台高北部縦走


- GPS
- 80:00
- 距離
- 35.8km
- 登り
- 2,213m
- 下り
- 2,175m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:14
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:50
過去天気図(気象庁) | 2003年12月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
台高 明神平〜池木屋山〜馬ノ鞍峰
12月27日
近鉄榛原駅に降り立つと、外は雪景色である。平地に積雪があるのは予想外だった。台高の稜線上の雪の量はいかほどかと不安になる。駅から西へ5分のスーパーオオクワで行動食を買い、駅まで戻ってバスに乗る。終点大又で降りて大又川沿いの舗装路を歩く。歩き始めは5-10cm程度の積雪であり苦はなかったが、雪は次第に深くなり、登山口付近では20cmを越えていた。下山者が残したトレースを辿るも、風が強い箇所では既に消えているか所もあった。気温は氷点下であり、明神谷の木々には樹氷がまとわりついていた。ジグザグした道をひたすら登り、夕暮れ前に明神平に着いた。東屋の屋根の下に幕営する。積雪は40-50cm。
12月28日
出発早々に明神岳までのラッセル。全行程を振り返って、このラッセルが最も応えた。当初予定した大台辻までの行程を早々に諦めて、何処まで行けるか考えながら進む。明神岳を越えると、笹ヶ峰、千石山、赤倉山、霧降山のアップダウンが続く。登りはカメのように遅く、下りはウサギのように飛び跳ねて降りる。途中、千石山の南側で右折すべき所をまっすぐ進んだり、千里峰で北股林道へ下る道に足を踏み入れたりして、迷う場面もあったが、夕暮れ前には池木屋山直下の野営適地に着いた。
12月29日
池木屋山から南の稜線は、北部と比較して痩せ尾根でブッシュが多い。また、高木に被われているため、周囲の展望はほとんどない。弥次平峰までの道はブナやヒメシャラの巨樹が多いのでそれらの勇壮な景観を楽しめるが、弥次平よりも南は松などの針葉樹やシャクナゲ、ヒメシャラの中低木などが多く、それらに行く手を阻まれるため、うっとうしいことこの上ない。また、馬ノ鞍峰に近づくに連れて積雪が少なくなり、登山意欲も薄れてくる。しかし、この日も稜線上で過ごしたかったので、馬ノ鞍峰を過ぎて主稜を南下し適当な場所で幕営した。
12月30日
馬ノ鞍峰から三之公林道へ下った。林道終点は舗装路となっており、河原にログ風の小屋が建造されていた。
【メモ】
・台高主脈は道標テープが付けられているので、それらを忠実に辿れば迷うことはほとんどない。
・弥次平峰よりも北部は広葉樹の巨木が多く、魅力的である。
・馬ノ鞍峰の手前の長細いピークの途中に一箇所キレットが潜んでいる。北側には既設のロープがある。
・池木屋山−馬ノ鞍峰は小規模なコブ(アップダウン)が連続する。
・馬ノ鞍峰からカクシ平への道の最初の分岐(支稜線から左折)はテン場適地だ。
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