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Yamareco

記録ID: 277484
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

超快晴の御嶽山 〜初春の中部遠征その1〜

2013年03月15日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:08
距離
13.6km
登り
1,534m
下り
1,525m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:30 おんたけ2240スキー場駐車場 スタート
9:15 ゲレンデを歩き、ゴンドラリフトの三笠の森駅に到着
9:35 三笠山を降り、田の原の鳥居から登山開始
9:50 遥拝所
10:00 大江権現
10:45 金剛童子
11:30 富士見石
11:52 九合目石室
12:20 王滝頂上山荘
12:25 まごころの塔 
12:50 剣ヶ峰山頂 13:10
13:40 王滝頂上 シリセードしつつ下山
15:30 三笠の森駅 15:45 (ザックに付けていたWストックの片方が無くなっている事に気付き
    三笠山へ戻り15分ロス)ゲレンデをひたすら歩いて降りる
16:35 おんたけ2240スキー場駐車場 ゴール
天候 前日に前線が通り過ぎ、3/15はおだやかに高気圧に覆われました。
日焼け止めを忘れたのを大後悔するぐらいの快晴!!
お昼ごろの3000m峰の山頂で氷点下2,3℃のうえ風がほとんど無いという、
あまりにも絶好過ぎるコンディション。
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日木曜の20:40ごろ都内出発
談合坂SAでがっつりスタ丼食べて、伊那ICで下車。
361号線から中山道に入り、元橋交差点を右折、王滝川ほとりの道の駅三岳に0:30ごろ到着し車中泊。

3/15AM5:00起床、身支度をして6:00出発、おんたけ2240スキー場駐車場に7:00ごろ到着。
おんたけ2240の駐車場は広いので駐車スペースの心配は不要です。
事前情報では、御岳湖からスキー場までの道は凍結が酷くて四駆&チェーンじゃないと厳しい、
ということでしたが、ここ数日の好天で溶けたのか、ノーマルタイヤでスキー場まで登れてしまうような状況でした。
たまたま運がよかったのでしょう。今後まだ凍結する可能性は高いと思います。
コース状況/
危険箇所等
◎道の駅三岳
おんたけ2240スキー場から一番近い道の駅です。
小さな道の駅ですがきれいなおトイレ(24H)があります。

◎おんたけ2240スキー場
暖房ばっちりのおトイレ(24H)とAM7:00-PM5:00まで利用可能な更衣室があります。
これらのある建物内の温泉施設ざぶんは休業中です。
ゴンドラ終点、三笠の森駅におトイレとラウンジ(自販機有)があります。

☆道の状況
視界が良好で、田の原から先の森林限界でも風がほとんどない、という稀有な天候のせいか特に危険は感じませんでした。

●おんたけ2240スキー場駐車場〜三笠の森駅
ゴンドラは営業時間前(AM8:00〜PM16:00)だったので、ゲレンデの端っこを歩いて登りました。
ゴンドラの軌道の直下を直登しているようなトレースもあったのですが、
急な降りを降りるポイントがわからなかったので、あきらめてゲレンデを歩きました。
トレースがあったものの、微妙に足にあわなかったり、さらに踏み抜いたりするのでスノーシューがあれば楽かもしれません。
直射日光と照り返しを遮るものが何もないので、日焼け止めは忘れずに・・・
三笠の森駅が見えたあたりからの急登がしんどいです。。。
三笠の森駅に着いたときにはゴンドラは営業開始してたので、素直に乗ればよかったのか?
修行のためには歩いたほうがいいのか?
行き帰り歩けば夕飯代ぐらいは出るから歩いたほうがいいのか?
いろんなことと相談しましょう。

