記録ID: 2988754
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ハイキング
近畿
観音坂十一面観音磨崖仏〜大神田阿弥陀不動双体磨崖仏〜藤尾城跡
2021年03月11日(木) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:28
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 1,382m
- 下り
- 1,333m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
大神田阿弥陀不動双体磨崖仏へは道がありません。墓地道はあちこちで道が崩れており、橋が渡されています。ただその橋がどれだけ安定しているかは確証が持てませんので、橋の状態を慎重に見極めて渡る必要があります。 |
写真
観音坂十一面観音磨崖仏への山道は、あちこちプラスチックの板と鉄の棒で階段が整備されていて、思いの外人の手が入っていました。この道は、かつては狭川あるいは阪原へ抜ける山越えの街道だったそうです。確認していませんが、現在は木津川カントリークラブで行き止まりとなっているようです。
かさぎゴルフ倶楽部から北にすぐ、坂を上りきったあたりにある道標。「史の道ハイキングコース」の看板の右側に「石あて地蔵(台座のみ)」があります。この看板の左側に、道標がありますが、大神田(オオジンダ)阿弥陀不動双体磨崖仏へは、看板と道標の間から、古い道の痕跡を谷の下へ下りて行きます。
意外にも平坦で広い谷底をしばらく歩くと、谷の真ん中に二階建ての家ほどもある巨大な岩が見えてきました。
「南山城 石仏の里を歩く」の著者である石田正道さんは、「ふるさと案内かも」で当尾などの案内人をされていることがあり、いろいろお話を伺う機会があったのですが、石田さんは「この辺りはどこを下りても全て同じ谷に集まる。その谷を少し歩くと谷の真ん中に大きな岩があるからすぐわかる」とおっしゃっていました。
まさにその通りで、谷の真ん中の大岩は遠目にも異様な存在感を放っていました。
「南山城 石仏の里を歩く」の著者である石田正道さんは、「ふるさと案内かも」で当尾などの案内人をされていることがあり、いろいろお話を伺う機会があったのですが、石田さんは「この辺りはどこを下りても全て同じ谷に集まる。その谷を少し歩くと谷の真ん中に大きな岩があるからすぐわかる」とおっしゃっていました。
まさにその通りで、谷の真ん中の大岩は遠目にも異様な存在感を放っていました。
巨大な岩の右(東)側に回ると、大神田(オオジンダ)阿弥陀不動双体磨崖仏がありました。写真だとわかりにくいですが、石仏の四角い枠は、真下に立って手を伸ばしても全然届かない高さにあります。
かつてはこの大岩の前に、下流へ続く道があったのかもしれませんが、今は岩の前に水の流れがあり、山の急斜面を巻く細い獣道を歩くしかありません。
ところで、この写真は下流側から上流側を撮影したものです。大岩より上流の地面が一段高くなっているのがわかると思います。
つまり、この大岩が天然の砂防ダムとなって、上流の土砂を堰き止め、この大岩より上流に、谷底が平坦な谷を形作ったように見えます。
ちなみにこの大岩より下流は、大小の岩が散らばり、とても耕作可能には思えませんでした。
このあたりを大神田(オオジンダ)と言うそうですが、この大岩が磐座として信仰されていたとすれば、まさにこの大岩が水田を作り出したわけですから、実にこの地にふさわしい名前だと思います。
ところで、この写真は下流側から上流側を撮影したものです。大岩より上流の地面が一段高くなっているのがわかると思います。
つまり、この大岩が天然の砂防ダムとなって、上流の土砂を堰き止め、この大岩より上流に、谷底が平坦な谷を形作ったように見えます。
ちなみにこの大岩より下流は、大小の岩が散らばり、とても耕作可能には思えませんでした。
このあたりを大神田(オオジンダ)と言うそうですが、この大岩が磐座として信仰されていたとすれば、まさにこの大岩が水田を作り出したわけですから、実にこの地にふさわしい名前だと思います。
貞慶上人のお墓。地元では「上人墓(しょうにんばか)」と呼ばれているそうです。
貞慶は承元2(1208)年、観音信仰に関心を持ち、海住山寺に移りました。そして建暦3(1213)年、貞慶は海住山寺で入寂しました。59歳でした。
海住山寺にも貞慶のお墓があります。おそらくゆかりの深い両寺で分骨したものと思われます。
貞慶は承元2(1208)年、観音信仰に関心を持ち、海住山寺に移りました。そして建暦3(1213)年、貞慶は海住山寺で入寂しました。59歳でした。
海住山寺にも貞慶のお墓があります。おそらくゆかりの深い両寺で分骨したものと思われます。
感想
大神田阿弥陀不動双体磨崖仏は谷の真ん中にある大岩がものすごい迫力で感動しました。
藤尾城跡も素人目にも遺構がよくわかり、おもしろかったです。
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