岡山県津山市加茂町 加茂神社〜公郷仙周回 花＆野鳥＆虫
岡山県
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 04:59
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 733m
- 下り
- 736m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:59
歩行距離12km、歩行時間5時間、歩行数18,900歩、消費カロリー2,480Kcal
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
なお、復路で歩いた作業道の起点（ノイバラ＜写真61＞撮影地点）にあるスペースには東加茂分団第2部消防機庫があり、出動時や訓練時に邪魔になるかもしれないので、おすすめしません。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。ただし、作業道には流れ落ちた大量の石が積もった箇所が複数ありました。歩くのに支障はありませんが、雨天や大雨後は避けたほうがいいかもしれません。往路では、一部、道がなくなり適当に歩いた箇所があります。ヤブコギはありませんが、急で崩れやすいので下りはおすすめしません。また、マダニがいたので復路のほうがおすすめです。 往路では、一部、道がなくなり適当に歩いた箇所があります。急で崩れやすくマダニがいました。 往路の標高400mまでは舗装道路です。そこから先はすぐに植林帯に入り、たまにススキがまばらに茂っていることはありましたが、歩きやすい作業道が続きました。 標高510mで公郷仙（くごうせん）北の標高800m辺りにある地形図の実線の道終点を目指して東に登ろうと思っていましたが、奥にピンクテープは見えるものの、少し怪しそうだったのでそのまま作業道を進みました。標高520m辺りから西日本豪雨の影響か、流れ落ちてきたと思われる大量の石が転がっている箇所がいくつかありますが、歩くのに支障はありません。 標高600m近くの地形図の実線の道終点からは北東に延びる細道で、標高580mからは細い踏み跡になりました。 標高595mには岩があり、岩の左を通り直進するルートと右折するルートに分かれました。直進していれば標高665mの地形図の実線の道終点に到達できたかもしれませんが、右折しました。ピンクテープと踏み跡があったのは最初のほうだけで、切られて転がった木をよけて歩きやすい所を探しながら適当に登りました。 標高650mで不意に細い踏み跡が復活、標高665mで地形図通り作業道に出合いました。 標高840mの作業道と公郷仙頂上との分岐は知らなければスルーしてしまいそうです。細道は明瞭で、微妙に方向を変える地点の赤いビニールテープを見落とさなければすんなり頂上にたどり着けます。 復路では全て歩きやすい作業道と舗装道路を進みました。こちらの作業道にも流れ落ちてきたと思われる大量の石が転がっている箇所がいくつかありましたが、歩くのに支障はありませんでした。こちらのほうが若干ひどかったので、念のため、雨天や大雨後は避けたほうがいいかもしれません。マダニはいませんでした。 標高460mからは舗装道路で、重機が入っていましたが日曜日は休みのようでした。 |
| その他周辺情報 | 公郷仙の東にある津川ダム直下の津川川沿いに「奥津川ラビンの里」があり、有料でキャンプなどができます。4月から営業中で利用時間は9:00〜17:00（要予約）です。また、西にはパワースポットとして人気のサムハラ神社奥の宮のある日詰山があります。 |
写真
01赤磐市草生オオキンケイギク花畑
目的地に向かう途上、吉井川沿いの県道351号を自動車で走っていると、突然、土手にオオキンケイギクが群生しているシーンが目に飛び込んできました。1�勸幣綢海�オオキンケイギク花畑は絶景でした。動画も撮りました。
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オオキンケイギク花畑
目的地に向かう途上、吉井川沿いの県道351号を自動車で走っていると、突然、土手にオオキンケイギクが群生しているシーンが目に飛び込んできました。1�勸幣綢海�オオキンケイギク花畑は絶景でした。動画も撮りました。
