霞沢岳


- GPS
- 09:21
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,892m
- 下り
- 1,885m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝一番に行くと先に受付で1000円払わないとゲートを開けて貰えません |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にしっかりとしたトレースあり |
写真
感想
山岳会に所属していた時の先輩に誘われ霞沢岳西尾根へ行ってきました。
当初はテン泊で予定していましたが、トレースありとの情報があったので日帰りに変更。
朝一に坂巻温泉に駐車し向かう事に。
朝5時頃坂巻温泉に着くと、既にゲートが開くのを待つ車が。
5時になるとゲートが開くとばかり思っていましたが、先に受付でお金を支払わないと、ゲートを開けて頂けないよう。
お金を払い車に戻ると、受付から遠隔操作でゲートを開けて頂けました。
駐車し、準備開始。
核心部がどうか分からないので、懸垂出来るだけの装備は持っていく事に。
準備を完了し、5時40分頃坂巻温泉出発。
釜トンネル内は出入口に少し凍結がありました。
太兵衛平から入った所でアイゼンを履き、西尾根に取り付きます。
少し登ると尾根に出、電線越しに穂高が見えます。
ここから延々樹林帯の登りが続きますが、ここの所暖かくなってきたので雪質が悪く、アイゼンが良い感じに決まりません。
所々結構急なところがあったので、アイゼンをしっかり効かせながらゆっくり登ります。
途中風の通る所では強風だったので、森林限界手前でしっかりと装備を整えなおし稜線に出ます。
稜線に出るとすぐにリッジで、リッジを抜けると岩峰があります。
ここが西尾根核心部になります。
核心部は基部が凍っており、アイゼンワークに注意が必要でした。
途中からは雪が無くなりますが、土が凍っており、持ち手もいい感じのガバが無かったので、ピッケルのピックを土に刺し支点にします。
残置ロープが3本あり、上部は雪から出ているため使えましたが、使わずに登りました。
核心部の岩峰を抜けるとまたリッジがあり、こちらは更に狭く、右手はカチコチに固まった雪庇です。
ピッケルを刺しても問題ありませんでしたが、状態によっては気を付けないと危ないかもしれません。
上部リッジを抜けると穏やかな稜線となり、頂上は目の前です。
山頂はやはり風が強く、写真を撮って眺望を楽しんだら下山を開始します。
下山時に核心部のロープを見ると、全て同じハイマツを支点としていました。
同じ所に懸垂用の綺麗な残置ロープスリングがあったので、ハイマツは信用できる支点だと思い、残置ロープを使って降りました。
流石に3本もあれば同時に全部切れる事はないだろうと。
ただし全て同じハイマツを支点にしているので、多人数が同時に残置ロープにぶら下がると、支点崩壊する可能性はあると思います。
樹林帯まで下りてきたら昼食休憩を取り、装備もハードシェルを脱いだり、ピッケルをトレッキングポールに持ち替えたりと変更しました。
あとは少し急な樹林帯を延々下っていくだけです。
取り付きに戻ってくる頃には気温上昇で雪が腐ってきており、結構足がとられました。
そのまま坂巻温泉まで歩き、久しぶりの雪山バリエーション(といっても人が多くトレースばっちりでしたが)を堪能できました。
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