【過去レコ】室堂IN薬師岳〜黒部五郎岳〜水晶岳〜竹村新道OUT


- GPS
- 152:00
- 距離
- 70.5km
- 登り
- 5,614m
- 下り
- 6,978m
天候 | 強雨・曇・曇のち強雨のち晴れ・晴・曇・曇のち強雨・雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰路:七倉山荘から信濃大町駅までタクシー・信濃大町駅でJR乗車⇒松本駅下車 松本駅から夜行バスで関西へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
その他周辺情報 | 松本駅まで出て、 湯の華銭湯 瑞祥 松本館 で入浴&食事 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
前日の9日に台風が上陸したので翌日は日本海に抜けているものだと勘違い((笑))して予定通り室堂に入り、縦走開始(爆)してしまった、レコというよりはおバカ顛末記です。
10日、暴風の中なんとか五色ヶ原山荘に到着したものの、とてもテントを設営出来る状況ではなく山小屋素泊まりを選択。強者はテントを張られたようですが"吹っ飛ばされた"模様。
山小屋でザックを見たら、Milletのサースフェーが横から裂けいてビビるも、「これぐらいなら大丈夫、翌日以降は台風一過だし、晴天のもとルンルンで歩くことが出来るに違いない」とそのまま薬師岳方面へ。
2日目。樹林帯が続く道をスゴ乗越まで歩き、小屋でテント泊。この日は湿った空気が流れ込み、高所にいてもちっとも爽やかではなく、体力を消耗した記憶
3日目。太郎平にむけて出発するも、またしても薬師の山頂手前から暴風・強雨に見舞われ、ドロドロのびしょ濡れになりながら太郎平小屋のテント場へ。
テント場に到着したら晴れてきて....(涙)レインウェアや服を干すことが出来たのは幸い。ビミョーにザックの裂けた部分が拡がっているのを発見...手持ちの応急テープを巻き付けて、翌日も黒部五郎岳を目指す!
4日目。雲が多いものの山行7日間中まともに晴れたのはこの日だけ。黒部五郎岳をヒーハー言いながら登り、今夜のお宿、黒部五郎小舎へ。超絶激混みの黒部五郎小舎テント場で何とかスペースを確保する。ちょっと遅れて到着された方々はテント場が満杯のため、小屋泊を勧められていたようだった....。
5日目。またしても曇天。今日の目的地が"雲ノ平のテント場"なので気持ちを奮い立たせる。翌日は荒天。今思えばこの日に新穂高方面へ抜けた方がよかったカモ〜
雲ノ平到着。ここも平地は満杯で、ちょっと高台のテントサイトで幕営。設置後に料金支払いの為に小屋へ行く。せっかくだからと小屋でコーヒーとケーキを注文。すんごく美味しかった記憶。雲ノ平にいるということでこの日はテンション高かった。
6日目。予定では烏帽子小屋までの行程だった。この日は早々にやらかす。まだ夜が明けきらないうちにテント撤収。撤収中、ちょっと手を離した隙になんとテントが宙を舞い、そのままハイマツの上を転がって行ってしまい、どこかへ飛ばされてしまったのだ(大泣)。残ったのはフライのみ。ショックで暫くその場を動けなかった....。
ザックはどんどん裂け続けているも、毎日(適当な)補修をしてレインカバーを装着しているおかげでなんとか背負えている状態。
なんとかなるだろうと、とりあえず水晶岳へ(バカ)。
酷い荒天で岩苔乗越からまたしても爆風。ずぶ濡れになりながら水晶小屋に着く。小屋にザックをデポして空身で水晶岳へ。もちろん真っ白で何も見えまへんがな(泣)
水晶小屋に戻って、全身ずぶ濡れのまま烏帽子小屋を目指す(オイっ)
相変わらず横殴りの強風と雨に晒されて、歩いて温まってきているはずなのに寒気が収まらず、真砂岳の手前で30分程悩み(オイっ)、やっと下山を決めた。
下り始めて樹林帯の中へ入ってからようやく寒気が収まった。ホントにヤバかったと今でも思う。竹村新道は距離が長くてエスケープルートとしてはどうなの、ブツブツ文句を言いながら湯俣温泉晴嵐荘に到着。
予約はしていなかったけどまだ余裕があったようで、二食付きでお願いした。
源泉掛け流しの温泉に入り、生き返った!ご飯も美味しかったし、泊めてもらえたことに感謝の気持ちで一杯になった。
7日目。ザックの中味が横から出て来る状態。テープでぐるぐる巻いて、中身が出ないようにした。小雨降るなか、七倉へ下山。幸い七倉まではほぼ平坦な道のりなので、途中何度かザックのサイドベルトをぎゅうぎゅうに締め直した。
ようやく七倉へ着いた時には精神的に疲れて全身脱力した記憶。
夜行バスまで時間があったので、松本のパルコで山用品を物色。テントを失った悲しみからあまり考えずに二代目のテントを衝動買い。ついでにザックも衝動買い。
衝動買いにも拘わらず、今でも相棒セットで活躍中。
2014年の夏の思ひで...
「お母さん、私のあのテント、どうしたでせうね?ええ、夏、雲ノ平のテント場で、フワリと浮いたあのテントですよ」
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