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Yamareco

記録ID: 3753674
全員に公開
ハイキング
中国

岡山県吉備中央町 化氣神社〜本宮山 雲海&紅葉&好展望&動植物

2021年11月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:32
距離
13.0km
登り
416m
下り
425m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:40
休憩
0:52
合計
4:32
距離 13.0km 登り 433m 下り 425m
8:08
6
化氣神社駐車場
8:14
8:19
31
化氣神社
8:50
9:00
13
チロリン村キャンプグランド
9:13
52
本宮山登山口
10:05
10:16
10
本宮山北北西伐採地
10:26
10:44
23
11:07
11:09
27
砂利道終点
11:36
11:42
35
本宮山北北西伐採地(2回目)
12:17
23
本宮山登山口(2回目)
12:40
化氣神社駐車場
展望や紅葉などの旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離13km、歩行時間3時間30分、歩行数19,500歩、消費カロリー1,890Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
化氣(けぎ)神社の駐車場に自動車を停めました。数十台は余裕の草地です。本宮山登山口のゲート前(青空に映えるコハウチワカエデ<写真46>撮影地点のすぐ西)は狭いのでお勧めしません。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。
 化氣(けぎ)神社の駐車場からチロリン村キャンプグランド<写真10〜12>を経て本宮山登山口のゲート(青空に映えるコハウチワカエデ<写真46>撮影地点のすぐ西)までは舗装道路、登山口から西は基本、砂利道や歩きやすい土の作業道です。
 本宮山北から頂上に延びる道のみ粘土でたまに苔が生えていますが、気を付ければ濡れていても滑りません。
 化氣(けぎ)神社北土道の鳥居<写真07>から南下する土道は、低い植物がまばらに生えており、よけて歩けます。シダが足に当たるのはほんの一部で道は明瞭でしたが、なぜか前回にはあった神社への分岐には気づかず、直進したら「化気郷土自然保護地域」の案内板の裏から舗装道路に出ました。実は、往路で神社からこの道に入ろうとしたのですが、よくわからなかったので舗装道路を歩きました。神社周辺はヤブ化しているのかもしれません。
その他周辺情報 化氣(けぎ)神社の駐車場の南西、国道429号線沿いに道の駅「かもがわ円城」があります。周辺も紅葉が見頃でした。この時季は観賞用の巨大カボチャが入口にたくさん飾ってあることが多いです。
01化氣神社随身門
最初に化氣(けぎ)神社を訪問しました。県の無形文化財の指定を受けている加茂大祭に参加する八社のうちの一社です。
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01化氣神社随身門
最初に化氣(けぎ)神社を訪問しました。県の無形文化財の指定を受けている加茂大祭に参加する八社のうちの一社です。
02化氣神社
   備前焼の獅子&狛犬
狛犬が伝来した際、日本人はこれを犬と勘違いしてしまいました。口が開いている阿像は角がない獅子、口を閉じている吽(うん)像は角がある狛犬です。このセットが本来の形ですが、最近は両方とも角なしの獅子のほうが多く、これらも狛犬と呼ばれています。
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02化氣神社
   備前焼の獅子&狛犬
狛犬が伝来した際、日本人はこれを犬と勘違いしてしまいました。口が開いている阿像は角がない獅子、口を閉じている吽(うん)像は角がある狛犬です。このセットが本来の形ですが、最近は両方とも角なしの獅子のほうが多く、これらも狛犬と呼ばれています。
03化氣神社拝殿
吉備津彦命が吉備国に派遣された際に、海神で食物の神様でもある伊奢沙和氣神(いざさわけのかみ)を本宮山頂上に祀られました。福井県敦賀市の氣比(けひ)神宮を勧請したものとされています。賽銭箱に描かれた社紋は鹿の角のデザインです。
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03化氣神社拝殿
