恵那山 (花桃と残雪と展望の広河原ルート)


- GPS
- 09:56
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,446m
- 下り
- 1,447m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
園原ICは名古屋方面からのみ利用可のハーフインターなので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースはよく踏まれており、保守もされている模様。 中程から残雪あり。 頂上稜線は、オオシラビソの樹林の中、全面雪上歩行。テープ多数あり。 山麓の月川温泉付近は、花桃が丁度満開を迎えており、見応えあり。 |
写真
感想
5月の連休になると思い出す恵那山。
園原インターを降りると見えてくる花桃。
これでもかというばかりの花桃攻撃に、眠気も吹っ飛び、しっかり目が覚める。
中、南のアルプス展望が続く残雪の斜面では、いくら休んでも飽きがこない。
晴天予報に誘われ、そんな情景をふと頭に思い浮かべたら、もうだめだ。
今年も行ってこよう。
園原ICを降り、登山口に向かう。
すぐに花桃の歓迎を受ける。
まだ車は少ない。
しかし、道端には駐禁コーンが並び、車を駐められない。
日中には、恐らく花桃以上の人と車で溢れかえるのだろう。
車をゆっくり進めながら、車中からの花桃鑑賞とする。
花桃の里を過ぎると、目的が登山だったということを思い出した。
さあ、駐車地まで急ごう。
ゲート前には、ズラリと車が勢揃いしていた。
少し戻り、路肩に駐める。
ひんやりした空気を吸って、いざ出発。
林道を30分ほど歩いていくと、登山口に着いた。
河原におり、丸太橋を渡る。
側には、徒渉するなの標識がある。
以前、ここで徒渉中に流されるという遭難があったようだ。
対岸に渡ると、ここからいきなりの急登だ。
やがて、カラマツ林が現れ、神坂ルートの尾根が見えてくる。
道が尾根上に変わり、しばらくすると、イワウチワの群落が現れた。
以前より増えていて嬉しくなる。
イワウチワを愛でながら、ここで初めての休憩を取る。
傾斜が緩やかになると、P1716らしき所に着く。
標識をうっかり見落としたようで、そまのまま休憩無しで進む。
国土地理院の25000分の一の地図にある1716標高点はどうも怪しい。
等高線からみて明らかにおかしいと思われる。
やがて、ところどころに雪が出てきた。
見晴らしのいい笹の上の残雪の上で休憩する。
天気がいいので、残雪があるとつい休憩したくなってしまう。
数人に追い着かれるが、誰も休憩しようとしない。
いよいよ残雪の尾根歩きにかかる。
今年もほどよい残り具合だ。
雪の上を登っていると、次第に遠くが見渡せるようになってきた。
こうなると、振り返り振り返り、休み休みだ。
間近には、雪の御嶽が綺麗に見える。
正面には、中央アルプスの峰々が重なっている。
右には、南アルプスが長々と続いているのが見える。
逆光気味の中、目を凝らすと、白く高い峰々が判別できた。
塩見岳を見つけ、それから左右に辿っていく。
左には、白根三山、仙丈。
右には、荒川三山、赤石、聖が大きい。
残念ながら、写真にははっきり写っていなかった。
目でははっきり確認出来たのだが。
帰りに、また、ここでのんびりすることにして、登りにかかる。
オオシラビソの樹林の中に入ると、下には雪がびっしり詰まっている。
山頂まで延々と樹林の中の雪上歩行が続く。
地面がかさ上げされているので、閉塞感はあまりない。
木々の間から、時折展望も開ける。
黒井沢ルートへの尾根の分岐を過ぎると、傾斜が緩くなる。
長い山頂の稜線を辿ると、ようやく展望台のある広場に着く。
ここが三角点のある山頂だ。
山銘板がないと、うっかり通り過ぎてしまうほど平坦な山頂だ。
三角点は雪の下だった。
避難小屋は、山頂からすぐだった。
最初に目に入るのは、小屋と見紛うほど立派なトイレだ。
小屋は、そのすぐ上にあった。
小屋の前は広場になっており、ゆっくりくつろげる。
昼食後、空身で最高点付近を散策する。
展望を楽しんだあと、小屋に戻り、下山に取りかかる。
帰りは、かの雪上展望地で心ゆくまで休憩する。
ここで、ほとんどの人に追い抜かれ、最後の人になってしまった。
やや雲行きが怪しくなってきたのを見て、下山を決意する。
登山口に着いたら、ぽつりぽつりと来た。
降るかなと思ったら、すぐに止んでしまった。
帰りは、人の少なくなった花桃の里で、じっくり花桃を見ることができた。
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