磐梯山♪櫛ヶ峰登頂と東尾根降下


- GPS
- 07:11
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,221m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 7:11
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■櫛ヶ峰・・・基本ガレ場で脆いので、雪が着いている積雪期に登りました。ただ7:3で岩と氷雪のミックス、どの季節も滑落リスクがあると言うことですね。慎重に下れば慣れている人は大丈夫だと思いますが、尾根北側は切れ落ちており、勢い余ってここから落ちたら命の保障はありません。尾根南側もしかり... ■磐梯山東尾根・・・ここもバリエーションルートです。以前、登りで使った時に、下るのはリスキーだな...と感じたのを思い出して、今回下ることにしました。斜度が強い所は、ハシゴを降りるように背中を向けて、ピッケルとアイゼンで保持しながら下りました。よほどの事がない限り、尾根の北側に落ちることはないと思いますが、南側に滑落した場合でも、止められなかったら大変なことになります。下りのアイゼンワークが試されるルートです。また後半は気温が上がり、よくアイゼンが雪ダンゴ状態になりました。際どい箇所は、その都度、アイゼンの状態をチェックしながら下る必要があります。 |
その他周辺情報 | 休暇村裏磐梯:日帰り温泉800円(露天風呂あり) |
写真
感想
久しぶりにキッチリと活動日記(レコ)を書きます。今日はソロ、誰も疑わない快晴予報の日、往路でマイバースディフルムーンを吾妻連峰に見送って、道の駅つちゆで御来光を拝みました。裏磐梯に抜けると、道路の温度表示がマイナス17℃、なかなか冷えてます。
裏磐梯スキー場から登り始めると、駐車場で隣だった女性が少し前を歩いてました。どのタイミングで抜こうかと考えていたら、ペースがほぼ同じ、いや向こうが速いかも?彼女が休憩するタイミングで道を譲って貰いました。かなり慣れてそうだったので、櫛ヶ峰に登った事があるか訊いたら、櫛ヶ峰経験者でした。今日一番の不安材料である櫛ヶ峰ルートの情報を生で聴くことができました。その後、彼女とはイエローフォール、櫛ヶ峰分岐、磐梯山山頂と4度会うことになります。
やや小さめのイエローフォールに立ち寄り、櫛ヶ峰分岐から櫛ヶ峰を目指します。雪があまり着いてない!これなら無積雪期に登るのとあまり変わりません。登り続けると程なく山頂に到着、気象庁の機器が設置されており、ここからの磐梯山ビューは圧巻でした。この風景が見たかったんです。さて課題の櫛ヶ峰下山、間違っても勢い余って尾根北側に落ちないように注意を払い、無事分岐まで戻りました。スキル的に難しくありません。ただ滑落した時は生死にかかわります。
弘法清水経由で磐梯山山頂へ!雪が締まって登りやすく、櫛ヶ峰分岐からすぐに着きます。なんかテレビ局の収録やってます。何やら4/26放送らしいのですが、どこの局かはわかりません。カップ麺を食べながら、山頂からの360°ビューをずっと楽しみました。関西系東京人の2人連れにカメラを頼まれて、東京人3人連れにもカメラを頼まれて、楽しい会話ができました。
今日のチャレンジ2、東尾根の降下です。山頂直下の斜度もキツく、うっかり滑落、3メートルくらいで止められました。前向き下山で突然雪面がクラストしており、アイゼンが刺さらず...。油断してました。ここからは一歩一歩確認しながら下山、ピッケルとアイゼンワークの実地練習です。東尾根では登って来る数人とスライド、皆ヘルメットを被っていました。近年、日本アルプスに限らず、以前ヘルメットを被らないようなルートでも、被るようになってます。そんな変化に追尾することも必要かもしれません。
東尾根を終えて、沼の平を横断です。この絶景、誰もいません。多少沈みますが、それほどでもないので、今日はオールアイゼンで歩きました。櫛ヶ峰分岐に戻ると、さっきのテレビ取材班がドローンを飛ばしていました。ここからの下りは締まった雪、アイゼンを効かすために強い着地をずっと続けたので、ちょっと膝に違和感、それからはスピードを抑えました。イエローフォールから銅沼へはルートファインディングの練習、グダクダです。遠回りしてしまい、最短ルートからほど遠い!まだまだ地形を読めてません。でもこの辺はあまり高低差がないから難しいな...言い訳です。ゲレンデトップからはゲレンデ脇の樹林帯を通って下山完了、ここのスキー場は、登山者がゲレンデを歩くのを強く禁止しています。
朝は低温だったのに、昼は無風で気温が上がり汗だく、休暇村裏磐梯で汗を流しました。人も少なく露天風呂は貸切状態、ロビーからは磐梯山が見事に望めます。まだ明るいので、ちょっと桧原湖のワカサギ釣りを見学、氷上に張ったテント群を見ていると、極地のような雰囲気を味わえます。山中とはまた違った非日常感です。帰路では、朝に見送った満月が、少し欠けて昇って来ました。当たり前だけど、自分がいてもいなくても、宇宙は法則通りに動いているんだなー!遠く文明が発達した星へ行けば、人間の存在理由を教えてくれるだろうか?そんな自分と向き合った一日でした。
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