土曜日は見事に敗退した。日曜日は当初笠間を予定していた。しかし、特にやりたい課題もないので、友人誘ってモチあげようとしたが、誰ひとり都合つかねぇ。どうしよっかな〜花でも見に、秩父でも行くかな?と考えていたら、冬型緩むとのこと。なら雪山でしょ!というわけで、行ってきました谷川岳。6時半前に駐車場に到着し、準備して、始発より若干遅れてロープウェイに乗りこむ。ロープウェイ、スリーシーズンに比べると遅い感じがするが、どうなのだろう???とか、無駄なこと考えていたら、山頂駅に到着。外に出ると、トレースらしきものが見える。これはアイゼンか?と一見見えなくもない。しかし、先行組の進みが遅く見えるし、それより先のトレースは明らかに薄い。これは相当雪あるな?と思い、最初からスノーシュー装備。そして、これは正解だった。先行組のトレースはあるものの雪が深い。ツボ足で深くはまりこんだ雪の上をスノーシューで楽々進む。とはいえ、ここから稜線を目指すわけだが、先行組はあまり進んでいないし、これは体力勝負になりそうと思い、直ぐにハードシェル、フリースを脱ぎ、ザックにブチ込む。そして、スキンズ&メリウールの長袖一枚という軽装備で挑む。しかし、予想以上に稜線までの登りはきつい。汗が吹き出る。とはいえ、スノーシューの威力は高く、前の方々を抜き、稜線手前で先頭に追いつく。そして、そのメンバーと何故か意気投合。みんなでラッセル。稜線手前の緩やかな坂でも結構きつい。このあたりは膝〜腿付近のラッセル。足を上げなければならないので、筋肉を使う。しかし、みんなで頑張って稜線に到着。ここから先の方に泊まり組と思われる団体がいる。しかし、見るからに遅々として進んでいない。これは山頂前に追いつくかもしれん。稜線をまずは下り、先へ進んでいく。このあたりのトレースはほとんどない。しかし、先程までようなラッセルはなく、余裕で進める。その稜線を進んでいくと、泊まり組のトレースにたどり着く。そして、少し進むと、避難小屋に到着。避難小屋の存在は屋根の一部でしか確認できないが・・・ここでエネルギー補給。おにぎりを食していると、続々と人が到着し、そして、先に進んでいく。私もいきたいところだが、少し待って連れとの距離を縮めておかなければ。と思っていたが、寒くなってきたのハードシェルを来て、出発。その後、後ろを振り返ると、いたので安心。避難小屋を過ぎると、急坂。とはいえ、トレースばっちりなので、問題なし。先に進んでいくと、先頭の団体に追いつく。そして、ここからが今回の登山の核心であり、ハイライトである。人が渋滞しており、先に進まない。歩く時間より待ち時間のほうが長い。そのうち、団体さん(泊まり組)が平らな箇所で休憩に入ったため、日帰り組が前に出てラッセル。私もラッセルに参加。土曜日もラッセルしたし、結構行けるだろう。と、思っていた。しかし、腰から上のラッセルというのはそんなものではなかった。きつい。非常にきつい。足をかなり上げないと雪面を踏めないし、踏めたとしてもあっという間に崩れる。仕方ないので、以前本で見たように前の雪を崩し、踏み固めながら進む。しかし、それだと進みは遅い。後ろに人もいるので、気持ちは焦る。ラッセルがこんなにきついものだったとは・・・それでも先頭を交代し、ラッセルしながら進んでいく。途中、引き返して、ラッセルしなおす場面もあったが、何とか天狗まで到着。我々よりも先に進んでいる方は二人。共にスキー板(スノボー)のようだ。やはりスキー板は強いのかね〜とこの時は軽く思っていた。しかし、その数十分後思い直すことになる。天狗を過ぎたあたりでハードシェルを脱ぎ、そして、帽子も取る。どう見ても雪山登っている格好ではない。しかし、暑いのだ。そして、出発。時折吹く風が寒く、そして心地よい。しかし、足元は心地よくない。スキーのトレースを進めばらくできるのでは?と思っていたが、全く使えない。トレースを分でもそこから数十センチ沈み込む。何だこれは?スキーってこんなにすごいの?と思っていたら、横からスキーの方が追い抜いていった・・・パウダーよりの雪ではスキー最強。これ間違いない。滅茶苦茶欲しくなったよ。とはいえ、この場では用意できないので頑張るしかない。四苦八苦しながら、先を進んでいくと、幾分雪面が固くなってきた。そして、あまり沈まなくなる!そしたら、今までの苦労はなんだったのだろう?と思うぐらいに肩の小屋直下の雪渓に到着。この上りはきついだろうと思っていたら、それほどもなく、肩の小屋付近に到着。そして、周りを見回したら、いつの間にか前にスノボーの方一人、後は誰もいない状態。そのまま先に進むとトキの耳に到着。本日2着!あまりそういうことにこだわりを持たない人間だが、ゲットできるものはゲットしておこうと思う人間。ここで記念撮影。次はオキの耳か・・・と思っていたら、先に進んでいたスノボーの方がオキの耳踏まず、横にそれていったではないか!これは一着狙えるのでは?と思い、いそいそと準備して出発。( 後ろから続々と人がやってきたので、それから離れるのも目的。人混み苦手 )避難小屋付近でエネルギー補給したきりで、正直結構きつきつだったが、何とかオキの耳一着( ´ ▽ ` )ノ記念撮影も終え、まったりと食事。そして、撮影を楽しむ。連れが来るかな〜と思っていたが、どうやらトキの耳でやめたっぽい。仕方ないので、荷物をまとめて、往路を引き返す。そして、トキの耳で合流した後、一気に下山。途中、シリセード用のソリを使用したが、雪が多く、微妙な感じ。このあたりは残念。とはいえ、今回は満足いく山行であったことは言うまでもない。最後はスノボーの大会のコースの隣の急坂を一気に下り、ロープウェイに乗って下山。帰路に着いた。
こっそり拍手
こちら、ほぼ一緒に歩いていた3人組の真っ黒装備の者です。
あんなに過酷なラッセルになるとは予想しておらず、大変苦労しましたね。
にしても2日連続のラッセルとか、好きですねぇ(笑)
また何処かでお会いしましょう。
おはようございます。
積雪期、天神平から何度か登っていますが、あれだけきついのは初めてです。
トレースのありがたみを思い知りました。
でも、自分で道を作るは楽しいです
またどこかでお会いしましょう
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