アカツメクサともいいます。シロツメクサとは違い、葉の先端は尖ります。オオキンケイギクと一緒に咲いていました。
＆ヒメジョオン
ヒメジョオンは、花弁のように見える舌状花がハルジオンよりも太めで、つぼみがうなだれません。
加茂神社駐車場の端です。葉は長さ2cm程と小さく、先端が尖ります。ほとんど咲き終わっていました。
加茂神社の境内に向かう土の細道に少しだけ咲いていました。これもそろそろ終わりのようです。
06加茂神社拝殿昔、この一帯が苫北郡と呼ばれていた時の一の宮なので、なかなか立派な神社です。ご祭神は大国主命（おおくにぬしのみこと）の子供で別名を迦毛大御神(かものおおみかみ)という味鋤高日子根命（あじすきたかひこねのみこと）、大山咋命（おおやまくいのみこと）、伊弉諾命（いざなぎのみこと）、伊弉册命（いざなみのみこと）です。
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昔、この一帯が苫北郡と呼ばれていた時の一の宮なので、なかなか立派な神社です。ご祭神は大国主命（おおくにぬしのみこと）の子供で別名を迦毛大御神(かものおおみかみ)という味鋤高日子根命（あじすきたかひこねのみこと）、大山咋命（おおやまくいのみこと）、伊弉諾命（いざなぎのみこと）、伊弉册命（いざなみのみこと）です。
ガラス張りの扉の向こうは広々としており、本殿に続く階段が見えました。
08加茂神社本殿昭和7年に落雷による火災で社殿が焼失し、翌年に再建されました。ご祭神の味鋤高日子根命（あじすきたかひこねのみこと）は雷神とされていますが、まさかのご乱心？それとも、「そろそろ新築せんかいっ！」との仰せ？
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昭和7年に落雷による火災で社殿が焼失し、翌年に再建されました。ご祭神の味鋤高日子根命（あじすきたかひこねのみこと）は雷神とされていますが、まさかのご乱心？それとも、「そろそろ新築せんかいっ！」との仰せ？
09崇道天皇御陵土の細道を少し上ると本殿の裏にありました。特に大きな墳丘があるわけでもなく、全長2mに満たないかもしれません。崇道天皇（すどうてんのう）とは早良（さわら）親王のことで、奈良市に御陵があるとされています。説明板＜写真12＞にもあるように、なぜここに御陵があるのかは不明です。後に崇道尽敬皇帝（すどうじんきょうこうてい）の称号を贈られた舎人（とねり）親王と混同された？詳細は感想にて。
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土の細道を少し上ると本殿の裏にありました。特に大きな墳丘があるわけでもなく、全長2mに満たないかもしれません。崇道天皇（すどうてんのう）とは早良（さわら）親王のことで、奈良市に御陵があるとされています。説明板＜写真12＞にもあるように、なぜここに御陵があるのかは不明です。後に崇道尽敬皇帝（すどうじんきょうこうてい）の称号を贈られた舎人（とねり）親王と混同された？詳細は感想にて。
10崇道天皇御陵より加茂神社越しに日詰山＆泉山
崇道天皇御陵から振り返ると、中央手前にサムハラ神社奥の宮のある日詰山、そのわずかに右奥に泉山（いずみがせん）が見えました。サムハラ神社奥の宮は、大阪市西区立売堀にあるサムハラ神社のルーツで、「神様に呼ばれた人だけが行ける」と言われ参拝ブームとなっています。現在は「カーナビを持っている人は行ける」そうです。神様よりカーナビ様😅
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加茂神社越しに日詰山＆泉山
崇道天皇御陵から振り返ると、中央手前にサムハラ神社奥の宮のある日詰山、そのわずかに右奥に泉山（いずみがせん）が見えました。サムハラ神社奥の宮は、大阪市西区立売堀にあるサムハラ神社のルーツで、「神様に呼ばれた人だけが行ける」と言われ参拝ブームとなっています。現在は「カーナビを持っている人は行ける」そうです。神様よりカーナビ様😅
11加茂神社拝殿屋根八重菊を図案化した菊紋である十六葉八重表菊（菊の御紋）は、天皇および皇室を表す紋章ですが、この菊紋は十五葉です。これはいったい(?_?)早良（さわら）親王、舎人（とねり）親王いずれにしても公にはしにくい事情があるので十六葉は避けたのかもしれません。ちなみに、加茂神社のある一帯を菊水山というようです。
