ミツマタの花と高室山・高畑山散策
滋賀県
エスエス
その他2人 
体力度について
- GPS
- 06:14
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 985m
- 下り
- 952m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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感想
ミツマタの花の群落があるという情報を得たので、行ってみようと時期を考えた結果、今年は早そうだと思い彼岸前の3/19とした。大君ケ畑手前の佐目集落の一角のようだ。そこへ行った人のGPS軌跡を確保できたのでもう安心してミツマタの花と高畑山、高室山を散策できそうだ。
佐目集落の手前の霜ヶ原とR306との三叉路から北に向けて林道があるが、そこからミツマタの群落へ進むらしい。車を三叉路の中央にある空き地に数台ミツマタ見物らしい車があるので横に止めた。林道入り口はゲートがあって、駐車禁止とあった。老人を含めた数人の観光客らしき人が先に入っていったのを場所確認時に認めたが、やはり評判のミツマタ群落のようだ。楽しみの気持ちがワクワクとするのが判った。
林道を少し歩くと左側に黄色の花が見えてきた。それはミツマタの花であった。綺麗だな！と直ぐにカメラを向けて撮った。すると直ぐ先に数人の人が谷側に降りてそこには無数のミツマタが咲いていて、接写したり、三脚で長時間撮影などしているのだろうか?
我々は花の写真を撮るためにここに来たのではないが、この花の群生地を見て素通り出来るわけはない。その先の道脇のミツマタの多さに感心しながら、シャッターばかりを押していた。すごい、すごいと言いながら。まるでミツマタの撮影だけに来たみたいに。上から降りてくる人もいて、見事ですね！と声を掛けながら上へ上へと上がれども、ずーっと続いているのには驚いたのだ。
ミツマタの写真を撮るのにもう飽きたという感じで、群落の最上部に来て下を見下ろして凄いな！とため息をついてから、ハイクモードになって害獣防止策を開けて山の中に入った。
写真を撮りながら何時の間にやらかなり高度を上げたようで、尾根上の台地から周囲が見えてきた。緩い傾斜の登山路の植林地を進むといつの間にやら、小高い山頂に着いた。高畑山との標識があって、もう着いたのかと感じた。標高471mなので高くはないが、登山口から200mは高度を稼いでいることになる。
東側に向く踏み跡を辿ると鉄塔があって、3名の女性が弁当を広げようとしている。きっと、ミツマタの花を観賞してハイク気分で弁当でもた食べに来たのだろう。そこでGPSを確認すると、行くべき方向とは異なる。慌てて、もとに戻って山頂から北方向に進む踏み跡を辿ることにした。進む方向がよく見えてきて、急斜面の下降となって下り始めると、下りのステップが急斜面に掘ってあるではないか！これは安心して下れるなと喜んでいると、下から仕事着を着た登山者風の人が登ってきた。話をしてみると鉄塔管理者らしく、このステップを作成したとのことに、”ありがとうございます”と御礼を申し上げた。それくらいうれしい配慮である。その方は、『作業員が安心して歩けるようにしているのです』とのことであった。巡視路を使わせて貰っている身では感謝意外の何物でも無い。”感謝”、”感謝”である。
最低コルまで下ると、右には南後谷(佐目の集落の一つ)に下降する道があった。ここから陣尾山まで登り一辺倒だ。暫く登ると鉄塔でメンテナンスをしている作業者が5,6名いた。声を掛けてそこを過ぎた小さなピークに、花があるとメンバーが声を掛ける。小さな白い花で花弁が沢山ある。何の花かな？いろいろな花の名前が出たが、正解は判らない？写真に撮って後で同定しようということになった。(確認した結果ミスミ草と思われた)
稜線歩きは気持ちがよいが、斜面が徐々に急傾斜となって足元も確かでないのが最も困ったものだ。右に左に少しでも登りやすそうな所を進むが、シンドさがのしかかってくる。岩も出てきて、立木を手に頂上が徐々に近づいて傾斜が緩くなるのを感じて、もうすぐだぞとメンバーに声を掛けて、自らをも元気付けた。少しの倒木の先に山頂らしき平坦地があった。枯れ木状に山頂名が雑に設置されていたが、もう少しましなものにすればいいのにと思ったが、人のしていることに文句は言えない。あるだけでいいではないか？と納得させた。
丁度12時を過ぎたところなので、陣尾山山頂で昼食とした。幸い倒木にゆっくり腰を掛けることが出来る。
この陣尾山はヒヨノとも言うらしい。ヒヨノとはどういう意味があって命名されたのかな？とこの地域周辺にはカタカナ名の山名が多いので何か気になるのであった。
これからは緩い平坦地の散策だと思っていたら、そうは問屋はおろしてはくれないのだ。平坦地ではあるが、倒木が多く右往左往しながら木を跨がなくてはならないのが大変なのだ。先の方が明るいなと思ったら、鉄塔で広場となっている。送電線の走る方向は樹林が全て刈り払われて、一直線に綺麗に見えるのである。随分と先まで綺麗に1本の木もない草原状の緩衝地帯のようだ。
ここから巡視路を樹林の中に入りしばらく進むと林道と合流だ。林道を進んでいると、後からバイクが2台追い越していく。腰を上げて立って載っているではないか！きっと座っていると、震動で尻が痛くなってやってられないのだろう。緩い林道は楽だが、長い道のりのがいやなのだ。
すると高室山登山口分岐に到着し、更に続く林道を進んでいると先ほどのバイク若者が休憩していいる。ミツマタの花何処に咲いているのか？と問われた。見てきた光景と共に場所を教えると、是非見に行くと喜んでいた。
そこから、山道に入って登りやすい道を進むと高室山山頂だ。昔来たことがあるのだが、殆ど覚えていないが、犬上川沿いの石灰採掘場は良く覚えている。それより、ここ高室山は360°の好展望地で、今日は特に快晴で特別であるが、遠望地の山は同定が難しい。白山が雪を纏っているのが判る。近くは霊仙、鈴ケ岳、藤原、御池は影か？、鈴鹿山群は皆見えるが同定が？、琵琶湖も彦根の町、多賀の町も本当によく見える。見えすぎるのも同定に困るものだ。
直ぐ先の倉骨山にも行ってみようと、かなり標高の低いピークのピストンも天候が良くて、気持ちが高騰しているからであろうか？気持ちよく山頂周辺の散策した後は元の分岐まで戻り、佐目集落への下降路に入った。下り始めると左側から大きな音がするのだが、石灰の採掘場での重機や機械の作動音が良く聞こえるのだ。尾根状の比較的歩きやすい登山路を下り、一カ所ロープの設置された急斜面があったものの、安心して下れるよいコ-スであった。
佐目集落には十二相神社と明智十兵衛光秀由来の施設があるらしく、宣伝もしている。ウィークデーの今日は観光客がいる訳はないが、休日は賑わっているのかもしれない。ミツマタ群落には観光客があったが、ここ佐目集落には静かな山中の落ち着いた小町並みがあった。
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