雲取山(日帰り鴨沢ピストン)


- GPS
- 08:34
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,623m
- 下り
- 1,613m
コースタイム
9:40奥多摩小屋ー10:40雲取山山頂(昼食)11:25ー
12:00奥多摩小屋ー13:00七ツ石小屋ー14:45鴨沢バス停
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小袖乗越から積雪あり。 凍結箇所もあり軽アイゼンが必要。 |
写真
感想
雲取山は10年ほど以前から登りたかった山。
長沢背稜〜雁坂峠は玄人好みの静かな尾根歩きが楽しめると思ってたからです。
日帰り鴨沢ピストンは健脚向けのコースで私にとってはチャレンジングでした。
マイカーと冬山装備を揃え、気は熟したので決行に移しました。
6時頃鴨沢に到着。
空が白み、峰々はまだ黒く空気が冷たいなか登山靴に履き替える。
文字が読めるくらいの明るさになってから登山開始。
住宅街には早起きの猫がいた。
舗装路を10分弱歩いた後、小袖乗越まで杉林を通る。
小袖乗越から一部車道を歩き再び山道へ入る。
しばらくは地元の方の畑や作業小屋の脇を抜ける道。
堂所までは『登り尾根』の右側をゆるやかに登る。
日当たりが良い場所は雪が無いが、日陰は多く残っていた。
途中水場があるもののまだ足りているのでスルー。
尾根筋が近くなったと思ったら堂所に到着。
平らな道が続いた後、七ツ石山への急登がはじまる。
七ツ石小屋へと直登するコースを右に分けて、七ツ石山のまき道へと向かう。
まき道とは言え石尾根までは40分とあり、七ツ石山の大きさを感じさせる。
諸左衛門尾根を越えてからは積雪が増える。北東から雪が降るんだろうか。
石尾根に出ると綺麗な雪原が広がり、雪を踏みしめる音が心地よかった。
奥多摩小屋へはいくつかの小ピークがあるものの右手に巻き道が毎回あるので、
遠慮無く使わせてもらう。踏み跡からピークを歩いている人は少数派であることがわかる。
ヘリポートとある幅広の尾根道が続き、お腹がすいたのでおにぎりを食べる。
雪原に腰を下ろして富士山を眺めながらで気分が良い。
奥多摩小屋が近くなってきたところで、水場の標識(5分、美味しいよとある)が現れたので
左手に下る。ここまでの道で汗をかき持参した水だけでは足りそうに無かった。
雪に埋もれた急な階段で、結構手こずったため若干後悔した。
水場の水量は少ないものの、雪解け水のため非常に冷たくてとても美味しかった。
奥多摩小屋は小さな小屋で素泊まりのみのようだ。時間的に余裕がある山行ならゆっくり休みたいけど、
今回のように落日との戦いにおいては写真を数枚撮るくらいだ。
ヨモギの頭へひと登りし、さらには小雲取山へも急登を越える。
林を過ぎると目の前に雲取山が見えて最後の登りにとりかかる。
雲取山避難小屋前の前を通り過ぎ、山頂に到着。登り始めて5時間経っていた。
山頂からは富士山、南アルプス、飛龍山、北奥千丈岳〜金峰山(自信なし)、八ヶ岳(少しだけ)、和名倉山、雲に覆われた浅間山、石尾根が望めた。
和名倉山には登ったことがあるものの、全容がよく把握できて驚いた。
一緒のタイミングで到着した70歳前後の方に写真を撮って貰う。(証拠写真)
インスタントの塩ラーメン、焼き鳥缶の雑炊を作って温まる。
11時でも気温が低いので温かいものでないと元気でないね。
12本爪アイゼンとスパッツ、サングラスを装備して下山開始。
アイゼンは20年前に白馬岳で装着して以来だったため、ほぼデビュー戦。
雪へと食いこむ感覚が新鮮だけども、結構抵抗になるので歩きにくい。
凍結した場所でも安定して歩けるのは流石だと思った。
ダッシュで下って石尾根を離れるところでアイゼンを外す。
途中七ツ石小屋への寄り道は大してタイムロスにならないと考え、ちょっと足を運ぶ。
雲取山と和名倉山が一つの記念バッチになっていたので迷わず購入。
店番のお兄さんが言うにはこのバッチはほとんど売れていないらしい。
残りの道もダッシュで下る。時間的には余裕があるものの消化試合的なものなので急ぐ。
ラスト1時間が曲者だった。
傾斜が緩やかでも完全に凍っていて危険な箇所が何箇所も。
軽アイゼンとステッキがあれば安全に下れるのだろうけど、どちらもない私は2度も転んだ。
登山口近くの住宅地に来ると、朝も見た白黒の猫が見えてホッとした。
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