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八重菊を図案化した菊紋である十六葉八重表菊（菊の御紋）は、天皇および皇室を表す紋章ですが、この菊紋は十五葉です。これはいったい(?_?)早良（さわら）親王、舎人（とねり）親王いずれにしても公にはしにくい事情があるので十六葉は避けたのかもしれません。ちなみに、加茂神社のある一帯を菊水山というようです。
拝殿の壁に掲示されていました。「この地に、御陵があるのは資料不足でよく分かりませんが」という誠実な説明板です。
日陰で撮影したので、実物よりかなり青みがかってしまいました。何度も日向で見かけたので撮り直せばよかったです。
用水路の向こう側だったので、葉や茎がよく見えませんでした。タツナミソウの仲間はよく似たものが多く、ややこしいです。
15フランスギク＆ヤブキリ幼虫
直径5�冂�のフランスギクの花はマーガレットに似ていますが、幅1�冂�の葉はマーガレットとは違い、羽状に裂けることはありません。ヤブキリの幼虫は背中に黒い筋模様がないことでキリギリスの幼虫と見分けられます。
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＆ヤブキリ幼虫
直径5�冂�のフランスギクの花はマーガレットに似ていますが、幅1�冂�の葉はマーガレットとは違い、羽状に裂けることはありません。ヤブキリの幼虫は背中に黒い筋模様がないことでキリギリスの幼虫と見分けられます。
周辺の石垣の間に群生していました。ジンジソウとは違い、上3枚の花弁にはピンク色の斑点があります。
直径1�兮�らずの小さな花が直径3�冂�にまとまって咲きます。花数は多かったのですが、かなり傷んでいました。
19コウライテンナンショウ？草丈50�僉�茎葉2、小葉に鋸歯はありませんでした。全体的な大きさや付属体の突き出た長さなども考慮すると、コウライテンナンショウのような気がします。
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草丈50�僉�茎葉2、小葉に鋸歯はありませんでした。全体的な大きさや付属体の突き出た長さなども考慮すると、コウライテンナンショウのような気がします。
ヒカゲチョウに似ていますが、後翅裏側の筋模様は、一番上の蛇の目模様に沿ってきつくカーブします。
周辺の田んぼはちょうど田植えの時期らしく、この日は田植え作業中の方々を何度かお見かけしました。
22トビ旋回している1羽を動画に撮っていると、別個体の鳴き声が聞こえていました。電線に止まって鳴いていたのですが、近づくと飛び立ち、さらに近くで旋回しはじめました。動画の最後にはとうとうファインダーからはみ出てしまいました😅
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旋回している1羽を動画に撮っていると、別個体の鳴き声が聞こえていました。電線に止まって鳴いていたのですが、近づくと飛び立ち、さらに近くで旋回しはじめました。動画の最後にはとうとうファインダーからはみ出てしまいました😅
＆コアオハナムグリ
体長1.5�冂�の毛深いハナムグリです。特にお腹側はびっしり生えています。我が家の庭にもよく来ます。
24フランスギク＆ヒメウラナミジャノメ
翅の裏側の波模様と蛇の目模様が特徴です。後翅裏側の蛇の目模様の数はウラナミジャノメよりも多く、5つです。表側の蛇の目模様の数には個体差があるようです。翅をパタパタさせながら蜜を吸っている様子を動画に撮りました。
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＆ヒメウラナミジャノメ
翅の裏側の波模様と蛇の目模様が特徴です。後翅裏側の蛇の目模様の数はウラナミジャノメよりも多く、5つです。表側の蛇の目模様の数には個体差があるようです。翅をパタパタさせながら蜜を吸っている様子を動画に撮りました。
25ニワゼキショウ白花白花と赤花＜写真58＞がありますが、岡山県内では白花のほうがよく見かけるような気がします。オオニワゼキショウよりも大きめの花は青みがかることはなく、花を横から見ると下部にくびれがありません。