●三笠の森駅〜田の原〜赤っぱげ〜八合目
駅の出入り口から見て左側の雪が背丈ぐらい積もっているところを乗り越えて三笠山に入ります。
三笠山は樹林に覆われて鬱蒼としており、枝が張り出て歩きづらい
(ザックにさしていたストックを引っ掛けて落とし、紛失しかけました)ですが、
ピンクリボンが途切れなくついており、迷うことはないと思います。
田の原には観光センターの建物や、御嶽神社の事務棟があり、
雪に埋もれて背丈ぐらいの高さになっている大きな鳥居から登山道が始まります。
緩やかな登りが続き、遥拝所(3体の神像、大黒様)を通り過ぎ、赤っぱげのあたりから斜度が増してきます。
ここまでは腐りかけた雪でしたが、だんだん表面が凍ったモナカ雪になりました。

●八合目〜九合目〜王滝頂上
八合目石室でアイゼンを装着しました。
八合目、九合目に石室がありますが、雪で埋もれてて使用不可能でした。
ひたすら急な岩まじりの道を登ります。

●王滝頂上〜剣が峰
はるか下のほうからもみえた王滝頂上山荘の裏手に立派な王滝口頂上神社があります。
神社の裏手からまごころの塔、さらに剣が峰頂上が見えます。
剣が峰頂上への最後の登りは急傾斜で氷結しているので最後まで注意して登りましょう。

●下山
九合目から八合目まで、登山道の西側の斜面をシリセードで降りました。
モナカ雪になっていて表面があまりにつるつるだったため、ヒップそりを持参していましたが、
シリ&両手でがっちりピッケルで制動、で降りました。きもちいい〜
八合目から下は雪が腐れていて歩きづらいです。

