日本コバへ南尾根をピストン
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- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 756m
- 下り
- 742m
コースタイム
- 山行
- 3:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:35
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
朝一に、ねずみ男を山行に誘うが、「今日はピリ辛風呂(注 信楽の玉桂寺唐辛子風呂)に入るので、どうぞ行ったら」とつれない。この時期、例年のパターンになりつつある雪の日本コバを1度は登っているので、一緒にどうかと思って声を掛けたのだが。仕方なく、一人でヒィーヒィー言いながら登ることとなった。
昨夜からの積雪で町中も真っ白、路面も圧雪。山中も少しは新雪が積もっていそうだと考えながら八風街道を走ってたら、ゆきんこ(プラわかん)を忘れたことに気が付き動揺。早くも途中撤退の予感がしてきたが、駐車地のもみじ荘跡を目指す、が、もみじ荘手前の最後の坂かが登れず、少し手前の園地に車を置いて出発。
日本コバへの一般道であり、かつ、所要時間も少なそうな藤川谷道へは初めからパス、あの岩屋へ着くまでの左岸のトラバース部分で雪崩が起こりそうな予感がしてましたので。
「笠ピーク」への遊歩道?を進む、すぐ松尾谷の石飛びですが、水量が多くてまごまごしつつも落水せずに対岸。もちろん、誰の足跡もない遊歩道を上っていくとしばらくで鹿が3頭、何だか久しぶりに見たような感じ、ここは休猟区なのでこの時期、鹿も人も安全。遊歩道でも靴上ラッセルであり、「笠ピーク」まででもいいやという弱い気持ちがチラッと出てくる。遊歩道は、最低鞍部へ出ないで小尾根に乗りつつ最後は巻いて、鞍部よりかは北で南尾根に合流した。
以前、南尾根を降りた時にこの遊歩道分岐は確実に見落としていて、今回やっと分岐点を理解しました。目安は、南尾根を降りて初めて目にする木製掲示板が設置してある地点で、10m上部を斜め後方に戻るように遊歩道はあるということです。
南尾根を登り始める。空には雪雲が掛かっていて、粉雪の新雪を降らしている中での登り。新雪ラッセルは靴上程度で、新雪の下に古い固い雪があって完全に沈み込まないので、何とかなりそうだった。後は黙々とただ登るだけである。この南尾根は下りにとると尾根分岐多数あって難路となるが、登りは単純である、上へ進むだけである。かなり登って、少し傾斜が緩くなる所が2度ほどあって、ようやく頂上部かと思わされて、まだ登りというのがあって、上へ上がるほどに、さすがにラッセルも膝に達していて、もう堪忍だーと思っても安々と頂上部へは着かなかった。足が痙りかけてやっと、頂上部。何度か来てますので即座に三角点方向へ進めますが、悪いですが不慣れな方は、この時期の日本コバは難コースですので、慎重な山行をお願いします。積雪で踏み跡は見えないのはもちろん、目安のテープにも雪が付着していて見えないですし。
日本コバ頂上に着く。もう雪を堪能、いや堪忍。まずは、記念証拠写真撮影。
真っ新の山頂部・・・ってここまで全行程真っ新でしたが・・・で、昼食を取ろうと思ってましたが、喜んで素手で写真撮ってるうちに、手先は痺れまくりでもう繊細な動きは不能、箸を持つことなんか全く不可能、一刻も早く何も見えない極寒の地から降りなければと下山。もう、メシはぬくぬくした車で食べてもいいやと登りの自分の足跡を忠実に下る。しかし、早くも足跡が新雪と風の影響とで無くなっている所もあって、油断ならない下りでした。
南尾根の中盤くらい降りた地点の傾斜が緩んだ所で、太陽がチラチラと出始めて空気の緩みを感じたので、せっかくだから雪の中でメシしましょうと休憩。いつものカップヌードルのためにポットに湯を持ってくるのですが、今日の湯はやけにぬるくなってました、それだけ冷気ってことだったんでしょう。二枚していた手袋を1つハズして箸を持ってましたが、それでも指先ジンジンしまくりで、昼食を終えて手袋を二重にして下山を再開してからも、なかなか指先の痺れは取れず、今日の気温の低さを象徴しているとおもいました。
あんなに苦労したラッセルの登りも、下りは本当に楽チーンです。新雪が膝にも優しいのでズカスガ下れますしね。気持ちとしては「あっ」というくらいに遊歩道に戻ってこられて、少し緊張感を解きながら降りていく。そして、谷向こうに人家が見えて「ホッ」とした気分になれたのでした。やっぱり、雪山はプレッシャー掛かってるんですね、自分に。
ちょっと、シキロの滝の様子を見に行く。氷瀑なんかになっとらんかとちょっと期待しましたが、ご覧のとおり豪快に水を落としていました。あらためて気が付いた・・・忘れてるだけかも・・・二段の滝だったんですね。真冬のこの時期で大目の水量ですから、多くの雪がストックされとるんでしょうね。
結構足に疲労が来てたので、松尾谷の石飛びが心配だったのですが、難なく渡って無事に帰還できました。
もみじ荘から車道を下って、橋の手前にこんな標識がありました。→の向いている方向の延長線上には日本コバがあるのは確かですが、登山口案内のつもりの標識にしては、かなり漠然としすぎー、一番の問題は、下方向から見えないこと(笑)
写真を見ていて気が付きました。電柱にくくってある角度が、時計回りに120度位回っちゃってるんですね。「車道からもみじ荘の方へ上がるんですよ」という趣旨で設置されていたのでしょうね。
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