赤兎山


- GPS
- 06:51
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
Uターンスペースを考えると車を置けるのは3台が限度(後で来られた方のUターンスペースは絶対に残しておいてください・・・バックで戻るなんて恐ろしいこと) |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道のショートカットポイントはよく見極めましょう。今回の登りルートが教科書的ショートカットルートではないかと思います。 林道の序盤で雪が堆積して通過に難渋する箇所がいくつかあります。早朝など雪が硬い場合はアイゼン必須、ワカンやスノーシューでの通過は危険です。ここはショートカットすればパスできますので、歩行の方は下山時もショートカットしてください。 |
写真
感想
残雪期にしか行ったことのない、小原から林道経由での赤兎山。今日は晴れて天気も穏やかな予報だったので2月頭ですが行ってきました。
まず小原集落の細い道を車で登れるのか心配でしたが、除雪はされており、一部氷がはみだしてますが特に問題なく林道ゲートまで到着できました。ただゲート前のスペースが狭く、ここでUターンする必要もあるので、せいぜい3台の駐車が限度でしょう。集落手前の空きスペースに3台ほど停められる場所もありますが、そこそこ歩く必要があります。いっぱいなら諦めて取立山に行くことにしましょう。
さてこの時期の赤兎山の記録は殆どなく、稀に山スキーヤーが行ってるくらいです。今回も林道ゲートから先は人間の踏み入れた跡はありませんでした。
さて林道歩き、序盤からショートカットが入ります。沢を渡るところでなんと狭い丸木橋の上に雪が堆積して・・・小動物なら問題なく通過できるのですが、スキーシールつけてる歩きでは狭すぎ、落ちたら3mほど下の沢に転落。別の場所を探しましたが、渡渉もリスクが高いので諦めて手前側の斜面をクトー静香をつけて這い上がりました。
林道はところどころショートカットできるところがありますが、欲張ると無駄にアップダウンしたり、戻れなかったりするのでよくルートを確認してください。
雪は硬く、少し凍っています。新雪はありません。最近降ったのは雪ではなく雨のようです。
標高が1300mを超えると、スキーシールでは食いつかないタイプの凍り方になり、クトーが必須になりました。クトーも急斜面を登るものではなく、トラバースで滑落しないためのようなものなので、斜度が強い部分は巻いて行かないとスリップします。久しぶりに登りで苦労しました。
小原峠からは急斜面が待ち受けています。これをどうクリアするかが最大の問題でした。今回は普通のアイゼンは持ってきていないので、クトー静香に頑張ってもらわないと赤兎山のピークに立つことはできません。斜面の少しでも緩いところを選び、時にカニ歩きをしながら何とかクリアしました。ここを過ぎれば後は比較的緩やかなので、クトーの歯もしっかり噛んで登っていけます。
そして山頂に到着、ゲートからほぼ4時間半とこれまでの最速で到着しました。ラッセルがないのが影響したのでしょうね。山頂からは白山、別山、三ノ峰〜一ノ峰、願教寺によも太郎、薙刀、野伏、荒島、経ヶ岳、大日、大長山と360°のフル展望、たっぷり50分近く滞在しました。風もそれほど強くなく、快晴だったのでアウターとフリースとアンダーで全然寒くありませんでした。
さて下山はもちろんシールを剥がしてスキー滑降、雪が緩んでるかなという期待を100%裏切るガリガリの氷斜面!ガリガリと滑り降ります。全然気持ちよくないのですが、こういう日もあります。
標高が下がると陽の当たるところは雪が緩んで柔らかくなってますが、滑りが悪くなって不都合です。まだガリガリ日陰の固いところの方がカンカン滑って楽しいです。
陽の当たる林道は滑りが悪いので、ストックで漕いだりスケーティングしますが、それも大変なので3回ほど液体テフロンのnot waxを塗りました。これを塗るとしばらくは快調に滑ります。
日陰の林道はカリカリと滑って速い速い、どんどん下っていきます。ショートカットしたところは林間スキー、そして序盤のショートカットはパスして林道沿いに下ったのですが、ここにデブリが堆積しているところが3箇所ほどありました。これは結構危険なポイント、スキーの下りなら勢いで通過できますが、そうでなければヒヤヒヤものの通過ポイントです。
そして下山は1時間15分とこれまた速い!カリカリ林道のお陰ですね。林道ゲートに戻ったのが13時過ぎと拍子抜けに早い下山になりました。
こんな時期にこの長い林道を歩こうなんて人はごくごく少数派、しかも雪質もガリガリまたはブレーキのかかる雪といいことがありません。何がいいのって眺望でしょうか?それなら取立山でも同じです。やっぱり誰も踏み入れない場所にはそれなりの理由がある訳です。それでも往復20kmオーバーの山行は達成感◎で楽しかったです。
コメント
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鉄板ポーズ決定ですね!
ひざの曲がり具合が、師範クラスですね
膝の曲がり方は、もちろんryujiさんのそれを意識したかも?
今度全員でやりませんか?
誰もいませんね
モモさんならではの素敵な山スキーですね
堰堤を泣かしたのですか
あふれんばかりの大雪、すごいですね!さすが北陸。
誰もいませんでした。隣の取立山は50台くらいの駐車で大盛況みたいでしたが、いかにドM族が少ないかがよく分かりました
標高1300mあたりで2mほどの積雪でしたから、まだまだ余裕ですね!北陸万歳!山スキー万歳!ドM山行万歳!!!
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