☆宿泊
翌日の恵那山に備え、中津川IC近くのルートインに泊まりました。
おんたけ2240から中山道に出て、木曽路を南下、中津川に至る、約2時間のドライブでした。

☆食事
ルートイン中津川の目の前に「プリンス松葉」という、
埼玉だったら「るーぱん」宮崎なら「おぐら」栃木なら「沙羅英幕」的なレストランがあります。
ナポリタンは昔懐かしい味でした。サイコロステーキ丼大盛はさすがの食いしん坊2人をもギブアップさせるような代物でした。
ビールのつまみの枝豆が意外に量が多かったのが敗因か・・・
まあ、うまかったから負けてませんが。
前泊地の道の駅三岳。
結局木曽牛も飛騨牛も食べれなかった・・・
2
前泊地の道の駅三岳。
結局木曽牛も飛騨牛も食べれなかった・・・
無事おんたけ2240スキー場に到着。
道路の凍結は無く一安心。
無事おんたけ2240スキー場に到着。
道路の凍結は無く一安心。
おおおおおー
これに登るのかー!
3
おおおおおー
これに登るのかー!
振り返るとお日様がジリジリと。。。
なんで
なんで日焼け止めぬるの忘れたんだー
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振り返るとお日様がジリジリと。。。
なんで
なんで日焼け止めぬるの忘れたんだー
ゲレンデ歩きからスタート
ゲレンデ歩きからスタート
ゴンドラはまだ動いてません
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ゴンドラはまだ動いてません
夏は田の原まで車で上がれるのかしら?
1
夏は田の原まで車で上がれるのかしら?
振り返るとちょっとガスってる?
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振り返るとちょっとガスってる?
でも行く手の空はどピーカン
3
でも行く手の空はどピーカン
右手に乗鞍が。近い〜
3
右手に乗鞍が。近い〜
駅が見えたけど、なんちゅー急坂。。。
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駅が見えたけど、なんちゅー急坂。。。
気合もろとも何とか登り切りました
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気合もろとも何とか登り切りました
もとはレストランだったのかなあ
もとはレストランだったのかなあ
トイレも休憩所もあります
トイレも休憩所もあります
ウォーミングアップは十分
1
ウォーミングアップは十分
三笠山に目印がいっぱい
安心です
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三笠山に目印がいっぱい
安心です
三笠山の樹林帯を抜けると田の原です
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三笠山の樹林帯を抜けると田の原です
田の原山荘は冬季休業中
田の原山荘は冬季休業中
味がありそうな看板
全部見たかった〜
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味がありそうな看板
全部見たかった〜
鳥居をくぐれないので、横を通過
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鳥居をくぐれないので、横を通過
目を凝らすと上の方にところどころ建物が見えます
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目を凝らすと上の方にところどころ建物が見えます
遥拝所の御三方
なかなか男前です
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なかなか男前です
お腹冷えちゃうよ〜
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お腹冷えちゃうよ〜
後ろに広がってたガスも切れてきましたよ
2
後ろに広がってたガスも切れてきましたよ
うーん
遠いなあ。。。
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うーん
遠いなあ。。。
あれは頂上小屋?
*王滝頂上小屋でした
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あれは頂上小屋?
*王滝頂上小屋でした
ふだんはどれくらいの高さなんだろ?
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ふだんはどれくらいの高さなんだろ?
もうすぐ急なのぼりが始まります
このあたりが赤っぱげでしょうか
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もうすぐ急なのぼりが始まります
このあたりが赤っぱげでしょうか
それにしても
どうやって
こんなとこまで担ぎ上げたんでしょ?
こんなとこまで担ぎ上げたんでしょ?
金剛童子さんです
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金剛童子さんです
なんで僕には屋根ないの〜
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なんで僕には屋根ないの〜
まだ八号目か。。。
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まだ八号目か。。。
相変わらず快調に飛ばすkame
ぜんぜん追いつけません
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相変わらず快調に飛ばすkame
ぜんぜん追いつけません
上の建物が何となく現実味のある距離になってきました
上の建物が何となく現実味のある距離になってきました
後ろを振り返ると、中央アルプスが屏風のように
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後ろを振り返ると、中央アルプスが屏風のように
富士見岩から富士山はみえず。。。
気づかなかっただけかも?
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富士見岩から富士山はみえず。。。
気づかなかっただけかも?
九。。。だよね?
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九。。。だよね?
ソロの方と抜きつ抜かれつ
ソロの方と抜きつ抜かれつ
九号目の石室です
雪に埋れてて、中には入れません
1
九号目の石室です
雪に埋れてて、中には入れません
凍ってて見えない〜
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凍ってて見えない〜
kameが直登してる。。。
右からいけば楽なのにー
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kameが直登してる。。。
