ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 389086
全員に公開
雪山ハイキング
甲信越

2年続けて上河内岳は風のかなた・・・

2013年12月30日(月) 〜 2014年01月01日(水)
情報量の目安: B
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
ijikemusi その他1人
GPS
56:00
距離
18.7km
登り
2,064m
下り
2,072m

コースタイム

30日 沼平 7:40 - 畑薙大吊橋 8:20 -12:45 横窪沢小屋
31日 小屋 7:00 - 11:30 茶臼小屋 - 13:00 茶臼岳ピストン 15:00
元旦 小屋 7:00 - 10:50 ウソッコ沢小屋 - 13:10 沼平
天候 30日 晴れたり曇ったり
31日 晴れたり曇ったり/風強し
元旦 雪/風強し
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沼平にパーキングあり。登山指導所あり。(計画書提出)
30日 AM 7:40 沼平パーキング。車が10数台。中には聖冬期ルートに入っている人もいるかも。
1
30日 AM 7:40 沼平パーキング。車が10数台。中には聖冬期ルートに入っている人もいるかも。
40分の林道歩き。 氷の上にきれいにタヌキの足跡が・・。 メチャ カワイイ!
6
40分の林道歩き。 氷の上にきれいにタヌキの足跡が・・。 メチャ カワイイ!
雪はウソッコより先で出てくるが 本格的に増えるのは 横窪沢小屋より上。
雪はウソッコより先で出てくるが 本格的に増えるのは 横窪沢小屋より上。
1日目の泊地、 横窪沢小屋。全部で8名宿泊。我々のほかは 5人のヤングパーティと ソロ氏。 屋外テン泊は0。
1日目の泊地、 横窪沢小屋。全部で8名宿泊。我々のほかは 5人のヤングパーティと ソロ氏。 屋外テン泊は0。
2日目 午後、 山頂にて。 ガスったり 晴れたり。
9
2日目 午後、 山頂にて。 ガスったり 晴れたり。
東側に風を除けて しばしガスが取れるのを待つ。 一瞬 樹間に上河内岳が見えたがすぐに雲に隠れた。
4
東側に風を除けて しばしガスが取れるのを待つ。 一瞬 樹間に上河内岳が見えたがすぐに雲に隠れた。
富士山は見えたり隠れたり。
2
富士山は見えたり隠れたり。
茶臼小屋の少し上から 富士山。
4
茶臼小屋の少し上から 富士山。
今年もお世話になった茶臼小屋とその近辺。
6
今年もお世話になった茶臼小屋とその近辺。

感想

昨年に続き茶臼・上河内岳訪問の計画。  本当は聖に登りたかったが山仲間のR子さんも行きたいと云うので あまり冬山の経験のないR子さんでもなんとか登れる山と云う事で二年連続となった。

初日の横窪沢小屋まではウソッコよりの登りが少しきついだけで時間も短いので何の問題もなかった。(ウソッコの手前の浸み出した水が凍った登山道だけはアイゼンをつけていなかったので少しヒヤヒヤものだった。)
昨年と比較し特に雪の量も多くなく 取りあえず(途中でつけるのも面倒なので) ウソッコ沢小屋にて アイゼン装着。 これがいけなかった。 すぐに始まる鉄製の階段で踏み板が曲がっているところに足を乗せて体重を掛けた途端、滑って 反対側の脚のすねを思い切り摺りむいてしまった。 見た目は痛々しいが 大事にならず良かった。
横窪沢小屋にテントを張り小屋泊り。 総勢8名。(私達以外に5人パーティー とソロ)
 
2日目、天気はほぼ曇り。 R子さんは バテバテであったが なんとか持ちこたえてくれ、 時間はかかったが 無事茶臼小屋へ到着。 既に4人用ぐらいのエスパースのテントが 2張り張られていた。 我々も片隅に2人用テントを 張らせていただいた。
結果的に小屋にはおよそ20名弱と思われる人が泊まり、 ほぼ満杯になり 昨年と比較しかなり多い。
天気は ほぼ曇りで 風の音がすごい。  ハナから 上河内岳はあきらめていたがせめて茶臼岳ぐらいと思い、 お茶とおやつをサブザックに入れ出発。 小屋から出たら富士山が顔を見せ 少し雲が取れていた。 茶臼、上河内の分岐のコルに出ると 風が強烈で山頂まで行っても・・・と思ったが、空が少しづつ明るくなってきたので稜線を茶臼岳に向かう。
途中(もともと風で雪が飛ばされて積雪は少ないが) トレースも風に吹き消されはっきりせず 風もあまりに強いので尻込みするR子さんを ”もう少し進んで茶臼の東側に入れば風はないから・・・”と引っ張って なんとか山頂へ。 その頃には かなり雲も切れて 少し待てば 北のジャイアント群も見られそうだったので 少し東側に下りて風を避け お茶を飲んでしばし休憩。  二度ほどほんの瞬間だけ 上河内岳が見えたが 雲の動きが早く カメラに収められなかった。それでも南と東の展望はかなり効き まずまずの景色を楽しんだ。