吉備津彦命が吉備国に派遣された際に、海神で食物の神様でもある伊奢沙和氣神(いざさわけのかみ)を本宮山頂上に祀られました。福井県敦賀市の氣比(けひ)神宮を勧請したものとされています。賽銭箱に描かれた社紋は鹿の角のデザインです。
04化氣神社本殿
通称はおけぎ様です。勧請した氣比(けひ)神宮の伊奢沙和氣神(いざさわけのかみ)をはじめ、奈良県の春日大社のご祭神である武甕槌尊(たけみかづちのみこと)、經津主命(ふつぬしのみこと)、 天兒屋根尊 (あまのこやねのみこと)、比賣大神(ひめおおかみ)をお祀りしています。
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04化氣神社本殿
通称はおけぎ様です。勧請した氣比(けひ)神宮の伊奢沙和氣神(いざさわけのかみ)をはじめ、奈良県の春日大社のご祭神である武甕槌尊(たけみかづちのみこと)、經津主命(ふつぬしのみこと)、 天兒屋根尊 (あまのこやねのみこと)、比賣大神(ひめおおかみ)をお祀りしています。
05化氣神社北鳥居への道入口
     コハウチワカエデ
「化気郷土自然保護地域」の案内板の横です。今回も紅葉が期待できそうです(*^^*)復路では化氣神社北土道の鳥居<写真07>をくぐってここに出てきました。
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05化氣神社北鳥居への道入口
     コハウチワカエデ
「化気郷土自然保護地域」の案内板の横です。今回も紅葉が期待できそうです(*^^*)復路では化氣神社北土道の鳥居<写真07>をくぐってここに出てきました。
06化氣神社北西車道の鳥居
振り返ってみたところです。往路ではこの鳥居を抜け、アスファルト道を進みました。
1
06化氣神社北西車道の鳥居
振り返ってみたところです。往路ではこの鳥居を抜け、アスファルト道を進みました。
07化氣神社北土道の鳥居
復路ではこの鳥居から土の参道を経てコハウチワカエデ<写真05>のところに出ました。化氣(けぎ)神社への道には気づきませんでした。
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07化氣神社北土道の鳥居
復路ではこの鳥居から土の参道を経てコハウチワカエデ<写真05>のところに出ました。化氣(けぎ)神社への道には気づきませんでした。
08色づきかけの
   コハウチワカエデ
オオイタヤメイゲツやハウチワカエデなどに似ています。葉柄も葉の長さも5cm前後と少し小さく、葉の基部はハート形にならないことも多いです。葉は7〜9裂します。紅葉は終盤かと思っていたら、今回は色づきかけのほうが多かったです。
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08色づきかけの
   コハウチワカエデ
オオイタヤメイゲツやハウチワカエデなどに似ています。葉柄も葉の長さも5cm前後と少し小さく、葉の基部はハート形にならないことも多いです。葉は7〜9裂します。紅葉は終盤かと思っていたら、今回は色づきかけのほうが多かったです。
09朝露に濡れたヨメナ
ノコンギクとは違い、葉には毛がほとんどなく、葉柄もほぼないように見えます。花は直径3cm前後とシロヨメナ<写真17>よりも大きく、あまり枝分かれしない茎の先端に1つずつつきます。この2輪だけでした。
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09朝露に濡れたヨメナ
ノコンギクとは違い、葉には毛がほとんどなく、葉柄もほぼないように見えます。花は直径3cm前後とシロヨメナ<写真17>よりも大きく、あまり枝分かれしない茎の先端に1つずつつきます。この2輪だけでした。
10標高419.5m三角点
       「高富開拓」
チロリン村キャンプグランドの管理棟横の駐車場の向かいです。バスケットゴール脇のこんもりした一角のてっぺんにあります。我々以外はみんな無関心でしたが(+o+)
3
10標高419.5m三角点
       「高富開拓」
チロリン村キャンプグランドの管理棟横の駐車場の向かいです。バスケットゴール脇のこんもりした一角のてっぺんにあります。我々以外はみんな無関心でしたが(+o+)
11サザンカ
2本並んでおり、どちらも3〜4分咲きでつぼみがたくさんありました。花の形を保ったまま落ちるのがツバキ、花弁がバラバラに散るのがサザンカとされていますが、最近はその区別も難しくなりました。この時季にバラバラ散っていたら、サザンカの可能性が高いです。
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11サザンカ
