総門山 〜広大なヒメシャラ林を持つ山〜 [三重県 大台町]


- GPS
- 05:35
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,227m
- 下り
- 1,212m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はないが、落葉により急坂下りでは滑る。 |
その他周辺情報 | 登山口のフォレストピアに温泉あり。 JAF会員だと100円割引で500円になる。 |
写真
感想
寒くなってきたし、そろそろこのエリアにも踏み込んでいこうと思う。
今年に入り海釣りも兼ねて行動しているので、大変お世話になっている紀勢エリアの山には絶対に登りたかったのだ。
今回はその入り口として総門山を登ることにした。
登山口はなんと奥伊勢フォレストピア宮川山荘の駐車場から始まるもので、下山したらそのまま温泉に入れるという優れた立地だ。
広い駐車場から登山道に入ると階段から始まりそのまま急坂になる。
階段が無くなったらまた更に傾斜がキツくなり、初っ端からなのでかなり息が上がった。
尾根に登り切ると傾斜は落ち着いてシダの道になり、呼吸を整える事が出来る。
落ち着いた傾斜からまた急坂と繰り返すのでバランスとしては良いと思う。
落ち葉の急坂をこなすと休憩舎があり、そこは野鳥コース分岐と4等三角点が立つ場所だ。
そこから先がこの山の見どころで、とにかくヒメシャラ林が美しい。
それに加えて紅葉真っ盛りなので良い時期に登れたなと思う。
ヒメシャラ林の先にはなんと駐車場があり、なんとこここそが北総門山山頂だという。
まぁ、何にしても2等三角点はあるし展望も良いので良しとしよう。
展望は局ヶ岳と白猪山、南勢の山々がメインだ。
駐車場からは登山道で下の林道に下る事ができ、この道もヒメシャラ林が美しいのでぜひ歩いたほうが良いだろう。
林道に下り切ったら、その林道の長い事歩く事になる。
長い事歩いたら、登山道があるので入っていくと北総門山の明るい雰囲気とは一変し、薄暗い植林の中になる。
しかも交差する林道もアスファルトじゃない登山道と同じような地面なので非常に紛らわしいのでしっかり黄色テープを見逃さないように進まないといけない。
その植林道もやがて傾斜を増し、急坂を経て尾根に登り切ると植林から抜けて明るくなる。
ただ、山頂直下は始まっているので気を緩めたらダメだ。
直下を頑張って山頂まで登り切ると、北方面だけだが展望を楽しめる。
その展望は俺にとって特別で、高見山地東側の尾根の展望だ。
三峰山から局ヶ岳まで全て見渡せるのは素晴らしく、まだ繋がっていない栗ノ木岳ー局ヶ岳をやりたくなってしまう。
時間もまだ早いので、南総門山に向かうために先に進む。
多少は歩かれているのか荒れてはない。
そもそもこの山の登山道は紛れもなく麓のフォレストピアが携わっているのでありがたい。
南総門山までは小刻みなアップダウンを繰り返すし、ずっと樹林の中なので人気なさそうだが、ピークハントには重要だ。
南総門山はより一層と樹林が濃厚となり展望を楽しめないが、素晴らしいヒメシャラ林をもっている山頂だ。
再びアップダウンを繰り返して総門山に戻ってきても誰も居なかった。
そして再び展望を見ると、伊勢湾の向こうに白い山地が小さくうっすら見えていたので、方向を辿ると中央アルプスだった。
距離が距離だけにこれには驚いた。
そして大休止の際に昼ご飯の時になんと箸を忘れていることに気がついた。
仕方ないのでそこら辺に落ちている枝をお湯で消毒してラーメンを食した。
下山のときに尾根伝いに周遊もしたかったが、どうも気乗りしなかったのでピストンで林道に下った。
林道は悪い事ばかりじゃなく、トイレもあったりして、便意をもよおしてたタイミングだったので非常に助かった。
トイレからは車椅子道があり、足の不自由な人でもヒメシャラ林を楽しんでもらおうと整備されているが、健脚の人がそこを歩くと面倒くさい以外の何物でもない。
車椅子道終点から登山道に戻り、フォレストピアまで下りきった。
そう、この山を楽しめるのはこのフォレストピアがあってこそだと改めて思ったので感謝しながら温泉に浸かりました。
今後もこの温泉は利用する事であろう。
まずは奥伊勢の第一歩を踏めて良かった。
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