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白花と赤花＜写真58＞がありますが、岡山県内では白花のほうがよく見かけるような気がします。オオニワゼキショウよりも大きめの花は青みがかることはなく、花を横から見ると下部にくびれがありません。
26セイヨウバイカウツギ直径4�冂�の白い花はバイカウツギよりもびっしりとつき、花期は少し早く5月のようです。ハラハラと花弁が散る様子を動画に撮りました。
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直径4�冂�の白い花はバイカウツギよりもびっしりとつき、花期は少し早く5月のようです。ハラハラと花弁が散る様子を動画に撮りました。
花の直径は2.5�冂�です。ムラサキツユクサとは違い、萼に毛があります。
直径8�冂�の大輪でした。実はローズヒップといい、ハーブティーなどに利用されます。もう実ができかけていました。
29フクロナデシコシレネ・ペンデュラともいいます。ムシトリナデシコ＜写真71＞に葉や花が似ていますが、萼筒はよりふくらみ、よく見ると花の中心部が違います。
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シレネ・ペンデュラともいいます。ムシトリナデシコ＜写真71＞に葉や花が似ていますが、萼筒はよりふくらみ、よく見ると花の中心部が違います。
30ヤナギハナガサこれも日陰で撮ったのでかなり青みがかって見えます。右端のほうの花は光が当たって実際の色に近いです。直径5�伉�の花はアレチハナガサやダキバアレチハナガサに似ていますが、幅1�冂�の細長く葉柄のない葉で見分けられます。
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これも日陰で撮ったのでかなり青みがかって見えます。右端のほうの花は光が当たって実際の色に近いです。直径5�伉�の花はアレチハナガサやダキバアレチハナガサに似ていますが、幅1�冂�の細長く葉柄のない葉で見分けられます。
31田んぼ越しに天狗寺山＆吉見仙＆梶間山
振り返り気味に田んぼ越しに見えました。左が標高723mの梶間山、中央の尖っているのが標高760mの吉見仙、右が天狗寺山（てんぐうぎさん）です。
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天狗寺山＆吉見仙＆梶間山
振り返り気味に田んぼ越しに見えました。左が標高723mの梶間山、中央の尖っているのが標高760mの吉見仙、右が天狗寺山（てんぐうぎさん）です。
長さ2�冂�の小穂が多数垂れ下がっていました。この小穂は小さな花がいくつも重なったものです。周辺はコバンソウロードでした。
33マツバウンランリナリアに大きさも形もよく似た花です。花色はこの1種類しかありません。我が家の庭ではもう咲き終わりました。ここも2株だけでした。
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リナリアに大きさも形もよく似た花です。花色はこの1種類しかありません。我が家の庭ではもう咲き終わりました。ここも2株だけでした。
トキワハゼ＜写真49＞に似ていますが、花の長さは2�冂�と少し大きいです。
35ツルニチニチソウ直径4�冂�の花は涼しげでよく目立ちます。蔓がかなり伸びているようで、舗装道路脇が畑のようになっていましたが、花数は少なかったです。
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直径4�冂�の花は涼しげでよく目立ちます。蔓がかなり伸びているようで、舗装道路脇が畑のようになっていましたが、花数は少なかったです。
メスは翅の表側の黒い部分がもっと多いです。コキマダラセセリに似ていますが、前翅表側の縁の黒い部分の幅がほぼ一定です。
オスの顔は白黒です。チチチと鳴いていましたが、地面に下りてきました。動画を撮り始めると少し地面を歩き回り、飛び立ちました。
38田んぼ越しに仙の城＆泉山山系
少し開けた草地には、ニワゼキショウ赤花＜写真58＞が群生し、西方面がよく見えました。左端は天狗寺山（てんぐうぎさん）の北東斜面、中央は標高722mの仙の城、右奥が泉山の辺りです。この少し東で左折すると、未舗装道になりました。
