高野山町石道と天野の里

- GPS
- 32:00
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 1,329m
- 下り
- 887m
コースタイム
八尾++新今宮++(南海高野線急行)++九度山8:15--慈尊院--丹生官省符神社9:00--雨引山分岐9:55--六本杉峠10:20--お照の墓--丹生都比売神社(昼食)11:40--西行堂--(八丁坂)--二ツ鳥居12:20--13:00神田地蔵堂(幕営)
11月2日
神田地蔵堂8:40--笠木峠9:17--9:50矢立(小休止)10:20--袈裟掛石--四里石--高野山大門--12:00大伽藍--高野山大学--奥の院--女人堂15:30--(不動坂)--15:50極楽橋++新今宮
| 天候 | 11月1日 晴れ 11月2日 くもりのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
高野山奥の院で働く知人の僧侶によると、高野山とその周辺では最近、熊の出没が確認されています。熊が出たのは女人堂と不動坂、真別処円通律寺付近、さらには高野山病院付近の道路(高野山中学の通学路)で親子熊が目撃されています。山内の道路で普通に熊が出る理由は高野山環状道路の建設で頻繁に発破が使われていて、熊が恐れて高野山の町中に逃げてきているそうです。 また、近年は奥の院での自殺志願者が増加傾向にあります。奥の院の道から外れた墓石群の中で自殺する人が多いようです。お大師様のお膝元で死ねる、死に方としては最高ですが、迷惑な話です。最近では英霊殿の近くで腐乱死体が見つかりました。死体を見つけるポイントは死臭:動物の腐るにおい、カラスの鳴き声:死体を喰らうカラス、参道から外れて歩くことです。 |
写真
この道は切通しにしたかったのですが、この山が龍の背骨に当たるため工事で事故があったため、龍の胴体をくぐるトンネルになりました。この龍とは蛇であり弁財天でもあります。龍の頭が弁天岳、高野七弁天をなぞるように続き、尾が剣先弁才天です。伽藍の蛇腹道はその名のとおり龍の腹になります。
装備
| 個人装備 |
ヘッドバンド
防寒キャップ
ネックゲーター
アウタージャケット MBレインダンサージャケット
アウターパンツ MBレインダンサーパンツ
ミッドシェル FTニュウモラップフーディ
ミッドレイヤー FTドラウトクローJK
ベースレイヤー FTメリノスピンL/S、MBジオクールメッシュブリーフ
ドライレイヤー FTアクティブスキンL/S
パンツ FTストームG.AP
靴下 MBメリノウール五本指薄手、メリノウールニッカソックス中厚手
手袋 MBトレールアクション
インシュレーション BHイグナイトJK
替えアンダーウェア1組 MBジオ3Dメッシュ長袖、速乾ボクサー
タオル、手ぬぐい
予備ソックス MBメリノウール5本指、メリノウール中厚手
登山靴 MBトレールウォーカーMID
スパッツ MBアルパインスパッツ
ストック MBアルパインポール2本
ザック オスプレー エクソス58
ザックカバー 80L
食糧
行動食
予備食
非常食
水筒 700ml
ポリタンク 2000ml
ハイドレーション 2000ml
ストーブ EPI STRA
ガスカートリッジ EPIパワープラス460g
カートリッジスタンド
炊事用手袋 MBノーメックス
コッヘル大 SPトレック900
コッヘル小 SPソロセット焚
ブキ 箸、スプーン
ヘッドランプ
予備電池 単3アルカリ3本
時計
コンパス
1/25000地形図
ガイドブック
筆記用具
山行計画書
ピンチパック SOLヒートシート、靴紐、細引き10m、ステンレスミラー、ポケトーチ、ライター、防水マッチ、ロウソク3、ナイフ、プラ自在7、インスタントカイロ(12h)3、ダクトテープ、ハイドレーションバイトバルブ、着火剤、ホイッスル
ファーストエイドセット ライター、毛抜き、ピンセット、爪切り、絆創膏、消毒液、メンターム、滅菌ガーゼ、包帯、抗ヒスタミン塗薬、ポイズンリムーバー
ソーイングセット
カメラ
ロールペーパー
洗面用具
ゴミバッグ
身分証
健康保険証
ツエルト
ツエルト幕営セット 張り綱2、プラ自在2、120cmスリング2、カラビナ2、ペグ10
シュラフ MB UL.バロウバッグ
シュラフカバー イスカ ゴアシュラフカバー
テントマット オールウェザーブランケット
ロールマット 銀マット130cm
テントシューズ
シューズバッグ
新聞紙
スタッフバッグ40L
勤行セット 念珠、経本、折五条、ロウソク、線香、塗香
納札、釘、金づち
|
|---|
感想
高野山町石道を約15年ぶりに歩きました。世界遺産登録の影響で道標や休憩所・トイレが整備されたように感じました。今回の山行は約15年前に満行した加行(真言宗の僧侶の修行、百日間ある)の護摩札を納めるのが目的でした。高野山内諸堂の護摩札は加行終了後すぐに納めましたが、遠方の慈尊院・丹生都比売神社・立里荒神はいまだ納めていない状況でした。しかしなんと慈尊院では納札せずに登ってしまったので次回来る時に納めなければいけません。丹生都比売神社には無事に納めることができました。
本来なら日帰りのコースでしたが、ツエルトを適当な場所に張って2日で登る計画を立てました。その最有力幕営予定地に選んだのが神田地蔵堂です。天野の里で給水後、神田地蔵堂に幕営するべく向かいました。神田地蔵堂にトイレができており、なんと手洗いの水は水道水と明示されていました。これは暗に幕営してもいいよ、ということではないかと勝手に解釈し、幕営させていただきました。
装備を軽量化するためにテントの代わりにツエルトを持っていきました。防水透湿コーティングされたファイントラックの最新型の「ツエルト2ロング」です。残念ながら、雫が滴るほど結露しましたが、奥行き220cmのロングタイプであることとサイドリフターを引っ張って思いのほか快適に眠ることができました。ただ、窓の庇が小さく、メッシュ窓のためモンベルのツエルトに比べて通気性は劣る感がありました。
シュラフは前日までモンベルのU.L.化繊にするか#2ダウンにするか迷いましたが、結露対策と軽量化のためU.L.バロウバッグとシュラフカバーの組み合わせに加えテントシューズとインシュレーションジャケットで防寒対策としました。インシュレーションはバーグハウスのイグナイトジャケット(化繊綿)を使いました。プリマロフト使用の薄手のジャケットでしたが、コンパクトでデザインも気に入りました。
高野山に着いた時刻が遅かったため、三山巡りはできませんでしたが、高野山三大心霊スポットのうちの2つに行くことができました。この三大とは「三本杉」「蛇柳」「稚児の滝」のことで、蛇柳は初めて行くことができました。他にも幽霊の出るところはたくさんありますが、来年の冬にもう一度、高野山に行く予定なのでそのときに紹介できればいいと思っています。
三大心霊スポットに行くときは必ず袈裟と念珠を掛け、塗香で身を清めて行くようにしてください。できれば尊勝陀羅尼を懐中すると憑依されにくいでしょう。



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