記録ID: 287901
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ハイキング
比良山系
武奈ヶ岳 (口の深谷東尾根)
2013年04月22日(月) [日帰り]

- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,131m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
坊村発 8:56、 口の深谷出合 9:37、 古道標 10:02、 右谷トラバース道へ(引き返す) 10:07〜31、右よりの尾根合流点 11:35、 シャクシコバの頭 12:12、 中峠 12:22、 昼食 12:33〜13:05、 コヤマノタケ 13:14、 武奈山頂 13:40〜50、 御殿山 14:20、 P846手前 14:49、坊村着 15:40
| 天候 | 晴れ 但し強風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 今日の目的は口の深谷東尾根。口の深谷出合まで林道を歩く。口の深谷が明王谷に合流する所から尾根に取り付く。道標の脇に微かな踏み跡がある。最初から急坂だ。古い小屋や熊用の檻がある。古道標迄は何とか踏み跡はある。 ◆ 問題はこの古道標が指してる(今は廃道になってると思われる)踏み跡がはっきりと分かり、正面は盛り上がったような急坂が立ち塞がっているのでつい入ってしまう事だ。尾根を外さず登るべきなのに、その内左に回り込み尾根に取り付くと思っていたのに、随分進んだのに益々尾根から外れて行く。しかも古いが赤ペンキや岩に矢印があるので、これでよいのだと思う。道は奥の深谷の左岸を登って行き、谷に下りないが右側は谷底まで切れ落ちて滑ったら只では済まない。ふかふかの落ち葉の下がしっかりした岩の足場の所はよいが、ガレ場の所で足が滑ると止まらない様な所がある。ロープが張ってあるがとても頼りにはならない。カーブした所に両端を繋いでいるので真ん中辺りは道から随分離れている。これを見てとてもこれ以上進めないと、左側の斜面に取り付いて尾根の上まで登りたいと思ったが、とても登れる様な斜面ではない。引き返し元の所に戻る事にする。 ◆ 是以後は尾根を外さないように登る以外にない。しかし全く踏み跡がない。急坂で落ち葉が積もった斜面をブッシュの間を抜け、通り易い所をさがし、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら登って行く。急斜面で普通の登山道の様に階段状に足を置く所が無い。何時も足は斜面にあり足首とふくらはぎが極限まで曲げられたり伸ばされたりしてとても疲れる。だからなるべく斜め上にジグザグにコースを取るようにするが、倒木やブッシュに妨げられそう上手くは行かない。でも今は葉っぱが付いてなく先が見通せる時期だから未だ良かった。ブッシュに葉が付いたら見通しが利かず、もっと時間が掛ると思われる。 ◆ まもなく右(南)から上がってくる尾根と合流し北東に進むようになると、杉林が終わり、自然林の明るい狭い尾根になる。ここからはほんとに気持ち良い尾根だ。尾根が狭くなると自然と踏み跡らしき物も分かり易くなる。イワカガミやイワウチワの群落もあり、イワウチワが丁度満開だった。右前方には小川新道の尾根が見え、左(北)方向には武奈ヶ岳が見えてくる。コヤマノタケの西斜面には真っ白な樹氷が見える。一昨日の夜の雨がここでは雪だったのだ。寒い訳だ。 シャクシコバの頭はまだ仰ぎ見るように高い。その頂上は武奈とほぼ同じだからさもあらん。 ◆ 小川新道に出合うとそこがシャクシコバの頭だ。地図で確認しないと分からない様な小さく、見過ごしそうなピークだ。登り口から155分、道を間違った時間(24分)を差し引いて2時間11分かかった。足が疲れた。 ◆ シャクシコバから中峠までは急な下りだが300Mmしかない。此処で弁当と思っていたが、冷たい真冬の様な風が強くとても食べられたものではない。仕方なくコヤマノタケに向かう。そして風が当たらない所を右側の斜面に見つけそこで食べる。 ◆ 山頂は月曜日とあって先客は一人のみ。風が強い。冷たい風だ。今は晴れたり曇ったりで展望ももう一つ。ここも北西の斜面には樹氷が一杯、真っ白だ。寒い訳だ。 ◆ 下りも少し違う道を通って見ようと思い、御殿山の下の小さな広場(冬道に分岐)から冬道に入る。坂を下りきると、夏道が尾根道から下って下りた所の沢の上部を通る所に出る。その広い緩やかな左側の谷に入り下って行くと夏道と一緒になる。上の方は踏み跡は全く無いが沢沿いに下って行けばよい。梅雨時や大雨の後尾根への取り付がぬかるんでいる時など、この道は重宝だ。しかし夏場はブッシュが生えるので、今ほど快適ではない。 ◆ 以下省略。 |
感想
◆ 昔小川新道を下った時から東尾根は素直なおねだと思っていた。そしてあの熊の檻は40年以上前からあそこにあった。口の深谷に行く時に見ていた。
そして昨年 utaoto さんの記録を読んで、一度行ってみたいと思っていた。
行くならブッシュの少ない冬場の方が見通しが良く、登りやすいと思って出かける。
◆ 古道標のある所で右のトラバース道に入ったのは、あまりにもはっきりした踏み跡が付いているので当然間違いないと思った。そして赤ペンキや岩に矢印があり、ガレ場のトラバースにはロープまで張ってある。岩場はともかく、落ち葉の下のガレ場は足場に確信が持てない。ロープを持って渡るにしてもたるんだロープを持って滑ったら谷底まで落ちる可能性が大である。
尾根からは随分離れてしまって、尾根に戻る風には見えない。そこで utaoto さんの記事を思い出した。右に入らず正面の急坂を登るのが正解だと。あれはきっと此処の事に違いないと。
◆ 改めて尾根を外さない様に心して進む。この後は全く迷う様な所はない。踏み跡は全くないが尾根の上を外さない様に登って行けばよい。
しかし、杉がおおく、下生えに馬酔木が多く道を遮る尾根はあまり気持ちの良い尾根ではない。良いのは最後の1/4の自然林の尾根になってからだ。今迄の嫌な気分が吹っ飛んで十分お釣りの来る、気持ちの良い尾根だ。
◆ 下りの、御殿山の下の冬道の分岐より、冬道に入って、谷を夏道に向かって下る道は(踏み跡はない)冬道の最後の激下りがない分歩き易いルートだ。
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mesner
















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