2本並んでおり、どちらも3〜4分咲きでつぼみがたくさんありました。花の形を保ったまま落ちるのがツバキ、花弁がバラバラに散るのがサザンカとされていますが、最近はその区別も難しくなりました。この時季にバラバラ散っていたら、サザンカの可能性が高いです。
12チロリン村
 キャンプグランドより雲海
テニスコートの南西、チロリン村の園内図の横です。北北西方面に雲海越しに向かって左から星山(ほしがせん)、五輪山、櫃ヶ山(ひつがせん)が見えました。動画も撮りました。ちなみに、天気が良ければ、星山の右に大山(だいせん)、櫃ヶ山の右に蒜山(ひるぜん)が見えるようです。
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12チロリン村
 キャンプグランドより雲海
テニスコートの南西、チロリン村の園内図の横です。北北西方面に雲海越しに向かって左から星山(ほしがせん)、五輪山、櫃ヶ山(ひつがせん)が見えました。動画も撮りました。ちなみに、天気が良ければ、星山の右に大山(だいせん)、櫃ヶ山の右に蒜山(ひるぜん)が見えるようです。
13色づいた
   コハウチワカエデ
本宮山登山口のゲートの少し西です。色とりどりの紅葉が映えます。動画も撮りました。この周辺には色づきかけの木が2,3本ありました。ここまでに見た紅葉する木は色づきかけが多く、しばらく楽しめそうです。
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13色づいた
   コハウチワカエデ
本宮山登山口のゲートの少し西です。色とりどりの紅葉が映えます。動画も撮りました。この周辺には色づきかけの木が2,3本ありました。ここまでに見た紅葉する木は色づきかけが多く、しばらく楽しめそうです。
14スギヒラタケ
杉の木に生えているカサの直径1〜6cmの白いキノコはたいていこれです。「スギヒラタケは食べないで!」農林水産省食品安全に関するメッセージで唯一固有名詞が使われています。意識障害やけいれんを起こしたり、腎臓病を発症して死亡する例が報告されているので、見るだけにしましょう。
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14スギヒラタケ
杉の木に生えているカサの直径1〜6cmの白いキノコはたいていこれです。「スギヒラタケは食べないで!」農林水産省食品安全に関するメッセージで唯一固有名詞が使われています。意識障害やけいれんを起こしたり、腎臓病を発症して死亡する例が報告されているので、見るだけにしましょう。
15旭川の源泉越しに植林帯
確かに旭川本流が近くに流れていますが、これを旭川の源泉というなら、この本宮山だけでも4、5ほどありそうです(-"-)
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15旭川の源泉越しに植林帯
確かに旭川本流が近くに流れていますが、これを旭川の源泉というなら、この本宮山だけでも4、5ほどありそうです(-"-)
16本宮山登山道より
      星山から櫃ヶ山
左奥が星山(ほしがせん)、右奥が櫃ヶ山(ひつがせん)です。稜線がまるで墨絵のように見えました。予報よりも天気が良かったので、展望が楽しめる本宮山北側の道を先に歩くことにして正解でした。星山の右に見えるはずの大山(だいせん)は次回のお楽しみ(*^^*)
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16本宮山登山道より
      星山から櫃ヶ山
左奥が星山(ほしがせん)、右奥が櫃ヶ山(ひつがせん)です。稜線がまるで墨絵のように見えました。予報よりも天気が良かったので、展望が楽しめる本宮山北側の道を先に歩くことにして正解でした。星山の右に見えるはずの大山(だいせん)は次回のお楽しみ(*^^*)
17シロヨメナ
ノコンギクとは違い、葉には毛がほとんどなく、葉柄もほぼないように見えます。花は直径2cm前後とノコンギクやヨメナ<写真09>よりも小さく、花が付く茎はよく枝分かれし密集して咲きます。花色は白ですが、たまにこのように青紫色を帯びることがあるようです。星山から櫃ヶ山<写真16>撮影地点辺りから見られるようになり、次第にシロヨメナロードになりました。
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17シロヨメナ
ノコンギクとは違い、葉には毛がほとんどなく、葉柄もほぼないように見えます。花は直径2cm前後とノコンギクやヨメナ<写真09>よりも小さく、花が付く茎はよく枝分かれし密集して咲きます。花色は白ですが、たまにこのように青紫色を帯びることがあるようです。星山から櫃ヶ山<写真16>撮影地点辺りから見られるようになり、次第にシロヨメナロードになりました。
