日光白根山 「白銀の峰・紺碧の空!」


- GPS
- 04:10
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 602m
- 下り
- 596m
コースタイム
登山口からIN
11:15 大日如来付近
13:25 白根山 山頂到達
13:40 下山開始
14:55 ロープウェイ山頂駅
(往路:2時間55分 復路:1時間15分)
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スキー場の駐車場を利用(無料) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜樹林帯中盤まで、しっかり踏み固められた雪の道がついており、アイゼンでざくざく歩きます。 樹林帯後半から、足をとられだしたのでアイゼン+ワカンで登りました。(スノーシューの跡も多く見られました。) 森林限界より上はまた硬い雪に変わりますが、踏み抜きそうなのでアイゼン+ワカンのまま行きました。 樹林帯後半では、そこそこ斜度のある谷間を、何度かトラバースするため、滑落に注意です。 森の中は風も穏やかでしたが、山頂付近は強風で、バラクラバがなかったら寒さに耐えられなかったと思います。 標高差は600m弱で、中盤〜後半にかけてきつくなりますが、それほど急登ではありませんでした。 なにより青空に恵まれ、すばらしい景色を堪能できたので、大満足でした。 |
写真
感想
8:30のロープウェイ始発を捕まえるつもりが、駐車場に着いたのが10:00・・・
おのれ関越の渋滞めー
しかし天気はこの時点でピーカンだったので、周りで準備してるボーダーたちと同じように、テンション上がりまくりです。
10:30
ロープウェイの案内所で登山届を出し、いざ山頂駅へ。
そこで間近に白根山の姿を見て、ちょっと圧倒されました。
・・・テッペンのゴツゴツが、まるで海外の山みたいだな・・・よっしゃ昇るぜぇー(気合が入る初心者)
今回は白根山を裾から右回りに巻いて樹林帯を抜け、尾根に出たらまっすぐ登るルートです。
10:45
準備中にサワヤカなお兄さんに「これから登るんですか?」と話しかけられ、しばし会話。
登山道入り口にある二荒山神社(先週の男体山にもあったな)に道中の無事をお祈りして、踏み出します。
写真のとおり、しっかりした道がついていて安心でした。アイゼンの音がバスッバスッと心地よい。
林の中は風もなく、空も真っ青なので、歩くだけでも気分も上々です。頂上ビールが楽しみだ。
11:45
樹林帯の中盤に差し掛かると、アップダウンが激しくなるとともに、雪質も深雪に変わってきます。
アイゼンつけたままワカンを装着。登りも、斜面のトラバースも快適になりました。
さらさら雪なので、風でトレースが消えかけていたところもあり、ヒヤッとしましたが、ちょうど下山してきた方とすれ違って、道はあってると聞いて安心しました。この日すれちがったのは往路樹林帯での6人さんだけ。
(やはりスタートは早いほうがいい。おのれ渋滞めー!)
12:30
そうこうしながら森林限界を抜けると、世界は一変します。
紺碧の空!真っ白な雪原!ヒコーキ雲とか近くて綺麗! で、
かぜつよっ そんで さむっ
わりとゴツいグローブをはめてますが、指先がみるみる痛み出し、感覚がなくなりかけます。
登山靴も冬山用ではないので、つま先が(略
おまけに耳が取れそうなくらい痛い。持っててよかったバラクラバ!
13:00
下からの追い風なのが救いですが、なんにしても寒い。そして腹が減って体の電池が切れそう。
「早く帰ろうぜぇ」と、指先やつま先が泣き叫ぶのをやり過ごしながら、吹きっ晒しの斜面をのぼっていると、ちょうどいい岩陰が。
急いで身を隠すと、そこは快適な無風空間(*´ェ`)♪
ふと空を見ると、青というより紺色です。眼下の雪原の白さとあいまって、日常では想像できない景色。今日は本当にラッキーだ。
そこでザックをおろして、山頂で食べようと思ってた菓子パンやおにぎりをガツガツ食べ、冷えた指をマッサージして一息つく。
「ああ、ここから出たくねー」がしかし、ロープウェイの下り最終は15:30だ。まったりしてはいられない。
ふたたびバスバスと音を立てて登りだす。登山道らしきものはあるけど、雪面もよく、山頂は見えているので直線であがります。
13:25
誰もいないピークに到着。
もう、視界すべてが絶景です。こんな天気に恵まれていいのか俺!
しかし、吹き飛ばされてこの岩の先から落ちたらタブン生きてないな。
かぜ、さらにつよっ
独り占めの景色だけど寒い痛いもはや1秒でも早くここを離れたい。(誰だ頂上ビールなんて言ってたのは)
山頂の標識の温度計は、-25度を指しています。強風下の体感温度は考えたくもアリマセン
とりあえず、証拠いや記念写真だけは・・・おおぅ 三脚ごと飛ばされそうだー!
凍える指でセルフタイマーして撮れた貴重な一枚が、上記の「アヒャー」です(笑)
ところで山頂には、火口(?)のような、大きくえぐれた空間があって、そこは風も穏やかで、とても神秘的な場所でした。
13:40
山頂から離脱
希望ルートは、「そのまま直進して弥陀ヶ池をまわって帰るコース」でしたが、トレースが見付からないのと、「急登」という情報に危険を感じ、「来た道を戻る」に変更。
強烈な向かい風を浴びながら、斜面を直線で下ります。体がふわふわして、月面を歩いているような感覚が楽しい。
14:00
安心の樹林帯へ。さっきまでの風が嘘のように消え、午後の日差しも穏やかです。
雪がゆるみ気味なので、傾斜のトラバースに注意注意。
14:55
ロープウェイ山頂駅へ帰着。
高台から振り返ったときの山は、登る前よりもぐっと親近感が沸いて見えました。
その場で「またくるぜぇ」とひとりごちて、ザックから冷え切ったビールを取り出し「プシゥ」・・・うめぇ!
さて次はどの山に登ろうかなっと。
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