巾着田で曼珠沙華、都幾川で黒蕎麦を楽しむMTBツアー
埼玉県
hirokok510
体力度について
- GPS
- 08:57
- 距離
- 50.7km
- 登り
- 1,807m
- 下り
- 1,821m
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| 天候 | 晴れ（雲多し） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
自転車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
MTBでの日和田山越えは、女坂でも結構担ぐ場所がある。歩くなら長い舗装林道歩きはしたくないので鎌北湖に下るなどになりそう。トレランにはいいコースか？ 北向地蔵の手前からは奥武蔵グリーンラインの舗装道路が定峰峠まで続いている。ハイキングコースはその舗装林道に沿って、出入りしているので、あまり歩かれていない場所もありそう。並走していたトレイルランナーは舗装路ばかり走っていた。また奥武蔵自然歩道は天覧山から日和田山を通って、鎌北湖まで続き、関東ふれあいの道は吾野駅から顔振峠を経由し、グリーンラインに沿って、白石車庫まで続いている。顔振峠から白石峠の間はハイカーはまれで，たまに出会う程度。バイクツーリングやローディーが目立った。自転車も刈場坂峠と白石峠の間で多く見かけ、また都幾川に下るローディーも多かった。ランナーは意外と少なかった。 舗装林道が重要に走っているので、顔振峠など、茶店やしゃれたカフェ・レストランも多々見受けられる。また都幾川は建具を中心に木の町として知られ、自転車歓迎という町の方針で、お店には駐輪設備があり、おいしいおそばやうどんを食べさせる店も各所にみられるようだ。見どころの多い場所と思う。今回のとき庵は特におすすめ。ただしかなり混む時間帯があると思われる。またとき庵にパンフレットの置いてある有機野菜レストラン、「ボン・レギューム」は都幾川中学校手前にあるらしく、ここも寄ってみたいお店だ。 |
写真
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巾着田はかつて渡来人が水田耕作を伝授した場所とも言われ、かつては17ヘクタールの水田があった。現在は市民グランドや曼珠沙華園地など市民の憩いの場として様々な花が楽しめるようだ
黒山三滝方面に向かう笹森林道分岐で鹿射ちのハンターに出会うーー当初、ここから黒山経由で小川町に出て、下から秩父高原牧場に向かう案も考えた
関東ふれあいの道は吾野駅から白石バス停まで続いているという説明−−奥武蔵グリーンラインに沿っているーー舗装林道を出たり入ったりする道で、トレランの人も山道に入らず舗装道路を走っているーー
感想
膝痛のリハビリ中で、ハードな山歩きは控えねばならず、整形外科で認められているのは、自転車と水中ウォーク。そこで、奥武蔵自然歩道とグリーンラインを自転車で走ることに。まず、まだ行ったことのない巾着田の曼珠沙華を撮影しようと、高麗峠の奥武蔵自然歩道から入り、ドレミファ橋を渡って巾着田に向かう。道は広く整備されており、早朝でハイカーもいないので、ドレミファ橋までは割と走れた。
まだ7時前のためか、入口の料金徴収ポイントに人がおらず、お金を払わずに中に入り撮影できた。早朝にもかかわらず、すでに大勢の人が撮影していた。ピークはまだかと思いきや、すでに盛りは少し過ぎつつある感じで、少し色あせた株が目立ってきているが、中心にはきれいな浜も多く、まだまだ見頃ではある。早朝で雲も多く、雑木林の中なのでやや暗い感じ。中にはパンクスタイルで、長いおもちゃの刀をもって撮影している不思議なカップルもいた。
