法華経の聖地「身延山・七面山」
山梨県
nicopoji
体力度について
- GPS
- 10:47
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 2,829m
- 下り
- 2,778m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 10:42
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰り：北参道入口に下山後、はやかわ乗合バスで「下部温泉」駅に戻った（運賃400円） |
写真
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布引山の少し左から右に伸びている尾根が登山道か
残雪期や初冬の山スキーに使えそうなサーク22を試しに背負ってきた。シール/クランポン専用収納コンパートメントは側面のジッパーから出し入れ可能。このおかげでザックを背負ったまま、ウインドブレーカー、テムレス、ヘッドライトや行動食を出し入れできた。無駄がない。今シーズンの使用に期待
感想
雪が降り積もるまでの期間は太平洋側の天気が良いことが多い。太平洋側の山を楽しむには素晴らしい時期。
先日登った天子山地の縦走に行こうと思ったが、せっかく天気がいいなら少し奥地の行ったことないエリアにしよう。天子山地の西に目を向けると、聖地身延が。ということで奥山梨と呼ばれている身延エリアに行くことにした。
身延エリアは宿坊が多く手軽に泊まれる宿が少ない。少し遠くなるが下部温泉に前泊することにした。下部温泉にはゆるキャンの土産や自販機をたくさん見かけた。どうやら聖地らしいが全く見たことがない作品。土産屋の店主曰く、かなりコアなファンが遠くから限定品を買いに来るらしい。まあそれで町が少しでも潤うならいいと思う。宿の女将と世間話をし、夕食を食べたら床に着いた。
未明に下部温泉を発った。駅は明るく待合室で野宿できそうな感じだった。
三門まで行く途中、身延山の学校近くで集団の大きな声がして驚いた。どうやら修行のために早朝に起こされるようだ。
かなり下って三門に着いた。かなり大きく立派な門だった。スタート地点に相応しい。大腿に効く菩提梯を登ると、久遠寺へ。身延山は敷地が広く見所が多いため、次回はしだれ桜の季節に観光で来よう。久遠寺の左奥に行くと参詣道に入った。整地されているが、山頂まで基本的に急坂が続くため、後のことも考えて抑えめに登った。途中で久遠寺から重厚な鐘の音が聞こえた（午前5時半に鐘を鳴らすらしい）。鐘の音を聞いたら頭がスッキリした。山頂手前で日の出を迎え、南北それぞれの展望台から素晴らしい景色を拝めた。ロープウェイで来れば手軽に絶景が拝めるな、ここは。
奥ノ院をまわって朝食を摂ったら赤沢地区へ進む。道中所々で景色が開けているため、飽きることはなかった。特に、赤沢地区への下りから見えてくる裾野の広い七面山の景色には圧倒された。車で登山口から入山したら絶対に見れない景色だけに得した気分だった。老舗旅館が連なる道を抜け、白糸林道を進むと表参道入口に着いた。
表参道は明るい杉並木が心地よく、敬慎院まで標高差1200mとは思えない程歩きやすい道だった。敬慎院の一の池や随身門からの展望、迫力満点の大ガレを見ながら、カラマツの森を進むと七面山の山頂に着いた。展望はないが昼寝したくなるようなカラマツの森の雰囲気が堪らなかった。少し先にある希望峰からは南アルプスが北岳から光岳まで見え、ここに来る価値は十分にあった。七面山の山頂に戻り昼食を摂った。カラマツの森の雰囲気についつい寛ぎ過ぎそうな気持ちを抑え敬慎院へ。七面山に登ってみて次回は敬慎院に泊まってみたい気持ちがいつの間にか芽生えていた。それくらい心地が良く景色もよく、心が洗われた。
帰りは奥ノ院に寄り北参道を下った。北参道は表参道に比べると足元が悪く、宿坊は全て開いていないため、まさに修行の道という感じだった。人気も少なく安全に歩ける表参道の往復をおすすめしたい。
無事下山しバスで下部温泉に戻り、無事帰宅することができた。
正直、来年もこの時期に歩くエリアの候補に挙げたい。赤沢地区に前泊し七面山登山とか、敬慎院泊した翌日に八鉱嶺経由で梅ヶ島温泉下山とか。
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