18本宮山北北西伐採地より
      天子山&二上山
標高530m峰の頂上付近が伐採され、展望地と化していました。まずは北北東方面を望みました。中央より少し左奥の尖っているのが美咲町の天子(あまご)山、その右の双耳峰の左が二上(ふたかみ)山の三角点があるほうです。
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18本宮山北北西伐採地より
      天子山&二上山
標高530m峰の頂上付近が伐採され、展望地と化していました。まずは北北東方面を望みました。中央より少し左奥の尖っているのが美咲町の天子(あまご)山、その右の双耳峰の左が二上(ふたかみ)山の三角点があるほうです。
19本宮山北北西伐採地より
   星山&櫃ヶ山&三坂山
北北西方面には、最奥左端に星山(ほしがせん)、中央に櫃ヶ山(ひつがせん)、右端に三坂山(みさかやま)が見えました。さらに天気がよくなりそうだったので、ピストンに予定変更、復路でもここに立ち寄ることにしました。
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19本宮山北北西伐採地より
   星山&櫃ヶ山&三坂山
北北西方面には、最奥左端に星山(ほしがせん)、中央に櫃ヶ山(ひつがせん)、右端に三坂山(みさかやま)が見えました。さらに天気がよくなりそうだったので、ピストンに予定変更、復路でもここに立ち寄ることにしました。
20本宮山頂上三角点
       「本宮山」
標高582.8mの本宮山頂上三角点です。かつてここに化氣(けぎ)神社<写真01〜04>があったので周辺は広く、現在も神社の所有地になっています。展望は効きませんが、ゆっくり休憩できます。
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20本宮山頂上三角点
       「本宮山」
標高582.8mの本宮山頂上三角点です。かつてここに化氣(けぎ)神社<写真01〜04>があったので周辺は広く、現在も神社の所有地になっています。展望は効きませんが、ゆっくり休憩できます。
21山神宮
かつては本宮山南南西の山の神峠に祀られていましたが、昭和20年代の道路拡張工事の際に本宮山頂上に遷座されました。ご祭神は大山祇神(おおやまつみのかみ)です。前回にはなかった屋根と扁額がありました。大事にされているようです。
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21山神宮
かつては本宮山南南西の山の神峠に祀られていましたが、昭和20年代の道路拡張工事の際に本宮山頂上に遷座されました。ご祭神は大山祇神(おおやまつみのかみ)です。前回にはなかった屋根と扁額がありました。大事にされているようです。
22海神社
本宮山から牛窓の海に差した霊光のご利益で病が治癒した嵯峨皇子(さがのおうじ)が、白鹿に導かれお礼参りを果たせたため、「いさざ王」という鹿角をご祭神とし祀ったという伝説があります。「いさざ王」は化氣(けぎ)神社<写真01〜04>の神宝とされています。
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22海神社
本宮山から牛窓の海に差した霊光のご利益で病が治癒した嵯峨皇子(さがのおうじ)が、白鹿に導かれお礼参りを果たせたため、「いさざ王」という鹿角をご祭神とし祀ったという伝説があります。「いさざ王」は化氣(けぎ)神社<写真01〜04>の神宝とされています。
23龍王宮
晴れの国岡山に多い龍王宮です。雨乞いの神様が祀られています。前回もそうでしたが、見えてはならない内部が丸見えです。確かに、近年は雨が増えたので雨乞いの必要もなくなったのでしょうが、山神宮<写真21>との扱いの差が(-_-;)
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23龍王宮
晴れの国岡山に多い龍王宮です。雨乞いの神様が祀られています。前回もそうでしたが、見えてはならない内部が丸見えです。確かに、近年は雨が増えたので雨乞いの必要もなくなったのでしょうが、山神宮<写真21>との扱いの差が(-_-;)
24クマシデ?
少し細めの葉には葉脈が整然と並び、うねるような樹皮の縦縞模様が見事です。なかなかの大木でした。黄色く色づきかけた葉を見上げて動画も撮りました。
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24クマシデ?
