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Yamareco

記録ID: 3285413
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

油山北稜と夕暮れの西南杜の湖畔公園

2021年06月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
03:32
距離
11.6km
登り
660m
下り
645m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:13
休憩
0:23
合計
3:36
距離 11.6km 登り 674m 下り 666m
16:19
56
梅林駅
17:15
17:16
32
17:48
17:55
24
18:19
18:20
61
19:21
19:25
10
梅林駅
19:35
19:45
10
西南杜の湖畔公園
19:55
梅林駅
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
油山の北尾根の末端からは早速にも西側に好展望
2021年06月19日 16:33撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
6/19 16:33
油山の北尾根の末端からは早速にも西側に好展望
西陽の差し込む植林の中を登る
2021年06月19日 16:57撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/19 16:57
西陽の差し込む植林の中を登る
反射板のある妙見望から
博多市街の展望
2021年06月19日 17:08撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
6/19 17:08
反射板のある妙見望から
博多市街の展望
妙見岩
かつての雨乞いの岩だそうだ
2021年06月19日 17:16撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
6/19 17:16
妙見岩
かつての雨乞いの岩だそうだ
三角点
油山の山頂はさらに先
2021年06月19日 17:32撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 17:32
三角点
油山の山頂はさらに先
快適な尾根を辿る
2021年06月19日 17:35撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/19 17:35
快適な尾根を辿る
油山の山頂
2021年06月19日 17:46撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 17:46
油山の山頂
気温は摂氏19℃
2021年06月19日 17:47撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 17:47
気温は摂氏19℃
妙見山(右)と霞む博多の市街
2021年06月19日 17:49撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 17:49
妙見山(右)と霞む博多の市街
アカガシと思われる大樹
2021年06月19日 18:03撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
6/19 18:03
アカガシと思われる大樹
再び妙見望より
2021年06月19日 18:28撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
6/19 18:28
再び妙見望より
博多市街を望んで
2021年06月19日 18:30撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 18:30
博多市街を望んで
名残のヤマツツジ
2021年06月19日 18:51撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 18:51
名残のヤマツツジ
尾根の末端
#1の展望地から眺める夕陽
2021年06月19日 19:01撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 19:01
尾根の末端
#1の展望地から眺める夕陽
夕陽を浴びる紫陽花
2021年06月19日 19:08撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 19:08
夕陽を浴びる紫陽花
西南杜の湖畔公園へ
2021年06月19日 19:36撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 19:36
西南杜の湖畔公園へ
夕焼け
2021年06月19日 19:37撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 19:37
夕焼け
紅に染まる雲
2021年06月19日 19:47撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/19 19:47
紅に染まる雲
梅林の手前からは油山の全景、手前(左)は妙見山
2021年06月19日 19:54撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
6/19 19:54
梅林の手前からは油山の全景、手前(左)は妙見山
撮影機器:

感想

出張先の福岡では好天が広がっている。出張の仕事が一段落したところで、市街から近い油山に向かうことにする。

地下鉄の梅林の駅を降りた乗客の数は数人であった。清潔な多目的トイレで着替え、コインロッカーに出張道具一色を預けることが出来る。コインロッカーは他に使われているものはない。地下鉄の出口から市街に出ると、ムッとするような熱気が漂う。

見上げると住宅街の上にそびえる油山が目に入る。手前の反射板のあるピークは妙見山のようだ。遊歩道を辿って登山道へと入る。遊歩道の石段の上にはヤマモモの実が足の踏み場がないほどに落ちており、熟れすぎた果実の甘酸っぱいと同時に饐えたような匂いが辺りには漂っている。

樹林の中に入ると途端に気温が下がる、樹林による冷却効果の大きさに今更ながらに感心する。登り始めるとすぐに羊歯の薮の彼方に西側の展望が広がる。

市街からは頻繁に救急車の音が聞こえるのは山の北側に福岡大学病院があるからだろう。少し前
であればコロナの新規患者だろうかと考えたかもしれないが、今や福岡県は新規感染者はかなり減少しているようだ。

若いトレランスタイルの男性に次々とすれ違う。なだらかな尾根にはよく踏まれた歩きやすい道が続いており、トレランにも格好のコースのようだ。

照葉樹林の尾根には西陽が差し込む。所々にヤマツツジが咲いている。まもなく小さなピークに達すると片江山の山名標がある。

尾根に大きな反射板が現れると、博多の市街の好展望が広がる。妙見望と案内標が架けられている。空気の湿度が高いせいだろう、市街の景色は霞んでいる。展望地を後にするとすぐに妙見山のピークに達する。

尾根上に大きな岩が現れると、妙見岩の案内板がある。案内板の説明によるとかつては北辰妙見大菩薩が祀られていたところであり、干魃の際には雨乞いをした場所らしい。

油山へのなだらかな尾根を進むと吹き渡る風が涼しく感じられる。先ほどまでは蚊の羽音が聞こえていたが、標高が高くなったせいか、虫の気配を感じなくなった。

尾根を進むと、ヒノキの植林が続くが、大きな広葉樹の樹が目立つ。尾根から東側に張り出した大きな岩は国見岩と呼ばれるらしい。案内板によると筑紫の国を朝倉から遠賀まで見渡すことが出来るのでその名があるらしい。残念ながらその地名がどのあたりのことを示すのかわからない。

なだらかな尾根を歩いて山頂に至る。「油山」の山名標の下には温度計が架けられていた。温度は摂氏19度、道理で涼しく感じられる訳だ。

尾根からの夕陽が見たかったので、のんびりと歩いていたつもりではあるが、尾根の下部で西側に開けた展望地から眺める太陽はまだ陽が高い。

梅林の駅に到着したのは19時20分ほど、ホテルのある天神に戻ったところで飲食店のラストオーダーの19時半には既に間に合わないだろう。駅の近くには西南杜の湖畔公園への案内があるので、夕空を眺めに行くことにする。

住宅街を歩いていくと溜池が現れる。池のほとりの樹林の中の遊歩道を歩いていくと、突然、広々とした芝生広場のある公園に出た。

天気もいいからだろう。公園は夕涼みの散歩に来られた人をちらほらと見かける。急に薄暗くなりつつある黄昏の中で芝生の上ではキャッチボールをしている親子がいる。見上げると雲がローズ色に染まっていた。

公園を後に再び梅林の駅に向かう。学校の門を曲がると田植えを待つばかりの水田の彼方に油山のシルエットが大きく広がった。

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訪問者数:334人

コメント

こんにちは yamanekoさん
いつも山の用意をされているんですね
少しの時間も大事にされることに敬服

レコ拝見して思い出しました
30数年前転勤で南区に二年半住んでいました
自転車で背振ダムや唐津方面を走ったり、中学生の息子と一緒にレースに出たりしていました
山にも登っておけばもっと楽しい思い出があったかもしれませんね
2021/6/22 16:57
Re: こんにちは yamanekoさん
odさん コメント有難うございます。
出張の合間に山に登ることでもなければ、この好天の週末を出張の用時だけで終わってしまうことが何とも残念ですから・・・

夕陽が沈むのが丁度、背振山脈の北西端のあたりですね。
時間があれば英彦山や背振山脈に足を運びたかったのですが・・・

それにしても自転車で背振ダムのあたりに行かれる・・・とは相当ですね。
当時は今とは違って自転車人口は非常に少なかったはず・・・レースにも出ておられたとは・・・

それにも増して驚いたのは、当時は山に登っておられなかった・・・ということですね。
odさんの今のご健脚から察するにその頃から相当に山に登っておられたのだと思っておりました。
2021/6/22 19:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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