伯耆大山
鳥取県
nabekuni
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 967m
- 下り
- 967m
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| 天候 | 晴れ一時雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2008年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
| その他周辺情報 | 皆生温泉 |
写真
拍手装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
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地図（地形図）
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ツェルト
ナイフ
カメラ
|
|---|
感想
8月23日 晴れ一時雨
君津1720-1750羽田空港1804-1827品川2015-0630米子駅0740-0835大山寺(大山情報館)
大山情報館0855(10)0905夏山登山口0905(55)1000五合目1010(10)1020六合目避難小屋1030(45)
1115弥山1150(40)1230六合目避難小屋1230(50)1320僧兵コース分岐1320(15)1335大山寺1345(10)
1355山の店(計3:55)
大山情報館1505-1555米子駅1618-1640皆生温泉1912-1932米子駅2015-0600浜松町0610-0715君津
17:12のアクアラインバスで羽田空港へ。東京行きだと渋滞懸念があるので、渋滞の無い羽田経由で京急に乗り継いで品川駅へ。
京急品川バスターミナルは品川駅前の国道1号線を右手・東京方面に約500mで意外に遠い。バスターミナルの場所を確認後、品川駅まで戻り、駅中レストラン「みやこ」で生ビールとサイコロステーキ定食の夕食。
京急品川バスターミナルは長距離バス専用で、中国、四国、中部、近畿、東北の各地に14路線を持っている。待合室は大勢の客がいた。ガソリン高騰のおり、マイカーや飛行機、電車よりも割安なのが人気のようだ。
米子行きは鳥取砂丘に因んでか、キャメル号という愛称が付けられている。品川を2台編成で20:15に出発。
3列シート29人乗りのバスは浜松町で満席になった。中央列のシートが左側に寄って設置されており、左側通路が狭くて通りにくい。私の座席は左の前から5番目のA-5席だった。
20:45浜松町発。21:00過ぎ、東名に入ってしばらくすると雨が降ってきた。
22:05東名・足柄SAで休憩。22:20出発後消灯になった。リクラインニグを倒して就寝しようとするがなかなか寝付けない。
3:50中国道・加西SAで2回目の休憩。雨が本降りになっている。大丈夫だろうか？ 4:15出発。6:25米子駅に到着。そこそこ眠れた気がする。
天気は晴れ。米子駅はすごく立派な駅だった。米子の人口は15万人で木更津市より少し多い程度だが、さすがに山陰の交通の要衝の米子は駅も街も随分立派だ。
駅中コンビニの「ハート・イン米子」は6:30開店なので、夜行バスで着いてすぐに買い物が出来るので便利だ。駅周辺のコンビニはここだけだった。飲料水としてポカリを2�塙愼�した。
朝食もコンビニで買うつもりだったが、駅中喫茶店の「Cafe Estacion」が7:00に開店するので、7:00まで待ってから朝食を摂った。モーニングトースト500円のリッチな朝食だ。
駅のトイレは和式のみのうえに紙も無かった。紙は切れているのではなく、設置していないのだ。これは今時珍しい。
7:40大山寺行きのバスが出発。駅の待合室には大山登山らしい人が大勢いたが、バスに乗った登山者風は私ともう1人と外人2人組の4人だけだった。
バスの車窓からの大山はガスの中。天気は概ね晴れなのだが、残念。今後の好転を期待しよう。道路脇の温度計は26℃を指している。エアコンは要らない。
大山手前の車道脇には約100mおきに道祖神のようなものが延々と置かれている。なんだろう？
急勾配の道をバスがうなり声を上げて登っていく。
米子駅から1時間弱で大山寺バス停に到着。大山寺バス停は「大山情報館」の前にある。情報館のトイレにはウォシュレットが付いており、快適だった。
8:55情報館を出発。まずは旅館街から大山寺に通じる石畳の道を登り「山の店」の角を右折して橋を渡ると南光河原駐車場がある。この駐車場はスキーシーズン以外は無料になっており、登山者の車でいっぱいだった。
駐車場を過ぎてさらに車道を行ったところに夏山登山道入口がある。最初は石段の道でとても歩きやすいが、山岳信仰の盛んだった山は登山道が立派なことが多い。
10分弱で阿弥陀堂に到着。阿弥陀堂というと小さなものを想像していたが、五間四面の大きなものだった。さすがに国の重要文化財だ。平安初期の建立時には二十四間四面もの壮大な建物だったそうだが、山津波で倒壊し、今の建物になったそうだ。