少し細めの葉には葉脈が整然と並び、うねるような樹皮の縦縞模様が見事です。なかなかの大木でした。黄色く色づきかけた葉を見上げて動画も撮りました。
25キッコウハグマ
直径7〜10mmの小さな花がひょろんと10cm前後に伸びた茎の先端につきます。実は、この花はさらに小さな花が3つ集まったものです(*_*;往路では気づきませんでしたが、下り始めてすぐに連れが大騒ぎしました。周辺に数株、道の真ん中から少しでもずれると踏みそうでした。
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25キッコウハグマ
直径7〜10mmの小さな花がひょろんと10cm前後に伸びた茎の先端につきます。実は、この花はさらに小さな花が3つ集まったものです(*_*;往路では気づきませんでしたが、下り始めてすぐに連れが大騒ぎしました。周辺に数株、道の真ん中から少しでもずれると踏みそうでした。
26ヤブコウジ実
樹高20cm程にしかならない低木で、赤い実の直径は数mmです。本宮山から北に延びるこの粘土道沿いで何度も見かけました。
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26ヤブコウジ実
樹高20cm程にしかならない低木で、赤い実の直径は数mmです。本宮山から北に延びるこの粘土道沿いで何度も見かけました。
27ウリハダカエデ紅葉越しに
          二上山
ウリハダカエデの紅葉を撮ったら、背後に双耳峰の二上山が(*^^*)整然とした杉林もおもしろいです。
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27ウリハダカエデ紅葉越しに
          二上山
ウリハダカエデの紅葉を撮ったら、背後に双耳峰の二上山が(*^^*)整然とした杉林もおもしろいです。
28ウリハダカエデ
浅く3〜5裂した葉はホソエカエデに似ていますが、岡山県内のはウリハダカエデと考えてよさそうです。葉の色は色づきかけでどす黒いものから黄色っぽいもの、そこそこ赤いものと様々でした。
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28ウリハダカエデ
浅く3〜5裂した葉はホソエカエデに似ていますが、岡山県内のはウリハダカエデと考えてよさそうです。葉の色は色づきかけでどす黒いものから黄色っぽいもの、そこそこ赤いものと様々でした。
29ヤブムラサキ実
コムラサキやムラサキシキブ<写真44>とは違い、枝や萼に毛があります。直径4mm程のきれいな実はほとんど落ちてしまっていました。
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29ヤブムラサキ実
コムラサキやムラサキシキブ<写真44>とは違い、枝や萼に毛があります。直径4mm程のきれいな実はほとんど落ちてしまっていました。
30サルトリイバラ実
ヤブコギ中は絶対に避けたいトゲだらけの植物ですが、直径1cm少々の赤い実はたくさんなるので見応えがあります。
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30サルトリイバラ実
ヤブコギ中は絶対に避けたいトゲだらけの植物ですが、直径1cm少々の赤い実はたくさんなるので見応えがあります。
31ススキ越しに本宮山
きれいな砂利道の途中で振り返ってみました。南側の斜面はススキ群生地でした。
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31ススキ越しに本宮山
きれいな砂利道の途中で振り返ってみました。南側の斜面はススキ群生地でした。
32ススキの実を食べる
        ホオジロ♀
ススキの穂をくわえて器用に毛の部分を外し、実だけを食べています。警戒心はあまりないので、こちらには気づいていますが、完全に無視でした。
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32ススキの実を食べる
        ホオジロ♀
ススキの穂をくわえて器用に毛の部分を外し、実だけを食べています。警戒心はあまりないので、こちらには気づいていますが、完全に無視でした。
33こちらを向いた
      ホオジロ♀
胸からお腹が薄茶色で斑紋がありません。オスの顔には白黒の縞模様がありますが、メスはこのように模様も薄く茶色です。もう1羽いたようで、動画にはチチチという鳴き声が入っています。
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33こちらを向いた
      ホオジロ♀
胸からお腹が薄茶色で斑紋がありません。オスの顔には白黒の縞模様がありますが、メスはこのように模様も薄く茶色です。もう1羽いたようで、動画にはチチチという鳴き声が入っています。
34ススキロード&杉林
前方は杉林の上に巻雲、両サイドにはススキ、秋らしい風景でした(*^^*)東方面がよく見えるのですが、残念ながら霞んでいました。
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34ススキロード&杉林
前方は杉林の上に巻雲、両サイドにはススキ、秋らしい風景でした(*^^*)東方面がよく見えるのですが、残念ながら霞んでいました。
35ススキ越しに旭川
東方面にはススキ越しに旭川と岡山市建部町鶴田(たづた)集落、すぐ左手前に鶴田(たづた)城跡のある城山が見えました。
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35ススキ越しに旭川
東方面にはススキ越しに旭川と岡山市建部町鶴田(たづた)集落、すぐ左手前に鶴田(たづた)城跡のある城山が見えました。
36本宮山東斜面杉林&黄葉
ズームしてみると、杉の間に黄葉した木々がたくさん見えました。なかなかおもしろかったです。霞んでいなければもっときれいだったでしょう。
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36本宮山東斜面杉林&黄葉
ズームしてみると、杉の間に黄葉した木々がたくさん見えました。なかなかおもしろかったです。霞んでいなければもっときれいだったでしょう。
37ヒイロチャワンタケ
メインの砂利道から分岐する作業道の入口に生えていました。カサの直径は5cm程です。伐採地などによく生えます。食用には向かないそうです。
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37ヒイロチャワンタケ
メインの砂利道から分岐する作業道の入口に生えていました。カサの直径は5cm程です。伐採地などによく生えます。食用には向かないそうです。
38密集キノコ
杉の切り株に生えていました。カサの直径は1cm程でうっすら黄色がかっています。
38密集キノコ
杉の切り株に生えていました。カサの直径は1cm程でうっすら黄色がかっています。
39キヒラタケ幼菌?