その後、川べりや北側の開けた側の明るい場所に出て撮影。15分くらい撮影して苑地から出て日和田山に向かう。まだ早いせいか、ハイカーの姿はまばら。自転車を担いでの岩場歩きはきついので女坂を進むが、けっこう厳しい岩場もあり、担ぐ場面もあったが、膝は大丈夫だった。登山口から20分強登ると、金毘羅神社に出る。男坂から鳥居をくぐると展望台になっている。ここで女坂と合流、数組のハイカーが休憩中。この時間なので、多くは地元ハイカーか？ここは撮影だけで休憩なしで、先を急ぐ。神社右奥の山頂への急傾斜の道を見て、膝の具合を考えて自転車を担ぎ上げるのをあきらめ、すぐ左の物見山方面の巻道を進む。裏側に出て山頂からの合流点からは近そうだったが、秩父高原牧場までは遠いので、山頂はまた次の機会に。
MTBで20分くらい下ると舗装林道に出る。右に高指山の電波塔が見えるが、ここも山頂はパスして物見山に向かう。5分もしないうちに陸橋があり、物見山入口がある。10分くらいで北向地蔵に向かう舗装道と物見山への山道分岐があり、今回はMTBを押して物見山山頂に出ると女性ハイカー一人休憩中。残念ながら雲が多く、展望があまりきかない。先に出発した女性を追い抜いて15分くらいでダート道が終了し、舗装林道に出る。すると反対方向の北向地蔵からの山道から二台のMTBが下ってきた。鎌北湖から登ってきて、また下るらしい。北向地蔵までは舗装林道を走って行ったので後を追う。北向地蔵までは意外と近く5分で到着、MTBの二人の姿はすでに消えていた。予定ではエビガ坂経由だったが、今日はこの後は舗装林道オンリーでひざの負担を減らして進むことにした。
北向地蔵から10分くらい進むとユガテ分岐、ユガテはかつては「湯ヶ手」と表記され、お湯が出ていた時代があるらしい。そこからすぐに天文岩に出る。江戸初期の天文学者が晩年に郷里に帰り、窟屋にこもって学問にはげんだという。このあたりはすでにグリーンラインだが、林道権現堂線でもある。さらにその先で林道笹郷線の分岐。分岐の駐車スペースに止めた車からハンターが出てきた。鹿ですかと挨拶すると害獣駆除作業ですという。ここからハイキングコースは越上山を越えていくが、舗装林道をたどっってもそのまま顔振峠に出ることを確認し、先に進む。このハンターは顔振を「こうぶり」と呼んでいたが、「かあぶり」と呼ぶこともあるらしい。地形図には顔に「かあ」と振り仮名がふってある。阿寺地区を過ぎると、林道が急角度で分岐している。道標をよく見ると鋭角に折れる道の方に、高山不動の方向を示しているので、これに入る。ヘアピンカーブを過ぎるとやがて写真で見覚えのある顔振峠に到着する。営業中の茶屋がたくさんある。グリーンラインに面しており、ハイカーやマイカー観光客のほか、ローディーも増えているので、やっていけるのだろうかーー。今日もローディがおそばを食べていた。今日は行動食を少なめにしたので、ここで食べようかと思ったが、ピザとパスタという看板が気になり、ベラヴィスタという店まで進んでみた。富士見茶屋の少し先にその店はあったが、店までのダート道を下るとまだ開店していないようだ。しはし店の中で支度しているようなので中を覗こうとすると店の人が出てきて、どうぞという。ピザとコーヒーを注文し、外のテラスからの展望を楽しむ。ここからは丹沢から奥多摩、長沢背稜まで見渡せるようだが雲が多く、大岳山、御前山、蕎麦粒山など大きな山以外ははっきり見えない。ピザで栄養補給し、もう少しはがんばれそうーー。ここまで20�勸盟�ってきた。まだ白石峠までは17�辧�高原牧場までは28�勸幣紊發△襦�
