バリゴヤの頭〜稲村ヶ岳〜観音峰


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,584m
- 下り
- 1,646m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
○目的
・バリゴヤの頭を登ってみる。
○モジキ谷出合〜バリゴヤの頭
・モジキ谷出合(5台ほどのスペース)に駐車する。駐車地のすぐ隣に登山口あり。
・5分ほど谷沿いを進むと、モジキ谷と南谷の分岐(3番目の道標)があり、南谷の方に入り送水路の上を2〜3分歩くと、尾根へのとりつきがある。
・強力の頭に続く急峻な尾根の始まりである。
・尾根の下部は植林の急登で、一旦緩やかになるも、尾根の中間部で再び急になり植林から天然林に変わる。
・葉を落とした天然林の隙間から、まだ大分高い位置に大日の尖塔と稲村ヶ岳を望む。
・1350m付近で尾根は東向きから東南東向きに変わり、一時的に緩やかになる。
・上部は笹の茂った急斜面を九十九折れに進み、やがて岩場がちの急登となる。
・最後はシャクナゲや木の根が障害となる瘠せ尾根を経て強力の頭に立つ。
・強力の頭は小さな道標のある小スペースのピーク。南西方向の展望がよい。樹木越しに弥山方面も眺められる。
・強力の頭から先、稲村ヶ岳までの上り下りが半端なく急。ちょっと待てと言いたくなる緊張する箇所が多数あり。
・一度鞍部に降りる。鞍部から登り返したのちに尾根は東向きから北に折れる。そのまま東に進みやすい箇所である。
・シャクナゲブッシュの瘠せ尾根を経てバリゴヤの頭に至る。
・バリゴヤの頭はブッシュの中で展望はないが、休憩できるスペースはある。
○バリゴヤの頭〜稲村ヶ岳
・バリゴヤの頭から下る途中で見た稲村ヶ岳はまだかなり遠い。
・最低鞍部まで標高が150mくらい落ちているので、高さも相当あるように感じる。
・最低鞍部までの道は、瘠せ尾根が基本で、急激なアップダウン、シャクナゲブッシュ、歩きにくく滑りやすい木の根等の抵抗勢力で構成されており、遅々として進まず。
・写真でよく見る赤丸印の岩稜(左側にロープあり)はまだ易しいほうの部類と思う。
・最低鞍部のドンブリ辻で休憩。呼吸を整える。ここから稲村ヶ岳まで約300mの登りが始まる。
・急ではあったが、予想に反し次第に低い笹の茂る天然樹の疎林の道になり、大部分は快適に歩けた。
・最後はブッシュ気味のほぼ水平な尾根上をしばらく歩き、頂上より50m手前の登山道に合流。
・左側に稲村ヶ岳山頂の展望櫓が見えた。
・稲村ヶ岳は360°の大展望。天気は快晴。大峰奥駆け道を繋ぐ主峰群がすべて見渡せた。
・遠くに葛城金剛、大普賢岳の背後に大台ヶ原山も確認した。
○稲村ヶ岳〜観音峰〜みたらい渓谷
・下山は、クロモジ尾を辿ろうかと考えていたが、時間が早かったので観音峰経由でみたらい渓谷に降りることとした。
・これまでの悪路と違い一般の登山道は快適この上ない。大日の迂回路や法力峠までの片側が切れ落ちる登山道ですら舗装路のような感覚で歩みが進む進む。
・法力峠から観音峰に至る登山道に入る。観音峰は初めて登ることになる。
・観音峰までのアップダウンこそあれ、バリゴヤルートとは天と地の差であり、バリゴヤルートを鉛直方向に1/10程度に圧縮したような緩傾斜な道が続く。
・しかし、基本的に植林の山であることから、残念ながら展望はあまりない。
・観音峰の山頂も植林と天然林の境に位置し、広さはあるが眺望はない。
・このまま下山することになるかと眺望をあきらめていたが、観音峰から20分ほど下ったところにススキの広がる展望台(観音平)があった。
・素晴らしい眺望である。本日登ったすべての山々が見渡せた。
・強力の頭の尾根の上部から稲村ヶ岳に至る苦労したアップダウンの行程を余すことなく確認できた。
・弥山方面、山上ヶ岳の眺望もよい。
・山頂よりもここで休憩する方がよいと感じた。
・下山路も整備された一般登山道であり、紅葉の残るみたらい渓谷を経て白倉出合に着いた。
・出合にデポした自転車に乗ってモジキ谷出合に移動。
・モジキ谷出合近くの路上から夕陽の当たる強力の頭を確認。駐車地に至る。無事終了。
○その他
・登山道には、手厚いまでのテープが付けられていた。
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