同じ杉の切り株です。カサの直径は3cm前後で、表側には毛が生えており、ビロードのような手触りでした。もこもこの姿も淡い色合いも可愛いキノコです。これも食用には向かないようです。
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39キヒラタケ幼菌?
同じ杉の切り株です。カサの直径は3cm前後で、表側には毛が生えており、ビロードのような手触りでした。もこもこの姿も淡い色合いも可愛いキノコです。これも食用には向かないようです。
40ヘクソカズラ実
見えている葉はニガイチゴ<写真41>のものです。花も直径5mm程の実も可愛らしく、蔓を剪定したりしなければ匂いません。ちなみに、ヘクソ(屁糞)と名が付きますが、トイレではなく、正露丸のようなにおいです。それほど嫌なものではないのですが、なにしろきついので閉口します(-_-;)
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40ヘクソカズラ実
見えている葉はニガイチゴ<写真41>のものです。花も直径5mm程の実も可愛らしく、蔓を剪定したりしなければ匂いません。ちなみに、ヘクソ(屁糞)と名が付きますが、トイレではなく、正露丸のようなにおいです。それほど嫌なものではないのですが、なにしろきついので閉口します(-_-;)
41ニガイチゴ
クマイチゴよりも葉が小さく長さは5cm前後です。葉の形は基本3裂で、先端が丸みを帯びることも多いようです。樹高数十cmの木を何度も見かけましたが、紅葉半ばでどす黒いのが多く、これが一番いい色でした。
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41ニガイチゴ
クマイチゴよりも葉が小さく長さは5cm前後です。葉の形は基本3裂で、先端が丸みを帯びることも多いようです。樹高数十cmの木を何度も見かけましたが、紅葉半ばでどす黒いのが多く、これが一番いい色でした。
42本宮山北北西伐採地より
     杉林越しに大平山
朝よりも天気がよくなったので、再びのぞいてみることにしました。西方面には伐採地と作業道の奥に杉林、さらに奥に大平山が見えています。写真中央より少し左だと思います。
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42本宮山北北西伐採地より
     杉林越しに大平山
朝よりも天気がよくなったので、再びのぞいてみることにしました。西方面には伐採地と作業道の奥に杉林、さらに奥に大平山が見えています。写真中央より少し左だと思います。
43本宮山北北西伐採地より
          本宮山
振り返ると作業道の向こうに本宮山が見えました。ここから360度パノラマ展望を動画に撮りました。今回は大山(だいせん)や蒜山(ひるぜん)は無理でしたが、前回は展望が楽しめなかったのでこれで十分です(^^♪
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43本宮山北北西伐採地より
          本宮山
振り返ると作業道の向こうに本宮山が見えました。ここから360度パノラマ展望を動画に撮りました。今回は大山(だいせん)や蒜山(ひるぜん)は無理でしたが、前回は展望が楽しめなかったのでこれで十分です(^^♪
44ムラサキシキブ実
ヤブムラサキ<写真29>とは違い、萼などに毛がありません。また、コムラサキとは違い、葉の半分より付け根寄りまで鋸歯があります。直径5mm程の実はたくさんありました。
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44ムラサキシキブ実
ヤブムラサキ<写真29>とは違い、萼などに毛がありません。また、コムラサキとは違い、葉の半分より付け根寄りまで鋸歯があります。直径5mm程の実はたくさんありました。
45テングチョウ
2枚の写真を上下につなげてみました。(上)枯葉が立っているように見えますが、(下)テングチョウでした(#^.^#)成虫で越冬するので、まだ見られます。
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45テングチョウ
2枚の写真を上下につなげてみました。(上)枯葉が立っているように見えますが、(下)テングチョウでした(#^.^#)成虫で越冬するので、まだ見られます。
46青空に映える
   コハウチワカエデ
本宮山登山口のゲート直前です。日に透かして見るとより鮮やかに見えます。見上げて動画も撮りました。
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46青空に映える
   コハウチワカエデ
本宮山登山口のゲート直前です。日に透かして見るとより鮮やかに見えます。見上げて動画も撮りました。
47リンドウ
2枚の写真を上下につなげています。上は往路、下は復路で撮影したものです。やはり天気が良くなるときれいに開きます。
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47リンドウ
2枚の写真を上下につなげています。上は往路、下は復路で撮影したものです。やはり天気が良くなるときれいに開きます。
48タカノツメ?