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仙の城＆泉山山系
少し開けた草地には、ニワゼキショウ赤花＜写真58＞が群生し、西方面がよく見えました。左端は天狗寺山（てんぐうぎさん）の北東斜面、中央は標高722mの仙の城、右奥が泉山の辺りです。この少し東で左折すると、未舗装道になりました。
39シオヤトンボ♀オスは水色です。シオカラトンボやオオシオカラトンボに似ていますが、腹部の先端の黒い部分が短く、翅の付け根周辺はうっすら茶色を帯びる程度です。また、羽化する時期が早く、6月頃には見られなくなります。
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オスは水色です。シオカラトンボやオオシオカラトンボに似ていますが、腹部の先端の黒い部分が短く、翅の付け根周辺はうっすら茶色を帯びる程度です。また、羽化する時期が早く、6月頃には見られなくなります。
40エゴノキ落石の間の踏み跡を抜けると、タニウツギ＜写真43＞が2，3本開花中で、すぐ左下（西側）に見えました。花はハクウンボクに似ていますが、花柄が長く5�冂�あります。また、葉はハクウンボクのほうが丸っこく見えます。動画はタニウツギだけ撮りました。
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落石の間の踏み跡を抜けると、タニウツギ＜写真43＞が2，3本開花中で、すぐ左下（西側）に見えました。花はハクウンボクに似ていますが、花柄が長く5�冂�あります。また、葉はハクウンボクのほうが丸っこく見えます。動画はタニウツギだけ撮りました。
41ニワハンミョウ体長は2�兮�らずです。特徴のある白く四角い上唇がはっきり見えていませんが、翅の白紋と黒点からニワハンミョウと判断しました。一度、地面すれすれで撮ったことがありますが、「かかってこんかい、オラァ！」と言わんばかりの顔が😱この口で襲われたら、小さな昆虫はひとたまりもないでしょう。
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体長は2�兮�らずです。特徴のある白く四角い上唇がはっきり見えていませんが、翅の白紋と黒点からニワハンミョウと判断しました。一度、地面すれすれで撮ったことがありますが、「かかってこんかい、オラァ！」と言わんばかりの顔が😱この口で襲われたら、小さな昆虫はひとたまりもないでしょう。
左の尖ったのが吉見仙、右が天狗寺山（てんぐうぎさん）です。このコンビは何度も見られ、印象的でした。
この日は作業道沿いでよく見かけました。もっと赤みを帯びたヤブウツギは、葉にびっしり毛が生えています。
＆藤の木集落
手前に藤の木集落と加茂川、中央少し左寄りは標高722mの仙の城です。
タニウツギ越しに中央奥にうっすらと泉山山系が見えています。
46イワニガナ花の直径は2〜2.5cmです。別名をジシバリといい、オオジシバリに似ていますが、葉は丸っこいものが多いです。作業道に点在していました。
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花の直径は2〜2.5cmです。別名をジシバリといい、オオジシバリに似ていますが、葉は丸っこいものが多いです。作業道に点在していました。
ツツジ科の多年草で葉緑体がないため全体が白く見えます。中の青みがかっているのはめしべの柱頭です。
標高862mの頂上です。地形図では頂上はもう少し東ですが、ここのほうが高く見えました。展望は効きません。
ムラサキサギゴケ＜写真34＞に似ていますが、花の長さは7�伉�しかありませんでした。
天狗寺山（てんぐうぎさん）南東の760m峰で、吉見仙砦跡があります。見る角度によってはもっと尖っており、存在感がありました。
天狗寺山＆吉見仙
斜面が少し開けていたので下りてみました。中央に天狗寺山（てんぐうぎさん）、左に吉見仙が見えています。
1�冂�の小さな花です。地面に張り付くように生えた毛深い葉が特徴です。小さな2株だけでした。
53仙の城＆日詰山＆泉山＆角ヶ仙
左端が標高722mの仙の城、中央の集落のすぐ左奥がサムハラ神社奥の宮のある日詰山、中央最奥が泉山（いずみがせん）、右のほうのもっとも高く見えるのが「越畑（こしわた）のマッターホルン」こと角ヶ仙です。動画も撮りました。
