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Yamareco

記録ID: 281883
全員に公開
山滑走
白山

絶景・山頂からの大滑走・赤兎山

2013年04月01日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 石川県 福井県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:15
距離
21.2km
登り
1,250m
下り
1,246m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:20駐車場(林道歩き)-8:00スキー装着8:09-10:44昼食11:03-11:34稜線-11:59赤兎山山頂12:40-13:53スキー脱ぎ、林道歩き14:00-14:33駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小原(おはら)集落奥の通行止めゲート前の駐車場?を利用しました。
雰囲気的には工事関係者のためのようにも見えますが…。
コース状況/
危険箇所等
林道はところどころ落石やデブリがあったりしますが、全般的には比較的安全なほうです。平日だったので、下山時には作業者(ショベルカー、除雪車)が作業されてましたので挨拶すると「スキーですか?上はまだ雪あるんですか」と聞いてこられました。怒られるかと思いきや、いい方々です。
スキー滑降、および林道ショートカット時は変なところに入り込まないようにこまめにルートを確認してください。特に下山時のスキーは谷筋に吸い込まれるので要注意です。
林道の閉鎖解除は6月中旬の予定です。ここから徒歩。自転車持ってくれば帰りが楽だったのに〜と後悔先に立たず。
2013年04月01日 07:19撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 7:19
林道の閉鎖解除は6月中旬の予定です。ここから徒歩。自転車持ってくれば帰りが楽だったのに〜と後悔先に立たず。
林道、斜面には雪は少ししか残っていません。
2013年04月01日 07:26撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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林道、斜面には雪は少ししか残っていません。
ひたすら、我慢の登行です。
2013年04月01日 07:32撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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ひたすら、我慢の登行です。
いつ崩落してもおかしくないような状態なので、通行止めの林道というのは半ば命がけ。ヘルメットは脱げません。
2013年04月01日 07:49撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 7:49
いつ崩落してもおかしくないような状態なので、通行止めの林道というのは半ば命がけ。ヘルメットは脱げません。
取水口の作業道までが除雪されており、ここからやっとスキーで歩けます。(林道は右)
2013年04月01日 08:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 8:00
取水口の作業道までが除雪されており、ここからやっとスキーで歩けます。(林道は右)
今日の行動食の一つ、昨日出席した結婚式の二次会のおみやげのどら焼きです。
2013年04月01日 08:04撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 8:04
今日の行動食の一つ、昨日出席した結婚式の二次会のおみやげのどら焼きです。
ダムと取水口作業場が見えます。下山時には車が入って作業されてました。
2013年04月01日 08:12撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 8:12
ダムと取水口作業場が見えます。下山時には車が入って作業されてました。
数箇所、林道の雪が途切れてました。
2013年04月01日 08:19撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 8:19
数箇所、林道の雪が途切れてました。
林道ショートカット!で林道に戻るところで雪がなくなっており、グラススキーします(笑)
2013年04月01日 08:38撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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林道ショートカット!で林道に戻るところで雪がなくなっており、グラススキーします(笑)
ところどころ落石があり、いつ追加で落石があるか分かりません。
2013年04月01日 08:59撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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ところどころ落石があり、いつ追加で落石があるか分かりません。
橋に積もった雪の量はまだまだ豊富ですよ。
2013年04月01日 09:48撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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橋に積もった雪の量はまだまだ豊富ですよ。
林道も終わると稜線が見えてきて、魅惑的な斜面が広がっていました。
2013年04月01日 11:17撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 11:17
林道も終わると稜線が見えてきて、魅惑的な斜面が広がっていました。
下山時にスキーで滑るのが楽しみです。
2013年04月01日 11:21撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 11:21
下山時にスキーで滑るのが楽しみです。
この急斜面も滑るつもりでテンション上げてました。
2013年04月01日 11:46撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 11:46
この急斜面も滑るつもりでテンション上げてました。
稜線に出ると、ドーンと白山がお目見え。テンション上がる上がる。
2013年04月01日 11:50撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 11:50
稜線に出ると、ドーンと白山がお目見え。テンション上がる上がる。
結構疲れてましたが、赤兎岳の山頂が見えるとノンストップで大股登行します!
2013年04月01日 11:52撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 11:52
結構疲れてましたが、赤兎岳の山頂が見えるとノンストップで大股登行します!
あともう少し!
2013年04月01日 11:56撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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あともう少し!
この山頂からの魅力的な斜面!しかしこれを滑ると元の稜線に戻るには登り返しが必要なので、次回のお楽しみにしておきます。
2013年04月01日 11:58撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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この山頂からの魅力的な斜面!しかしこれを滑ると元の稜線に戻るには登り返しが必要なので、次回のお楽しみにしておきます。
山頂からの大パノラマ〜白山!
2013年04月01日 12:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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山頂からの大パノラマ〜白山!
別山!
2013年04月01日 12:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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別山!
三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰、銚子ヶ峰に願教寺山!
2013年04月01日 12:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 12:00
三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰、銚子ヶ峰に願教寺山!
願教寺山、木曽御嶽、よも太郎!
2013年04月01日 12:01撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/1 12:01
願教寺山、木曽御嶽、よも太郎!
よも太郎、薙刀、野伏!
2013年04月01日 12:01撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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よも太郎、薙刀、野伏!
左奥に見えるのが荒島岳。
2013年04月01日 12:01撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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左奥に見えるのが荒島岳。
経ヶ岳!結構近いです。
2013年04月01日 12:01撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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経ヶ岳!結構近いです。
大日山の峰々です。
2013年04月01日 12:01撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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大日山の峰々です。
2013年04月01日 12:03撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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構図はともかく…あ、ピンクヘルメット脱いだまま(笑)
2013年04月01日 12:04撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 12:04
構図はともかく…あ、ピンクヘルメット脱いだまま(笑)
山頂から北西の稜線から急斜面を滑降、天然クオーターパイプに入るもリップから飛び出せず。
2013年04月01日 12:43撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/1 12:43
山頂から北西の稜線から急斜面を滑降、天然クオーターパイプに入るもリップから飛び出せず。
その下の斜面も快適!
2013年04月01日 12:46撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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その下の斜面も快適!
下山時の林道ではウォータースキー。
2013年04月01日 13:48撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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下山時の林道ではウォータースキー。
林道の整備をされていました。
2013年04月01日 14:21撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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林道の整備をされていました。
撮影機器:

