記録ID: 3485716
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
塩見岳/母と共に今夏南アルプス三座目です!
2021年08月27日(金) 〜
2021年08月29日(日)



体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- --:--
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 2,592m
- 下り
- 2,624m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:19
10:32
2日目
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 11:49
3日目
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:48
10:13
天候 | 3日間とも晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
27日AM1時頃到着時、9割方埋まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥倉ルート中盤にある桟橋は通過注意。 |
その他周辺情報 | 信州まつかわ温泉・清流苑にて汗を流しました。 |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
5:13 越路駐車場(1,650m)出発
4年ぶりの越路駐車場。運転しててもここまで遠いです。
初日は三伏峠へ昼までに着けばよいとして、明るくなってからスタート。
お盆の長雨が心配でしたが、鳥倉林道が使えて良かったです。
(ゲートから先の部分通行止めは既に解除されています)
6:10 鳥倉登山口(1,770m)到着
ゆっくりめのペースで1時間かけて鳥倉登山口へ。
4年ぶりの越路駐車場。運転しててもここまで遠いです。
初日は三伏峠へ昼までに着けばよいとして、明るくなってからスタート。
お盆の長雨が心配でしたが、鳥倉林道が使えて良かったです。
(ゲートから先の部分通行止めは既に解除されています)
6:10 鳥倉登山口(1,770m)到着
ゆっくりめのペースで1時間かけて鳥倉登山口へ。
三伏峠小屋のキャンプ指定地は山小屋の東側にある段々畑状の場所。
地面にはロープが張られて仕切りとなっていて、間隔の確保と張数の制限が成されています。
周囲の高い木々のおかげで展望は今一つ。午後遅くまで日当たり良好で晴れると暑いです。
テント設営後、さっそく水汲みに出かけていますが、
水場の往復は2日目のレポートで触れることとします。
2日目は2時起床として、夕食は15時台に済ませて18時頃には就寝。
初日は比較的静かですんなり寝付けました。
地面にはロープが張られて仕切りとなっていて、間隔の確保と張数の制限が成されています。
周囲の高い木々のおかげで展望は今一つ。午後遅くまで日当たり良好で晴れると暑いです。
テント設営後、さっそく水汲みに出かけていますが、
水場の往復は2日目のレポートで触れることとします。
2日目は2時起床として、夕食は15時台に済ませて18時頃には就寝。
初日は比較的静かですんなり寝付けました。
8/28(土)
1:50頃 自然に目が覚めました。
2:53 三伏峠小屋・キャンプ指定地出発!
母にとって富士山以外では初めてのナイトハイク。
山の鉄則として目的地の到着時間を基準にすることを言い聞かせて出発しました。
1:50頃 自然に目が覚めました。
2:53 三伏峠小屋・キャンプ指定地出発!
母にとって富士山以外では初めてのナイトハイク。
山の鉄則として目的地の到着時間を基準にすることを言い聞かせて出発しました。
3:11 三伏山山頂(2,600m)
一つめのピークである三伏山を越えました。
素晴らしい眺望のミニピークなので、帰り道も楽しみです。
ここは標高差50mながら、序盤の序盤なのでウォーミングアップでゆっくりペース。
2日目は塩見岳を含めて5回登下降のある縦走の行程。
とにかく長いと母に言い聞かせて進みます。
一つめのピークである三伏山を越えました。
素晴らしい眺望のミニピークなので、帰り道も楽しみです。
ここは標高差50mながら、序盤の序盤なのでウォーミングアップでゆっくりペース。
2日目は塩見岳を含めて5回登下降のある縦走の行程。
とにかく長いと母に言い聞かせて進みます。
4:21 本谷山山頂(2,658m)
2498m標高点を挟んで150m登って本谷山山頂。
これで塩見岳の前に立ちはだかるピークは片付けました。
薄明るくなってくる東側の空を見やりつつ、北東へ緩やかに下っていきます。
権右衛門山の南山腹に差し掛かる頃にはヘッドライト不要となりました。
2498m標高点を挟んで150m登って本谷山山頂。
これで塩見岳の前に立ちはだかるピークは片付けました。
薄明るくなってくる東側の空を見やりつつ、北東へ緩やかに下っていきます。
権右衛門山の南山腹に差し掛かる頃にはヘッドライト不要となりました。
8:14 塩見岳西峰(3,047m)到着!
まず辿り着くのは三角点のある西峰ですが、既に感動の全方位大展望!
とりあえず吊り尾根を歩いて最高地点の東峰を目指します。
行く手には8月初めに登った富士山がお出迎え!
まず辿り着くのは三角点のある西峰ですが、既に感動の全方位大展望!
とりあえず吊り尾根を歩いて最高地点の東峰を目指します。
行く手には8月初めに登った富士山がお出迎え!