元旦(3日目)。 夜中じゅう、 昨日と同じような強い風が吹き、 細かい雪が降り続いていた。 昨年同様 トレースは完全に消えて 今年 もまたもや一番バッターでラッセルしてトレースを作る羽目になった。(小屋からの先発隊は この悪天の中 聖か光へ縦走に出発したのだろう、 無事を祈るのみだ。)
細かい雪と風の中 下山開始。  最初から踏み抜きの少ない所を求めて あっちへウロウロ、 こっちへウロウロしながら なんとか昨日のトレースのあるところへ復帰。 途中 深みにはまってもがいたりもしていたので さぞかし R子さんは肝をつぶしていただろう。(後で聞いてみたら、小屋まで戻った方が・・・と云いたかったとか・・) 心配させてゴメンナサイ。
茶臼小屋から 沼平まで6時間もかかってなんとか無事帰還。いいお正月だ。 

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1409人

コメント

かっ・・カワイイ♪
タヌキの足跡にワタシも「ズギュン」とハートを射抜かれました

ラッセルお疲れさまでした
綺麗な写真をありがとうございます
2014/1/2 22:23
ウー、 残念。
私を差し置いてkokuzooさんの を射抜くとはけしからんタヌキの足跡だ。

今年も楽しいレコ期待しています。
昨年 kokuzooさんが歩かれた仙丈岳のバリルートか地蔵尾根をいつか歩いてみたいと思っています。 また素敵なルートを教えてください。
2014/1/3 19:00
上河内は・・・
やっぱり気難しい・・・?
のかなぁ・・

何はともあれ正月の新雪の中、南の稜線に出るだけでも大変だったと想像します。
時折青空に眺望も開け、やっぱりいい眺めですね!

お疲れさまでした。
2014/1/5 2:29
letsさん 明けましておめでとうございます。
早く 登山復帰と素晴らしいレコ おねがいしま〜す。、 待ってますよ〜 !
茶臼までは お正月は まず間違いなくトレースが付きますので 天気が良くて 時間さえかければ夏山より楽です。(もちろんそれなりの準備 - 心と装備 -をしておかないと大変なことになっちゃいますけどね。)
上河内も 風さえ我慢すればなんとかなると思いますけど へたれ山屋なんで そこまでの気概が無いんです。
2014/1/5 9:48
ijikemusiさん、こんにちは!
我々のレコにもコメントありがとうございます!

山頂の写真ばっちり目に焼き付けました
R子さんも大変だったと思いますがベテランのijikemusiさんと一緒だったのでピークを踏めてよかったですね!
我々が31日に茶臼小屋へ向かっている時に下山された3名の方は「視界は悪くなかったけれど強風と積雪で茶臼も諦めました」って言ってましたから。

お互いにルートファインディングにラッセルと大変でしたが仰るとおり「いいお正月」でしたね

またいつかどこかのお山で会えることを祈って。

kamehiba
2014/1/8 17:51
kamehibaさん、 コメ有難うございます。
実際のところ 私はあんまりベテランではないです。  私のレコを見ていただいてお分かりのように大した所には行っていませんし あまり危険なところは行かないのではなく、 行けません。 ・・・ので ベテランなどと言ってもらうと(・・と煙は 高いところが好きですので)舞い上がっちゃいます。 いつもシンドイ所や危険なところはすぐに回避か撤退です。
茶臼に行くコルのところは一番風が強いですね。 風の通り道になっているようです。山頂は意外に風が弱く、 山頂の東側は 昨年もでしたが レコにも書きました様に 今年も風が無く 陽だまりで 全然寒くなく ゆっくり休めました。
 どこかのお山で またお会いしましょう。
2014/1/8 20:15
あけまして!
おめでとうございます

茶臼岳登頂おめでとうございます。
茶臼小屋の冬季スペースにテントを張ってしまうととても狭くなってしまうのではないかと思うのですが、20名弱は凄いですね
ラッセル隊長お疲れ様でした。

自分も同じ日に沼平から入山してました。1枚目の画像に自分の車写ってます
白蓬の頭往復でほとんど人にも会わず寂しい山行でしたが、同時期に
お隣の山にijikemusiさんがおられたのだと思うと嬉しくなります
今年もお互い安全に山(特に南ア)を楽しみましょう
2014/1/12 10:43
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 塩見・赤石・聖 [日帰り]
茶臼岳(沼平より)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら