記録ID: 3579158
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地東部
後山、行者の道を西から東からの予定が
2021年09月30日(木) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 09:15
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,289m
- 下り
- 1,291m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
すぐ手前に林道ゲートがあるが自分で開け閉め出来、駐車場はそこからすぐ坂を登ったところ。 トイレはないが20台駐めれるので川遊びの人が来るであろう真夏以外は落ち着いて使うことが出来ると思う。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
笹が枯れる冬場は分からないが、奥ノ院からのトラバース道はテープはしっかりあるものの道と呼べるようなものではなく、ザレたり濡れていたりで滑りやすく片足しかおけない狭い踏み跡程度のところが多く、場所によっては笹が覆って足下も見えず、自分も何度か笹を踏んでしまって滑って慌てて笹を掴んで踏ん張った。 危険度はやはり高度や岩場がある分、東側の行者コースの方が高いと思うが、トラバース道は知らずに入ってくると面食らうような面倒な道と言えるかも。 山慣れた人、こういう単調で面倒なところも忍耐強く歩ける人でないとちょっとお勧め出来ないかも。 しかし行者さんが奥ノ院から後山に登る道はやはりあると思われ、それは今回通らなかった東山コースがそれではないかと思うが実際はどうなのか気になるところ。 |
写真
多くの人は近くのキャンプ場に駐めるようだが、今回は状況によってまたここに下ってくるか、あるいは上乢から戻ってくる予定なので、途中ゲートもあってちょっと敬遠されそうなこちらの20台も駐めれるきれいな駐車場にたった1台。
祠から上に上がったあと、水場からホースが引いてあるという何かの記述を勘違いしてそれを探してしばらく直登。
こんな斜面の上に水場があるはずも無いだろうと勘違いに気が付いてトラバースしながら下っていくとテープが。
上がった地点からすぐ右にトラバースしてくればよかったらしい。
こんな斜面の上に水場があるはずも無いだろうと勘違いに気が付いてトラバースしながら下っていくとテープが。
上がった地点からすぐ右にトラバースしてくればよかったらしい。
とても苦労した岩場を通過してからふり返って1枚。
左からテープに従って来るが、岩場の手前が笹藪でどこを通っていいか分からず、最初一番上の方をトラバースして岩場の上部に出たらそこもコースらしくテープはあったが、岩が外傾して手がかりも無い数メートルのトラバースが不安で渡れず、笹藪まで戻って少し下って岩の下のバンド状の所を渡ってから岩の上に登り返すと途中に短いロープがあってそれを掴んで登ると岩の向こう側に向かってまたロープが下ろしてあったのでそれを下降。
ふり返って見るとこの写真のようにロープは岩の左右に2本かけられており、自分が下りたのは左。
最初の岩の上を渡っていると右のロープで下りることになったらしい。
左からテープに従って来るが、岩場の手前が笹藪でどこを通っていいか分からず、最初一番上の方をトラバースして岩場の上部に出たらそこもコースらしくテープはあったが、岩が外傾して手がかりも無い数メートルのトラバースが不安で渡れず、笹藪まで戻って少し下って岩の下のバンド状の所を渡ってから岩の上に登り返すと途中に短いロープがあってそれを掴んで登ると岩の向こう側に向かってまたロープが下ろしてあったのでそれを下降。
ふり返って見るとこの写真のようにロープは岩の左右に2本かけられており、自分が下りたのは左。
最初の岩の上を渡っていると右のロープで下りることになったらしい。
写真はあまり撮れなかったがとにかく悪いトラバース、笹藪で足下が見えず、足一足の幅しかない上にジトジト濡れている上に笹がかぶっていて何度も滑って笹を掴んで止まるのを繰り返すのが嫌になって途中テープがトラバースと尾根へ二股に分かれているところで尾根に脱出。
のつもりが、途中でテープも踏み跡も無くなりすごいチシマ笹の藪漕ぎに突入。
背丈より高いので屈んで向こうを透かし見て獣道と思える少し笹の薄いところを見つけてはかき分け突入して掴みきれなかった強靱な笹にはね返されて3歩進んで2歩下がる状態。
そりゃこんな所人が通るわけもテープがあるわけもないが、地図上は一番顕著な尾根で後山のすぐ西に出ることが分かっているのでもう意地になって直登。
ヘルメットかぶっててよかった。
半分ほど登ったところでやっと藪が薄くなったのでまずは登ってきた下方向を1枚。
のつもりが、途中でテープも踏み跡も無くなりすごいチシマ笹の藪漕ぎに突入。
背丈より高いので屈んで向こうを透かし見て獣道と思える少し笹の薄いところを見つけてはかき分け突入して掴みきれなかった強靱な笹にはね返されて3歩進んで2歩下がる状態。
そりゃこんな所人が通るわけもテープがあるわけもないが、地図上は一番顕著な尾根で後山のすぐ西に出ることが分かっているのでもう意地になって直登。
ヘルメットかぶっててよかった。
半分ほど登ったところでやっと藪が薄くなったのでまずは登ってきた下方向を1枚。
後山のすぐ西、舟木山からの縦走路に飛び出したところ。