右からいけば楽なのにー
ようやく雪に埋れた王滝頂上小屋に辿り着きました。
でっかい建物です
2
ようやく雪に埋れた王滝頂上小屋に辿り着きました。
でっかい建物です
ついに剣ヶ峰が見えました!
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ついに剣ヶ峰が見えました!
間断なく噴煙が噴き上がってます
当然あたりは硫黄臭
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間断なく噴煙が噴き上がってます
当然あたりは硫黄臭
王滝頂上神社です
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王滝頂上神社です
ほんとどうやって資材とか担ぎ上げたんだろ〜
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ほんとどうやって資材とか担ぎ上げたんだろ〜
像の後ろにスキーデポが。。。
滑り降りたら気持ちいいだろーなー
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像の後ろにスキーデポが。。。
滑り降りたら気持ちいいだろーなー
どの像も建物も新しいっぽいんですよね
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どの像も建物も新しいっぽいんですよね
御嶽信仰は今にも盛んなんでしょうか?
2
御嶽信仰は今にも盛んなんでしょうか?
あともう一登り!
がきつい。。。
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あともう一登り!
がきつい。。。
このうねうねくんはなに?
と思って地図見たら、まごころの塔とおっしゃるそうな
うねうねー
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このうねうねくんはなに?
と思って地図見たら、まごころの塔とおっしゃるそうな
うねうねー
さむそうー
もうちょっと!
のところがかなり凍ってて危険
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もうちょっと!
のところがかなり凍ってて危険
小屋も像もいっぱいあってほんとすごい
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小屋も像もいっぱいあってほんとすごい
これが最後の鳥居
2
これが最後の鳥居
やったー!
三角点もあるし間違いなく最高点ですね〜
3
三角点もあるし間違いなく最高点ですね〜
山頂には威厳に満ち溢れた方がいらっしゃいました
5
山頂には威厳に満ち溢れた方がいらっしゃいました
青い人と
御嶽信仰の総本山でしょうか
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御嶽信仰の総本山でしょうか
以外と広い山頂、というか境内というか
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以外と広い山頂、というか境内というか
神社の裏はこんな感じ
6
神社の裏はこんな感じ
恐る恐るバナナをお供え・・・
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恐る恐るバナナをお供え・・・
すごい眺望です!!
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すごい眺望です!!
よーくみると、たしかに富士山です!
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よーくみると、たしかに富士山です!
北に聳えるのは白山ですね。
はじめましてー
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北に聳えるのは白山ですね。
はじめましてー
十分山頂を堪能しました
気をつけて下山しましょう
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十分山頂を堪能しました
気をつけて下山しましょう
当初、むこうに見える木曽駒に行こうか?
という計画もしていましたが、結果的に御嶽山で大正解かも
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当初、むこうに見える木曽駒に行こうか?
という計画もしていましたが、結果的に御嶽山で大正解かも
後ろのほうが凍ってないのはどーいうわけだろう
後ろのほうが凍ってないのはどーいうわけだろう
何と雪は溶けて水溜りに
もう春ですものねー
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何と雪は溶けて水溜りに
もう春ですものねー
他のピークにもいってみたいけど、冬は厳しいかも
2
他のピークにもいってみたいけど、冬は厳しいかも
王滝頂上直下は急すぎるので歩いて降ります
王滝頂上直下は急すぎるので歩いて降ります
九号目あたりからシリセードスタート!
2
九号目あたりからシリセードスタート!
すべらなーい
と思ってたら急加速!
1
と思ってたら急加速!
うひょー
あれれれれ
むずかしいなあ〜
むずかしいなあ〜
こんどはもうちょっと急なところで
2
こんどはもうちょっと急なところで
はやーい!
よくできましたー!
よくできましたー!
八号目まであっという間に滑り降りました
このあたりは雪が腐れまくってて大変
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八号目まであっという間に滑り降りました
このあたりは雪が腐れまくってて大変
いやーなかなか厳しい山でした
風が無くてこれだから、通常モードの風だったらめげてたかも
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いやーなかなか厳しい山でした
風が無くてこれだから、通常モードの風だったらめげてたかも
三笠山の登りが身体にこたえます。。。
ここでhibaがストックを枝にひっかけて落とすも、駅で気がついて無事回収しました
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三笠山の登りが身体にこたえます。。。
ここでhibaがストックを枝にひっかけて落とすも、駅で気がついて無事回収しました
明日もいい天気になーれ
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明日もいい天気になーれ
一登一拾は大物ゲット
レンタル?ストックの折れたさきっぽ
8
一登一拾は大物ゲット
レンタル?ストックの折れたさきっぽ
ふう、無事帰還しました
ふう、無事帰還しました
プリンス松葉で洗面器ほどの器に盛られたステーキ丼!!
もう食えない!!
19
プリンス松葉で洗面器ほどの器に盛られたステーキ丼!!
もう食えない!!

