単独行4名の即席パーティ結成となりました。
ところが、三叉路からうぐいす坂へ降りようとしたところ、なんと脚の付け根くらいまで沈みます。10歩くらい頑張ってみたものの、
「これはヤバイ・・・(汗)」
とても進める気がしない、かなり危険な深さに、戦慄を覚えました。
相談の結果、「袖泉をたどって水神に戻るのがベターだろう」ということになり、トレースのない袖泉を4人+1頭で下り、無事帰ってくることができたワケですが、初めて通る袖泉は景色が良く、評判が良い理由が分かりました。また、夏道に合流する直前で、白いウサギさんを見ることもできました。デジカメを構えようとしたところ、ウサギが駆け出し、物凄いスピードで30mくらい離れて行ってしまい写真が撮れなかったのは残念無念です。ワカンもスノーシューもないのに、雪面を走るウサギは全然沈み込みません。お腹を付けて面積を増やし、身体も相当に軽いのだなと思いますが、あれでは捕まえることのできる動物は猛禽類くらいではないでしょうか。ほとんどの陸上動物はウサギに振り切られてしまうと思います。
普段は単独行メインですが、この日はパーティ山行の楽しさを存分に味わうことができました。ご同行頂いた皆様とワンちゃんに、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
栗駒は雪多そうなので、泉が岳にしましたが、栗駒より雪多かったでした
mommutさん、お久しぶりです。当日はお世話になりました。こちらこそ、いつになく愉快な山旅で、ありがとうございました。
今の船形連峰は雪が重いようですね。昨日、久々にテン泊装備を背負って定義からワカンで後白髪山を目指したのですが、余りに重く沈むんで、早々に撤退してきました。固いのに重い、そんな理不尽な雪質で、こんな場合はスキーの出番なんだろうな、とつくづく思います。明日は面白山か後白髪山か、どっちにせよ軽装備のピークハントに切り替えて再挑戦になりそうです。
それよりなによりmommutさん、見かけがかなり若いですね。私より数年先輩かと思っていましたが、いやはやビックリです。次回どこかでお会いしたときも、ラッセル隊長を承りますので、今後ともよろしくお願いします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する