法面を見上げるとちょうど日に照らされて光り輝いて見えました。葉は3枚セットで黄色く色づいているのでタカノツメかもしれません。本宮山の登山道に同じような葉がたくさん落ちていたのを思い出しました。
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48タカノツメ?
法面を見上げるとちょうど日に照らされて光り輝いて見えました。葉は3枚セットで黄色く色づいているのでタカノツメかもしれません。本宮山の登山道に同じような葉がたくさん落ちていたのを思い出しました。
49アラゲカワラタケ
カサの直径は3〜5cm、カワラタケに似ていますが、カサの表側には毛があり、裏の管孔は歯牙状です。落ちた木の枝にびっしり生えていました。
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49アラゲカワラタケ
カサの直径は3〜5cm、カワラタケに似ていますが、カサの表側には毛があり、裏の管孔は歯牙状です。落ちた木の枝にびっしり生えていました。
50ツルシキミ
樹高は30cm前後でほふく気味です。直径1cm程の赤い実はもう少なく、小さなつぼみができかけている木が多かったです。シダが足に当たるのはこの周辺だけでした。
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50ツルシキミ
樹高は30cm前後でほふく気味です。直径1cm程の赤い実はもう少なく、小さなつぼみができかけている木が多かったです。シダが足に当たるのはこの周辺だけでした。
51イチョウ
数十台は余裕で停められる化氣(けぎ)神社<写真01〜04>の駐車場まで戻ってくると、朝よりも日当たりがよく明るく見えました。5本くらい並んでいますが、色づき半ばのこの木が一番きれいでした。見上げて動画も撮りました。
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51イチョウ
数十台は余裕で停められる化氣(けぎ)神社<写真01〜04>の駐車場まで戻ってくると、朝よりも日当たりがよく明るく見えました。5本くらい並んでいますが、色づき半ばのこの木が一番きれいでした。見上げて動画も撮りました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【紅葉に始まり紅葉で終わる】
 出発点は化氣(けぎ)神社です。周辺は「化気郷土自然保護地域」に指定され、樹齢300余年のスギ、ヒノキなどの巨樹をはじめ、ヤブツバキ、モミなど豊富な植生を有しています。その一部は参道になっており、復路で歩きました。
 紅葉には無縁の植物ばかりかと思いきや、駐車場ではイチョウの黄葉、鳥居の入口付近ではコハウチワカエデの紅葉と出だしから紅(黄)葉シーンが見られました(^^)/舗装道路沿いもところどころ色づきかけのカエデなどが目を楽しませてくれました。行きと帰りで同じコースを歩いたため、陽の当たり具合によって紅葉の見え方に変化があり、復路でも紅葉を楽しむことができました。
 また、ムラサキシキブやサルトリイバラなどの色鮮やかな実、キッコウハグマなどの可憐な花、器用にススキの実を食べるホオジロのメスなど、動植物もこの時季にしては多彩でした(^^♪

【展望地が多い本宮山】
 今回は標高400m前後から600m足らずの低山コースで、午後3時頃まで曇りという天気予報でしたので、展望については半ば諦めていました。
 最初に展望が効いたのはチロリン村キャンプグランドでした。オートキャンプ場でこの日は自動車を10台くらい見かけました。テニスコート近くのチロリン村の園内図の横から北北西方面を望むと、予期せぬ雲海の向こうに星山(ほしがせん)、櫃ヶ山(ひつがせん)など真庭市にある山々がうっすらと見えました。しかし、星山の右奥にあるはずの大山(だいせん)、櫃ヶ山の右奥の蒜山(ひるぜん)は残念ながら見えませんでした(-_-;)ここは岡山県の真ん中なので、県北の山が見えただけでもラッキーです。