13:06 本谷山山頂(2658.3m)到着
約1時間余りの登り返しを経て本谷山に到着。
復路で最も長い登り返しを終えてほっと一息です。
展望は良くない山頂ながら、塩見岳のみよく見えています。
13:11 出発
残すミニピークは三伏山のみ。
母もペース配分が良かったのかまだまだ元気なようです。
約1時間余りの登り返しを経て本谷山に到着。
復路で最も長い登り返しを終えてほっと一息です。
展望は良くない山頂ながら、塩見岳のみよく見えています。
13:11 出発
残すミニピークは三伏山のみ。
母もペース配分が良かったのかまだまだ元気なようです。
13:29 のぞき岩(2,540m)
ナイトハイクの際に脇道の存在に気付いていたのですが、
帰路には"のぞき岩"と書かれた小さな指導標も目に留まりました。
高所恐怖症の母に待ってもらい、自分が代表してのぞき岩に寄っておきます。
ナイトハイクの際に脇道の存在に気付いていたのですが、
帰路には"のぞき岩"と書かれた小さな指導標も目に留まりました。
高所恐怖症の母に待ってもらい、自分が代表してのぞき岩に寄っておきます。
三伏山山頂付近での絶景!
三伏山への登り返しは約100mで本谷山より少し楽。
久しぶりに眺望が広がると、遠くなった塩見岳を振り返ることができました。
午後になっても雲一つない快晴。正に奇跡の一日でした。
三伏山への登り返しは約100mで本谷山より少し楽。
久しぶりに眺望が広がると、遠くなった塩見岳を振り返ることができました。
午後になっても雲一つない快晴。正に奇跡の一日でした。
自分が代表して水汲みに向かうつもりでしたが、母も自ら進んで付いてきました。
塩見岳へのピストンを終えた後なのに予想以上に元気で嬉しい限りです。
水場への標高差は80m。所要時間は下り15分。登りは25分でした。
塩見岳登頂を終えて、充実感抜群の2泊目でした。
但し週末でテント満杯な分、19〜21時頃にかけて周囲は賑やかでなかなか寝付けず。
母にも次からは耳栓を用意するよう勧めました。
塩見岳へのピストンを終えた後なのに予想以上に元気で嬉しい限りです。
水場への標高差は80m。所要時間は下り15分。登りは25分でした。
塩見岳登頂を終えて、充実感抜群の2泊目でした。
但し週末でテント満杯な分、19〜21時頃にかけて周囲は賑やかでなかなか寝付けず。
母にも次からは耳栓を用意するよう勧めました。
9:12 鳥倉登山口(1,770m)到着
下りも約3時間弱掛けて三伏峠小屋から下りてきました。
バス出発間際で乗車できましたが、自分も母も駐車場まで歩き切りたかったので見送りました。
残る林道歩きに備えて一息入れていきます。
9:25 出発
下りも約3時間弱掛けて三伏峠小屋から下りてきました。
バス出発間際で乗車できましたが、自分も母も駐車場まで歩き切りたかったので見送りました。
残る林道歩きに備えて一息入れていきます。
9:25 出発
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
一眼レフカメラ
広角ズームレンズ
望遠ズームレンズ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
三脚
熊鈴
折畳みイス
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
上旬を除いて悪天続きだった8月でしたが、ようやく月末になって好天に恵まれました。
いくつか候補はありましたが、今夏は南アルプスにこだわりたく、母と無理なく登れそうな塩見岳を選びました。
塩見岳は自分自身も4年前に仙塩尾根縦走で越えた思い入れある山であり、いずれ再訪の機会をと考えていました。
三伏峠から塩見岳までのピストンは1日掛かり。必然的に2泊3日の行程となります。
余裕のある日程と好天に助けられ、順調に塩見岳に登頂。
今夏、母と共に登った北岳、間ノ岳、富士山を眺め、正に至福のひと時でした!
母にたくさんの思い出をプレゼントできた夏も終わろうとしていますが、
締め括りとして掛け替えのない南アルプスでの登山でした。
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訪問者数:547人
南アルプス、日本高 1,2, 3 フィニッシュ凄いですね,
私は、母の介護で山は、足止めですが、
仕方ないですか、これも私の人生、ケセラセラですよ
さむ吉より
さむ吉さんのお母様は介護を必要とされているのですね。
今のところ母は元気ですが、一寸先が分からないのが人生と思います。
一夏、一夏、正に限られた貴重な時間なので、全力を母との登山に捧げています。
ケガに泣いた昨夏の分も取り返し、母は今夏は完全燃焼の思いで兵庫に帰れると喜んでくれています。
長野に来てる自分にできる範囲の孝行として、また母にとって人生の張り合いになればと願っています。
わあー さむ吉さんのコメントがうれしいですね。
一読しました。感動が伝わります。
コメントは後ほど、(⌒∇⌒)
御多忙のところを恐縮です。でもありがとうございます!