感想

中部遠征第一弾は御嶽山です!

懸念のスキー場手前の道路の凍結もここ最近の高い気温のお陰で大丈夫そうなのと
好天&弱風が期待できそうなので前日夜に御嶽山登頂目指して東京を出発しました。

渋滞もなく道の駅三岳へ到着して、車中泊。
冷え込みもさほどではなく、小さくて静かな道の駅でアイマスクも耳栓もなしで熟睡。
5時に起きて支度を始めると空が徐々に明るくなり、雲のない空が現れます。

7時過ぎにスキー場に到着。予想通り快晴で風もほとんどありません。
ゴンドラは通常運行の様子ですがhiba軍曹の無常の「乗らないよ」の一言。
未練がましく支度の最中、「えー本当に乗らないの〜」「まだ動いてないけど、この時間だと
待って乗ったほうが着くの早いよ〜」とか言ったけど、相変わらずhiba軍曹の決意は固かった。
ちなみにこの日、たくさんの常連スキーヤーの方々とお話しましたがゴンドラの運行休止、
特に午前中はすごく多いそうです。
運休で歩くことも想定して行くことをお勧めします。

ちなみに早朝のゲレンデ内は圧雪で歩きやすいです。
私達はつぼ足で登りました。ただ朝からお日様カンカンの快晴、その上無風で二人ともシェルを着ていなくても
汗だくだく。三笠の森駅直下のエキスパートコースの登りはなかなか登り応えありました。
ポタポタ汗を垂らしながら駅に着くとゴンドラに乗って到着した爽やかな笑顔のスキーヤーの皆様が
いらっしゃいました。。
こちらのスキーヤーの皆様、本当にフレンドリーでたくさんの方々に声を掛けていただきました。

三笠の森駅から三笠山を越えて田の原に出るとなだらかなアプローチから王滝頂上山荘までの急峻な登り坂が
目の前にどどーーんと現れます。
さすが信仰の山として有名なお山だけあって、鳥居や石碑、御神像が道中にわらわらあります。
燃費の悪い我々は遥拝場を過ぎたあたりですでに腹ペコになり休憩。
パンをモリモリ食べて暖かい飲み物を飲んでこれから始まる長い急登に備えます。

最高のお天気で文句を言ってはいけないのですが見晴らしが良過ぎて先の長さがよ〜くわかるので
精神的にかなり辛いです。
8合目辺りから傾斜が強くなり、雪が固くなってきたのでこの辺りでアイゼンを装着しました。
さすがに少し風が出てきましたが八合目、九合目の石室は雪で埋もれては入れません。
お不動様のおわす祠がいくつかありますがこちらも残念ながら風除けにはなりません。
田の原からずっと拓けた登山道なので強風の時は始終風に晒されることになるので辛そうです。
今回は本当に幸運でした。

平日だし、ゲレンデを歩いた時に前後に人が見えず、ゴンドラ終点でも登山者を見かけなかったので
登山者は私達二人だけかなぁと思いましたが田の原を過ぎたあたりで
我々の前にペアが二組登って行くのが見えました。
それとソロの男性が我々のすぐあとにいらっしゃいました。
登頂一番乗りのペアさんはバックカントリーでスキーを担いで登っていました。
BCの方を見ると担いでもシールでも登りは大変だろうけど下りは気持ちいいだろうなぁと
いつも羨ましく思います。

山頂山荘は近そうで遠い。。
修行のように黙々と登り始めると「ハイ」になり気が付いたら山荘のすぐ下にいました。
山荘のところまで登りきるとそれまで隠れていた剣ヶ峰が目の前に現れます。
右手の噴火口からはモクモクと白煙が上がり、強風で雪の飛ばされたゴロ石の急坂の先に頂上が見えます!
「うわぁ、かっちょえぇ〜」と思うと同時に「うへぇ、まだ登るのねぇ」という現実が。。

奥社の脇を通り山頂への最後のひと登りです。
まごころの塔辺りはゴロゴロの石でアイゼンの足では少し歩き辛く、風も強めです。
頂上まであと数メートルというところでBCの男女お二人と挨拶させていただきました。
「あとちょっと。山頂は風もほとんどないですよ!」と声を掛けていただきました。
アイゼン・ピッケルで颯爽と降りて行かれました。我々が山荘からの下りにたどり着いた時は
姿が見えませんでしたのできっとスィーっとかっちょよくスキーで降りられたのだと思います。
うやらまし〜。

山頂は期待通りの大展望です。
南・北・中央アルプスに八ヶ岳それに富士山も見えました。
蓼科山から見たあの立派なお山、御嶽山に登って今度はこちらから八ヶ岳を見ていると思うと不思議な感じです。
それと白山も見えました。たぶん山頂から見る初「白山」です。
山頂は本当に風が弱く、20分位かけて絶景をたっぷり堪能しました。

