満観峰

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感想
日本坂峠から満観峰への稜線における不思議な体験談
この話は人に聞いたものですが、本当にあったことだと思える不思議なできごとです。話を聞いた日は2013年2月13日(水)で、いつも登っている満観峰の山頂です。
この山頂にくれば常連さんが何人もいて、いつでも楽しいひと時が過ごせます。
話はこの常連さんの内の2人の男性(S氏・O氏、60代前半、良識的なごく普通の人)から聞いたのです。
怖い話が嫌いな人は読まないでください。
話の内容はこうです。
2月8日(金)曇り、肌寒い日、いつもの登り慣れた日本坂峠から満観峰への稜線登山道を歩いている時の午前10時30分ころ、鞍掛峠への分岐のある鞍部へさしかかったところ、鞍部から100段以上もある急階段の中ほどを登っていく登山者がいたのでS氏が後ろのO氏に「誰か登っている」と話すと、その登山者が聞こえたらしく振り向いたそうです。(S氏はいつも声が大きい)
振り向いた顔を見てS氏は相手の人が女性だと分かったとのことでした。距離にして15メートルあるかないかでしょう。白っぽいツバの大きな帽子を被り、リュックを背負い、グレーっぽいズボンで杖を両手に持っていたそうです。
S氏はその女性がそこからまた階段を上って行くのを認め、その人が年配の女性らしく見えたので階段を登り切ったあたりで追いつくだろうと思い足元を見つつ階段を上っていくと、最初にその女性が振り向いた階段の中ほどで突然左手にその女性が立っていたのでびっくりしたそうです。その女性はもう階段の上部あたりにいるものとばかり思っていたので驚いたとのことです。不思議に思ったそうです。
そこでS氏は「こんにちは」と声をかけるとその女性は黙って頭を下げたそうです。
その時、その女性は首にかけたタオルの端を右手に持ち口と鼻を覆うようにしていたそうで、顔は目の部分がみえたとのことで顔色は青白かったとのことです。
右手には杖がなかったそうです。
年齢は65から70歳代、身長150センチ代の小柄に見えたとのことです。
階段の幅は二人並んで立つには狭すぎ、その女性は階段をはずれたササのようなものが生えた所にいたのだろうかと言っています。
S氏の後ろ数メートルを歩いて登ってきたO氏もその女性を認め、追い越して階段の上部へ進み、もう少しで登り切る少し手前の階段で道の中央に杉の木があるあたりで先行のS氏が振り返って見ると、O氏のすぐ後ろにぴたりと付くようにしてその女性がおり、その女性の顔がO氏の頭の上に出るくらいで右手と右肩が上がった形だったそうです。(S氏とO氏は歩きが早い)O氏はすぐ後ろにその女性がついて来るのに気づかなかったそうです。
その女性はO氏のすぐ後ろで一段低い所にいるわけですから、少し高い所から見たとしても顔ひとつ上に出ていたのは不思議だというわけです。
O氏は小柄な方ですがその女性より低いことはないようです。
そして、階段を上りきり木を伐採したあたりで振り向くと10数メートルの後ろでその女性はうつむき加減で止まったそうです。
S氏とO氏は何か変だとの思いと、その女性が疲れているのではとの思いから振り返ったそうです。
そしてかなりの距離を歩き途中何度か振り返ったがその女性の姿は見えなかったそうです。(他の登山者はいない)
途中の階段を過ぎて最後の60段の階段に差し掛かり、その階段の中ほどで二人でまた振り返ると登山道には誰の姿も見えなかったそうです。
ところが、あと半分の階段(30段くらい)を登り切り相次いで振り返ると何とO氏のすぐ後ろにぴたりと付くようにその女性が立っていたというのです。
O氏は驚いて「早いですね」と声をかけると無言でうつむいていたそうです。
顔は帽子のツバでよく見えなかったそうです。
O氏は後ろに人のついて来る気配は感じなかったが、なんとなく気になって振り返ったたそうです。
S氏もO氏も後ろには誰もいなかったのに、急に降って湧いたようにその女性がいたことに驚いたそうです。不思議だというわけです。
そして少し歩くと左手に小さな畑があり、そこでまた振り返るとその女性は10数メートルはなれたあたりの登山道におりこれがその女性を見た最後とのこと。
それでも気になり満観峰の山頂近くの高みから見ていたがその女性は現れなかったそうです。
普通の登山ならこのあたりまで来れば満観峰へ来るのが当然のコースと思われるが来なかったというのです。
もっとも、戻ったり、途中で休んだり、正規の道ではない下山道もありますから現れないことはあながち不思議とは言えないかもしれません。
この話は満観峰の常連達が聞き、女性は二人いて最初の女性と後の女性は別の人ではないのか、小用でも足していて急に出てきたのではないのか、最初の階段の所の女性は二人いて一人は先に行ってしまい、もう一人が階段の所で休んでいたのではないか、女性は一人歩きが不安に思う人もおり、人の後ろへ付いても不思議ではない、などいろいろな意見がでました。
しかし、両氏の話から女性は同一人物と思われ、しかも、思い込み、思い違いがあったとしても、途中二人で何回か振り返り誰もいないことを確認し、最後も60段の階段の中ほどで後ろに誰もいないことを確認し、わずか30段ばかりの階段を上っている間に突然すぐ後ろにぴたりと付くように音もなく現れるのはやはり不思議と言はざるをえないのではないでしょうか。
その女性がトレランでもしているのなら可能でしょうが、とてもそうとは思えません。
ごく普通の二人の大人が不思議だと感じた体験ですからやはり不思議なことがあったのでしょう。
これまで、山の一人歩きはしてきましたが、何だかこの話を聞いてから少し怖くなりました。
神、仏、霊魂は信じますが、楽しそうに登山する人達を見て姿を現し、一緒に歩いてみたかったのでしょうか。


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