感想

いよいよ永年勤続休暇も後半戦、今日は移動性の高気圧に覆われて穏やかな日になるので、小原集落から赤兎岳に行ってきました。
林道は6月中旬まで閉鎖されているため、小原から延々往復20kmの行程です。実際に行ってみると21kmありました。(雪がもっと多ければ、林道のショートカットも多くできたと思います)
さて赤兎岳はもちろん初めて、気合を入れて3時起きの4時出発、しかし前日も登山道整備で雨の中作業していたこともあって眠い。途中のパーキングで10分だけ寝てリフレッシュしてたので、結局林道ゲート前に着いたのはほぼ7時でした。
林道ゲートはしっかりと施錠されており、車で脇から入るようなことはできません。歩いて進むのもちょっと面倒なくらいです。
もしかするとゲートからすぐ雪があるかな〜と淡い期待をしていましたが、あっさり打ち破られました。どこまで歩くか分からない林道をトボトボと歩きます。
40分ほど歩くと、突然林道上に雪が堆積していました。左手にダムの取水口があるので、ここの作業用に除雪されているのでしょう。やっと重い板を外せて、スキー登行で進みます。
林道は斜度もそれほどないので、まあまあのペースで進みます。1時間に1回休憩するのを楽しみにして、ひたすら足を前に進めます。
ところどころ、林道をショートカットできる斜面があるので、それを使うと距離を稼げます。ただよく確認しないと、林道に戻るところで下降が必要なのに雪がなかったり、下降できないほど落差があるところがありますから、地形図をよく確認して進みましょう。迷ったら林道を素直に進んだほうが速いです。
私もひっかかってしまい、林道に戻るところで雪が切れており、仕方なく草の上を滑り降りるグラススキーをしてました。
林道の終わりのほうになると、積雪量も相当多くなり林道がどこかが不明瞭になります。そうなるとあとは地形を読みながら適切なところを進んでいきます。
今回はスノーモービルとスノボ、スキーのトレースがありましたが、スノーシューやわかん、ツボ足のトレースはありませんでした。ということは、スノーモービルに相乗りして上まで行き、滑って下りたということでしょうか?何という贅沢な話…。