名残惜しいですが下山します。下りは結構な傾斜なので頂上まで使ったWストックをしまいピッケルにかえました。
降り始めでソロの方と素敵なカップルさんとご挨拶しました。
下山してからヤマレコにログインしてカップルさんがヤマレコユーザーであったことに気付きました。
こんな好天の時は自分達ももちろん皆さん満面の笑顔で気持ちがいいですね。

山頂山荘から先の急坂、皆様のレコでお馴染みのシリセードポイントです。
一応ソリを持っていったんですがスピードが出過ぎるのが怖くて使いませんでした。。
それでもhibaはピッケルを上手に使ってシリセードで気持ちよくちゅ〜っと降りていましたが
ビビリkameはズルズルズルと滑り落ちるというよりずり落ちる感じ?!?
でも歩いて降りるよりずっと楽チンで楽しかったのでよしとしましょう。
この途中スノボを担いだスノーシューの2名&つぼ足ボードなし1名の3人組の若者とすれ違いました。
つぼ足の彼、他の二人に下りでついていけたのかなぁ。

急坂が終わった辺りで山を眺めながらコーヒーとチョコ休憩。
お天気がいいと雪山でものんびり休憩ができるのでいいですね〜。
青空の下、白い山でゆったり飲むコーヒーは最高です。

8合目より下はギラギラ太陽と高い気温で雪がグズグズになり時折踏み抜きながら歩きます。
体が大きい分hibaの踏み抜き率が高く、数歩歩く毎に後ろからhibaの「うぉ!」という奇声がします。

三笠山へのほんの少しの登り返しが「いやぁ〜」と思いましたが登り始めるとあっという間でした。
三笠の森駅でゲレンデを歩くのでアイゼンを外そうとザックを降ろすとhibaが「大変!ストックが1本ない!」
と青ざめる。
翌日も恵那山に登る予定なのでピッケルがあるとはいえ、ストックがないとキツイ。
新しく買うとなると懐もキツイ。。
8合目近くでの休憩の時にザックに付いているのは確認しているのでさほど遠くまで戻らずにも
見つけられる気がしてhibaだけ探しに戻りました。
それでも最悪1時間位のロスは覚悟してアイゼン外して片付けながら待つと、思ったより早く勝ち誇った顔のhiba軍曹が
片手に戦利品のストックを持ってご帰還!
三笠山の林中で木に引っ掛かって落ちたようです。
ふぅ、危ない、危ない。kameの忘れ物がないと思ったら今度はhibaの落し物か?!?と思ったけど
無事見つかって最後のゲレンデ下り。

端っこだったらソリで降りてもいいんじゃない??と思ったのですが、こんな時にビビリなhiba君が
「スノーモービルで周っているスキー場の人に怒られちゃうよ〜」と言って滑らせてくれませんでした。。
エキスパートコースの急な降りの後は行きに比べて長くダラダラとした斜面に感じます。
頂上近くであったBCのお二人は「下りは30分かからないんじゃないかなぁ」と言っていたなぁ、
と思い出しながら横を滑り降りるスキーヤーを遠い目で見つめるkameでした。

休憩やストック探しの時間もありますが行動時間約9時間。
長かったぁ、ってか時間かかり過ぎ??
でもこんないい天気なんだからのんびり景色を堪能しながら歩かなきゃ損損ですね!
最高のお天気に恵まれて遠征第一弾は終了♪

中津川までの中山道は歴史のある道だけに道中にたくさんの温泉宿がありました。
いずれかに是非寄りたかったのですが時間がおしていたので宿泊のホテルの大浴場で我慢しました。
そのあと2日目の恵那山に備えてプリンス松葉で生ビールで乾杯、そしてがっつり飯を食べました。

最高のお天気で絶景を堪能した御嶽山♪ 3000メートル超えはやっぱり景色も凄かったです!

