峰床山 (鎌倉山〜八丁平)

- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,013m
- 下り
- 998m
コースタイム
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ このコースには危険な所はない。ただ距離が長いのと、鎌倉山(950m)からオグロ坂峠(850m)までが小さなピークを10回程登り下りしなければならない。これが以外にしんどいのと、その下りが急でストックがないととても下れない様な坂がある。往きは基本的に下りなのでそれ程でもないが、帰りもこの道を引き返すとすればその急坂が上りになり、まるで大きな壁が立ち塞がっているように見える。 ◆ それに鎌倉山から先は、行く人が少ないのか急に道が狭く、今頃は微かな踏み跡に落ち葉が積もっていて殆ど道が分からない所が多い。しかし、今回は以前と違って肝心の所には紙の道標が木に括りつけてあり、赤いテープもあり、木の葉がないので尾根は明るく見通しが良くて、まあ道迷いの心配は無い。 ◆ 峰床山は京都では皆子山に次いで2番目の高さらしいが、展望はそれ程良くは無い。南側だけ開けていて皆子山が正面に見える。此処も’08年頃までは回りは笹薮だったのが今は枯れてしまって、随分と気持ち良くなった。 ◆ 八丁平は関西では珍しいと言われている高層湿原だ。真ん中には峰床山から流れ出る沢が蛇行して湿原を形成している。以前は笹薮であったが笹が枯れて美しくなった。だが今は周囲の大きな楢の木がどんどん枯れていっている。色々手当てはしているようだが、あまり効果は見られないようだ。 ◆ 今の時期にはここに来た事がなかった。葉っぱがない時は如何だろうと思って来てみたが、矢張りここは初夏の頃、新緑の木陰でカッコウの鳴き声を聞きながら弁当を食べてる時が一番良いように思う。今年もカッコウが来てくれるだろうか? ◆ 笹が突然枯れてしまった原因は分からないと言ふ事だ。鹿と言ふ話もあるが、笹が60年に一回花を付け、その種から芽が出てまた生えると言ふ種を、鹿が全部食べたなどとても信じられない。 お陰で京都のお菓子屋さんは笹が無くなって困っているらしい。 ◆ 峰床山から八丁平へ下る時、クラガリ谷にはまだ雪が残っていて、踏み外すと50センチ位潜った。 |
感想
◆ 今日は久し振りの好天で登山日和。坊村の駐車場に着くと6,7台のハイカーの車があった。その全員が武奈ヶ岳へ行くのだろう。橋を渡って登山口の方へ行った。
◆ しかし、私は武奈ヶ岳でなく、鎌倉山から峰床山に向かうので、橋を渡らない。反対側の山裾を100m ほど北に行くと左から川が流れて来ていて橋がある。橋を渡ってすぐその左岸の林道らしき道を入る。鎖の通行止をその脇をすり抜けて入って行き、すぐに右手の尾根に向かって、急な木段の道を登ると小さな尾根に出る。最初から急坂だ。
30分位で新しい林道を横断し、更に進むと鎌倉山へ真っ直ぐに延びた尾根に上がる。すると坂も随分緩やかになり、一旦平らになったブナ平に出て鎌倉山まで割りに緩やかな尾根道だ。
◆ 鎌倉山からはルートの所で書いたように、急に道が狭く、分かり難くなる。山道ではふつう登山靴の跡が所々に幾つかは見られるものだが、ここでは一回も見なかった。その上落ち葉が積もっているので踏み跡が分からない。しかし、テープと紙の道標があった。
◆ オグロ坂峠から峰床山は山頂に通ずる尾根伝いに約30分の緩やかな上りだ。山頂は平坦に開けた10m四方位の広場になっているが、展望は南側だけだ。
此処から八丁平には、南に延びた尾根を下りコルになった所から東にクラガリ谷を下る。流れに沿って下って行くと八丁平だ。湿地の上には木道があり、沢の上には木の橋がかかっている。
◆ 出て来た所はT字路になっていて、右回り、左回り、どちらからも回れる様になっている。
今日はオグロ坂峠に戻って、来た道を引き返すので南に向かい右折する。一番南の端を回り北に向かってオグロ坂峠を目指す。すぐに中村乗越の取付がある。ここから江賀谷に出ると、時間的にも距離的にも随分楽だが、中村から坊村まで国道を歩かねばならず、大変退屈だ。
◆ オグロ坂峠からは登って来た道を坊村まで引き返す。帰りの方が少し上りになり、10回位ピークを越えなければならず、帰り道にこのコースをとるのは決してお勧めではない。前半の鎌倉山までのアップ・ダウンは2時から3時にかけての登り下りで、余程覚悟をして掛らないとバテてしまう。今日はまだ涼しく時期的に良かった。
◆ 鎌倉山からは広い緩やかな道で、どんどんスピードがでる。但し、尾根の上だけで、尾根から下りだす、林道を横断してからは、最後の急なジグザグの下りでは道も狭く段差も大きい所があり、疲れもあるし、今日一日で最も注意を払うべき所だ。
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mesner











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