傘杉峠はすぐだったが、そこから高山不動入口まで30分もかかった。このあたりは飯盛峠、刈場坂峠までは登り基調で、苦しいところだ。これまでたまにしかすれ違わなかったローディの姿が増え、関八州見晴台入口手前からはトレランのご夫婦と並走の形になった。初めはご夫婦はゆっくり走っていたが、次第に足音が大きくなり、スピードアップしたらしく、うっかり休憩や撮影で手間取っているとすぐ追いつかれてしまう。ランナーに抜かれてはいかんと、こちらも必死に漕ぐ。下りでは一気に抜けるが、登りになると足音がどんどん近づいてくる。大分離したと思ってブナ峠で痛くなった足のケアで靴下を脱いで、外反母趾対策のサポーターを取る。これで足が楽になった。そうしているうちに追いつかれ、休憩したので話しかける。毛呂駅から走り、ここから下るという。都幾川・明覚駅方面に下るようだ。彼らが下山する直前には、オフロードバイクが一台、ダート道を登ってきて驚かされた。
すでに12時を回り、今日どこまで進むか考えながら走る。ブナ峠の少し先で標高が800mを越える。逆コースで下って来るローディが多い。おそらく白石峠に登って、そこからグリーンラインを走って、刈場坂峠経由で周回するサイクリストが多いのではないか？
ブナ峠から30分くらいのアップダウンでローディーらが大勢休憩している刈場坂峠に到着、ここには移動販売車が飲食の販売をしていた。このような販売車は白石峠でも見られた。すでに一時近くになり、こちらは休憩せず撮影だけで先を急ぐ。ここから大野峠まではまだ登り基調で、大野峠の少し手前に標高840mのこのコースの最高点があった。大野峠からは白石峠のほか、丸山を経て横瀬や芦ヶ久保方面に下ることもできる。地図を見ると、白石峠から都幾川方面に下れるので、事前にチェックしていた「とき庵」の黒い蕎麦を食べようと思い、白石峠まで頑張ることにした。と言ってもここからは下り基調なので、30分足らずで白石峠に出た。しかしここからは定峰峠以降、何回か登り返しがあり、ここが引き時と決定。頑張りすぎても膝の負担があるといけない。高原牧場の売店はまたの機会にーー。白石峠には今日見た中で最大のローディ集団が休憩中、しばらくして刈場坂峠に向かって登って行った。白石峠からは一気の下り、20分くらいで大野特産物販売館に到着し、中を覗いてみる。木の町という看板があちこちに目立っている。販売所の建物事態が素晴らしい木造建築で、いかにも木の町らしい。観光地図を見ると建具会館が出ており、帰りの街道沿いなので寄ってみることにした。10分もたたないうちにとき庵の看板が見えた。販売所同様、駐車場の一角に駐輪設備がある。そこに自転車を置き、入口に行くと予約ノート、店内はやはり満員で順番待ち。すぐに順番が来て中に入り、本当は「玄粒の黒粗びき蕎麦」を食べたかったが、これは土曜日限定、地野菜の天盛ソバを注文する。注文を受けてからそばを打つという評判の店、しばらくすると野菜天付の盛ソバが出てきた。おそばは玄粒のざらざらした粗びきではないが、色はやはり黒っぽい蕎麦。おそばは無論おいしいが地野菜のてんぷらもすごくおいしい。今日はマイタケ、イチジク、青ナス、生姜、ミョウガなど、みなおいしかった。
おいしい二度目の昼食にすっかり満足して、再出発するとすぐに建具会館があり、立ち寄る。様々な木工品が展示販売されていたが、なんといっても建具の引き戸やついたてなどの細工が素晴らしい。値段もそれなりなので、現代の住宅事情ではなかなか売るのは大変と思うが、わが家でも一部こうした建具を作っていただき、気持ちよく暮らせている。他にもテーブルセットや照明器具、様々な民具などがあり、一見の価値がある。栗や柿、あけびなど山里の地野菜、果物なども販売されており、楽しいところだ。
ここから明覚駅までは172号線をまっすぐ進むのみ。あっという間に駅に出る。この駅も立派な木造建築で、日本の駅100選に選ばれているそうだ。一見の価値あり。今日は高原牧場までは到達しなかったが、巾着田の曼珠沙華も撮影でき、都幾川の町を楽しむことができたので、よいツアーになった。
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