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＆泉山＆角ヶ仙
左端が標高722mの仙の城、中央の集落のすぐ左奥がサムハラ神社奥の宮のある日詰山、中央最奥が泉山（いずみがせん）、右のほうのもっとも高く見えるのが「越畑（こしわた）のマッターホルン」こと角ヶ仙です。動画も撮りました。
54ヤマツツジ朱色がほとんどです。葉や花の色、花期も違うのですが、なぜかコバノミツバツツジをヤマツツジと間違える人が多いようです。ここからヤマツツジロードが数m続きました。
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朱色がほとんどです。葉や花の色、花期も違うのですが、なぜかコバノミツバツツジをヤマツツジと間違える人が多いようです。ここからヤマツツジロードが数m続きました。
ヤブヘビイチゴよりも花が小さめで直径1.5�冂�です。また、葉の先端は丸みを帯びます。
ニョイスミレともいいます。1〜2�僂両�さな花の割には大きな葉です。
装飾花の白い萼片は3〜5枚です。中央の両性花は小さく目立ちません。岡山県内にはガクウツギはなく、コガクウツギのみのようです。
よく似たオオニワゼキショウには赤花はありません。オヘビイチゴ＜写真59＞と一緒に群生していました。
花の直径は2�兪宛紊任后�よく似た花はいくつかありますが、葉が5枚セットなのでわかりやすいです。
60ウマノアシガタ＆ツヤハナバチの仲間
光沢のある直径2�冂�の花です。上部の葉は細長く、下部の葉は深く切れ込みます。体長1�冂�のツヤハナバチの仲間が花粉に夢中になっていたので動画を撮りました。
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＆ツヤハナバチの仲間
光沢のある直径2�冂�の花です。上部の葉は細長く、下部の葉は深く切れ込みます。体長1�冂�のツヤハナバチの仲間が花粉に夢中になっていたので動画を撮りました。
ミヤコイバラよりも花期が早く、托葉の切れ込みが深いです。また、花の直径は2cm程で少し小さめです。
直径7�伉�の花はヤマハタザオに似ていますが、萼は黄緑色で葉には鋸歯がほとんどありません。
直径1�冂�の花は花弁の大きさが不揃いです。密集しているので遠目にも目立ちます。ここから何度も見かけました。
64チュウダイサギ夏羽＆冬羽左は非繁殖期の冬羽でくちばしは黄色で飾り羽がありません。右は繁殖期の夏羽でくちばしは黒ですが、そろそろ目の周りの青色が消えかかっています。動画を撮っていると飛び立ちましたが、3〜4m離れただけでした。
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左は非繁殖期の冬羽でくちばしは黄色で飾り羽がありません。右は繁殖期の夏羽でくちばしは黒ですが、そろそろ目の周りの青色が消えかかっています。動画を撮っていると飛び立ちましたが、3〜4m離れただけでした。
用水路に咲いていました。動画を撮っていると、水音が心地よく感じられました。
66シロヤマブキ＆ツヤハナバチの仲間
直径4�冂�の白い花で花弁は4枚です。自生ではなく植栽のようです。花の中をのぞくと、ツヤハナバチの仲間がいました。＜写真60＞と同じ種類かもしれません。
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＆ツヤハナバチの仲間
直径4�冂�の白い花で花弁は4枚です。自生ではなく植栽のようです。花の中をのぞくと、ツヤハナバチの仲間がいました。＜写真60＞と同じ種類かもしれません。
ムラサキカタバミに似ていますが、花の中心部は赤みを帯び、おしべの葯は黄色です。
滑川沿いにカーテンのように垂れ下がっていました。動画も撮りました。
69ニホンカワトンボ♂？縁紋はオスは赤、メスは白です。アサヒナカワトンボにとてもよく似ています。縁紋にかかる横脈の数は、オスの場合は6以上ならニホン、4以下ならアサヒナでほぼ間違いないそうです。はっきりとは見えませんが、縁紋が少し長めのような気がします。翅をパタパタしているところを動画に撮りました。