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コメント

最高でしたね!
驚きました!
お会いしたお二方がkamehibaさんということも驚いたし、ゲレンデから登ってるのにバテてる様子もなく、物凄い勢いで登る姿には度肝を抜かれました
しかも翌日は恵那山ですか!?
我々はバッテバテでボロ雑巾でした
それにしても最高のお天気でしたね〜
顔が脱皮してます・・・

ちなみにゲレンデは、私たちの時間はゴンドラ終わってたのもあり人がいなかったので、スタッフさんにも聞いたところソリOKでした!
コースアウトしそうで、ほとんど滑れませんでしてけど
またどこかのお山でお会いできるのを楽しみにしてます
2013/3/19 11:59
miyucchiさん、こんにちは!
もう、本当に文句ない最高のお山日和でした!
うちも二人とも顔がトンでもないことになってます
この暑いのに1日中マスクしっぱなし
朝、日焼け止めをひと塗りしたkameはまだましなのですが
hibaは会社で「うわぁっ」と怖がられたそうです

いやいや、あの登りの後で日帰りで帰京するほうが凄いです!
うちは中津川までの2時間でも足が固まってヤバかったです

実はいままで下山後にレコを見てヤマレコユーザーさんとすれ違ったことに
気付くことはあっても現地で気が付いたことがないんです。
お二人の素敵な笑顔、ちゃんと覚えてますのでまたどこかのお山で会いましょう
2013/3/19 15:21
まぁ、うまかったら負けてませんが。・・・!?(笑)
お顔見てみたい^^

kamehibaさま~ さすがやわ~
さすがの御嶽山も大歓迎やったんやネ
青すぎる青空に

意味深タイトル
~初春の中部遠征その1~って良いですネ
その2その3その4・・・・ひえ~ すごい♪

おふたりどんなお顔になるのやら
楽しみに待ってよ~
2013/3/19 20:03
素晴らしいお天気。
kamehibaさん、こんばんは。

御嶽山で、これだけの晴天と無風の
日和に巡り合えるのは
一年に、何回もないかと思います。
いいなぁ

ここのシリセード、楽しいですよね。
2013/3/19 20:42
kamehibaさん、こんばんは!
くぐれない鳥居、お腹冷やしそうな布袋さん、首まで雪につかる銅像さん・・・普段はなかなかお目にかかることありませんね〜

御嶽は夏に登ったことしかないので、冬の頂上付近の姿を、へ〜といいながら拝見させていただきました
でも、私が登ったときに、うねうねくんあったかな・・・

それにしても、シリセード楽しそうだなあ。
途中で止まってしまうのがなぞですが・・・
でも私なんぞが滑ったら重力が効きすぎて・・・それ以上想像するのはヤメときます

どでかい雪山登り、おつかれさまでした
2013/3/19 21:13
シリセード
kamehibaさん、こんばんは!
kamehibaさん達の翌日に登ったkazu405と申します。

途中のシリセードの跡はkamehibaさんだったのですね!
私も真似てみましたが、猛スピードで止まらなくなり、
無我夢中でピッケルを突き刺しました。
本当に死ぬかと思いました。
是非ともコツを教えて頂きたいです!

プリンス松葉のステーキ丼、凄いですね!
2013/3/19 21:53
こちらもオソコメで・・・
おお、まだまだ青空の元の白い白い世界健在ですね
私はもうすっかり春モードなんだけど・・・
スノーウェア洗っちゃおうかなとおもいつつ、つりさげてる辺がまだ未練がましい?

シリセードいいなあ。
私ももう一つくらい残雪行こうかなあ・・・
と、乙女心(どこにじゃ)グラグラですわね
2013/3/19 22:50
さすが冬の御嶽・・・
やはり厳しい…でも素晴らしい!!