さすがに長距離の歩行に疲れたので、荷物を軽くする意味でも11時に早めのお昼にしました。大休止をしていよいよ小原峠から赤兎山を目指します。
実際には夏道に従う必要もないので、小原峠よりもやや上部で稜線に取り付きました。するとドーンと白山、別山のお目見えです。いやが上にもテンションが上がります。多少の急な斜面でもシールで直登します。雪が融けてくるとシールも水浸し状態になり、足元が重たくなります。でもシールの性能には影響しませんから、重い足かせをはめられた囚人の気分でどんどん登ります。
すると赤兎岳の山頂が視界に入ってきました。意外と近い!もうアドレナリン大放出、多少の疲れはどこへやらでガンガン登り、ついに山頂に到着しました。もうここは360°の大パノラマの世界、先週行った野伏や薙刀も近い。こっちから見る別山はまた少し違うイメージ。荒島、法恩寺、先日の大長山(おおちょうさん)も至近距離と来れば嬉しくてたまりません。お昼ご飯は終わってましたが、山頂で40分ばかし休憩しました。スキーシールが水浸しになっていたので、水を掃いてから収納します。

さていよいよ山頂からのスキー滑降です!山頂は比較的なだらかな斜面なので、普通に快調に下ります。そして大舟山に向かう稜線からの急斜面の滑降、天然クオーターパイプのあるルンゼ上の斜面を一気に下ります。クオーターパイプは進入速度が不足してリップ越えできずに不発。まぁいいや、この斜度50°はあるかと思える斜面を滑れるのはゲレンデでは体験できません。幸い雪は安定していましたのでよかったです。
その後は広大な斜面、斜度は25°程度でしょうか、雪質は氷化した状態が融けてカキ氷状態、よく滑り柔らかく、申し分ありません。大きなターンで今日のメインディッシュは終了です!

その後は複雑な地形なので、地図をよく確認しながら少しずつ滑って行きます。1回だけ行き詰った尾根に入ってしまい、また少しだけ登り返して夏道ルートの尾根に戻りました。ここは調子に乗っていると谷沿いにはまりこんで脱出不能になる恐れがありますので要注意です。
その後はどちらかといえば修行のような林道下降。斜度が緩いのでストックで漕ぎながらになります。またカキ氷の雪質だったので、ホットワックスも完全に削られてなくなっており、スキー板の滑走面が単なるプラスチックになってました。
それでも林道ショートカットではちょっと斜度が高まるので、スキー滑降を楽しめました。

そして雪の残っていた林道も終わり、最後は33分間の徒歩で下山です。歩いていると、重機の音が…林道の整備をショベルカーと除雪車でされてました。閉鎖中の林道に徒歩ですが侵入して怒られるかな…と思いましたが、一応挨拶もすると気軽に話しかけてくれました。これから林道整備は徐々に上へ上へと進んでいくのでしょう。
林道の下のほうはともかく、上のほうはまだまだ積雪があり、少なくともあと2週間くらいは十分に楽しめるかも。ただし例によってですが、

・林道では落石に注意!極めて不安定な状態、一触即発です。
・行程が長い(往復21km)ので、早めの入山を。
・スキー滑降時に調子に乗ってどんどん進まないこと。こまめに地図を見て、進む方向が間違っていれば登り返してでも正規のルートに戻ること。
・悪天候だと遭難の危険性あり。一帯は携帯不通エリアでもありますので、入山は安定した天候の日を選びましょう。
・気温が低いと雪が氷化したままで、滑落のリスクが高くなります。温暖な日を選びましょう。

ということを考慮のうえお願いします。

山スキーは、スキー滑降技術がその人の生死を左右するといっても過言ではありません。ゲレンデの最上級者コースでも、見た目はともかく一応下りてこれるのであれば、合格だと思います。

ちょっと辛口になってしまいましたが、それにしても最高の眺望と豪快な斜面の滑走で大満足です。明日は雨なのでしっかり休養することにします。

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コメント

oh! momochanさん
いつの間に改名したのかと思ったらついさっきでした
 これでうちの親父も「ほら あの何とか言う京都の細い人」(うどんか!)と言っていつも名前のところで引掛かり結局その人がどうなのか?何を言いたかったのかわからずじまいでしたが、これからは「あのももちゃんが云々」と我が家の会話も弾んで平和が訪れるでしょう。

 4月になっても 雪のレコ!頑張りますね〜 暖冬だった今年でも降るところにはしっかりと降ってるんですね。また記録更新の山滑降のレコを待ってま〜す
   
2013/4/2 23:38
うどんです(笑)
前の名称はさすがに読めなかったですからね…妙に仕事絡みにするとロクなことがないということで

そう!まだまだ山スキー頑張ってます
白山近辺にはまだたくさん雪が残っていますから、これからは 自転車 + 山スキー という組み合わせでいつまで滑走できるかチャレンジしたいです

しかし、遠征になるのでやたら早起きなのと高速代とガソリン代が嵩みますね…
2013/4/3 8:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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