登山道は六合目まではずっと階段になっている。天気は晴れ、気温20℃だがとても蒸し暑く、五合目で短パンになり、サングラスをかけた。
地元の子供達が大勢登っている。スポーツ少年団とのこと。大人も登山者風の人は僅かで、家族連れやカップルが大半だ。近くにこんな名山のあるのが羨ましい。
風の音や雲の流れから上空はかなりの強風が吹いているようだが、登山道は灌木帯でそよ風程度で気持ちよい。
麓の街が良く見えるが、山頂部はガスで隠れている。
六合目避難小屋前からは日本海や隠岐の島が見える、と案内板にあるが、今日は霞んでいて見えない。
八合目からの登山道は木道になった。かつて大山の山頂部は登山者の踏み込みで裸地化し、ハゲ山のようだったが、永年の回復活動の結果、緑を取り戻している。そのかわり八合目から山頂まではすべて木道になっている。
九合目からは猛烈な風が吹き荒れており、木道から落ちそうなほどだ。
山頂直下にある避難小屋はかなり大きいものだ。帰りに寄ってみることにして山頂へ直行する。
山頂の弥山(1710.6m)は最高地点ではなく、剣ヶ峰(1,729m)が大山の最高峰だが、山頂部の登山道の崩落が激しく立入禁止になっている。従って現在は弥山が事実上の大山山頂になっている。
山頂は相変わらずガスに包まれていて展望はゼロ。記念写真を撮り、「一木一石運動」に協力し、一合目から持ってきた石1個を山頂に置いた。
90座目の百名山登頂を祝ってビールで乾杯したが、気温18℃のうえ強風なので、ビールには少々寒かった。
山頂で行動食を食べつつ30分ほど待ったがガスが晴れないので、下山開始。避難小屋に寄ってみたが、中は大勢のハイカーで大混雑。ざっと50人位いるだろうか。小屋のトイレは水洗で紙も完備していてとても立派なものだった。
下山はスイスイと楽ちんだったが、三合目あたりで小雨がパラつき出し、ザックカバーを着け傘を持って歩いた。二合目の下からはさらに降り出したので、傘をさした。
大山寺に行きたかったので、阿弥陀堂の下から「僧兵コース」に入った。僧兵コースは夏山登山道とはうってかわってひっそりとしており、他に誰もいない。
最後に佐陀川を渡ると大山寺なのだが、橋が無く堰堤のところで渡渉になっている。水嵩が少ないので問題はないが、大雨で増水したら渡渉は不可能だ。
大山寺に着くと同時に雨は本降りになった。雷も鳴っている。大山寺は大きくて立派なお寺だ。江戸時代までは山岳信仰の聖地として隆盛を誇ったようだが、現在はその名残を残すものの往時の賑わいは無い。
長い石畳の急坂を下り、旅館街に入ったところの「山の店」でみやげを買い、「大山そば」を食べた。そばを食べるうちに雨は止んでいた。
15:00発のバスで米子駅へ。米子〜境港間のJR境線は境港が漫画家・水木しげるの出身地なので、鬼太郎をマスコットにしている。
境線の各駅には妖怪の別名があり、境港駅が「鬼太郎駅」、米子駅が「ねずみ男駅」になっている。米子駅にはねずみ男の像があるというので、入場券を買って入ってみる。すると、キヨスクは「ねずみ男売店」になっており、階段にもねずみ男が描かれ、自販機にまでねずみ男が・・・・
とにかく鬼太郎ワールドなのだ。しかも境線のホームは「0番線」なのだ。
記念入場券セットも買ってしまった。
0番線ホームまで見に行ってしまったので、16:03の皆生温泉行きバスに乗れなかったが、16:18発の「ジャスコ行き」でも皆生温泉に行けるので、ジャスコ行きに乗って皆生温泉へ。
米子駅から20分ほどで皆生温泉バス停に到着。バス停前の通りを3分ほど歩くと「OU(おーゆ)ランド」がある。結構立派な日帰り温泉施設で、レストランもある。入浴料は350円と安いが、シャンプー(40円)や石けん(30円)の備え付けが無く、ドライヤー(30円)まで有料だった。それでも合計450円は充分に安いが・・・・
風呂上がりに軽食コーナーで生ビール、餃子、カツカレーの夕食を摂った。
19:12のバスで米子駅に戻り、駅で二十世紀梨と「妖怪まんじゅう」をお土産に買った。
20:15発東京行きバスは2台編成で、今夜も満席だ。座席は1-Bで、最前列の中央。ここは足が伸ばせない構造になっていて、私には最悪の座席だった。予約時に、京急枠が満席で、日本交通枠の最後の1つと言われたが、こういうことだったとは・・・・
20:15定刻に出発。往路同様に中国道・加西SAと東名・足柄SAで休憩した。
浜松町には予定より10分早い6:00に到着。おかげで1本早い6:10発の君津行きに乗れた。
乗客は私1人だけだったが、東京八重洲口で11人が乗ってきた。こんな早い時間でも結構いるものだ。大きなバッグを持った人が数人いたが、夜行バスの旅行者だろうか？
7:15君津バスターミナル着。
往復の夜行バスはきつかったが、心配した天気はまずまずで、中国の名山・伯耆大山に登れて満足の山行だった。見晴しの良い時にもう一度登ってみたい山だ。
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