JR芦屋駅からロックガーデン〜六甲最高峰〜有馬温泉

- GPS
- 09:30
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,058m
- 下り
- 691m
コースタイム
15:20銀の湯-17:00有馬温泉バス停-18:00JR宝塚駅
| 天候 | 晴れのちくもり |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:有馬温泉駅から阪急バスで宝塚まで約45分¥550 http://bus.hankyu.co.jp/rosen9/0648.html#busmap |
| コース状況/ 危険箇所等 |
コース全般で、道はよく整備されているので危険箇所はありません。 阪急芦屋川駅南側のローソンで飲食料調達、ロックガーデン入口の滝の茶屋と大谷茶屋、六甲最高峰手前の一軒茶屋で食事、売店、自販機がありました。 トイレは阪急芦屋川駅北口公園、ロックガーデン入口、六甲最高峰手前にありました。 |
写真
感想
今年から山歩きを始めた私たち夫婦は、今まではずっと2人で山に出かけていましたが、私のお友達2人と最近会って話した時に、その2人が一緒に山に登ってみたいとのこと。
2人が山に登ったのは、共に小学校の遠足くらいという全くの初心者。
どこの山がいいだろうと相方と相談して、芦屋ロックガーデンから六甲最高峰に登って、有馬温泉に下山する関西のメジャーコースに4人で行くことにしました。
六甲は翌日に全山縦走大会を控えていて、気候的にも暑すぎたり、寒すぎたりもなく条件がいい筈だし、登山道も整備されて安全な上に、岩登りや下山後の温泉などバリエーション豊かで、きっと気に入ってもらえるんじゃない?という相方の意見でしたが、私も春に2回に分けて歩いた六甲の道は、凄く気に入っていたので大賛成です♪
当日は地元の駅で早朝に待ち合わせをして、久しぶりの電車に乗ってのアクセス。
JR芦屋駅に7:30に着いてから、徒歩で阪急の芦屋川駅に向います。
途中のコンビニでお昼のお弁当を購入して、芦屋川駅北口の公園で準備運動をしてから午前8時過ぎにいざ出発です!
駅から芦屋川沿いを北上して住宅街を歩きますが、道案内の標示があるので迷うこともなく、30分ほどでロックガーデンの入口に着きました。
ここには滝の茶屋と、大谷茶屋という2軒のお茶屋さんがあって、どちらも六甲ではお馴染みの売店と食堂を兼ねたお茶屋さんでした。
2軒のお茶屋の先に進むと、すぐに高座の滝に出ます。
高座の滝は落差10mの小さな夫婦滝で、滝の向かって左上にはロックガーデンの名付け親の藤木九三氏の皿型のレリーフがありました。
この高座の滝の左の道を進むと、ロックガーデンの岩場が始まります。
取り付きの看板では中級コースの地獄谷と、一般コースの中央尾根の2つのコースに分かれているようですが、地獄谷には落石(危)だとか、コース崩壊だとか、恐ろしげな説明書きがあったので、私たちは迷わず中央尾根で風吹岩を目指しました。
ロックガーデンは、最初から両手両足を使ってよじ登る岩場なので、見ると一瞬、足がすくみますが、実際に登ってみると足場もしっかりしていて、意外と登りやすく、むしろ足だけで登るガレ場よりも負担も少ない気がしました。
途中の鉄塔で小刻みに休憩をしながら、約1時間で大きな岩のある風吹岩に到着。
風吹岩からは、暫くなだらかな歩きやすい道を歩くと、やがて芦屋カンツリー倶楽部のカート道を横切って、ゴルフ場の敷地の横を、猪避けの扉を開けて進みます。
そういえば、春の市ケ原で猪を見た話をお友達にして、「もしかしたら、今日も見れるかも〜」なんて話をして、脅かしていたその数秒後に…
目の前に、本当に猪が現れたんです!!(;゜Д゜)
春に見た時は夕方で薄暗かったけど、今回ははっきりと出会ってしまいました。
相方がデジカメで猪を撮っていると、他の登山者のリュックに向かって、ゆっくりですが立ち上がって覆い被さろうとする猪くん!