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縁紋はオスは赤、メスは白です。アサヒナカワトンボにとてもよく似ています。縁紋にかかる横脈の数は、オスの場合は6以上ならニホン、4以下ならアサヒナでほぼ間違いないそうです。はっきりとは見えませんが、縁紋が少し長めのような気がします。翅をパタパタしているところを動画に撮りました。
70キセキレイ白っぽく写ってしまいましたが、お腹は黄色です。滑川から飛び立ち、電線に止まったので動画を撮りました。ウ○コして頭を掻いていました。照れ隠しかいっ😅
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白っぽく写ってしまいましたが、お腹は黄色です。滑川から飛び立ち、電線に止まったので動画を撮りました。ウ○コして頭を掻いていました。照れ隠しかいっ😅
71ムシトリナデシコ直径1.5�冂�の花はフクロナデシコ＜写真29＞に似ていますが、萼筒はそれほどふくらまず、花の中心部にピンク色のヒラヒラがあります。
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直径1.5�冂�の花はフクロナデシコ＜写真29＞に似ていますが、萼筒はそれほどふくらまず、花の中心部にピンク色のヒラヒラがあります。
花色が白から黄色に変化するので金銀花ともいいます。いい香りがするので、咲いているとすぐにわかります。石垣？にびっしりでした。
植栽です。こうして拡大してみると、なかなか複雑な形できれいです。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【広戸仙や山形仙山行中に気になっていた公郷仙に初登頂！】
公郷仙（くごうせん）は広戸仙の西、山形仙の北にある山です。東の麓には津川ダムがあり、西の麓にはJR因美線「美作加茂駅」があります。以前より、何度も風景の一つとして見ており、存在はずっと気になっていました。ただし、情報量が少なく、山の南を流れる津川川沿いにある奥津川よりアプローチをした方々の記録によると、どうも道が怪しそうでしたので、訪問するのを躊躇していました。
最近は西の作業道からの記録が増えており、たまたま購入した『駅から登る岡山の山100座』にこの公郷仙の西にある「美作加茂駅」からのルートが掲載されていましたので、駅の近くにある加茂神社を起点に登ることにしました。
【加茂神社はミステリースポット？】
公郷仙西麓の公郷（くごう）地区には、天武天皇の第五皇子舎人（とねり）親王が側近の公卿（くぎょう）たちとお住まいになったという伝説があります。舎人親王は『日本書紀』編修事業の総裁を務め、死後、崇道尽敬（すどうじんきょう）皇帝の号を贈られました。
伝説の地公郷（くごう）の郷社である加茂神社には、崇道（すどう）天皇の御陵＜写真09＞があります。崇道天皇御陵説明板＜写真12＞に記載のとおり、崇道天皇とは桓武天皇の弟の早良（さわら）親王のことです。岡山県神社庁の加茂神社のページには「清和天皇の御代に早良親王御縁あって崇道天皇と改称する。」と書かれています。
ところが、手元の『駅から登る岡山の山100座』には、「崇道天皇（舎人親王）」との記述が😮おいおい、人違いやないかいっと調べてみると、何やらややこしい話になってきました。
謎を解くカギになりそうなのが1974年、日本文教出版発行の『岡山地名事典』の「公卿村には崇道天王（舎人親王）を配祀する旧郷社加茂神社がある。」との記述です。公郷（くごう）地区はかつては公卿村と称しており、複数の書籍やネット情報の舎人（とねり）親王居住伝説はこの本を引用していると思われます。
奈良の寺院との結びつきが強かった舎人親王は、その影響を排したかった天皇と不仲になったともいわれており、配流、あるいは自ら都を去られた可能性もゼロではありません。この地にお住まいならば、御陵があってもおかしくはないと思います。岡山県神社庁や加茂神社の由緒の説明板にある「崇道天皇と改称」というのは、「崇道天皇」ではなく、『岡山地名事典』の「崇道天王（舎人親王）」が正しいような気がしてきました。
この地と縁のあったのは舎人（とねり）親王のほうで、死後に崇道尽敬（すどうじんきょう）皇帝の号を贈られたため、当時は杉大明神と称していた加茂神社の名称を「崇道天王」と改称したのではないでしょうか。牛頭天王など、神号として「天王」の文字を使うことがあります。舎人親王を「崇道天王」としてお祀りしても不思議ではありません。
