記録ID: 3231381
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ハイキング
尾瀬・奥利根
尾瀬。「はるか」がとてもよく似合う
2021年05月30日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:20
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 1,024m
- 下り
- 997m
コースタイム
天候 | 晴れたり曇ったり、一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
もはや公然の秘密だろうが、しきたりには節度あるほうがいいだろう。行程は見晴しまで写真情報はなしで。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック light R
ズボン(Do)
シューズ(S)
半袖シャツ(Blue)
長袖シャツ春
夏キャップ
登山タイツu
|
---|
感想
『「野性的なまでにロマン主義的な」(略)このうえもなく不確かな小道にも、実に多くの立て札が立てられていて、そこには、「止まれ! 右手に、すばらしい峡谷の眺めあり」とか「日没が見物!」などと書かれている。このように〈文化〉は、真に完璧な普遍性に達することで、それが否認するものにまで拡大され、〈自然〉が産出しうるものすべてを、まさにこの〈自然〉をして産出させるのである。』
これは、ドイツのフライブルクを語った件だが、読んでいて、まるで日本の尾瀬のことだと思われた。様子は少し違うが、全体の印象は酷似していると。そんな風に感じるのは自分だけかもしれないが。
自然が文化に包摂されるのは、漸次的な成り行きなのだろうが、そこには、その自然の掌握やら永続に携わる市井の方々の弛まぬ労力があるからに違いないと想像されると、頭がさがる。
そんな尾瀬を、一日中歩いた。はるかが似合う場所へと、遥かなる道のりを歩いたが、こんなにも整備の行きとどいた道が延々と続くのを実感するたびに、その労力を思ってしまう。これなら誰もが生の自然と直に触れ合える、それも絶えず変化するすばらしい景観を表出する、ここ尾瀬の自然に。そんな普遍性に高まるのが文化に違いない。誰も、見たくもないものを好んで見ようとはしないだろうから。別言すれば、ありのままのすばらしい姿を、すばらしいありのままであるべく保持するということだろうか。
もはや尾瀬は自然を内包する文化となっているだろう、富士山が文化遺産であるように。
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