 当初は本宮山の南側から北側に反時計回りの予定でしたが、予想よりも天気が良かったので、より展望の効く本宮山北側から歩くことにしました。前回は雨上がりで展望は全く楽しめず、代わりに動植物観察を堪能しました。
2019年7月21日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1936895.html
 今回は期待通り、この後、展望地が次々と出てきました。今年行われた大規模な植林帯伐採のせいでしょうか、登山口ゲートからの砂利道は前回よりも広々として頭上には青空が見え、上に行くほど伐採地に続く作業道の入口が増えました。小石がゴロゴロした細い作業道はすぐに行き止まりになりますが、あっちこっちの伐採地から多方面が見渡せるようです。その中でも本宮山頂上の北北西にある標高530m小ピークは展望地と化しており、360度パノラマ展望を楽しむことができました。
 本宮山頂上は展望が効きませんが、開けておりゆっくり休憩できます。ここからさらに北東に進んだきれいな砂利道からは眼下に旭川が見えました。霞んでいなければ東方面の山々が見渡せます。
 北西に方向転換した砂利道は不意に行き止まりになりました。植林帯に上がると踏み跡を辿って周回できるようですが、今回はおとなしく引き返し、さらにクリアになった展望を楽しみました(*^^*)

【化氣(けぎ)神社にまつわる鹿伝説の謎】
 最初に訪問した化氣(けぎ)神社はなぜか鹿と関係が深いようです。
 まずは、本宮山頂上にある海神社のご祭神です。本宮山から牛窓の海に差した霊光のご利益で病が治癒した嵯峨皇子(さがのおうじ)が、白鹿に導かれお礼参りを果たせたため、「いさざ王」という1尺8寸4分の鹿角をご祭神とし祀ったという伝説があります。この「いさざ王」は化氣(けぎ)神社の神宝とされており、そのため、社紋は鹿の角のデザインです。
 化氣神社は福井県敦賀市の氣比(けひ)神宮を勧請したものですが、ここには角鹿(つぬが)神社という境内社があり、敦賀の地名の由来とされています。
 また、化氣神社は後に奈良県の春日大社のご祭神もお祀りしました。春日大社といえば、鹿は神様のお使いとされています。
 これらの妙な鹿との縁には、大和国が関係していそうです。ヒントになるのは、化氣神社の由緒です。
 吉備津彦命(きびつひこのみこと)が大和国から吉備国に派遣された際に、氣比(けひ)神宮のご祭神である伊奢沙和氣神(いざさわけのかみ)を本宮山頂上に祀られました。吉備津彦命は、吉備国に君臨していた温羅(うら)という鬼を退治し吉備国を平定したとされ、桃太郎のモデルといわれています。鹿の角は大和国の象徴、大和国の支配の印ではないでしょうか。
 そう考えてみると、化氣神社の名前にまつわる伝説もまた違ってみえてきます。福井県敦賀市の氣比(けひ)神宮を勧請した際、神社名をど忘れした使者が比氣(ひけ)と間違えて報告、氣比(けひ)ちゃうんかいと困った宮司が比(ひ)ではなく化(け)の文字を当てたという言い伝えがあります。確かに、化氣(けぎ)神社なら氣比(けひ)神宮と音が似ていますし、漢字で化氣(けぎ)と書けば比氣(ひけ)と字形が似ていなくもありません。宮司の苦肉の策だというのですが、勝手に名前を考えることなどあるのでしょうか。
 これは吉備国に侵攻し勝利を収めた大和国に対する宮司のささやかな抵抗だと考えられないでしょうか。ご祭神や社紋は言うとおりにせざるを得なかったものの、完全に大和国のいいなりにはなりたくないと名前だけは微妙に変更、勘違いだの聞き間違いだのと言い訳し、このくらいならと許してもらったのかもしれません。
 伝説には支配する者、される者の歴史が垣間見られるようで勝手に想像をふくらませてみるのも楽しいものです。いや、攻め込まれて負け、鬼よばわりされた岡山県民の歴史って、楽しいもんじゃないか(-_-;)



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