夏は田の原から登れちゃう御嶽も、スキー場から登るとなると大変だぁ…

往復12キロで標高差1500近く…
冬はやっぱ無理だな・・・って思いましたので、このレコで満足しておきます

それにしても凄い青空…

17日は鈴鹿からも真っ白な御嶽が…
さすがに存在感抜群でした
2013/3/19 23:38
ponzuさん、こんばんは〜
お顔、脱皮も始まり少しましになってきました〜
それにしても人様に見せられる代物ではないですぅ

本当に最高の週末でした
第3、4弾と続けられれば最高なんですが残念ながら第2弾で終了です。。

今年は少しずつ西のお山へ足をのばしたいです
2013/3/21 0:23
komakiさん、こんばんは!
はい、常連のスキーヤーの方々にも強風のことを聞き、
本当に幸運だったなぁと思います。
眺望も素晴らしく辛いゲレンデ歩きもすっ飛びました

シリセード、hibaは楽しんでいましたが私は怖さがまさりました。。
修行が足りません。。
2013/3/21 0:25
yamahiroさん、こんばんは!
私たちは今回が初御嶽山だったので夏の姿は知らないのですが
冬はやはりこのスキー場からのコースがメインになりますが
他にも魅力的な登山口がたくさんあるようなのでグリーンシーズンにも是非来てみたいです。

シリセード、うちも二人とも重力では負けませんよ
って威張っている場合じゃないか
2013/3/21 0:28
kazu405さん、こんばんは!
コメント、ありがとうございます!

いやいや、私もピッケル使いまくりでした
将に滑落と紙一重な感じでした。とほほ。
ちょっと怖いけど歩いて降りるよりずっと楽ちんで楽しいですよね!

それよりkazu405さんのコースタイムに度肝を抜かれました!
スピードスターですね!

プリンス松葉、店構え・内装、そして料理とどれもかなりインパクトのあるお店でした
お近くに行かれた際は是非
2013/3/21 0:34
tekutekugoさん、こんばんは!
白い山のシーズン、長いようで短いですね〜

春山でお花も魅力的なんですが、
青い空に白い山のコントラストが名残惜しくて雪歩きに向かってしまいます。

乙女心が未練タラタラでしたら是非残り少ない雪山を1回といわず楽しんでみるのもいいかと
アルプスも東北もまだ雪がたっぷり残ってますよ〜
2013/3/21 0:40
utaotoさん、こんばんは!
またまた最高のお天気ゲットしてしまいました
御嶽山は蓼科山から眺めた通り、本当に存在感抜群のスケールの大きなお山でした!
普段あまり標高は気にしないのですがやっぱり3000メートル超えの眺めは
格別でした。

逃げ場がほとんどないので風があると厄介ですが条件がよければ
utaotoさん達だったら体力的には全く問題なく行けると思いますよ、雪の御嶽山。
私たちのヘタレレコで満足してはいけません
2013/3/21 0:45
良いな〜
こんばんわ

こんな時期の御嶽山、青空と雪の中に埋まったり、そびえたつ仏像?さんたち。。
なんか良いですね〜

で、さくっと行っちゃうところがすごいですね

いつも丁寧なレコで、素晴らしいですね
2013/3/22 0:06
木曽のな〜♪ kamehibaさ〜ん
春でも、雪が一杯ねっ・・・

こんちわわ ‘pikachanさん’のチワワやねっ  カワユイ

春の雪山は 日焼けが大変でしたね カーマイローションでパフしてますか・・?

    絶景かな〜 絶景かな  ですね

尻セード 最高たのしそうですね
 kameしゃん 又、お尻 破れてなかったかにゃ 

木曽の仲乗りさん ってお酒 売ってましたね
2013/3/22 12:25
pikachanさん、こんにちは!
さくっとではないんですが、絶好の条件で登ることができました。
ラッキーでした

丁寧というか多すぎる画像とダラダラ長い感想で恐縮です
御嶽山は登山ルートだけでなくアプローチも石碑がいっぱいで驚きました
2013/3/22 17:59
centchiroさん、こんにちは!
カーマインローションってまだ売ってるんですかね?!?
懐かし〜い

centさん、鋭い!
おうちに帰ってきて、ズボンのお尻みたらお直ししてもらった破れの補修跡が毛羽毛羽してた
大反省、大反省
2013/3/22 18:08
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この記録に関連する登山ルート

山滑走 中央アルプス [日帰り]
技術レベル
5/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
御嶽山、お池めぐりコース(田の原登山口基点)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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