今回はさむ吉さんにもコメントいただいて、本当に有難いです。
母ともども励みになっています。
コメントが遅くなりすみません。
須磨アルプスへ行ってました。
高校時代の友人のリクエストでした。
この年で 山に?めざめたの?
足が強い方で 安全に歩けて安心でした。
ルーンさんは 第二峰、第一峰
そして塩見岳と 今年も充実の夏山に
なられましたね!(o^―^o)
塩見岳は 3052と 3000Mを超える
21座の一つなのですね。
21座のうち かなりの数をすでに登られたのでは?
北アルプスとは植生が違うのか
景観が違いますね。
それがまた 風情がありよいですね。
緑が濃いような、、、、。
一日目は5時間走行と軽めに設定され、
余裕の一日ですね。
2日目 なんと 12時間走行。
このための一日目を軽くされたのですね。
ほんとに 母上様は 健脚でおられます。
、
二日目 塩見小屋を過ぎられ 塩尾見岳がみえた
お写真、何ともステキですね。
そこから ステキなお写真の数珠繋ぎです。
感動の山頂到着、蝠尾根越しの富士山。
登れた人しか 得られない すばらしい 景色です。
下りでは ガレた岩場が厳しいですね。
高度が下がると 次第に歩きやすくとあり、、
私もホットしました。(⌒∇⌒)
テント場到着され 水汲みにも
母上様もついてこられたとか、
ほんとに お元気で健脚で バンザーイですね。
最後の一日は ご褒美。
3日間の連走 お疲れさまでしたぁー!
松川町の温泉が 疲れた足に
染み入られたことでしょう。
湯にゆったりとされている図が 目に浮かびます。
5時間の帰路も 山談義が絶えることないと
なんとも うらやましい親子さんです。
今年の夏も 楽しませていただきました。
ありがとうございました。
お忙しいところを、たくさんコメントをいただきまして、本当にありがとうございます。
母も横ですごく喜んでいます!
高校時代のご友人と須磨アルプスへお出かけだったのですね。
自分も初アルプスで白馬岳に行った時に同行してくれた高校時代の友人がいますが、
学生時代に戻れたような楽しく良い時間を過ごせますね!
家から近いこともあり、母も須磨近辺でよく歩いているようです。
久しぶりにmayasanpoさんとご一緒させていただく機会があればうれしいです。
母が無理なく登頂できて、尚且つ自分も行きたい山へということで、
思い立ったのが塩見岳でした。2回目なのでどのような山かよく分かっているのでガイドしやすいです。
今まで全く意識していませんでしたが数えてみました。
3000m峰21座の中で、自分が登っていないのは4座でした。
立山、大喰岳、中岳、御嶽山です。立山は剱を優先、槍ヶ岳〜南岳が抜けたまま。
御嶽山は噴煙を蝶ヶ岳から直に見たからか、まだ行く気にはならないのです。
南アルプスは仰るとおり、森林限界が高くて緑が濃くて北アルプスとは少し違う雰囲気です。
自分も以前は北アルプスばかり行ってましたが、いつからか南アルプスびいきになったんです。
近年縦走するといったら南アルプスです。北アルプスは主要なところは全て踏破したからかもしれませんが。
塩見岳山行初日は半日以下で済みます。鳥倉ルートは南アルプスの中では標高差が小さく登りやすいです。
全ては2日目の塩見岳へのピストンのためです。2日目が勝負です。
幕営可能なのは三伏峠のみなので、行程のバリエーションはありません。(塩見小屋は幕営不可)
塩見岳の山頂直下の岩場は特に難しいところはありませんが、ザレて浮石が多くて気を抜けません。
槍の穂先みたいなクサリやハシゴは全く無く、難所とまではいえないんですけどね。
母も集中力を途切れさせず、頑張ってくれたと思います。
塩見岳山頂では長丁場の苦労が報われる素晴らしい絶景。
4年前の初登頂時に母にこの景色を見てもらいたいと思いましたが、実現できて本当に良かったです。
先日、登ったばかりの北岳、間ノ岳、そして富士山が全て見えるという点も塩見岳を選んだ理由です。
塩見岳へのピストンは本当に長丁場なのですが、それでも母が進んで水場へ付いてきたのが嬉しい誤算でした。
三伏峠での2泊は両日ともラーメンにしたのですが、母は美味しく食べてくれていました。
登山後の温泉は本当に最高ですね!温泉からも南アルプスの山々が見えていて下山後も楽しかったんですよ。
昨夏は足のケガにより、母も自分も辛い思いをしました。
今夏は昨夏の分を取り返し、高峰4座に登れたことで母も完全燃焼です。
前なら山の帰りは寝ることもあったんですが、今回は5時間ずっとしゃべりっぱなしで景色を楽しんでいました。
まもなく母は兵庫へ帰りますが、たくさんの今夏の思い出と来夏の目標を励みに元気に過ごしてほしいなと思います。
毎回、ご覧いただきまして、こちらこそ励みになっています。
本当にありがとうございました。
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