どう見ても、猪が人間を襲っている光景にびっくりしましたが、動きは遅いので避けられてたし、狙いはリュックで人に危害を加える雰囲気はなさそうでした。
ただ、いつ猪突猛進(?)になるかと思うと怖いので、私も相方とその場をゆっくり離れました。
お友達はというと、私たちよりずっと早くに、遥か先にダッシュで避難しておりました(笑)
思いもしなかった猪の出没に4人で盛り上がっていると、歩いていた先で会った方に、おそらく先刻の猪にリュックを噛みちぎられて、奪われた人がいるという話を聞きました。
もしかしたら私たちは運が良かっただけなのかもと思うと、やっぱり野生動物を甘く見てはいけませんね。
そんなハプニングもあって、やや広くなった雨ヶ峠に到着。
ここから六甲最高峰に向かうには、東おたふく山を経由する道もありますが、私たちは最短距離の本庄橋跡から、七曲りを通る道で最高峰に向かいます。
沢をいくつか越える登り下りのあと、本庄橋跡の堰堤経由で七曲りへ。
この日、一番ハードな九十九折りの急坂を、無言で黙々と登ること約50分。
歩いていた道が舗装路に変わったなと思うと、程なくして見覚えのある、一軒茶屋の建物が目に入って来ました。
ここまで来たらもう最高峰はすぐです♪
一軒茶屋の自販機で買ったサイダーを飲み干して、1度歩いた地味に辛い舗装道をゆっくり登ります。
するとすぐに電波塔が見えて、笹道を上がって六甲最高峰の広場に到着しました!
六甲最高峰(931m)の標板で記念撮影をしてから、満員の山頂広場から少し下りて、電波塔の前でレジャーシートを敷いてお弁当休憩をしました。
普段は食事も2人きりですが、今日は4人なので休憩中も賑やかで楽しかったです。
1時間ほど楽しくお弁当を食べたあとは、最後のお楽しみの有馬温泉へ、魚屋道から下山開始です。
魚屋道は比較的なだらかな道が続く樹林帯の道で、楽に下りれそうだなと思っていたのですが、お友達の1人が下りだして暫くすると、足首に痛みが出てきたらしく、休憩して様子を見ます。
私たちも外傷薬は持参していましたが、お友達の症状に効きそうなのはエアーサロンパスくらいで、吹きかけて歩き出すと、少しの間は痛みが引くようなのですが、また歩く内に痛んでは休むを何度か繰り返します。
途中、相方の提案で、持っていた包帯を足首に巻いてテーピング代わりした上で、私のハイカットの靴と、お友達のスニーカーを履き替えて、足首に負担が掛からないようにしてみたところ、これは効果があったようでした。
その後は順調に下っていたものの、また暫くすると、今度は膝が痛みだしてしまいます。
今度はエアーサロンパスも効果は余りなかったようで、ついにはお友達が迷惑をかけている申し訳なさからなのか泣き出してしまいました。
私たちも下山の時の足の痛みは何度も経験しているので、気にしないでとなだめていると、通りかかった7〜8人のグループの方が、私たちの様子に気がついて声をかけてくれて、自分たちの持っていた湿布薬を束で差し出してくれたんです!
そして本当に無理だったら、消防に連絡すれば駆けつけてくれるからとのこと。
そんな親切なグループの皆さんの励ましと、いただいた湿布薬のお陰で、お友達も少し元気になって、そのあと時間をかけてゆっくりとですが、何とか自力で有馬温泉に下山することができました。本当にありがとうございました。
有馬温泉で楽しみだった温泉に入ると、お友達は随分楽になったようで、さっきまで泣いてたのは何だったのという笑顔♪
私たちも連れてきた責任を感じていましたが、その笑顔に救わましたし、今日で山を嫌いにならないでくれたらいいなと願います。
そんなこんなで色々とあった一日でしたが、帰りは阪急バスで宝塚へ向かい、電車で地元の駅に着いてから居酒屋で締め括りました。
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