なんか木に赤くマーキングの痕があるから、もしかすると昔はここにも道があったのかも。
しかし今は道はないので、やはりもっとトラバースを続けて東山道に合流するとそこに覗きの行場とやらがあったらしいので、そっち行った方がよかったかも。
この尾根へ導いた途中で無くなってしまうテープはくせ者なので、ここに入る場合は悪くともずっとトラバース道通るのが正解と思う。
なんか木に赤くマーキングの痕があるから、もしかすると昔はここにも道があったのかも。
しかし今は道はないので、やはりもっとトラバースを続けて東山道に合流するとそこに覗きの行場とやらがあったらしいので、そっち行った方がよかったかも。
この尾根へ導いた途中で無くなってしまうテープはくせ者なので、ここに入る場合は悪くともずっとトラバース道通るのが正解と思う。
大馬鹿門コースを下りきったところにある道標に行者コースという記述がなかったのでまだ先かと勘違いしてしばらく板場見渓谷を下ってしまった。
この写真奥から下りてきてほんとは左に行くところを手前に下りてしまったので登り返してきたところ。
この写真奥から下りてきてほんとは左に行くところを手前に下りてしまったので登り返してきたところ。
屏風岩は最初が足がかりがなくアブミ状に編んで吊してあるロープを使うが、濡れていて岩に貼り付いてしまうのでなかなか難しい。
ここを越えると傾斜は強く右下に落ち込む谷もよく見えるようになってくるので怖さが増してくる。
ここを越えると傾斜は強く右下に落ち込む谷もよく見えるようになってくるので怖さが増してくる。
ついに尾根に飛び出したところ。
最初の予定ではここから向こうに少し登り返して東山コースとやらを見つけて最初に登った奥ノ院への行者参道、おそらくあのテープだらけだったところに下りるつもりだったが、もうだいぶ疲れてたし雲行きも怪しかったしで素直に尾根通しに大乢に下りることに決定。
最初の予定ではここから向こうに少し登り返して東山コースとやらを見つけて最初に登った奥ノ院への行者参道、おそらくあのテープだらけだったところに下りるつもりだったが、もうだいぶ疲れてたし雲行きも怪しかったしで素直に尾根通しに大乢に下りることに決定。
このへんからもう霧雨というか、おそらく山の上だけ薄雲の中だったと下った後で分かったが、そんな中歩いて行くと開けたところで盛大なたき火跡を幾つも発見。
確かにのんびりした尾根でその中でもここは開けててこういう事やりたい場所ではあるかもしれないが、火が周りの木にうつったらと思うと怖くて自分には出来なさそう。
確かにのんびりした尾根でその中でもここは開けててこういう事やりたい場所ではあるかもしれないが、火が周りの木にうつったらと思うと怖くて自分には出来なさそう。
このように最後までロープが渡してあってとても簡単だが、もっと簡単なのは岩を通過せず最初から右下に下りて巻けばなんの問題もない場所。
他にも長い坂にはトラロープがずっと張ってあったりと、どなたが管理してるのか分からないが至れり尽くせりな道。
他にも長い坂にはトラロープがずっと張ってあったりと、どなたが管理してるのか分からないが至れり尽くせりな道。
だいぶ下ってきてこのように林業用のピンクテープがいきなり増えたら要確認。
ほんとはこの少し手前で左に一筋手前の尾根を入るべきところが分かりにくく、実際にはもうこのトレラン用らしい看板の所でスイッチバック式に左のトラバース道に戻るように入って一つ手前の尾根に乗るのが正規ルートになってしまっていると思われる。
ほんとはこの少し手前で左に一筋手前の尾根を入るべきところが分かりにくく、実際にはもうこのトレラン用らしい看板の所でスイッチバック式に左のトラバース道に戻るように入って一つ手前の尾根に乗るのが正規ルートになってしまっていると思われる。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
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感想
台風で普段行く関西周辺の天気が読めず、行ったことはないながらも行者道があり、大峰と並んで未だ女人禁制の道があることを知って以来行ってみたかった後山。
最初は行者の道を西から東からいっぺんに登ってしまおうなどと威勢のいいこと考えてたが、奥ノ院からのトラバース道が想像しなかったくらい悪く、途中行場らしきものも何もなく、なんでこんなただ歩きにくいだけの所をあと半分歩かなければならないのかと思ってたところにトラバース道とは別に左の尾根に乗るらしきテープが現れ、もういいかと思ってそっちに行ったらしばらくしてテープも踏み跡も無くなって途中は背丈以上の猛烈な笹藪漕ぎ。
この尾根は笹が枯れてる冬場以外、夏から夏過ぎにかけて通る人はほぼいないと思う。
ただの藪漕ぎも面白いわけでもないので、やはりここはしんどくても最後までトラバース頑張るのがやり遂げた感はありそう。
もうこのトラバース道から無理矢理藪漕ぎ直登で足が疲れてしまい、東からの行者コースは危険度はこちらの方が高いと思ったが足が痙りそうでそんなことはあまり注意せずに登ってしまったのは反省点。
どちらか片方だけにしておけばトラバース道も最後まで辿ったかもしれず、より楽しめたかなとも思うが、行ったこともなく、次また来ることがあるかどうかも分からない山域だったので欲張ってしまった。
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