ところが、後に「王」の文字が「皇」に置き換わって「崇道天皇」となってしまったのではないでしょうか。公卿村⇒公郷のように、漢字が換わってしまうことはよくあります。同じように舎人（とねり）親王も崇道天王⇒崇道天皇となった可能性があります。たまたま、死後に「崇道天皇」の尊号を贈られた早良（さわら）親王がおられたために取り違えられることになってしまったのではないでしょうか。
こうしてなぜか崇道天皇の御陵＜写真09＞がここにあることになり、よくわからないまま、今でも大切にお祀りされているのかもしれません。御陵からは2枚の秋草双雀鏡が出土しており、高貴な方の墓所である可能性は高いでしょう。
舎人（とねり）親王ミステリーほどではありませんが、どうしてもツッコみたくなる話がもう1つ。
加茂神社のご祭神は味鋤高日子根命（あじすきたかひこねのみこと）です。農業や雷の神様とされ、天稚彦(あめわかひこ)の葬儀で死者と間違えられて暴れるというちょっと乱暴な一面もあります。
雷神をお祀りしている加茂神社ですが、昭和7年に落雷による火災で社殿が焼失しました。雷様をお祀りしていれば落雷は防げそうな気がしますが、いったい何が？由緒ある立派な社殿の古さが我慢できなくなり、ええ加減に新築せんかいっ！と雷を落とされたのでしょうか😁もちろん、1年以内に再建され、今に至っています。
幸い、我々はこの神様のご機嫌を損ねずに参拝できたようで、いつもどおり楽しく山行を終え、無事に帰宅できました😄
【コースの大半は歩きやすい道でしたが・・・】
出発点の加茂神社から公郷仙（くごうせん）の頂上までの高度差は600m余りです。コース上の半分ぐらいは高度差がほとんどないアスファルト道ですので、難なく歩くことができます。
往路の標高400mまでは舗装道路で、道端の花などを楽しみながらのんびり歩きました。そこから先はすぐに植林帯に入り、たまにススキがまばらに茂っていることはありましたが、歩きやすい作業道が続きました。
標高600m近くの地形図の実線の道終点からは北東に延びる細道で標高580mからは細い踏み跡になりました。ピンクテープと踏み跡があったのは最初のほうだけで、切られて転がった木をよけて歩きやすい所を探しながら適当に登りました。標高650mで不意に細い踏み跡が復活、標高665mで地形図通り作業道に出合いました。
作業道のない区間は高度70m程でヤブがないので精神的には楽でしたが、急で崩れやすい斜面なので下りでなくてよかったです。なお、ズボンや連れの袖などにマダニがついていました。連れは一部、地面に手をついてしまったのがいけなかったようです。
公郷仙頂上へと北上する細道は明瞭で、すんなり頂上にたどり着けました。展望が効かないのが残念ですが、さらに北にある大釈山（おおじゃくやま）方面への縦走が楽しめそうでした。
復路では全て歩きやすい作業道と舗装道路を進みました。こちらの作業道にも流れ落ちてきたと思われる大量の石が転がっている箇所がいくつかありましたが、歩くのに支障はなく、マダニもいませんでした。標高460mからは舗装道路で、重機が入っていましたが日曜日は休みのようでした。ここからはのんびり花などを見ながら歩き、無事に加茂神社に戻りました。
【期待を裏切らない加茂町公郷の自然】
津山市加茂町には津川ダム周辺や津川川沿い、黒木ダム周辺や倉見川沿いに自然豊かなスポットがいくつもあります。当然、同じ加茂町の公郷でも豊かな自然に出会えるという期待がありました。結果は・・・写真や動画で紹介している通り、堪能することができました。
麓の舗装道路沿いに花が多いのは予想通りでした。公郷仙（くごうせん）頂上の西斜面は植林帯なので単調だろうと思っていましたが、タニウツギをはじめ、足元にはムラサキサギゴケなどの群生も見られ、ところどころで花越しに展望も楽しめました。
パワースポットとして人気のサムハラ神社奥の宮のある日詰山が見えたのは予想外でした。ミステリースポット？の加茂神社からスタートし、山行後にパワースポットのサムハラ神社奥の宮に参拝して締めるというのもいいかもしれません。
機会があれば、別ルートで大釈山（おおじゃくやま）方面を歩いてみたいと思います。
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